コバノチョウチンゴケ(小葉提灯苔)は美しい

ビーグル号の航海日誌 2013年09月18日 14:13

130720コバノチョウチンゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG棒ノ折山(標高969m)へ渓流沿いを辿る白谷コースの岩上や樹幹上、腐植土上にはモスグリーンが広がっています。ここでは谷筋から少し離れた岩上に鮮緑色の美しい群落がありました。調べてみるとどうもコバノチョウチンゴケらしいです。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

コバノチョウチンゴケ(小葉提灯苔、学名:Trachycystis microphylla (Dozy & Molk.) Lindb.)はチョウチンゴケ科コバノチョウチンゴケ属の蘚類。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では東アジアに広く、半日陰地の腐植土上や岩上に群生。草丈は2、3pほど、茎は直立し基部で分枝、葉は密生し乾くと巻縮、葉身2,3mmの楕円状披針形、中肋は葉先まで明瞭、表面に薄板(細胞が一層板状の構造物)がつき、葉上部に鋸歯、先は尖ります。見た目では極小の羊歯の様にも見えます。雌雄異株。胞子体は針金状の剳ソと凵A蓋からなります。

日本産のチョウチンゴケ科にはコバノチョウチンゴケ属のほかチョウチンゴケ属、ウチワチョウチンゴケ属、ツルチョウチンゴケ属など7属が知られます。さらに、コバノチョウチンゴケ属には3種が知られます。


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ラセンゴケ(螺旋苔)はドリルみたい

130720ラセンゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG奥秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ折山(標高969m)に向かい白谷コース途中の渓流沿いの岩場では多様な蘚苔類、地衣類を観察することができます。ここでは密で美しいラセンゴケを紹介します。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

ラセンゴケ(螺旋苔、学名:Herpetineuron toccoae (Sull. et Lesq. ex Sull.) Card.)はシノブゴケ科ラセンゴケ属の蘚類。分布は日本、中国、朝鮮半島、インド、インドネシア、タイ、フィリピン、ニューカレドニア、南米、北米に広く、低地や山地の岩上や樹幹上、民家の石垣などに自生。草丈は6cmから13cmほど、一次茎は這い、1pから3pほどの二次茎を斜上し歯を密につけます。葉身は2mm前後、葉縁上部に鋸歯、葉先まで中肋が明瞭で尖ります。日当たりの良い場所では緑褐色。葉は湿ると展開し、渇くと茎に接し全体が尾状に曲がるそうです。写真はやや湿った状態です。時として枝先が鞭状に伸びるのが特徴のようです。無性生殖(単為生殖)でもするのでしょうか。雌雄異株。胞子体が伸び凾つくることは稀だそうです。

名前の由来は中肋が葉上部で著しくドリルのように蛇行することにあるという。外見が似たものにリスゴケ、イタチゴケ、ネズミノオゴケ、トラノオゴケなどがあります。


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