ノアサガオ(野朝顔)は一日花を

ビーグル号の航海日誌 2013年08月22日 17:02

120412ノアサガオエコカフェ(奄美大島).JPGノアサガオ、別名にリュウキュウアサガオ。一般の朝顔が一年生であるのに対して亜熱帯性の多年草であるため群落をつくりやすいようです。特に、海岸付近では我が物顔で一面を優先している場合が多いです。白い砂浜に緑色の葉と青紫色の花は印象的ですよね。花言葉は「はかない恋」「愛情の絆」だそうです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ノアサガオ(野朝顔、学名:Ipomoea indica Pharbitis congesta)はヒルガオ科サツマイモ属(イポメア属)のつる性多年草。分布は伊豆半島、紀伊半島、四国、九州(南部)、南西諸島、国外では亜熱帯から熱帯地域に広く、海岸の草地や崖、低地の森林や藪、人里近くの道端などに自生。草丈は50pから150pほど、茎は地上を匍匐し、他のものに巻きつきながら伸び、時に10m超になります。葉は互生し、葉身5pから10pほどの心形で全縁、葉先は尖ります。葉の両面に毛が生えます。花期は6月から12月頃、枝先や葉脇に径約7pの漏斗状の花を数個咲かせます。一日花、淡青紫色で中心部が白っぽい、午後に紅紫色に変わり萎みます。花柄には苞葉2枚、花には先の尖った萼片5枚がつきます。

アサガオ(朝顔)自家受精、結実して増えるのに、ノアサガオは宿根性で自家受粉はせずに茎を伸ばして栄養繁殖(自己増殖)するという。花は一見、グンバイヒルガオに似ていますが、中心部が白っぽいことが異なります。これまでに同じ場所で両方の花を見たことはありませんよ。


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シロミミズ(白身水)は極めて控え目

130411シロミミズ@エコカフェ奄美大島エコツアー_287_s.jpg奄美大島金作原原生林、看板がなければ特定が困難な樹の代表格。シロミミズです。妙な名前ですが、「ミミズ」とは方言で「ミズキ」のこと、似ているのでしょう。樹肌が白っぽいので「シロ(白)」がついたという。「ミミズ」の漢字表記は単なる当てはめなのでしょう。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

シロミミズ(白身水、学名:Tricalysia dubia (Lindl.) Ohwi)はアカネ科シロミミズ属の常緑小高木。分布は南西諸島、国外では台湾、中国南部に及び、山地の常緑樹林内に自生。樹高は3mから6mほど、よく分枝し樹皮は淡褐色(やや白っぽい)、葉は対生し革質、葉身7pから13pの長楕円形、全縁で無毛、先は尖ります。花期は5月から10月頃、葉脇から集散花序をだし、小花を数個か十数個咲かせます。小花は黄白色の高杯形、花冠の先は4裂、反り返ります。花は芳香があっても極小さく葉に隠れほとんど目立つことはないという。果実は径5o前後の球形の液果、赤色に熟します。

アカネ科の植物の葉は似ているものが多く、森の中で識別するにはかなり難儀であると思います。花が咲き、果実が実ると特定しやすいのですが。シロミミズは材が硬く重いため器具材に利用されたり、種子をコーヒー豆の代用にしたりするそうです。


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モンキアゲハ(紋黄揚羽)は優雅に

130411モンキアゲハ@エコカフェ奄美大島エコツアー_567.jpg130411モンキアゲハ@奄美大島エコツアー_568.jpg奄美大島の「奄美フォレストポリス」でみたモンキアゲハ。後翅に大きな斑紋は白色であるがやがて帯黄色となります。まだ若い個体のようですね。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

モンキアゲハ(紋黄揚羽、学名:Papilio helenus(Linnaeus, 1758))はアゲハチョウ科アゲハチョウ属の南方系の大型の蝶。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では東南アジア、インド、ヒマラヤに広く、平地や低山地の森林の林縁などに生息。日本産は亜種(P. h. nicconicolens Butler, 1881)と整理。翅の開張11pから14pほど、体色は黒地に、後翅に黄白色の紋と三日月状の橙赤色の小斑紋が入り、尾状突起があります。橙赤色の小斑紋はメスのほうが大きいという。成虫の出現時期は4月から10月頃、蛹で越冬。幼虫ではミカン類やサンショウ類などのミカン科の植物の葉、成虫ではユリ類、クサギなどの花蜜です。

日本産の大型の蝶としては、宮古島でよく見かけるオオゴマダラナガサキアゲハなどが知られています。いずれも南方系です。モンキアゲハには春型と夏型があって、環境の良い夏型のほうが大きくなるそうです。


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ヤマメ(山女魚)は一生を河川で

130813ヤマメ@エコカフェ(芳賀めぐみ).jpg今年のお盆に宮城県登米市(南三陸町の隣町)の山の中、と言っても実家の前の清流で子供たちと魚とりをしました。主は20cmもあろうヤマメ、大喜びです。そう言えば、昨夏、京都大学フィールド研の芦生研究林入口近くを流れる由良川源流に開設した小水力発電所を視察した際にもポンプ室内の水たまりでヤマメの幼魚を見かけました。[2013年8月13日撮影;登米市@芳賀めぐみ、2012年7月29日撮影:南丹市美山町@山崎]

120729ヤマメ@エコカフェ(由良川源流).JPGヤマメ(山女魚、学名:Oncorhynchus masou masou (Brevoort, 1856))はサケ目サケ科タイヘイヨウサケ属のサクラマスのうち降海せずに一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)のサクラマス亜種。日本固有亜種。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、太平洋側では関東地方以北、日本海側では全域、九州では一部の河川の上流などの冷水域に生息。体長は最大40pほど、体側に青色の長い小判状のバーマークが並ぶが、成長とともに薄くなり、銀色に変わります。繁殖期には、全体が黒っぽくなり、体側や鰭に淡桃色から濃紅色までの婚姻色が不定形に出現します。

ヤマメとイワナは同一水系で棲み分けをしていて、ヤマメはイワナよりやや下流に生息します。生息上限温度は24℃で、24℃で餌を食べなくなり26℃で死亡してしまうという。また、日本列島の太平洋側では神奈川県平塚市に流れている花水川水系以南の水系にはヤマメに変わって亜種のアマゴが生息します。この他の亜種としては琵琶湖ビワマス、アマゴの降海型のサツキマスが知られます。由良川では本来いるはずの無いアマゴが放流され釣り人に楽しまれているらしいです。


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