アワブキ(泡吹)の不思議さ

ビーグル号の航海日誌 2013年06月04日 22:51

130505アワブキ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの亜高木層を構成する樹種のひとつにアワブキがあります。名前の由来はこの木の枝を燃やすと切り口からさかんに泡がでることにあるという。水分が多いようです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

アワブキ(泡吹、学名:Meliosma Myriantha Sieb. et. Zucc.)はアワブキ科アワブキ属の南方系の小高木。分布は本州、四国、九州、朝鮮半島に及び、丘陵から山地に広く自生。130505アワブキ樹皮@エコカフェ.JPG樹高は10mほど、樹皮は帯紫暗灰色で小さな皮目が目立ち、若枝は褐色です。葉は互生し薄く、葉身10cmから25cmほどの倒卵状楕円形か長楕円形で葉縁に浅鋸歯、葉先は尖ります。葉表は濃緑色で平行脈が目立ち、葉裏は淡緑色で脈上に褐色毛が生えます。花期は6月頃、本年枝先の葉腋から最大長25cmもの大きな円錐花序をのばし、淡黄白色の5弁花をたくさん咲かせます。小花は雄蕊5本のうち内側の2本が完全です。果実は径約5mmの球形の核果で秋に赤く熟します。種子は鳥散布します。

アワブキ属はアジアやアフリカの熱帯を中心に約50種、日本にはアワブキのほかにアオキカズラなどが知られています。材は水分が多く狂いを生じ易いのであまり役に立たないようです。


関連記事(サンゴジュ(珊瑚樹)は照葉樹林を)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

田んぼの生き物N、コシマゲンゴロウ(小縞源五郎)

090524コシマゲンゴロウ@エコカフェ.JPG梅雨空のもと田植えの季節です。無農薬で頑張る田んぼには生き物たちがたくさん暮らしています。観察するには絶好ですよね。ここではコシマゲンゴロウを紹介します。[2009年5月24日撮影:田植え&ふれあいサッカーin日立@阿部]

コシマゲンゴロウ(小縞源五郎、学名:Hydaticus grammicus (Germer))はオサムシ亜目ゲンゴロウ科の中型のゲンゴロウ。分布は北海道、本州、四国、九州(いずれも島嶼部を除く。)、国外は朝鮮半島、中国、中央アジア、ヨーロッパに広く、山地や平地、都市部などの池沼や水田、湿地、学校のプール、公園の池などに生息。090524小雨の中の田植え@エコカフェ.JPG体長は10o前後、上翅は黄褐色で黒色の縦縞があり、上翅の周縁は黄褐色で縁取られます。一年中見られるが冬季は少ないか、成虫で越冬。飛翔力に優れ夜行性。食性は成虫、幼虫とも肉食性で魚類、両生類の幼虫、水生昆虫などを捕食します。

放棄水田、溜池の水質悪化など生息環境は劇的に悪化しているため、ゲンゴロウの仲間は数を減らしているそうです。コシマゲンゴロウやヒメゲンゴロウは都市部でも生息していることから比較的よく見られるほうであるという。


関連記事(田んぼの生き物L、ツチガエル)⇒
タグ:広域種
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ