ヒメユズリハ(姫譲葉)の小群落は

ビーグル号の航海日誌 2013年06月10日 00:07

130608ヒメユズリハ@エコカフェ.JPG130608ヒメユズリハ@エコカフェ (2).JPG伊豆半島城ヶ崎海岸の城ヶ崎ピクニカルコース周辺で見られる海浜植物にヒメユズリハがあります。門脇岬の背後にある小さな群落は天然記念物に指定。内陸の山地で見られるユズリハと同じように新しい葉が出ると古い葉が落葉します。名前の由来は「葉を譲る」とユズリハの葉より小さく「姫」としたことにあるそうです。[2013年6月8日撮影:城ヶ崎海岸@山崎]

130608ヒメユズリハ樹幹@エコカフェ.JPGヒメユズリハ(姫譲葉、学名:Daphniphyllum teijsmannii Zoll. ex Kurz)はユキノシタ目ユズリハ科ユズリハ属の常緑小高木。分布は本州福島県以南、四国、九州、南西諸島、国外では中国に及び、暖地の海岸近くの丘陵地などに自生。樹高は5mから10mほど(風衝帯で低木)、樹皮は灰褐色で皮目が目立ちます。葉は互生し革質で厚く、枝先に3.5pほどの帯赤色の柄を伴いよく集生、葉身4pから15pほどの狭楕円形か倒披針形、全縁(幼木ではよく粗鋸歯)で葉先は鈍頭か鋭頭。葉表は深緑色で光沢があり、葉裏は淡黄緑色で細かな網状脈が目立ちます。花期は5月から6月頃、雌雄異株、前年枝の葉腋から長さ約5pの総状花序をだし、雌株の雌花序には多数の雌花(雄蕊が退化し長さ約3oの子房、雌蕊花柱は3、4裂)、雄株の雄花序には多数の雄花(雌蕊が退化し長さ約1oの雄蕊葯は紫褐色)が咲きます。どちらも花弁はないそうです。果実は長径約1pの核果、秋に黒紫色に熟します。

日本にはユズリハの仲間は3種あって、棲み分けしており、内陸部の山地に分布するユズリハは葉が小さく、葉裏が粉白色で網状脈が目立たないことで区別できるそうです。また、本州日本海側と北海道に自生するエゾユズリハは寒冷地型(多雪地型)で背丈の低い矮生となります。


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