サイゴクベニシダ(西国紅羊歯)

ビーグル号の航海日誌 2013年08月30日 08:10

110611サイゴクベニシダ@エコカフェ.JPG国立科学博物館・筑波実験植物園(つくば植物園)のシダ植物コレクションからサイゴクベニシダを紹介します。[平成2011年6月11日撮影:第46回草花教室@山崎]

サイゴクベニシダ(西国紅羊歯、学名:Dryopteris championii (Benth.) C. Chr. ex Ching)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物。分布は本州(宮城県、新潟県、関東地方以西)、四国、九州に及び、低山や丘陵、里山の林床の乾いた場所などに自生。草丈は低く、根茎は塊状で小さく、葉は叢生し科和室で厚く光沢があります。葉柄は20pから30pほど、基部の鱗片は赤褐色など変異、2回羽状複葉、羽片は線状披針形、最下はね片の第1小羽片は小さい。小羽片は卵形から卵状長楕円形、葉先は丸く、基部は耳状になります。胞子蓑群(ソーラス)はやや片縁寄りにつき、包膜は全縁です。

近縁のベニシダとの違いは、新芽の鱗片がベニシダは赤褐色なのに対して白色であること、葉質が柔らかくないことだそうです。


関連記事(ハチジョウシダ(八丈羊歯)は現役組)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オオシロモンセセリ(大白紋挵)も森の忍者

101011オオシロモンセセリ@エコカフェ.JPG宮古島来間島の亜熱帯性照葉樹林が広がる来間ガー周辺は神秘的な場所。鬱蒼とした照葉樹林の森で多くの生き物たちがひしめきあっている。昆虫や蝶も例外ではありません。ここではオオシロモンセセリを紹介しましょう。[2010年10月11日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

オオシロモンセセリ(大白紋挵、学名:Udaspes folus (Cramer))はチョウ目セセリチョウ科の大形のセセリ。分布は南西諸島奄美大島以南、国外では熱帯・亜熱帯アジアに広く、海岸近くの林縁や草原などに生息。出現時期は3月から11月頃、開張は33oから40o、前翅長22oから26o、で先端は丸く、焦茶色の地に大きな白斑が入ります。触覚先端がやや太く、折れ曲がるのが特徴です。食性は成虫では雑食性で花の蜜や獣糞、幼虫では草食性でゲットウ、ハナミョウガ、アオノクマタケランなどのショウガ科の植物の葉です。朝と夕に活動、越冬は蛹でします。

名前の由来は、大きな白色の紋様のある「セセリチョウ」ということ、「セセリ」とは「ひっかいてほじくる」という意味があるそうです。本種と近縁のクロセセリは小型であることと触角の形状が異なることで区別が可能です。


関連記事(ヒメジャノメ(姫蛇目)は森の忍者)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

チャイロヒダリマキマイマイ(茶色左巻蝸牛)はでっかい

130706チャイロヒダリマキマイマイ@エコカフェ.JPG北アルプス小日向山(標高1907m)も7月に見た登山道周辺の残雪もすっかり消え夏真っ盛りです。登山道脇の林下の地上に黒っぽい大きな蝸牛がいたのを覚えています。漸くの事で調べてみるとチャイロヒダリマキマイマイのようです。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部]

チャイロヒダリマキマイマイ(茶色左巻蝸牛、学名:Euhadra quaesita montium (Martens,1879)はマイマイ目オナジマイマイ科の半樹上性の大型蝸牛。ヒダリマキマイマイの亜種。分布は関東地方と中部地方に限り、山地の森林内や草原などの明るい湿った場所などに生息。成貝は殻高33o、殻径50mm前後、殻色は濃茶褐色、周縁帯の上下に濃褐色の雲状帯、成長線は色が抜けて火焔彩が見られるという。生活は半樹上性で湿った場所を好み、食性は草食性で枯葉、キノコ、藻類などを食します。繁殖期は5月から9月頃、雌雄同体、他個体との交尾で精莢を交換した後に30個から40個を産卵します。卵殻は30日から40日で孵化するが、秋に産卵のものはそのまま越冬し、翌春に孵化するそうです。

基亜種ヒダリマキマイマイは本州中部・北陸地方以北と伊豆半島、周辺離島の低地に分布し、体色が黄白色から淡茶褐色です。色帯パターンのあるものとないものがいるという。また、能登半島(舳倉島・七ツ島)のみに分布する固有亜種で準絶滅危惧(NT)のヘグラマイマイが知られています。 


関連記事(ヤマナメクジ(山蛞蝓)はでかい)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ