タマゴタケ(卵茸)は美味なり

ビーグル号の航海日誌 2013年07月31日 23:13

130720タマゴタケ@エコカフェ.JPG奥秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ峰(標高969m)に向かう白谷沢コースの上部、渓流沿いから離れるとヒノキ植林地内を登山道は辿ることになります。植林には条件の悪い急斜面地は広葉樹を中心とした自然林が広がり、針葉樹林内の低木層にはアセビなどの鹿の食害にあうことのない樹種も展開しています。そんな登山道脇でタマゴダケを見つけました。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山@阿部]

タマゴタケ(卵茸、学名:Amanita hemibapha (Berk.&Br.) Sacc.)はハラタケ目テングタケ科テングタケ属タマゴタケ節のキノコ。分布は日本全土、中国、スリランカ、北アメリカ東部から報告、広葉樹や針葉樹、混交林の林内に孤生ないし群生。130720急な斜面@エコカフェ(棒ノ折山).JPG出現時期は夏から秋、子実体は初め白色の分厚い外被膜に包まれた楕円体状、後に頂部が裂開し、柄は6cmから18cmも伸びだんだら模様が入り、深赤色から橙赤色の傘が釣鐘形から半球形、やがて水平に開く。傘径は約15cm、湿気地には粘性、周辺部に明瞭な放射状の条溝を生じるのが特徴です。樹木の根細胞に菌糸を侵入させ外生菌根を形成し、共生生活を営むという

近縁種のセイヨウタマゴタケは柄の表面が平滑であって、「皇帝のキノコ」と称され珍重されるそうです。見た目とは異なり、いずれも美味しく食することができるそうです。


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ヤブカンゾウ(藪萱草)はクローンで

130727 ヤブカンゾウ@エコカフェ.JPG赤城自然園内の明るい林床では花をつけているヤブカンゾウを観ることができました。ノカンゾウに似ているのですが花は八重です。別名にスレグサ(忘れ草)、花の美しさに魅せられ物を忘れるてしまうという故事に因むという。なるほどです。[2013年7月27日撮影:親子自然ふれあい体験in赤城自然園@阿部]

ヤブカンゾウ(藪萱草、学名:Hemerocallis fulva var. kwanso)はユリ科ワスレグサ科の多年草。原産地は中国、日本には有史以前に帰化、北海道から九州まで野生化し原野や藪などに自生。草丈は80cmほど、根先は塊状、葉は40cmから60cmほどの広線形。花期は7月から8月頃、日中に咲く一日花、茎頂にユリに似た八重咲きの橙赤色の花を上向きに咲かせます。ニッコウキスゲが横向きなのと異なります。シャガと同じで3倍体のため結実せず、葡匐茎(ランナー)を伸ばしてクローン増殖します。

ヤブカンゾウはオオイヌノフグリホトケノザイヌタデ、セイヨウタンポポ、セイタカアワダチソウとともに「人里植物」と呼ばれることがあるようです。


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