オオスカシバ(大透翅)の翅はナイナイ

ビーグル号の航海日誌 2013年08月14日 21:28

130804オオスカシバ@エコカフェ.JPG広尾にある山種美術館に生誕140年記念した「川合玉堂」の特別展を観に行った帰り、駒沢通り沿いの美術館近くの民家の植木鉢に植えられた花の蜜をけん命に吸っている飛行物体を発見。実にホバリングが上手い。調べるとスズメガの仲間のオオスカシバです。[2013年8月4日撮影:山種美術館@山崎]

オオスカシバ(大透翅、学名:Cephonodes hylas (Linnaeus))はチョウ目スズメガ科ホウジャク亜科オオスカシバ属の蛾。山種美術館@エコカフェ.JPG分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では中国、東南アジア、インド、スリランカに及び、クチナシのある森や公園などに生息。開帳は50mmから70mmほど、翅は透明、体色は淡鶯色、腹部に太い黒字に中央が赤色の横帯が入ります。出現時期は6月から9月頃、成虫は昼行性、いろんな花から吸蜜。幼虫は緑色の芋虫で体側に白と橙色の斑紋、クチナシの葉を食します。繭の中で蛹になり、越冬します。

オオスカシバは翅が透明なことからスズメバチに擬態しているという。この擬態により危険な昼間でも行動することが可能となったと考えられるのではないでしょうか。


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タグ:広域種
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ツノマタタケ(角又茸)は橙黄色

070924ツノマタタケ@エコカフェ(岩殿山) 010.jpg山梨県大月市にある岩殿山、戦国時代には岩殿城が築かれた場所でもあります。そのため山頂からは市街地が一望できます。まさに「夏山や兵どもが夢の跡」といったところでしょうか。伐採放置木の滑らかな樹肌に何やら黄色いキノコ、名をツノマタタケといいます。[2007年9月24日撮影:岩殿山@阿部]

ツノマタタケ(角又茸、学名:Guepinia spathularia (Schw.) Fr.)はキクラゲ目アカキクラゲ科ツノマタダケ属に属する小型の木材腐朽菌。070924ツノマタタケ@エコカフェ(岩殿山) 011.jpg分布は日本全土、世界中。発生時期は5月から9月頃にかけて、針葉樹や広葉樹の材木上に列状に群生します。高さは4oから20oほど、径2oから7oほど、有柄、子実体は橙黄色でへら状からツノマタ状の扇形、ゼラチン質で粘性があるが乾燥すると紙質。史子実層は片面に生じ、その反対側には短毛が生えます。

キノコは胞子のつくり方で担子菌類と子嚢菌類に大きく2分類されます。ツノマタタケをはじめこれまで紹介してきたキノコは担子菌類に属します。


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シバヤギ(柴山羊)は超小型

130411シバヤギ@エコカフェ奄美大島エコツアー_45s.jpg奄美大島にあるエコカフェ絶滅危惧種保護センター長の勝島さんはシバヤギ、ザーネン種、アルバイン種などを飼育、「山羊おじさん」でもあるのです。集団の中に姿かたちはおとななのに子山羊かと見紛うほど小さい山羊がいます。シバヤギです。歴とした大人の山羊なのですが。[2013年4月11日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

シバヤギ(柴山羊)は長崎県西海岸や五島列島で飼育されている日本在来の山羊です。その起源は古くに中国や朝鮮から移入したもの。130411ヤギ牧場@エコカフェ奄美大島エコツアー_38s.jpg130411仔ヤギ@エコカフェ奄美大島エコツアー_31s.jpg体高50pほど、体重は25sほどで体毛は白色、まれに褐色、黒の差し毛が入るものもいます。雌雄とも有角で肉垂れはない。病気に強く早熟、生後7ヶ月で繁殖可能。妊娠期間は5ヶ月ほど、1回の出産で1頭から3頭。自然の草や木の葉を食べて育ったシバヤギの山羊乳は、牛乳アレルギーの人が飲んでもアレルギー症状はでずに大丈夫だそうです。燦々と輝く太陽のもと肥料も農薬も使用しない自然の草木を餌としているのがよいのでしょう。

同じように小型の山羊に奄美諸島やトカラ列島で飼育されているトカラヤギ(吐カ喇山羊)がいます。こちらはフィリピン、台湾の系統のようです。体重は30sほど、体毛は淡褐色か、白色地に褐色斑が入るそうだが、病気に強く早熟なのは同じようです。起源の異なるシバヤギとトカラヤギの共通項は時間の中で淘汰された後天的に獲得された特質のようです


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タグ:在来種 家畜
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