荷川取の人頭税石は歴史の中で

ビーグル号の航海日誌 2013年09月30日 23:28

101010人頭税石@エコカフェ.JPG巷では消費税率上げが話題に。税率を上げるのは何のためだったのだろうか。一方で復興のための嵩上げ法人税率のみの引き下げが議論になっているようだ。[2010年10月11日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

1609年、琉球王国が薩摩藩に支配下となり徴税が始まると、ほどなく王府は財政難に陥り、1637年から財源確保のため先島諸島の人びとに厳しい人頭税を課したそうだ。101010人頭税石看板@エコカフェ.JPG当初は、頭数(人口)を基準に税(粟・織物)を賦課するもので役人の見立てにより税を納めさせたが、1659年には、頭数の増減に関係なく「定額人頭税」制となり、さらに1710年には年齢(15歳から50歳)を基準に税(男は穀物、女は織物)の賦課が行われるようになった。この人頭税制は1903年(明治36年)1月1日の新税法施行されるまで続いたという。宮古島平良字荷川取のかつて宮金家の大通り(ウンミャガーニのウプユマタ)と呼ばれる人びとが集まった場所にひとつの「石柱」が立っていて、「人頭税石」とか「賦測石」と呼ばれている。高さは143cmほどでこれを超える身長の人は人頭税が課されたと民俗学者・柳田國男が「海南小記」の中で伝承を紹介している。史実と異なることから、人頭税制の導入当初の役人の見立ての頃に、高さを目安として税を賦課されていたのではないかと類推する向きもあります。

他にも「屋敷神」とか「陽石」「図根点」などの諸説があり定かではないようです。「宮古島のへそ」と呼ばれるパワースポットにも庭石「石柱」が立っていています。さてさて。


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雨にも負けず、マダガスカルホシガメたち

船長からのお知らせ 2013年09月29日 22:40

130603マダガスカルホシガメ@エコカフェ(絶滅危惧種保護センター).jpg絶滅危惧種保護センターからの2013年度6月のリクガメレポートです。[6月3日詳細レポートはこちら⇒

この季節、人里でも準絶滅危惧(LC)に指定されているアカショウビンの鳴き声が聞こえるようになります。森は益々活力に満ちてきますね。

梅雨入りは私たちだけではなくカメたちにとっても鬱陶しいようです。
雨の日はマダガスカルホシガメたちは食欲も落ち、じっとしていることが多いようです。
雨が上がり晴れると活発に動き回り、食欲も旺盛になります。
130603コキサカオウム@エコカフェ.jpg何とも自然に素直に向き合って生きているんですね。

保護センターではコキサカオウムのつがいも保護飼育しています。
オスが「ボルト」、メスが「ノエル」といいます。
とても愛らしいです。


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鹿島槍岳は足早に秋到来!

130922鹿島槍山頂から五龍岳@エコカフェ(高田).jpg鹿島槍の高田さんも頑張っています。鹿島槍ヶ岳(標高2889m)にチャレンジしたそうです。山頂近くではもう紅葉が始まっているようですよ。10月の声を聞くと山頂は初冠雪でうっすら化粧を施すでしょう。[2013年9月22日撮影:鹿島槍ヶ岳@高田彰彦]

鹿島槍ヶ岳は双耳峰で南峰が高く、なだらかな吊尾根で結ばれる北峰は2842mと少し低くなって、飛騨山脈(後立山連峰)に位置します。稜線は南から蓮華岳、爺ヶ岳と連なり、北へ五龍岳、唐松岳、八方根を抱え、鑓ヶ岳、白馬岳、雪倉岳、朝日岳と伸び、親不知子不知で日本海に没します。
130922鹿島槍赤岩尾根@エコカフェ(高田).jpg130922赤岩尾根から冷乗越の紅葉を@エコカフェ(高田).jpg山稜の東側はホッサマグナの大断層で鋭く切れ落ち、西側は緩斜面となっているのが特徴です。東側斜面には氷河期の痕跡であるカールやモレーンなどがよく見られます。
山頂付近の森林限界ではハイマツ帯が発達し、貴重な高山植物の宝庫となっており、「白馬連山高山植物帯」として国の特別天然記念物に指定されています。また、ライチョウ(雷鳥)の生息地でもあります。
これからの紅葉も美しいが、短い夏を謳歌するように咲き誇る高山植物の花々も格別に美しいと思います。

登山の楽しみのどうして山ができたのか、どうし固有の高山植物がみられるのか、いろいろと気づきながら山行をするのも楽しいのではないでしょうか。


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秋晴れ高尾山

ビーグル号の航海日誌 2013年09月28日 16:59

DSC_0644.jpg 秋晴れの清々しい空気のなか、高尾山へやってきた。
相変わらずの人ごみだけど、遠くに富士山がみえる。
夕方は、肌寒くなってきた。
今年の秋は短いのかもしれない。

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ベネワン村で稲刈り・はざ掛け体験を

130928ベネワン村稲刈り@エコカフェ(真保).jpg130928ベネワン村田んぼ@エコカフェ(真保).jpg130928ベネワン村稲刈り@エコカフェ(真保) (2).jpg秩父山塊の最東部に位置し、都幾川の清流が流れる山間を抱えるときがわ町。ベネ・ワン村潟xネフィット・ワンが運営をし、エコカフェは後援、子どもたちの自然との触れ合い実践を監修サポートしています。
130928ベネワン村稲刈り風景@エコカフェ(真保).jpg
今日は待ちに待った稲刈りです。刈った稲は丁寧にはざ掛けします。天日干しは乾燥器と違って自然の力を借りるのでお米にとてもやさしいのです。

秋晴れに恵まれ作業もどんどんはかどります。子どもたちにとっては貴重な体験となります。一生懸命に働いた後のご褒美はなんだろう。楽しみですね!


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アサノハカエデ(麻葉楓)はずっしりと

130908アサノハカエデ果序@エコカフェ.JPG桧枝岐御池ロッジ(標高1520m)を起点とする燧裏林道を尾瀬ヶ原に向かって、ブナシラビソなどの樹林帯を進むと森が切れた所に忽然と田代が現れます。その変化が大変心地よいです。ここでは、湿った樹林帯の中、林道脇で見られるアサノハカエデを紹介します。別名にミヤマモミジともいいます。[2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎]

アサノハカエデ(麻葉楓、学名:Acer argutum Maxim.)はカエデ科カエデ属の落葉小高木。日本固有種。130908アサノハカエデ@エコカフェ.JPG分布は本州宮城県・新潟県以南、四国に限り、山地から亜高山帯の湿潤な渓流沿いなどに自生。樹高は5mから10mほど、樹皮は灰色か灰褐色で平滑、枝は微毛が密生、葉は対生し葉柄は帯紫紅色で3pから10pと長く、葉身4pから8pほどの掌状(5裂から7裂)、裂片の縁に細重鋸歯がつきます。葉は薄く皺があり、葉表は無毛、葉裏は白色の短毛が散生します。花期は5月から6月頃、雌雄異株、葉脇から総状花序を短くだし、淡黄緑色の小花を咲かせます。果実は下垂し、長さ2p超の水平に開いた翼果がたくさんつきます。

名前の由来は葉の皺が入る様子が麻の葉に似ていることにあるという。また、葉はオガラバナと似ているが、アサノハカエデはやや標高の低い所に棲み分けしている感があるようです。


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第17回自然観察会in会津

⇒自然観察会 2013年09月27日 16:26

061209企業環境研修(裏磐梯) 008s-.jpg初秋の磐梯山と五色沼周辺を散策しながら、冬に備える動植物を観察します。
磐梯山は、会津富士とも呼ばれる日本百名山の一つです。
1888年の磐梯山の噴火により、裏磐梯が生まれました。裏磐梯には、大小さまざまな湖沼がありその周りに生える草花や樹木、渡り鳥などを観察する予定です。

〇日 程:2013年10月5日(土)〜6日(日)
〇場 所:会津磐梯山と五色沼周辺の動植物を観察
〇宿 泊:ペンション「森のゴリラ」(福島県耶麻郡北塩原村)
〇参加費:往復交通費、宿泊費及びガイド料込み12800円(各自負担)
〇対 象:会員
〇協 力:株式会社ベネフィット・ワン、森のゴリラ

〇行 程
 10月5日(土)
    9時15分 猪苗代駅集合
   10時00分 磐梯山八方台登山口出発
   12時30分 磐梯山山頂到着(昼食)
   13時00分 出発
   15時30分 磐梯山八方台登山口到着
   17時30分 カントリーイン 森のゴリラ到着
 10月6日(日)
   五色沼周辺を散策
   16時00分 会津若松駅 解散

※天候により、コース変更がある場合がありますのでご了承ください。

(参考)8190円(片道)
往路:東京(6:40)→郡山(8:18)/(8:32)→猪苗代(9:11)
復路:猪苗代(15:36)→郡山(16:17)/(16:37)→東京(17:56)


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オガラバナ(麻幹花)の二面性

130706オガラバナ@エコカフェ.JPG初夏、北アルプス小日向山(標高1907m)を散策。樹林帯の林床や林縁は雪解け水で潤って、ミズバショウリュウキンカキヌガサソウショウジョウバカマコイワカガミツマトリソウマイヅルソウなどの高山植物が花を咲かせていました。頭上には沢山の花をつけたオガラバナをよく見かけました。オガラバナは別名に花の様子からホザキカエデともいいます。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]

オガラバナ(麻幹花、学名:Acer ukurunduense Trautv. et C.A.Mey.)はカエデ科カエデ属の落葉小高木。分布は北海道、本州中部地方以北、四国、国外では東シベリア、サハリン、中国東北部、朝鮮半島に及び、山地から亜高山帯のやや湿った林縁に自生。樹高は3mから8mほど、本年枝には褐色毛が密生、葉は対生し、帯赤色の長い柄、葉身6pから8pほどの掌状(5か7裂)、片縁には欠刻状鋸歯、片先端は尖ります。葉表全体に短毛が散生、葉裏全体には灰白色の軟毛が、脈上には淡褐色の短軟毛が生えます。花期は6月から8月頃、本年枝の葉脇から複総状花序を直立させ、無数の黄緑色の小花(両性花と雄花)を咲かせます。小花は花弁と萼片は各5枚、雄蕊8本、雌蕊花柱は2裂(雄花では退化)。果実は長1.5pから2pほどの分果2個からなる翼果、もちろん風散布します。

名前の由来は材が皮を剥いだ麻の幹を意味する「オガラ」のように柔らかいことにあるそうです。葉がオガラバナに酷似するアサノハカエデは雌雄異株で花序は下垂します。花だけ見るとウワミズザクラに似ているが、果実はイロハモミジハウチワカエデイタヤカエデミネカエデなどと全く同じで翼があり、風散布します。


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ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)は花盛り

120707ヨツバヒヨドリ.jpg120707ヨツバヒヨドリ (2).jpg奥鬼怒温泉郷のひとつ、加仁湯を宿として初夏のころ散策をしたことがある。雨にたたられ、登山道が激流のため寸断し湿生植物の観察は断念せざるを得なかった。それでも雨に打たれ息を吹き返すかのような森の生命エネルギーを十分に五感で感じることができたのを思い出します。ここでは宿の露天風呂アプローチ脇で花をつけていたヨツバヒヨドリを紹介します。[2012年7月7日撮影:奥鬼怒視察@阿部]

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯、学名:Eupatorium chinense subsp. Sachalinense )はキク科フジバカマ属の多年草。ヒヨドリバナの変種。分布は北海道、本州近畿地方以北、国外では中国、サハリンに及び、低地から亜高山帯の湿った林内や林縁に自生。草丈は1mから2mほど、葉は無柄で4枚ほどが輪生、葉身10pから13pほどの長楕円形で葉縁に鋭鋸歯、葉先は尖ります。花期は7月から9月頃、茎頂に散房花序をだし、淡紅紫色か白色の頭状花をたくさん密に咲かせます。花は筒状花が5、6個集まり、花冠は5浅裂、先が2裂した糸状の雌蕊花柱は花冠を飛び出します。果実は痩果です。

この仲間は葉の変異が大きく、フジバカマやサケバサワヒヨドリの他にヒヨドリバナやヒヨドリソウ、サワヒヨドリ、キクバヒヨドリ、イトバヒヨドリなどがあり、何れも渡りをする蝶、アサギマダラの吸蜜植物として知られます。


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プルメリアは常夏のイメージ

ビーグル号の航海日誌 2013年09月26日 23:23

100813プルメリア@エコカフェ.JPGもう夏は欠片を残すばかりに。海水の高温化を背景に大きな台風の発生が相次いだ。数年前常夏を掻き分け石垣島を訪ねた際に風光明媚な平川湾を見下ろす高台にある平川観音堂に立ち寄った。静かな敷地内で撮影した一枚の花の写真、常夏の似合うプルメリア。別名にインドソケイという。[2010年8月13日撮影:石垣島@山崎]

プルメリア(学名:Plumeria sp.)はキョウチクトウ科プルメリア属の常緑小高木。原産地は西インド諸島、メキシコからベネゼエラにかけての熱帯アメリカ。樹高は3、4mほど、茎は多肉質で折れやすく、白色の有毒な乳液を分泌。葉は分厚い革質で光沢があり、葉身約30pの倒卵形か長楕円形、全縁で鈍頭。花期は通年、枝頂に集散花序をだし、淡紅色か黄色、白色などの径約5pの漏斗状で花冠は5裂。果実は刮ハだがめったに結実しないようです。

プルメリアの仲間は世界の温暖な地域に広く植栽されているそうです。熱帯アメリカに8種あるが、品種を含め世界に50種とも80種ともあるといわれます。花は芳香が強く、長持ちをするのでハワイではレイ作りに用いていますよね。


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石垣島川平観音堂は古を今に

川平観音堂@エコカフェ.JPG石垣島の観光名所川平湾を見下ろす小高い丘の上に17世紀建立といわれる古いお堂がある。
お堂のある川平村は八重山でも歴史が古い村であって、川平湾はかつて琉球王府への貢納物を集積する三大港のひとつであったそうだ。

なぜお堂があるのかを伝承が伝えている。案内板には「川平湾にマーラン船が順風を待って停泊していた。その船から小僧が順風になるまでと川平村へ上陸した。川平観音堂@エコカフェ(石垣島).JPG川平観音堂@エコカフェ (2).JPGしばらくして戻るとマーラン船はすでに出航し、遥か沖を帆走している。小僧は驚き嘆き船が川平湾に戻るよう神仏に一心に祈った。小僧の熱願は天に通じ、北風が吹き船は戻って来て乗船することができ、無事用件をはたした。数年後、小僧は和尚となって帰島し、自分が祈願した地に観音堂を建て祀った。」とある。平板な説明で面白くはない。恐らく用件がとても大切であって、小僧は平川湾の美しさに心癒されることを知り、己の人びとを救う神行の境地と重ね合わせたのであろう。用件とは神行そのものであったと考えるのがよいと思う。

今日でも多くの人びとが、安全祈願、大願成就祈願、無病息災、縁結びの祈願のため参拝に訪れているそうです。御嶽を聖地とし信仰の中心とする八重山・琉球にあって、観音信仰が残っているのは興味深いですね。


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クサコアカソ(草小赤麻)の摩訶不思議

ビーグル号の航海日誌 2013年09月25日 21:56

120927クサコアカソ果実@エコカフェ.JPGこの季節は晴天に恵まれることも多く絶好の登山シーズン。夏山や紅葉狩りほどの賑わいはないが、静かな山行を楽しむことができます。瑞牆山や金峰山、鳳凰三山、千丈岳、北岳などの花崗岩からなる山肌は真っ白で無心を誘います。ここでは瑞牆山山頂でみたクサコアカソを紹介します。別名はマルバアカソ。誰かが種を運んできたものでしょうか。[2012年9月27日撮影:瑞牆山@山崎]

クサコアカソ(草小赤麻、Boehmeria tricuspis (Hance) Makino var. unicuspis Makino)はイラクサ科カラムシ属の多年草。120927クサコアカソ@エコカフェ.JPG分布は本州、四国、九州、国外では中国大陸に及び、やや湿った山野、国内では内陸から太平洋側の山地を中心に藪や道端などに自生。草丈は50pから80pほど、茎も葉柄も赤く、葉は対生し葉脈が目立ち、葉身5pから10pほどの卵形から卵状楕円形、葉縁に9対以上の粗鋸歯、葉先は尾状に鋭く尖ります。花期は7月から9月頃、雌雄異花、上部葉脇には穂状の雌花序を伸ばし無数の白い雌蕊柱頭が目立ち、下部葉脇には穂状の雄花序を伸ばし黄色白色の花被片と雄蕊4本がたくさんの小花がつきます。果実は径約4oで球状に集まってつきます。

この仲間で茎が赤くなるものに、木本で西日本に多い低木のコアカソ、草本で日本海側に多い葉先が3裂するアカソがあります。カラムシ属の植物は、古来より、茎を蒸して皮を剥ぎ、繊維を採取し、織った布が上布です。今日でも越後(越後上布・小千谷縮布)、宮古(宮古上布)や石垣(八重山上布)が知られます。


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オクトリカブト(奥鳥兜)はのっぽ

130908オクトリカブト@エコカフェ .JPG秋晴れですね。檜枝岐村から尾瀬ヶ原に向かう燧裏林道の途中には幾つもの田代があってそれぞれ微妙に異なる表情を見せてくれるという。主役は田代を彩る希少な高山植物たち、脇役は周辺から田代に攻め込む樹林たちやケルミやシュレンケなど田代形成の遠い記憶そのものであるような気がする。ここでは田代の彩のひとつ、オクトリカブトを紹介しよう。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908オクトリカブト花@エコカフェ.JPGオクトリカブト(奥鳥兜、学名:Aconitum japonicum Thunb. subsp. subcuneatum (Nakai) Kadota)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は北海道南西部、本州中部地方以北に限り、低山から高山までの林縁や草原などに自生。草丈は1mから2m、時に3mほど、茎は無毛で斜上か直立し、葉はやや厚く、葉身7pから20pほどの丸味を帯びた掌状、3、中裂し、裂片には粗鋸歯がつきます。花期は8月から10月頃、茎頂や葉腋に散房状の花序をだし、上部から順次、紫色の花を咲かせます。花は長さ約3、4pの烏帽子型、花弁に見えるのは萼片で頂萼片1枚、円形の側萼片2枚と楕円形の下萼片2枚からなり、本来の花弁は雄蕊多数、雌蕊3、5本の後ろにある蜜腺に退化し、距は細く短いです。なお、花柄に屈毛、雄蕊の花糸に散毛が生えます。

トリカブトの仲間は地域的な変異が大きく、日本全体で約70種、尾瀬では本種と葉脇にムカゴがつくジョウシュウトリカブト、やや小型で茎上部が枝分かれするオゼトリカブトの3種が知られています。花粉や蜜をはじめ全草にジテンペルアルカロイド系毒成分のアコニチン(aconitine)を含み、摂取すると嘔吐、呼吸困難、心臓発作を引き起こすので注意が必要です。


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スキヤクジャク(透綾孔雀)は珍しい

ビーグル号の航海日誌 2013年09月24日 20:00

081110スキヤクジャク@エコカフェ.JPGかつて屋久島エコツアーを実施した際に、屋久島白谷雲水峡近くの崖地でホウライシダのようなシダ植物を記録しました。漸くこと調べたところスキヤクジャクと思われます。ここではスキヤクジャクとして紹介します。[2008年11月10日撮影:屋久島エコツアー@阿部]

スキヤクジャク(学名:Adiantum diaphanum Blume)はイノモトソウ科(ホウライシダ科)アジアンタム属の熱帯性の常緑シダ植物。準絶滅危惧(NT)。分布は壱岐を北限に屋久島、平戸大島、硫黄島、国外では熱帯アジア、オーストラリア南部、ニュージーランドに及び、森林や水路、土手などの日当たりの悪い湿気の多い場所に自生。国内で隔離分布しているのはたまたま胞子が到達し、競争を乗り越えて繁殖することができたからであろう。草丈は10pから35pほど、根茎はやや横に這い、軸は細く硬い。葉は数枚がつき、15p以上成長すると3枚に分かれ、各葉に葉身3oから13oほどの菱形状長楕円形の小葉が非対称に3対から8対ほどつきます。胞子蓑群(ソーラス)は裏面片縁に半円形のものがつきます。

アジアンタムの仲間は世界の接待から亜熱帯に約200種、日本ではスキヤクジャクに加えオトメクジャク、ホウライクジャク、ホウライシダ、イワホウライシダ、ハコネシダ、オキナワクジャク、クジャクシダの8種が知られます。


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アオダモ(青梻)は緻密で堅い

ビーグル号の航海日誌 2013年09月23日 18:46

071012アオダモ@エコカフェ白神山地 114.jpg白神山地の森の中ではブナのほかにハクウンボクメグスリノキ、アオダモ、カエデ類などの多様な落葉樹に触れることができます。ここではアオダモを紹介します。ちなみに、シロダモという常緑樹はクスノキ科で名前に「ダモ」がつくが、全く無縁の存在です。[2007年10月13日撮影:白神山地エコツアー@阿部]

アオダモ(青梻、学名:Fraxinus lanuginosa Koidz. f. serrata (Nakai) Murata)はモクセイ科トレリコ属の落葉亜高木。071012落葉樹の森@エコカフェ白神山地 138.jpg分布は北海道、本州、四国、九州、南千島、朝鮮半島に広く、丘陵地や山地の適潤で肥沃な場所によく自生。北海道太平洋沿岸丘陵地に多いという。樹高は10mから15mほど、樹皮は灰褐色から暗灰色で平滑、葉は対生し、1対から3対の奇数羽状複葉です。小葉は淡緑色、葉身10cmから15cmほどの倒卵状披針形で葉縁に波状鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、雌雄異株で雄花と両性花があります。本年枝の先や葉腋から円錐花序を数本対生、径約5mmの白い小花を多数咲かせます。小花は4弁、花弁は長さ7mm超の線形、雄蕊2本、雌蕊1本(雄花では退化)です。果実は長径3p前後の倒披針形、膜状羽根をもつ翼果です。種子は休眠しないという。

名前の由来は枝を切り小水に浸けると水が青くなる(実際は樹皮にエスクリンを含みため青い蛍光色を発する)ことにあります。実際に樹皮には地衣類が着生することが多く青白い大きな斑紋ができます。材が堅いため、野球バット、天秤棒、農器具の柄などに利用。そもそもトネリコ属には他にトネリコ、シオジ、ヤチダモなどがあり、何れも材が緻密で堅いのが特徴です。


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ザクロ(石榴)は極身近に

ビーグル号の航海日誌 2013年09月22日 21:54

130922ザクロ@エコカフェ.JPG古くからザクロは人びとに好まれてきた。田舎に行くとどこの民家の庭にも果樹が植えられていることが多い。一番は柿で他には茱、無花果、石榴だろう。梨や林檎は早くから果樹園の主役のようです。古い民家の多い通りを散策しているときに石榴が大きな果実を実らせていました。花言葉は「子孫の守護」「円熟の美」、素敵ですね。[2013年9月22日撮影:代々木上原@山崎]

ザクロ(石榴、柘榴、学名:Punica granatum L.)はフトモモ目ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木。順絶滅危惧(LC)。原産地はイランやアフガニスタン、ヒマラヤ、今日では世界中で栽培。130922ザクロ果実@エコカフェ.JPGヨーロッパにはギリシャ時代、中国には前漢時代、日本には平安時代以前に薬用を目的として移入されたと言われています樹高は5、6mほど、樹皮は淡灰褐色で不規則に剥離、若枝は4稜、葉は長枝に対生し短枝に束生、葉身2pから5cmほどの長楕円形で全縁、葉先は鈍頭。短枝先は棘状なのが特徴です。花期は6月から6月頃、花には雄花と両性花があり、雄花では雌蕊柱頭が退化。何れも花は緋色、萼は筒状、花弁6枚で薄く皺があり、雄蕊は多数。果実は果托が発達した裂開果(液果とも)で径5cmから8pほどの球形、秋に赤く熟すと硬い外皮が裂け、赤く透明な果肉(多汁性の仮種皮)の粒が多数現れます。種子は果肉毎に一つずつ含みます。

ザクロには多くの品種、変種があるそうです。ザクロは漢方としてもりよされますが、ザクロジュースとして飲用したり、生食したり、料理に使ったりもします。種の処理が面倒ですが淡い味で美味しいですね。


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タグ:帰化植物
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ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)は北上中

130922ツマグロヒョウモン♂@エコカフェ.JPG秋と夏が同居しています。日中は日差しがきついですが、日が暮れると草むらでは虫たちが輪唱です。巷では八幡神社秋祭りで商店街などは盛り上がっています。街中をぶらぶらしていてやけにいろんな蝶が多く飛んでいるのに気づきます。モンシロチョウモンキチョウクロアゲハアゲハチョウ、そしてひときわ多いのがツマグロヒョウモンです。アオスジアゲハはもう見かけませんね。[2013年9月22日撮影:写真♂、♀、代々木上原@山崎]

130906ツマグロヒョウモン♀@エコカフェ.JPGツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、学名:Argyreus hyperbius(Linnaeus, 1763))はアゲハチョウ上科タテハチョウ科ヒョウモンチョウ族ツマグロヒョウモン属の南方系の蝶。分布は本州南西部、四国、九州、西南諸島、国外ではアフリカ北東部、南アジア、東南アジア、東アジア、オーストラリアなどに広く、熱帯・温帯域の草原や草むらのある場所などに生息。温暖化の影響で関東地方北部まで北上中成虫の前翅長は最大45mm、翅紋様は雌雄で異なり、雌の前翅全体に黒斑点が散り、先端部分に白帯が短く入る黒帯模様がつきます。翅裏は淡黄褐色地に濃黄褐色斑が散ります。雄は前翅も見事な豹模様となります。成虫の出現時期は4月から11月頃、4、5回発生と頻繁。幼虫は終齢で体長約30mm、黒地に赤い縦線が入り、各節に刺状突起6本、食草はスミレ類です。越冬は蛹でします。

蝶の仲間はクロアゲハやオナガアゲハなどジャコウアゲハに擬態しているなどの例が多く報告され、ツマグロヒョウモンは有毒蝶のカバマダラに擬態していると考えられています。そう言えば蝶に近い蛾の仲間にも擬態しているものが多く、身を守ることの自然界における不思議のひとつです。


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発表会も無事終了!

⇒こどもたちと 2013年09月21日 12:59

DSC_0634.jpgDSC_0637.jpg風は秋のようですが、日差しはまだまだ暑い岡山です。
発表会は、4組に別れてやりました。
岡山理科大のお兄さん、お姉さんたちも発表していただきました。
小学生と大学生の発表対決となりましたが、大学生に負けないくらい深い考察の小学生。
2月のシンポジウムでも頑張ってもらえそうです!

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昆虫調査隊の発表会in岡山

DSC_0631.jpg今日は、昆虫調査隊の発表会!
いままで、頑張って調査してきたことをまとめて発表します。
どのような内容になっているのか楽しみです!

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タチクラマゴケ(立鞍馬苔)は林立

130413タチクラマゴケ@エコカフェ(湯湾岳).JPG奄美大島の最高峰湯湾岳(標高694m)の展望台へ続く道の端の日当たりのよい地表で観察されたもう1種のクラマゴケの仲間を紹介します。苔の絨毯を床にして群生するタチクラマゴケです。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

タチクラマゴケ(立鞍馬苔、学名:Selaginella nipponica Fr. et Sav.)はヒカゲノカズラ部門クラマゴケ科クラマゴケ属の常緑シダ植物。日本固有種。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、種子島、奄美大島に及び、山麓から道端の日当たりのよい斜面などに自生。草丈は5cmから20cmほど、主枝は地表を葡伏し分枝、側枝は5cmから10cmほど直立、僅かに分枝し薄い黄緑色の葉をつけます。葉は腹葉と背葉が各2列、腹葉は葉身2.5mmほどの広卵状で全縁、背葉は小さく葉先が尖ります。直立した側枝には同形の葉4列がつき、葉腋に写真にあるように茶色の胞子蓑がつき、6月から7月頃に熟します。

タチクラマゴケの仲間は胞子蓑穂の形状、胞子葉のニ形性、栄養葉先端の形状などで見分けるという。実際のフィールドではしっかり基本に戻って観察をしないと特定は難しいですね。


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ヒメムカデクラマゴケ(姫百足鞍馬苔)は何

130413ヒメムカデクラマゴケ@エコカフェ奄美大島エコツアー_475.jpg奄美大島の最高峰湯湾岳(標高694m)の展望台へのアプローチ脇の法面にはシダ植物や蘚苔類、地衣類が多く見られます。その中でヒメムカデクラマゴケを紹介します。名前に「コケ」がつき、ヒシャクゴケ属に苔に似ているが列記としたシダ植物です。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ヒメムカデクラマゴケ(姫百足鞍馬苔、学名:Selaginella lutchuensis Koidz.)はヒカゲノカズラ植物門イワヒバ科イワヒバ属の常緑シダ植物。分布は鹿児島県南部、南西諸島に及び、暖地の山地の道路沿いの崖などに自生。草丈は5cmから10cm、幅2、3mmほど、主茎は葡匐し疎らに分枝、側枝ともに麟片状の葉をつける。栄養葉はニ形、腹葉は左右水平に互生、葉身は卵状長楕円形で基部に毛、葉縁に微鋸歯、葉先は毛状突起します。背葉は茎上部にニ列並び、やや長い毛状突起が疎らにつけます。胞子葉もニ形、背葉が大きく、腹葉は小さいのが特徴です。胞子は8月から9月頃に熟します。

名前の由来は近縁種のクラマゴケに似ていること、小さいことから「ヒメ」、地表を這うことから「ムカデ」ということでしょう。イワヒバ属は世界に約800種、日本に17種、うち南西諸島では種類が多いという。


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エビラゴケ(箙苔)は苔ではない

ビーグル号の航海日誌 2013年09月20日 20:00

130202葉状地衣類@エコカフェ.JPG130202エビラゴケ@エコカフェ.JPG奥鬼怒温泉郷は鬼怒川上流域に点在する加仁湯、八丁の湯、日光沢温泉、手白澤温泉をさすそうだ。エコカフェでは加仁湯を拠点にシラビソ、コメツガが生い茂る森を散策したことがある。鬼怒沼(標高2020m)を源とする鬼怒川流域では多くの蘚苔類や地衣類を観察することが来ます。エビラゴケもそんなひとつです。[2013年2月2日撮影:奥鬼怒視察@阿部]

エビラゴケ(箙苔、学名:Lobaria discolor (Bory) Hue var. discolor)はヨロイゴケ科カブトゴケ属の葉状地衣。分布は日本、中国、東南アジア、オーストラリアなどに広く、低山から山地帯の樹幹に着生。地衣体の表面は平滑で緑褐色から褐色、湿ると鮮緑色、裂片は凹みます。裏面は淡褐色、偽根が生えるほか中央部にトメンタを短く生じて固着します。子器は赤褐色、無柄で基部がくびれます。粉芽も裂芽も生じないという。

名前の由来は子器が矢を入れて腰につける籠(えびら)に似ていることによるのだろうか、あまりピンとはこない。鬼怒沼は高層湿原から中層湿原にあたり、一度は初夏に訪れてみたいと思う。


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BEATCHILD1987の試写会に

ビーグル号の航海日誌 2013年09月19日 23:08

130918試写会@エコカフェ.JPG”ベイビー大丈夫か!”
史上最低で、最高のコックフェス、と謳われているらしい。

26年たった今でも、
語り継がれる伝説のロックフェスがある、
ありえないメンバー、ありえない展開、
ありえない盛り上がり、
嵐の夜と奇跡の朝の全貌が、
待望の初公開。

熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石(当時:久木野村)、野外劇場「アスペクタ」がその現場。
夏の手を貫く青い空、一転、豪雨と突風、嵐の到来。
雷鳴、草原は一面が川と化す。
観客は7万2千人、それでもロックは続く。

リンダリンダ、ff、DREAMIN'、シェリー、サムデイ、....!
何が、そう駆り立てるのか。人、人、人。
心で感じるのではなく、魂が揺す振られ、共鳴し、発露した証。
東北被災地のコミュニティFMをサポート!!
自然と音楽はどこまでも相性がよい。

エコカフェ発起人でもある福ちゃんの真骨頂!!!


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コバノチョウチンゴケ(小葉提灯苔)は美しい

ビーグル号の航海日誌 2013年09月18日 14:13

130720コバノチョウチンゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG棒ノ折山(標高969m)へ渓流沿いを辿る白谷コースの岩上や樹幹上、腐植土上にはモスグリーンが広がっています。ここでは谷筋から少し離れた岩上に鮮緑色の美しい群落がありました。調べてみるとどうもコバノチョウチンゴケらしいです。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

コバノチョウチンゴケ(小葉提灯苔、学名:Trachycystis microphylla (Dozy & Molk.) Lindb.)はチョウチンゴケ科コバノチョウチンゴケ属の蘚類。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では東アジアに広く、半日陰地の腐植土上や岩上に群生。草丈は2、3pほど、茎は直立し基部で分枝、葉は密生し乾くと巻縮、葉身2,3mmの楕円状披針形、中肋は葉先まで明瞭、表面に薄板(細胞が一層板状の構造物)がつき、葉上部に鋸歯、先は尖ります。見た目では極小の羊歯の様にも見えます。雌雄異株。胞子体は針金状の剳ソと凵A蓋からなります。

日本産のチョウチンゴケ科にはコバノチョウチンゴケ属のほかチョウチンゴケ属、ウチワチョウチンゴケ属、ツルチョウチンゴケ属など7属が知られます。さらに、コバノチョウチンゴケ属には3種が知られます。


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ラセンゴケ(螺旋苔)はドリルみたい

130720ラセンゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG奥秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ折山(標高969m)に向かい白谷コース途中の渓流沿いの岩場では多様な蘚苔類、地衣類を観察することができます。ここでは密で美しいラセンゴケを紹介します。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

ラセンゴケ(螺旋苔、学名:Herpetineuron toccoae (Sull. et Lesq. ex Sull.) Card.)はシノブゴケ科ラセンゴケ属の蘚類。分布は日本、中国、朝鮮半島、インド、インドネシア、タイ、フィリピン、ニューカレドニア、南米、北米に広く、低地や山地の岩上や樹幹上、民家の石垣などに自生。草丈は6cmから13cmほど、一次茎は這い、1pから3pほどの二次茎を斜上し歯を密につけます。葉身は2mm前後、葉縁上部に鋸歯、葉先まで中肋が明瞭で尖ります。日当たりの良い場所では緑褐色。葉は湿ると展開し、渇くと茎に接し全体が尾状に曲がるそうです。写真はやや湿った状態です。時として枝先が鞭状に伸びるのが特徴のようです。無性生殖(単為生殖)でもするのでしょうか。雌雄異株。胞子体が伸び凾つくることは稀だそうです。

名前の由来は中肋が葉上部で著しくドリルのように蛇行することにあるという。外見が似たものにリスゴケ、イタチゴケ、ネズミノオゴケ、トラノオゴケなどがあります。


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台風一過、新たな風に遭遇を

船長からのお知らせ 2013年09月17日 22:05

130807夏野菜@エコカフェ.JPG台風一過、秋晴れに恵まれ、新たな遭遇に日でした。
今日は久しぶりに定年退職しても活動を支援してくださっている魚住さんが上京されました。
環境会計のエキスパートで、現在は丹波の田舎で無農薬野菜栽培にも挑戦しています。
ログハウスを作り、受入体制も整っています。
本当は作業小屋らしいのですがありがたいことです。
背後の山林も手当てできたので、まずは視察を計画することになりました。
ご一緒したのは林業家の山アさんです。
新しい風が吹いています。
よい一日でした。


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芦生公開講座2013「今、森から考える−森に人がくるということ−」のご案内

2329.jpg京都大学フィールド科学教育研究センター主催による第23回芦生公開講座のご案内です。エコカフェは協賛いたします。今回は「今、森から考えるー人が森にくるということー」をテーマに興味深い講座が組まれています。前回までは夏休み中の実施でしたが、冬支度をする秋の森に入ります。

  −プログラム−

 10/25(金) 「芦生研究林の概要」 徳地 直子(京都大学フィールド研・教授)
       「芦生研究林の一般利用の変遷」坂野上 なお(京都大学フィールド研・助教)
       「自然公園と地域社会」八巻 一成(森林総合研究所北海道支所 北方林管理研究グループ・グループ長)
       「国定公園とは何か?」伊藤 太一(筑波大学生命環境系・教授)

 10/26(土) 天然林の観察
       (午前中は、大カツラやトチノキ平などの下谷の渓畔林を観察します。午後は上谷をさかのぼり、由良川源流「最初の一滴」を目指します。河川の水量によっては、長靴が必要です。)

 10/27(日) 「産業遺産を歩こう−原生的な森林に残る人間の軌跡−」中島 皇(京都大学フィールド研・講師)

 *雨天の場合は、やむを得ずプログラムを変更する場合がございます

交通手段  JR園部駅より送迎バスまたは自家用車
定  員   30名(応募者多数の場合は抽選,小学生以下は不可,中学生は保護者同伴)
宿 泊 先 美山町自然文化村河鹿荘(京都府南丹市美山町中下向56 TEL.0771-77-0014)

〇 主  催 京都大学フィールド科学教育研究センター
〇 協  賛 特定非営利活動法人 エコロジー・カフェ

なお、申込締切は9月20日(金)必着ですが、詳細のご案内は京大フィールド研公式ブログをご覧ください!詳細のご案内はこちら⇒


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オオトラノオゴケ(大虎尾苔)は広域に

ビーグル号の航海日誌 2013年09月16日 17:35

110723オオトラノオゴケ@エコカフェ(芦生研究林).JPG京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林は由良川源流域の自然豊かな森です。京都大学主催「芦生公開講座」が開催、エコカフェは後援しています。源流域谷筋では多様な蘚苔類が観察できますが、ここでは岩上に着生するオオトラノオゴケを紹介します。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@山崎]

オオトラノオゴケ(大虎尾苔、学名:Thamnobryum subseriatum (Mitt. ex Sande Lac.) B. C. Tan)はヒラゴケ科(オオトラノオゴケ科と独立)オオトラノオゴケ属の大型の蘚類。分布は日本、南千島、サハリン、ロシア、中国、東南アジア、インド、ヒマラヤに広く、谷間や沢筋の岩上に着生。110723枡上谷@エコカフェ.JPG草丈は5cmから10cmほど、二次茎は立ち上がり、上部で分枝。乾燥すると枝を巻き込むように軽く縮れます。茎葉は葉身1,2mmほどの仁藤g辺三角形、枝葉は平滑で枝に平たくつき、葉身3mmほど卵形か長卵形で枝中央部が大きいという。葉には1本中肋があります。胞子体は上部の枝の途中に複数付き、柄2pほどで赤褐色、凾ヘ斜上し、蓋に長い嘴がつきます。

ヒラゴケ科には日本産10属約30種、セイナンヒラゴオケ、トサヒラゴケ、ヤマトヒラゴケ、エゾヒラゴケ、キブリハネゴケ、広域種のリボンゴケ、キダチヒラゴケなどが知られています。


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ミチノクモジゴケ(陸奥文字苔)を奥山で

130908ミチノクモジゴケ@エコカフェ.JPG檜枝岐村御池ロッジ登山口から燧ヶ岳の裾野を巻いて尾瀬ヶ原見晴へ至るコース。紅葉が素晴らしいそうです。先般、姫田代まで小雨模様、雲間が切れた中、散策をしました。この森は地衣類や蘚苔類が比較的多く観察することができそうです。木道脇の樹幹に固着地衣が、一目瞭然、モジゴケの仲間と分かった。日本にはモジゴケ科は7属40種が知られ、子器の様子からモジゴケ属のミチノクモジゴケとしておきます。良い名前ですね。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908ミチノクモジゴケ子器@エコカフェ.JPGミチノクモジゴケ(陸奥文字苔、学名:Graphis rikuzensis (Vain) M.Nakan.)はモジゴケ科モジゴケ属の固着地衣(痂状地衣とも)。日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、低山を中心に樹皮上に着生。地衣体細胞内の共生藻はスミレも属の気生藻類として世界中に分布するTrentepohlia lagenifera(L型)の糸状藻類だそうです。子器はリレラ型で地衣体から突出し、細長く伸びてまれに分枝、文字を書いたように見える。黒色の果殻は下部が茶褐色になり、両脇に沿って溝を持つという。

ミチノクモジゴケはモジゴケ(学名:Graphis scripta)に酷似しており、基本的には果殻の下部が淡褐色となることで同定できるそうです。写真のものは子器の果殻基部を確認していないので後者かもしれません。この世界も新種発見も相次いでいるようで、似ていて非なるものが多く、外見(形態)では判断できず極めて奥が深いですね。


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エゾスナゴケ(蝦夷砂苔)が足元に

130908エゾスナゴケ@エコカフェ.JPG檜枝岐村ミニ尾瀬公園を訪問した時に管理棟の手前の組み石上に小さな苔の群落がありました。一見するとスギゴケの仲間かと思えるが、小型であって明らかに日当たりのよいポジションに群落を構えている。標高が1000m弱に過ぎないこと、余り分枝していないようであることから、コバノスナゴケではなくエゾスナゴケとしてよいだろう。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

エゾスナゴケ(蝦夷砂苔、学名:Racomitrium japonicum (Dozy et Molk.) Dozy et Molk.)はギボウシゴケ科シモフリゴケ属の小型の蘚類。130908エゾスナゴケ胞子体@エコカフェ.JPG分布は北海道、本州、四国、九州、北半球に広く、河川などの低地から亜高山帯の日当たりが良く、やや湿った砂地や岩上に自生。草丈は2pから3pほど、茎は黄緑色で不規則に枝を出し、葉を密にらせん状につけます。葉身2.5mmほどの卵状披針形、中肋を軸に折り畳まれ、葉先は透明です。胞子体は余り作らず、写真でも僅かに数本を確認するに過ぎません。

ギボウシゴケ科には日本産6属約50種、このうちスナゴケの近縁種にはチョウセンスナゴケ、ミヤマスナゴケ、ハイスナゴケ、ナガエノスナゴケ、キスナゴケ、ヒメスナゴケ、シモフリゴケなどが知られています。エゾスナゴケは成長が早く乾燥に強いことから屋上緑化などに利用されているそうですよ。


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カギカモジゴケ(鈎髢苔)は緻密な絨毯を

ビーグル号の航海日誌 2013年09月15日 23:02

130908カギカモジゴケ@エコカフェ(檜枝岐村).JPG「燧裏林道」を散策中に林縁の樹幹上で綺麗な黄緑色の芝のようなマットを見つけました。近づいてみると胞子体がすーっと伸びて、茶色の凾ェ真っすぐに上を見上げています。調べてみるとどうもカギカモジゴケのようです。[2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎]

カギカモジゴケ(鈎髢苔、学名:Dicranum hamulosum Mitt.)はシッポゴケ科シッポゴケ属の小型の蘚類。分布は日本、中国、極東ロシアに及び、亜高山帯から高山帯の木の幹の上に生えます。草丈は2.5cmほど、茎は密生し時に分枝、葉は鈍黄緑色で柔らかくやや光沢があって、葉身は7mmほどの線状披針形、中肋上部背面にパピラが密につくという。葉は乾くと強く鎌形に巻縮するのが特徴です雌雄異株胞子体は直立し、先に凾熬シ立します。胞子は淡黄色で径約22㎛と小さいです。

名前の由来は姿が「添髪」を意味する「カモジ」に似ていること、乾燥すると鉤形になることにあるのでしょう。北八ヶ岳白駒池のある森は、屋久島の森と同じくらい地表から樹上、岩上までモスグリーンの美しい「もののけの森」ですが、そこではカギカモジゴケのマット状の群落が多く見られるそうです。エコカフェでもぜひ自然観察会で訪ねてみたいと思います。


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ホシゴケの仲間は熱帯・亜熱帯産

130411ホシゴケの仲間@エコカフェ奄美大島エコツアー_62s.jpg奄美大島の亜熱帯性照葉樹林の森、イジュの樹肌に固着している円形の地衣類を見つけた。気になっていたのだがなかなか特徴がないため調べるのを断念し放っておいた。最近、地衣類を学ぶ機会があったので挑戦したのだが、ホシゴケの仲間までは分かったが、それ以上は写真だけでは無理であることが判明した。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ホシゴケ科地衣類は微小で目立たないことから国内では十分な採集もされてきていないという。要するに調査研究が進んでいない対象のひとつということである。ホシゴケ科には既知のものだけで熱帯・亜熱帯地域に約800種あって、この科が属するホシゴケ目は子蓑菌門(Ascomycota)の基部に位置するグループの一群とする研究成果がある。ホシゴケ目(Arthoniales)は子蓑菌門の網のひとつホシゴケ菌網(Arthoniomycetes)の唯一の目でもある。この綱は盃状か皿状の子嚢果(子蓑盤)を形成し、その子嚢盤は二膜性で内側と外側とではっきりと分化するのが特徴という。種の特定のためには子蓑盤や胞子の形状、構造、二次代謝成分などを調べる必要があるので、素人にはとても無理ということになります。

ここで草花教室で学んだ生物分類の基礎を復習しておく。生物は義務分類単位として、門→網→目→科→属→種の階級があり、各階級に細分類として、例えば、上網、網、亜網、下網としている。さらに科と属の間に動物で族、植物で連を、属と種の間に節、列を設けたり、種には亜種、変種、品種、園芸品種などを導入しています。


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ツルアジサイ(蔓紫陽花)は僅かに

ビーグル号の航海日誌 2013年09月14日 14:55

130908ツルアジサイ@エコカフェ(桧枝岐村).JPG檜枝岐村「御池ロッジ」から尾瀬ヶ原に伸びる燧裏林道を御池田代から姫田代に向かう。このコースはブナ帯の樹林の中を進むので気持ちがよい。途中、林縁でガマズミが赤い実を、オオカメノキが黒い実をつけたいたり、ツルアジサイが僅かに花をつけていました。ここではツルアジサイを紹介します。別名にゴトウヅル、花言葉は「強い愛情」だそうです。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908燧裏林道@エコカフェ .JPGツルアジサイ(蔓紫陽花、学名:Hydrangea petiolaris Siebold & Zucc.)はユキノシタ科アジサイ属アジサイ節ツルアジサイ亜節のつる性落葉樹。分布は北海道、本州、四国、九州、南千島、朝鮮半島南部、樺太に及び、ブナ帯上部の山地の岩崖や林縁などの自生。樹高は10mから20mほど、古樹皮は縦裂に剥離、若枝は赤褐色、幹や枝から気根を出し高木や岩崖に付着・絡み這い上がります。葉は対生で有柄、葉身は5cmから12cmほどの広楕円形、葉縁に鋸歯、葉先はやや尖ります。葉両面の脈に沿って短毛が生えます。花期は6月から8月頃、枝先に花序をだし、中心に両性花、周囲に花弁状の萼片4枚からなる装飾花がつきます。果実は刮ハです。

似たものに分布域を同じくするイワガラミがあり、装飾花が萼片1枚、葉縁に粗鋸歯がつくことで区別できるそうです。京都と福井、滋賀の県境に位置する芦生原生林にツルアジサイの古木があったのを思い出します。


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キアゲハ(黄揚羽)の芋虫たち

130908キアゲハ芋虫@エコカフェ (2).JPG檜枝岐村の御池ロッジから燧裏林道を緩やかに登り、御池田代に立ち寄り、姫田代湿原まで足を伸ばした。標高は1600mほどだろうか。風が周囲の樹林の斜面を駆け上がると一気に雲が湧き立ち、見ていて飽きない。木道脇の田代にはミヤマシシウドの花が咲き、キアゲハの芋虫がたくさん食事をしていた。気もいとも美しいとも。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

キアゲハ(黄揚羽、学名:Papilio machaon hippocrates C. et R.Felder, 1864)はチョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科アゲハチョウ族の北方系の大型の蝶。130908キアゲハ芋虫@エコカフェ.JPGヨーロパキアゲハの日本産亜種。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島以北の島嶼に及び、冷温帯の海岸から山地までの明るく開けた場所に生息。成虫の開張は9pから12p、前翅長は4pから7pほど、ナミアゲハに似ているが、翅の黒線が細いため全体的に黄色味が強調、また、前翅の付け根が黒色化するのが特徴です。敏捷で低空、飛翔力に優れます発生時期は3月から11月頃、3世代発生、雄成虫は独特の香りがあり、開けた山頂部を占有するという。幼虫の食草はセリ科植物の葉や花序、果実です。幼虫は三齢までは鳥の糞に似た保護色、四齢で白地に黄色と黒色の斑点模様の警戒色、五齢(最終齢)で黄緑地に橙色の斑点が入った黒色の縞模様に変化します。約2週間から4週間ほどの幼虫生活ののち蛹になり、1週間ほどで羽化(変態)します。越冬は蛹でし、氷点下でも耐えることができます

基亜種キアゲハ(ヨーロッパキアゲハとも)は欧州から西アジアに分布し、地域的に変異が大きく、英国産亜種、日本産亜種、北米で複数の亜種が知られています。飛翔性に優れるといってもアサギマダラのように渡りをするわけではなく、個体分断によって環境に適応し変異が起こっているようです。


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高山植物の魅力(104)/ミヤマシシウド(深山猪独活)

130817登山道脇@エコカフェ.JPG130817ミヤマシシウド@エコカフェ(白山).JPG山信仰の霊峰である白山(標高2702m)の登山道脇の草地で一際目立つ存在、真っ白な大輪の花をつけるミヤマシシウドです。シシウドの高山型であって、高山の背が低めの草原では存在感は断トツです。[2013年8月17日撮影:白山@中村敏之]

ミヤマシシウド(深山猪独活、学名:Angelica pubescens Maximowictz var. matsumurae (Y. Yabe) Ohwi.)はセリ科シシウド属の一捻性の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北から東北地方南部に及び、亜高山帯から高山帯下部の開けた草地や林縁に自生。草丈は1mから1.5mほど、茎は茶褐色で太く中空、上部で分枝、葉柄は基部が袋状に膨らみ、葉は3回羽状複葉、小葉は6pから15pほどの長楕円形で葉縁に鋸歯、先が尖ります。葉表はやや光沢があり、葉裏の脈上に毛が生えます。花期は8月から9月頃、茎頂に径約30p以上の複散形花序をだし、白色の小花をたくさん咲かせます。花弁や花糸は内に湾曲します。

ミヤマシシウドはシシウドに似るが、葉が幅広く、小葉は細長くて、葉裏脈上にしか毛が生えないことで見分けることができます。最も標高が低ければシシウドとしてよさそうです。シシウドの仲間はどれも花さく様子が似ていてオオカサモチ、ミヤマゼンコ、ミヤマトウキなど区別が難しいですね。


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ふ化観察用のふ化箱への卵移植を

⇒こどもたちと 2013年09月13日 04:25

130704ふ化箱@エコカフェ(小笠原).JPG2013年度7月のアオウミガメレポートです。小笠原諸島父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も9年目です。5年生、総勢22人は元気いっぱいに生きた学びを行っています。今回はアオウミガメのふ化観察用のふ化箱に卵を移植する作業です。夏休み前、最後の総合学習です。[7月詳細レポートはこちら⇒

7月4日:ふ化箱の設置130704孵化箱移植作業@エコカフェ(小笠原).JPG

小笠原小学校の玄関に設置、誰もが観察できるようにしました。子どもたちの興味、関心は尽きません。否、子どもたちだけではなく大人たちにとっても興味深いことには変わりがないのです。生命の神秘が繰り広げられる瞬間に立ち会うことができるのですから....。


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ナガサルオガセ(長猿尾枷)の神秘性

130908ナガサルオガセ@エコカフェ(桧枝岐村).JPG檜枝岐村の御池ロッジから燧裏林道をしばらく進むと姫田代湿原。雲霧が湧き立ち、雲が流れ、時折、聖雨が舞う。呼吸を正し湿原の静寂を独り占めにする。周囲を取り囲み湿原に攻め入る針葉樹林のひとつに緑白色の絹糸を纏っている。サルオガセだと教えられる。さてサルオガセの仲間は日本に40種、ナガサルオガセではないかと思う。専門的にはナガサルオガセも共生する藻類によって4種に整理されるという。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908姫田代周辺の森@エコカフェ(桧枝岐村).JPG130908ナガサルオガセ遠景@エコカフェ(姫田代).JPGナガサルオガセ(長猿尾枷、学名:Usnea longissima Ach.)はウメノキゴケ科サルオガセ属の懸垂型の樹状地衣類分布は北海道、本州中部地方以北、国外では北半球冷温帯に広く、亜高山帯の針葉樹などの樹皮や枝先に付着し懸垂。草丈は50pから100p、時に300m、地衣体は糸状で二叉に分枝する程度、主軸は径1、2oほど、皮層を欠き灰緑色、主軸に直角に長さ1、2pほどの小枝をたくさんつけるという。サルオガセは菌類とは異なり、藻類を共生しているため空気中の水分と藻類の光合成を頼りに成長し、栄養を他から一切取ることはないことから仙人みたいといわれます。

別名に霧藻、蘿衣、下苔(くだりごけ)、キツネノモトユイ、クモノアカなどあるという。乾したものを松蘿(しょうら)といい鎮咳・利尿剤などの民間生薬としています。実際に霧が立ち込める森で樹枝から垂れ下る様子は神秘的に感じられるでしょう。


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オオウバユリ(大姥百合)の果実に

ビーグル号の航海日誌 2013年09月12日 22:08

130908 オオウバユリ@エコカフェ.JPG尾瀬ヶ原へのアプローチは群馬県側からの鳩待峠や富士見峠、三平峠を経由が一般的でしょう。エコカフェも表ルートを使うことが多いです。一方、福島県側からは沼山峠か燧ヶ岳(標高2356m)を経由することになり、奥深い檜枝岐村が拠点になります。御池ロッジ登山口から燧裏林道を進むと最初に現れるのが御池田代です。訪ねたときにはオニシオガマが咲き、オオウバユリが若い果実をつけていました。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908オオウバユリ@エコカフェ.JPGオオウバユリ(大姥百合、学名:Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino var. glehnii (F.Schmidt) H.Hara)はユリ科ウバユリ属の一回繁殖型の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道、南千島、サハリンに及び、山地の湿った林内や林縁に自生。草丈は150pから200pほど、根出葉基部が膨れた鱗茎は白く太い茎は太く平滑・中空で直立します。根出葉は長い柄をもち、葉身15pから25pほどの卵状楕円形で基部は心形、葉先は鈍頭、茎下部にも茎葉が数枚輪生します。葉には網状脈が目立ちます。花期は7月から8月頃、10年以上の歳月をかけて成長したのち、長さ10pから15pほどの緑白色の10個から20個ほどの花を穂状につけ下部から順次咲かせます。花は横向きでラッパ状、花被片6枚、内側に紫褐色の斑紋、雄蕊6本、雌蕊花柱1本。果実は長径約4pの楕円形の刮ハ、種子は扁平で薄膜があり風散布します。立ち枯れ姿で翌年春まで残ることもあります。花を咲かすと一生を終え、鱗茎は消え脇の姫鱗茎(子株)から芽をだしても増えます種の生存は二面戦略です

名前の由来は花が咲くころには葉が枯れ消えてしまうことを「姥」とかけたことにあります。から、近縁種は関東地方以西、四国、九州に分布するウバユリです。いずれも、鱗茎からは良質な澱粉を採取することができます。アイヌの伝統食「トゥレプ」に使われるそうです。


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コバギボウシ(小葉擬宝珠)は気持ち穏やか

130907コバギボウシ@エコカフェ(桧枝岐村).JPG檜枝岐村にあるミニ尾瀬公園の山の神川沿いの草地で植栽されていました。コバギボウシです。オオバギボウシより葉とか小さいからそう呼ぶんですね。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

コバギボウシ(小葉擬宝珠、学名:Hosta sieboldii (Paxton) J.W.Ingram)はクサギカズラ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草。日本固有種。分布は本州、四国、九州に及び、山地の湿った林縁や草地、湿原などに自生。草丈は30pから50pほど、根出葉は斜上し有柄、葉身10pから20pほどのさじ型で基部に流れ、葉縁に細鋸歯、葉先は尖ります。葉表は光沢がなく葉脈が多数目立ちます。130907コバギボウシ@エコカフェ(桧枝岐村) (2).JPGただし、地域的に葉は変異が大きいという。花期は7月から8月頃、花茎を伸ばし総状花序をだし、花を横向きに順次下から多数咲かせます。花は淡紫色から赤味を帯びた紫色、長さ5pほどの漏斗型で基部に舟形で緑色の苞がつき、内側の脈は濃紫色、雄蕊6本、雌蕊花柱1本。果実は刮ハ、熟すと3裂、種子は翼があり風散布します。

近縁種のミズギボウシは葉柄が不明瞭、オオバギボウシ(トウボウシ)は文字通り大型で鋸歯がなく、地域的にはシコクギボウシ、トサヤマギボウシ、キヨスミギボウシなどが知られています。また、園芸品種も多く、葉に斑入りのオモトギボウシがよく見られます。


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曇天に舞う揚羽蝶

ビーグル号の航海日誌 2013年09月11日 10:44

130825_1349~03.jpg130825_1349~02.jpg恋の季節も終盤ですね。
気温もやや下がり夜には草むらで虫たちが鳴き声を競っています。
もう夏は終わりかけ秋が始まっているのです。
揚羽蝶は蛹で越冬します。
急がねば卵が孵り芋虫となり、いっぱい葉っぱを食べて脱皮を数度繰り返して漸くのことで蛹になるんです。
さあ残された時間は余りありませんよ。


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檜岐村の郷土料理を

130908熊肉炊き込みご飯@エコカフェ.JPGひのきやさんでお昼ご飯をご馳走になった。郷土料理に舌鼓をしながら、檜枝岐歌舞伎をはじめ伝統や地域文化の継承、田代・湿原の自然の素晴らしさ、世界にたった一つしかないものの本質に触れることができました。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

檜枝岐村は周囲を2000m急の山々に囲まれ、日の出が遅く、日没は早い、総じて日照時間が少ない。その上、標高が1000m弱と高いため気温が低いことから、土地は米作りには全く向いていないという。130908そばはっとう@エコカフェ.JPG痩せた土地でも収量のある蕎麦を中心に岩魚や熊といった蛋白質を摂取する独自の食文化を育んできた。「山人料理」と呼ばれている。熊肉は猪肉と同様に臭みが強いのかと敬遠しそうだが、山に実る美味しいものを食べているので賭殺方法や調理方法を間違えなければ臭みはないという。実際、熊肉の炊き込みご飯と熊油をかけた「そばはっとう」を食してみた。味付けは伝統的に塩のみだそうだ。炊き込みご飯は申し分ないコクのある深い味だ。熊油もコクがあるがサラッとしていてほどよい香りだ。今日的には熊料理は極めて大切なお客さんにしか出さないという秋田蕗や南瓜の煮つけ、行者にんにくの醤油漬け、鰊の山椒・野菜和え、岩魚一夜干しの唐揚げ、赤茸入り鰊の慣れ鮨などなど、81歳の老女将の作る手料理はまさに感動の連続であった

素材は無農薬栽培か野生採取、化学調味料を一切使わないご馳走に、感謝、感謝、ただただ頭が下がるばかり。お腹いっぱいで裁ち蕎麦までたどり着くことができなかったが、食の桃源郷に入り込んだ気がしました。


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タグ:檜枝岐村
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檜岐歌舞伎が脈々と伝えるもの

130907桧枝岐歌舞伎舞台@エコカフェ.JPG江戸時代から明治時代にかけては日本各地で農民歌舞伎が行われていたという。中でも子供だけで行われるものを子供歌舞伎と呼ぶ。農民歌舞伎では檜枝岐歌舞伎や秩父の小鹿野歌舞伎、伊那の大鹿歌舞伎がよく知られたところだろう。民俗芸能として発し、舞台芸術に発展し、郷土舞台芸として再び村落に回帰したのだそうだ。[2013年9月7日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

檜枝岐歌舞伎は最も古く、270年以上の歴史があるそうだ。130907鎮守神@エコカフェ(桧枝岐村).JPG130907星好久さんの奥様@エコカフェ(桧枝岐村).JPG夏の公演は、延宝3年(1675年)に村社・鎮守神社の祭神(鎮守神)として勧請した燧大権現(カツラギヒトコヌシノカミ)と駒岳大明神イザナギノミコト、アメモワカヒコ)の二神に奉納します。春の公演は、愛宕神社(享保20年(1735年)建立)の災害から守り五穀豊穣を司る愛宕神に奉納するそうです。鎮守神社境内にある茅葺屋根、総檜造りの現在の舞台は、明治26年焼失後に再建されたという。舞台脇には頭上を覆うようにヤマザクラの老木が立派である。花を咲かせる頃は得も言われぬ美しさであろう。

檜枝岐村の人口は600人強、村人でつくる「千葉之家花駒座」により代々受け継がれてきた。かつてこの地を襲った幾多の災害に耐え、共同体を維持する崇高な鎮守神と愛宕神に奉納し、村民らも共通の楽しみとしてきた。日本人の原点「」が脈々と受け継がれていることに驚かされます。


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平家の落人と言われる所以

ビーグル号の航海日誌 2013年09月10日 23:35

130907歌舞伎通り@エコカフェ(桧枝岐村).JPG檜枝岐村は燧岳、周囲を燧ヶ岳、駒ヶ岳、帝釈山などの山々に囲まれ、また、有数の豪雪地帯として冬期は深い雪に閉ざされ、一面白銀の世界となり、長く時間が止まったかのようになってしまう。山々は村にとって要塞ともなり、半ば陸の孤島のようにして純潔を保ってきたのではないだろうか。[守護神社鳥居、歌舞伎伝承館、2013年9月7日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎]

村人の姓は「」「平野」「」の何れかだそうだ。130907歌舞伎伝承館見学@エコカフェ.JPGこの地には縄文時代の遺跡もあり、古くは小屋の原と呼ばれ、小屋仕立て10数件の集落、獣と木の実の狩猟採集生活をしていたと推察。延暦13年(794年)、紀州国牟婁郡星里から清原金晴が移住、「星」の起源と考えられています。家紋は「九曜星」。永禄12年(1569年)、勢州治田から橘助兵衛、橘好正が移り滝沢に居を構え、「橘」姓が始まるとの古文書があるという。家紋は「御前橘」。しかしながら、「平野」については一切の記録がなく、桧枝岐の言葉が京なまりと似ていること、家紋が「揚羽蝶」で平家と同じだそうです。確かに村内では犬や猫、鶏などを見かけることもなかった。

以上のことから、檜枝岐村は平家の落人村と考えられているのです。初めての土地を訪ねるといろいろな気づきをさせられるのが楽しみです。狭い国土と言われながらも地域によって風習や風俗、文化の多様性が認められることに興味が尽きません。なぜ人びとは過去に培った価値観を守ろうとするのでしょうか。


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タグ:檜枝岐村
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夏の終わり・・・

images.jpg
お盆を過ぎ、9月に入ると、随分寂しくなりますね。
完全に夏の終わりを感じています。

7月、8月では、ビーチは海水浴客で埋め尽くされ、
サーファーたちにとっては厳しい夏でしたが、
現在は殆ど海水浴客の姿は見えず、嬉しいような寂しいような、
毎年不思議な感じになります。


とはいえ、これからが本格的なマリンスポーツの季節といっても
過言ではないのではないでしょうか?
もちろん、釣りにも行きますよ!

魚が釣れた場合、自慢のようにご紹介して参りますので、
乞うご期待ください!




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産卵調査や夜の砂浜パトロールを

130607事前学習@エコカフェ(小笠原小学校5年生).JPG2013年度6月のアオウミガメレポートです。小笠原諸島父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も9年目です。5年生、総勢22人は元気いっぱいに生きた学びを行っています。今回はアオウミガメの産卵調査です。[6月詳細レポートはこちら⇒

6月7日:産卵調査のための事前学習
6月12日:小港海岸で産卵調査の実施
130624アオウミガメの産卵見学@エコカフェ(小笠原小学校5年生).JPG130612海岸調査に行きます@エコカフェ(小笠原小学校5年生).JPG6月24日:夜の海岸パトロールで産卵見学
6月27日:卵の移植体験

アオウミガメの上陸、産卵のハイシーズンに突入しています。子どもたちにはアオウミガメの産卵巣を海岸で実際に探してもらい、個数を調べたり、保護飼育のための卵の移植体験をしてもらいます。アオウミガメは神経質で、暗くなってから砂浜に上陸し産卵しますが、人の気配に驚き海に引き返してしまうことがあります。130627移植のための穴掘り@エコカフェ(小笠原小学校5年生).JPGこの時期は観光客の皆さんが産卵を見学しようと外出しています。そこで夜のパトロールをしながら、観光客の皆さんにお母さんカメを驚かさないよう諸注意を伝えたりします。子どもたちはみんな一生懸命です。


関連記事(アオウミガメの産卵と卵の白色化を学ぶ!)⇒

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湿生植物、オニシオガマ(鬼塩竃)は存在感が

ビーグル号の航海日誌 2013年09月09日 23:37

130908オニシオガマ花@エコカフェ(御池田代).JPG日本100名山の燧岳(標高2356m)の福島県側檜枝岐村からの燧裏林道には次々と湿原が現れて目を楽しませてくれる。一番手前にある御池湿原でオニシオガマがたくさん花をつけていました。なんと半寄生植物であり、カヤツリグサ科やイネ科の植物の根に寄生しているのです。[2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎]

オニシオガマ(鬼塩竃、学名:Pedicularis nipponica Makino)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草。130908オニシオガマ@エコカフェ.JPG日本固有種。分布は本州東北地方南部から中部地方の日本海側に限り、低山帯から亜高山帯の沢沿いや湿原周辺などに自生。福島県では会津地方のみ稀。草丈は40pから100pほど、茎は太く直立し、茎や葉には白色の軟毛が密生。根出葉は4枚から6枚、長卵形で羽状に全裂し、裂片は深裂し両面に白毛がつく。茎葉は対生し、羽裂せず上部に向かって小さく、しまいには苞状。花期は8月から9月頃、茎頂に長さ約20pほ花穂を伸ばし、長さ約4pの淡紅紫色の唇形の花を下部から上部に向かって順次咲かせます。

シオガマギクの仲間は世界の北半球に約500種、日本には約20種、うち大型のものはオニシオガマのほかに本州関東地方から東海地方にかけての太平洋側に分布するハンカイシオガマ(樊かい塩竈)が知られています。


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御池田代・姫田代に魅せられて

130908姫田代南側@エコカフェ(桧枝岐村).JPG130908姫田代東側@エコカフェ.JPGお誘いに喜んで「燧裏林道」を散策した。気温16℃、雲霧の流れる小雨模様。木道はスリップしやすいので、慎重な足取りでブナやシラビソの深い森を進む。足元にはミズバショウが大きな葉を広げ、来春の芽吹きに備え根にせっせと栄養を貯めこんでいる。[姫田代東側、遠側、西側、塩k西側、2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎]130908姫田代北西側@エコカフェ.JPG130908姫田代西側@エコカフェ.JPG

そこは標高1600mと少し、燧ヶ岳の北側書面を緩やかに登坂する檜枝岐村営御池ロッジから伸びる燧林道の木道脇に出現する田代群の1番目と2番目にあたる。御池田代と姫田代がそれだ。高層湿原を終え中間湿原に移行しているのだろう。ヌマガヤ−イボミズゴケ群落が一面をおおう。ヌマガヤの根元にはイボミズゴケやモウセンゴケがひしめきあっている。季節が異なればチングルマニッコウキスゲなど違った湿生植物の主役となる。今は夏に別れを告げようとしている。湿原の周囲にシラビソコメツガブナなどの大木が迫り、絵画的な景観をつくっている。

こんな自然を前に、ミクロな視野からマクロな視野に切り替えるとき、自然のち密な美しさに頭が下がってしまう。マクロな視野からミクロな視野に切り替えるとき、命の尊さに戸惑ってしまう。心に清涼感が沁みわたるだろう。


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これなんだシリーズ(220)

これなんだシリーズ@エコカフェ(桧枝岐村).JPG福島県檜枝岐村からは尾瀬の燧ヶ岳(標高2356m)への登山道などが伸びています。
山の北側斜面は全体的に陰湿な場所が多いため湿生植物が多く観察することができます。
姫田代に向かう途中にもミズバショウも至る所に自生しています。

シダ植物の中でもとりわけ多く見られました。さて、これは?


ヒント⇒

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