オオニジュウヤホシテントウ(大二十八星天道虫)とは

ビーグル号の航海日誌 2013年06月17日 22:39

080615オオニジュウヤボシテントウ@エコカフェ芋掘りと梅酒 020.jpg茨城県石岡市で「芋掘りと梅酒造り体験」に参加したときの写真です。ジャガイモの葉っぱに何やら気持ち悪い虫がついていました。何だろうとそのままにしていましたが、オオニジュウヤホシテントウの幼虫だと教えていただきました。[2008年6月15日撮影:石岡市@阿部]

オオニジュウヤホシテントウ(大二十八星天道虫、学名:Epilachna vigintioctomaculata Motschulsky)はテントウムシ科マダラテントウ亜科の北方系の天道虫。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では沿海州に及び、関東地方以西では比較的高地の畑地などに棲息。成虫の体長は8mmほど、鞘翅の左右に合計28個の黒点、前胸背板の斑紋が縦長の剣状(似ているニジュウヤホシテントウは星が小さく、斑紋が横長で異なります)。幼虫は黄色で体節ごとに黒い刺をもつ。新成虫の発生時期は6月下旬から7月中旬頃、成虫で越冬し、5月頃に産卵、孵化し完全変態して成虫。盛夏の頃は比較的涼しいところに移動し、9月頃に再び戻ってくるという。アキアカネみたいですね。

この仲間にはニジュウヤホシテントウのほかにルイヨウマダラテントウがいて、成虫で越冬、いずれも草食でジャガイモナス、トマト、ピーマンなどナス科植物の葉を食べることから害虫扱いされます。


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タグ:広域種
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これからはいつも一緒に

あなたを乗せて@エコカフェ.JPG去る5月7日、エコカフェの発起人で理事の岡正人さんが急逝、黄泉の国に旅立たれた。
エコカフェでは立ち上げの時から人一倍協力を惜しまなかった。子どもたちに自然の素晴らしさや厳しさ、生きることって何か理解するための新しい取り組みをしようと。いろんな分野のひとが、いろんな生い立ちのひとが、いろんな年齢層の人たちが、知恵を寄せ合う場をつくろうと。「エコロジー・カフェ」をそんな場を提供するプラットフォームにしようと。愛称は「おかポン」。理事会ではビジネスと紡ぎあう奇抜な提案をしてくる。他人の話を良く聞き、すぐにできなくともあきらめない。エコカフェでは少なからず目立つことを嫌い、努めて縁の下的な役割に徹していたような気もする。
本業がどんなに多忙であっても国内にいる限り、都合をつけ会合にはわずかな時間でも駆けつけてくれた。遅れて来て先に帰らなくとも、そんなに無理をしなくてもと思うこともあったが、本人の行動規範が許さないようだった。それでも忘年交流会など長く参加できる時は楽しそうにしていた。誰とでも分け隔てなく話をし、嫌なことを言われてもニコニコとしている。エコカフェの存在を十分理解し、十分楽しんでいる、そんな不思議な人でもあった。
年老いたら皆で一緒に入れる終の住み処をつくろう、人生を全うするにふさわしい人の温かみのある終の住み処を、と。そんな一歩を踏み出したばかりなのに。エコカフェもまだまだこれから、空や海、陽だまりや風に出会ったとき、そんなあなたを感じ、一緒に呼吸をしていくのだろうと思う。

理事・運営評価委員・事務局一同

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海浜植物、オオバグミ(大葉茱萸)は大きな葉を

オオバグミ@エコカフェ.JPG相模湾に浮かぶ小島、初島は昭和の雰囲気が残るのんびりとした観光地であるようだ。熱海から連絡船で30分足らず。港には漁網が天日干しされ、海産物を扱う土産店や料理店からは食欲をそそる匂いと「いらっしゃい」と威勢の良い声が飛び交う。そんな島には照葉樹林が繁茂しています。ここでは林縁に自生していたオオバグミを紹介します。別名にマルバグミともいう。[2012年5月13日撮影:初島@阿部]

オオバグミ(大葉茱萸、学名:Elaeagnus macrophylla Thunb.)はグミ科グミ属の常緑低木。オオバグミ葉@エコカフェ.JPG分布は本州関東地方以南、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島南部に及び、海岸近くの林縁などに自生。樹高は2mから4mほど、樹皮は暗褐色、枝はつる状に伸び、枝や葉腋に棘がないのが特徴。葉は互生し革質で厚く、葉身5cmから10cmほどの広卵形で葉縁は全縁で波打ち、葉先は鈍頭で短く尖ります。葉表はやや光沢があり銀白色の鱗状毛が散生、葉裏は密生。褐色の鱗状毛が混生。花期は10月から11月頃、葉腋から淡黄白色の花を1個から3個ほど下垂させます。花は萼筒が先端で4裂開、外側と花柄に鱗状毛が生えます。果実は長径約2cmの長楕円形の偽果で表面に鱗状毛が密生、翌年3月から4月頃に赤く熟します。

近縁にナワシログミがあるが、棘があるので違いが確認できます。オオバグミとナワシログミの雑種にオオナワシログミがあり、両者の中間的な形態であるという。


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マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)は海岸型

130608マルバアキグミ@エコカフェ.JPG伊豆半島城ケ崎ピクニカルコース沿いの海浜植物群落の林縁でマルバアキグミ1株を見つけました。葉に鱗状毛が密生し銀白色をしているのですぐに分かります。[2013年6月8日撮影:城ケ崎海岸@山崎]

マルバアキグミ(丸葉秋茱萸、学名:Elaeagnus umbellata var. rotundifolia Makino)はヤマモガシ目グミ科グミ属の落葉低木。分布は本州茨城県以西の太平洋岸、四国、九州の沿岸に及び、海岸近くの林縁など日当たりのよい場所に自生。アキグミの変種で海岸タイプ、日本固有変種樹高は2mから3mほど、樹皮は灰褐色で皮目が目立ち、葉は互生し、葉身3cmから7cmほどの楕円形から広楕円形、全縁で葉先が丸く短く尖ります。花期は4月から5月頃、葉腋から下向きに数個の花を咲かせます。花は萼片が淡白黄色の筒状で先端が4裂し平開。アキグミよりも葉厚、幅広で葉も果実も大きいのが特徴です。果実は径約8mmの球形偽果、10月から11月頃に赤く熟し、食すことができます。果実はタンニンが多く渋みがあるが、リコペンも多く含むそうです。

マルバアキグミなどグミの仲間は先駆的な植物とされ、根粒菌が共生しているため空気中の窒素を固定することができるので。このブログでも多くのパイオニア植物(先駆植物)が登場していますね。


関連記事(オガサワラグミ(小笠原茱萸))⇒

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