甲斐国の岩殿山は昔を今に

ビーグル号の航海日誌 2013年08月12日 20:00

070924鏡岩@エコカフェ(岩殿山) 055.jpg070924大月市街地@エコカフェ(岩殿山) 030.jpg身近な低山には百名山とは違った歴史や趣があるようだ。甲斐国大月は山間部を抱え、桂川沿いに河岸段丘が発達し、江戸時代には甲州街道の宿場があり、交流の要所として賑わったとされる。山間部ゆえに人びとの暮らしの中に山も存在してきた。「岩殿山」はそんな典型的な歴史と自然、地質までもが織りなす格好の低山です。[2007年9月24日撮影:岩殿山@阿部]

070924岩鎖場@エコカフェ(殿山) 045.jpg岩殿山(標高634m)南面の断崖絶壁は「鏡岩」と呼ばれ落差150mもある一枚岩が山腹の東西に伸びている。断崖上部から眼下はるかに大月市街地が望まれ、視野に及ばない直下には桂川が谷を刻み白い飛沫をあげている。低山ゆえに植生の垂直分布による生態系の変化を楽しむことはできない。典型的な落葉広葉樹にアラカシなどの照葉樹が入り込み混生している。誰もが知っている高尾山の森も暖温帯と冷温帯の植物が凌ぎあっていて同じなのである。

山行足元はと言えば、鎖場や梯子場、トラバース、岩場など変化にとんでいて、低いながらに存分に楽しめ、尾根筋に出れば南面に大きく開いた開放感のある支配的な眺望が飛び込む。コンパクトにしてダイナミック、皆さんも挑戦してみましょう。


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

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