チクセツラン(竹節蘭)を守る!

ビーグル号の航海日誌 2013年09月06日 21:55

100910チクセツラン@エコカフェ.JPG小笠原諸島母島の薄暗い森の林床、運が良ければ小笠原固有種のチクセツランを見ることができます。侵入者アカギによる森林環境の変化やアフリカマイマイの食害で減少しています。戦前は父島でも記録があるが現在では見ることができないという。写真は乳房山(標高462.6m)の下山途中、登山道脇の林下で撮ったものです。[2010年9月10日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@阿部]

チクセツラン(竹節蘭、学名:Corymborkis subdensa(Schltr.) Masam)はラン科バイケイラン属の常緑多年草。絶滅危惧TB類(EN)。分布は小笠原諸島母島に限り、あまり陽光が差し込まない林下を好んで自生。草丈は1.5mほど、葉は基部で茎を抱き、葉身20pから35pほどの長楕円形から狭披針形、全縁で先は尖ります。濃緑色で平行脈(6〜8本)が目立ちます。花期は7月頃、葉腋より紫緑色の花柄を伸ばし円錐花序に純白の花を多数咲かせます。萼片と花弁は長さ4pほどの線状倒披針形、初めは筒状で先端だけが裂開、後に根元から開き、先端が反り返ります。

起源は東南アジア、琉球列島から東南アジア、インド、サモア諸島にかけて分布するバイケイランに非常によく似ているという。こちらはそもそも葉がバイケイソウに似ているのが名前の由来です。


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ハチジョウベニシダ(八丈紅羊歯)

ハチジョウベニシダ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属筑波実験植物園のシダ植物コレクションからハチジョウベニシダを紹介します。名前の由来は八丈島で発見されたことあります。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@山崎]

ハチジョウベニシダ(八丈紅羊歯、学名: Dryopteris caudipinna Nakai)はオシダ科オシダ属の常緑シダ植物。分布は本州(神奈川県・福井県以西、伊豆半島、伊豆諸島、山口県・島根県、隠岐諸島)、九州(南部・屋久島・対馬)に限り、海岸近くの山地の林床などに自生。草丈は1mほど、葉は2回羽状複葉、羽片は尾状に尖り、小羽片は無柄で線状披針形から線形、浅裂から深裂しやや鎌状に曲がります。葉身軸にも鱗片が比較的多く確認されます。胞子蓑群(ソーラス)は小型で密生してつきます。

近縁のベニシダは3倍体無融合生殖であるが、ハチジョウベニシダは基本的に2倍体有性生殖です。最近の研究成果で胞子細胞の不等分裂を要因とし、無性生殖型2倍体、3倍体、4倍体が存在することが確認されているそうです。面白いですね。


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ミドリカナワラビ(緑金蕨)

ミドリカナワラビ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属筑波実験植物園のシダ植物コレクションからミドリカナワラビを紹介します。姿の美しいシダです。[2011年6月11日撮影:第46回自然観察会@山崎]

ミドリカナワラビ(緑金蕨、学名:Arachniodes nipponica (Rosenst.) Ohwi)はオシダ科カナワラビ属の常緑シダ植物。分布は本州(神奈川県以西)、四国、九州、国外では中国、ミャンマー、インドなど広く、山地の陰湿な林下などに自生。草丈は50pから100pほど、根茎は太く横走し、密に赤褐色の鱗片をつけます。葉はやや薄い紙質で光沢のある鮮緑色、葉柄基部は鱗片がついて赤紫色を帯び、葉身は3回羽状深裂(複葉)で長卵形。葉先は尾状に尖り、頂羽片は不明瞭。最下羽片の後部第1小羽片が一際長く、葉裏の脈状に圧着毛が密生。胞子蓑群(ソーラス)は小羽片の中肋と辺縁の中間につき、包膜の辺縁に微小な突起がつくという。 

近縁種にオオカナワラビ、ホソバカナワラビ、ハカタシダ、オニカナワラビ、コバノカナワラビなどが知られています。


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母島の夕陽に魅せられて

100909母島夕日@エコカフェ.JPGこの時季、小笠原諸島周辺の大海原の上空には見事な積乱雲の群れを見ることができます。
14日から6日間、「固有種の森の横断ハイクと沈水カルストの南島をめぐる父島の旅」と題してふつうのエコツアーでは体験のできない父島の魅力に迫ります。

小笠原でしか見られない動植物はちろんのこと大自然が見せてくれる瞬間芸術を堪能させてもくれるでしょう。3年前のこの時季に母島に行った時の夕焼けの写真です。

今回はどんな表情を見せてくれるのでしょうか!


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