貨幣石は巨大な単細胞生物

ビーグル号の航海日誌 2013年09月04日 23:04

100911貨幣石@エコカフェ(御幸之浜).JPG小笠原諸島母島の御幸之浜の高波に洗われるような砂岩質石灰岩の崖地には「貨幣石」という化石がたくさん堆積しています。少なからず「貨幣石」は新生代古第三紀(6500万年前から2500万年前頃)に繁栄を極めていた原生動物の仲間なのです。[2010年9月10日撮影:2010年9月11日撮影:第3回エコロジー・カフェの母島の自然を守る旅@山崎]

貨幣石(ヌンムリテス)は、アメーバと同じ単細胞の原生動物で古生代のフズリナや現代のバキュロジプシナ(星の砂)と同じ海で生活する有孔虫の仲間です100911貨幣石のある断崖@エコカフェ(御幸之浜).JPG100911砂岩質石灰岩@エコカフェ(御幸之浜).JPG形状はコイン型、石灰質の殻をもち、化石では分かりにくいですが内部はらせん状に規則正しく並んだ多数の不完全な壁で仕切られた小部屋があり、殻には仮足をだす穴がたくさん空いています。単細胞でありながら最大径約10pと巨大であるのが特徴です。日本では小笠原諸島母島と八重山諸島石垣島、熊本県天草地方などから産出するという。

秩父石灰岩などはさらに時代が古く、古生代の示準化石として知られているフズリナ(紡錘虫)がよく含まれています。貨幣石は新生代第三紀の漸新世後記には絶滅したと考えられています。


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タグ:小笠原 母島
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