ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)は尾根筋の根元に

ビーグル号の航海日誌 2013年07月22日 22:34

130720ホソバオキナゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG奥秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ峰(標高969m)に向かう白谷沢コース脇の岩上や朽木、腐植土壌などには多様な蘚苔類を観察することができます。屋久島の「もののけの森」や北八ヶ岳の森林内なども蘚苔類の宝庫です。そこに負けないくらい美しいモスグリーンの森床が広がっています。ここではホソバオキナゴケを紹介します。沢沿いの斜面では他の蘚苔類と競争、尾根筋の乾燥しがちな林下の腐植土壌では点々とパッチをつくっていました。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

130720ホソバオキナゴケ@エコカフェ.JPGホソバオキナゴケ(細葉翁苔、学名:Leucobryum juniperoideum (Brid.) Mull.Hal..)はシラガゴケ科シラガゴケ属の蘚類。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島、国外では朝鮮半島、中国、東南アジアに広く、杉や檜の二次林などの明るい半日陰の林下にある根元、倒木、腐植土壌や尾根筋の表土に群落をつくって自生。草丈は1pから3pほど、葉は重なり合い密生し殆んど光沢はなく平滑。葉身4mmほどの披針形で中央部で透明細胞は5、6層と厚く、葉先は尖ります。剳ソは長さ1cmほどの赤褐色、凾ヘ射上し乾燥すると縦皺が入るという。

この仲間は乾燥時にも葉が縮れることはなく、透明細胞が光を反射して緑白色に見えます。これは強い光から組織細胞を守る防御機能と考えられます。被子植物では葉が芽生えるときに白い細毛や赤い細毛に覆われるのも同じですね


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

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