モモスズメ(桃雀蛾)は夜の訪問者

ビーグル号の航海日誌 2013年06月30日 17:50

120707モモスズメ@エコカフェ(奥鬼怒).JPG奥鬼怒温泉郷のひとつ、加仁湯。宿の露天風呂ではこれからの季節は森の住人たちと多くの出会いをしなければならない。それは昆虫である。特に、宿のランプに集まるのは蛾の仲間たち。モモスズメもそんな一人です。[2012年7月7日撮影:奥鬼怒視察@阿部]

モモスズメ(桃雀蛾、学名:Marumba gaschkewitschii echephron (Boisduval))はスズメガ科ウチスズメ亜科の大型の蛾。分布は北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島、国外では朝鮮半島に及び、果樹園や雑木林などに生息。開帳は70mmから90mmほど、体色は褐色か暗褐色、前翅に波形模様と左右に小黒点が1つずつ入ります。後翅は桃色を帯びます。発生時期は5月から8月頃、夜行性。口吻は退化し、摂食しないという。幼虫は体長70mmから80mmほど、全身が緑色か黄褐色で白い顆粒がつき、頭部と腹部側面に黄白色の筋が入ります。幼虫は繭をつくらず、地中で蛹になり、越冬します。食性は草食性でバラ科(モモ、ウメ、サクラ、リンゴ)、ニシキギ科(ニシキギ)などの葉を食します。

名前の由来は成虫の後翅が桃色を帯びること、飛ぶ姿が雀に似ていること、にあるそうです。しかし、森には多様な蛾の仲間がいることが知るには露天風呂が一番といった皮肉なことになります。


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ヤマトシジミ(大和小灰蝶)は地域的変異を

ビーグル号の航海日誌 2013年06月29日 22:31

130621ヤマトシジミ@エコカフェ.JPG都心の公園の草むらでよく見かけます。ヤマトシジミです。名前の由来は羽を閉じた様子がシジミ(蜆)貝に似ていて、日本(大和)の人里に普通に生息することにあるという。気ぜわしく飛んで、盛んに花に停まり吸蜜しますよ。[2013年6月21日撮影:渋谷区@山崎]

ヤマトシジミ(大和小灰蝶、学名:Pseudozizeeria maha (Kollar))はチョウ目シジミチョウ科ヒメシジミ亜科ヤマトシジミ属の小型の蝶。分布は本州岩手県以南、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島南部、台湾、フィリピン、中国中南部、インドシナ半島、インド、ヒマラヤに広く、里や路傍、原野などの開けた場所に生息。大きさは前翅長9mmから16mmほど、翅の表面はやや光沢のある水色、裏面は灰色地に黒い斑紋が散在。出現時期は3月から11月頃、4、5回繰り返す。幼虫の食草はカタバミ、成虫の移動範囲は大きくなくカタバミのある近くを地面すれすれにチラチラ飛翔します。

この仲間の基本亜種はヒマラヤ産、日本にはトカラ列島小宝島以南に生息する沖縄亜種とトカラ列島悪石島以北に生息する本土亜種(学名:Zizeeria maha argia (Ménétriès))に分けられるという。まさに渡瀬線で区切られるのです。しかも、日本固有亜種には低温タイプ(春秋)、高温タイプ(夏)の違いがあるそうです。ならば....。


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タグ:広域種
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第9回通常総会&第9回運営評価委員会(速報)

船長からのお知らせ 2013年06月28日 22:00

130628第9回通常総会@エコカフェ.JPG本日、第9回通常総会を開催しました。通常総会に先立ち、第9回運営評価委員会は持ち回り開催をし、「平成24年度運営評価報告」を取りまとめました。通常総会の定足数を満たし、以下の議題が賛成多数で可決。会計監査報告及び運営評価報告がありました。先立ち第40回定例理事会を開催しました。

議題1:平成24年度事業報告及び収支決算の承認の件について
議題2:平成25年度事業計画及び収支予算の承認の件について
議題3:理事及び監事の選任について

総会終了後、ミニ講和「エコカフェの目指す世界〜現代社会のピットフォールから〜」と題して、運営評価委員の山崎さんから10分のお話がありました。アフリカン・ネグロイド、ユーロピアン・コーカサイド、アジアン・モンゴロイドのおよそ8万年の分化(進化)の系譜と生態及び生理的特徴、それ以前の旧人(ネアンデルタール人)と新人ホモ・サピエンス)の関係などを端的に解説しつつ、モンゴロイドとしての日本人の生存環境と身体的特性、体内ホルモンの関係までを分かりやすく解説していただきました。エコカフェが目指す子どもたちの身近な自然に触れることでの学びの奥深さ、本質について力強いメッセージを発信してくれました。

懇親交流会では新たなチャレンジへのアイデアがあっちこっちで話し合われていました。やはりエコカフェのとらえる「多様性」と「種の保存」への理解アプローチの深さに大いに共感してくださったのではないでしょうか。議事の運営協力はじめ新規会員紹介、本当にありがとうございました。


関連記事(第9回通常総会招集のご案内(会員対象))⇒
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シロソウメンタケ(白素麺茸)がにょきにょき

ビーグル号の航海日誌 2013年06月27日 20:00

120707シロソウメンタケ@エコカフェ(奥鬼怒視察).JPG鬼怒川沿いに奥鬼怒温泉郷が点在するが、昨年7月に視察した際に林床の苔上に白いもやしのように伸びるキノコに出会った。何だろうと思っていたのだが、漸くのことで調べるとシロソウメンタケらしい。サヤナギナタタケにも似ているが色が純白であるから異なる。[2012年7月7日撮影:奥鬼怒視察@中村敏之]

シロソウメンタケ(白素麺茸、学名:Clavaria vermicularis Swartz:Fr.)は担子菌門ハラタケ目シロソウメンタケ科シロソウメンタケ属の紐状のキノコ。分布は本州、国外にも温帯域を中心に広く、山地の広葉樹林内や芝生内などに自生。高さ3pから10cmほど、時に束生、菌体は全体に白色でもろく、断面は径約4mm前後の扁平形で先端部は丸い。古くなると黄色みを帯びるらしい。発生時期は春から秋にかけて、特に梅雨時に多いようだ。

菌体は食用になるが、無味無臭という。さっとゆでて三杯酢和えなどにする、ヘルシー食ということなのでしょう。しかし、自然の恵みとして貴重な食糧のひとつであることには違いないでしょう。


関連記事(初めてのカエンタケ(火炎茸))⇒
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テツカエデ(鉄楓)は日本海側に多い

ビーグル号の航海日誌 2013年06月26日 20:00

110723テツカエデ@エコカフェ.JPG京都大学フィールド科学教育研究センターの芦生研究林を散策中に杉尾峠(標高765m)付近でテツカエデを観察しました。このカエデは材が黒いことから鉄楓と名づけられたそうです。少し下がった場所でミネカエデも見られました。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@阿部]

テツカエデ(鉄楓、学名:Acer nipponicum H.Hara subsp. nipponicum var. Nipponicum )はムクロジ目カエデ科カエデ属の落葉中高木。日本固有種。分布は本州岩手県・秋田県以南、四国、九州に及び、山地や亜高山の沢沿いなどに自生(日本海側山地には多い)。樹高は10mから18mほど、樹皮は帯緑灰色で平滑、本年枝には褐色毛が密生するがやがて脱落。葉は対生し葉柄は長く、葉身6cmから15cmほどの五角形で浅く3から5裂、葉縁に鋭重鋸歯がつく。葉表は無毛、葉裏は脈上と脈脇に赤褐色の縮毛が生え、ときに葉裏全面に短毛が密生するという。花期は6月から8月頃、雄性同株(両性花と雄花、時に雄性異株)、枝先から長さ10cmから20cmほどの円錐花序を下垂させ、幾百もの小花を咲かせます。小花は黄緑色、花弁・萼片各5枚、雄蕊8本、雌蕊花柱は2裂し反り返ります。果実は翼果で2個の長さ3cm前後の分果からなります。

残念ながら花は咲いていませんでしたが、咲いているときはその数に圧倒されるそうですよ。ぜひ見たいものですね。


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アケボノツツジ(曙躑躅)は清楚に

ビーグル号の航海日誌 2013年06月25日 15:42

090530アケボノツツジ@エコカフェ(大台ケ原).JPG大台ケ原東大台の雲霧がまとわりつく尾根筋などで、シカの食害から免れている樹種を確認することができる。アケボノツツジもそのひとつ、葉には毒成分(アンドロメドトキシン)を含みます。[2009年5月30日撮影:大台ケ原視察@阿部]

アケボノツツジ(曙躑躅、学名:Rhododendron pentaphyllum Maxim. var. shikokianum Komatsu)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。日本固有種。分布は本州紀伊半島と四国に限り、標高1000m以上の山地の尾根筋などに自生。090530大蛇ぐら@エコカフェ.JPG樹高は3mから6mほど、樹皮は淡灰褐色で平滑、葉は枝先に5枚が輪生し、葉身3cmから5cmほどの楕円形、葉縁に毛が生えます。葉の毛はアカヤシオほど目立ちません。花期は4月から5月頃、葉の編海前に枝先に透明感のある薄いピンク色の一輪の花を咲かせます。花は径約6cmの花冠が広く開いた漏斗型で5深裂し裂片の先が大きく凹むのが特徴です。雄蕊は10本、うち上側5本の花糸基部には毛が生えます。一方、花柄は無毛だそうです。

アケボノツツジの亜種には本州中簿地方以北から東北地方に分布するアカヤシオ、九州に分布する基本亜種のツクシアケボノツツジが知られています。


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第2回昆虫調査隊のご案内

⇒こどもたちと 2013年06月24日 15:58

岡山県玉野市にある湿生植物学習センター(「おもちゃ王国」内)にある湿地には、たくさんの昆虫や植物がいます。
そこに生息する昆虫・植物を調査してみませんか?
調査には、岡山理科大学の先生やお兄さん、お姉さんが一緒に参加してくれます。

開催日:7/13(土)・8/10(土)・9/21(土)10:00〜12:00
対象:小学3〜6年生(3日間とも参加できる方)
募集人数:先着10名
参加料(お一人様):5000円
内容:第1回 湿地の植物・昆虫の調査
   第2回 湿地の植物・昆虫の調査
   第3回 湿地報告会
※ 報告会で最優秀になった調査隊員には東京で開催予定のシンポジウムに参加して頂きます。

応募締切:7/6(土)
<参加お申し込みアドレス&電話> info@omochaoukoku.co.jp、0863-71-4488


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高山植物の魅力(81)、ツバメオモト(燕万年青)

100515ツバメオモト@エコカフェ.JPG赤城自然園の林下にはツバメオモトが植栽されています。尾瀬や谷川岳まで足を伸ばせば野生のものを見られるでしょう。林下でこの果実に出会う見事な濃藍色にうっとりさせられるでしょう。ユキザサの透明感のある赤い色の果実も素晴らしく甲乙つけがたいですね。[2010年5月15日撮影:赤城自然園@阿部]

ツバメオモト(燕万年青、学名:Clintonia udensis Trautv. et Mey.)はユリ科ツバメオモト属の多年草。分布は北海道、本州奈良県以北、鳥取県氷ノ山に限り、国外では樺太、朝鮮半島、中国、シベリア東部に広く、山地帯上部から亜高山帯の針葉樹林下などに自生。草丈は20cmから40cmほど、葉は大きな根出葉で柔らかくやや厚い、葉身15cmから30cmほどの倒卵状長楕円形、全縁(軟毛がつくがやがて脱落)、鈍頭で先が短く尖ります。花期は5月から7月頃、花茎を伸ばし先端に総状花序をつけ、白色の小花を幾つも咲かせます。小花は径約1cm、花披片6枚が離生し平開、花糸は糸状。花後に果茎が2倍ほど伸び、果実は径約1cmの球形の液果、秋には瑠璃色から濃藍色に熟します。葉にはフラボノイド成分、果皮にはアントシアニンが含まれるそうです。

名前の由来は葉がオモトに似ていること、果実の色が燕の頭に似ていることなどの節があるようです。この仲間は他には北アメリカに4種、中国からヒマラヤにかけて1種が知られています。


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ヤマナメクジ(山蛞蝓)はでかい

ビーグル号の航海日誌 2013年06月23日 02:27

080711ヤマナメクジ@エコカフェ立山雷鳥エコツアー 095.jpg立山室堂平(標高2450m)の歩道で遭遇した何やら蠢く黒い物体。そのままにしていたのですが、写真整理とともに何気なく調べることに、ヤマナメクジだそうです。登山道を急いで移動していました。結構早いですよ。[2008年7月12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部]

ヤマナメクジ(山蛞蝓、学名:Incilaria fruhstorferi (Collinge))はマイマイ目ナメクジ科ナメクジ属の山地性の大型の蛞蝓。分布は本州、四国、九州に及び、山地の樹幹や石の下などに棲息。体長は13cmから16cmほど、体は分厚く殻は退化し無くなり、触覚が短い。体色は茶褐色から黒褐色、濃黒褐色の縦筋模様が入ります。080711登山道@エコカフェ立山雷鳥エコツアー 094.jpg出現時期は6月から9月頃、一般には夜行性で昼間は倒木や石、洞などに身を潜めているという。樹幹に着生する地衣類やキノコなどを食します。雌雄同体、交尾も可能であるが、単独生殖も可能であるという。単独生殖といっても他の個体の精子を体内に貯蔵しておいて利用するんだそうです。

ヤマナメクジの仲間には本州、四国、九州に分布する亜種のダイセンヤマナメクジ、奄美大島に棲息するアマミヤマナメクジ、沖縄に棲息するヤンバルヤマナメクジが知られています。さらに殻が退化途上にあるコウラナメクジやヒラコウラベッコウなどがいて、ナメクジ研究は面白いかもしれませんね。


関連記事(神秘のオガサワラオカモノアラガイ)⇒
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第16回自然観察会in白馬のご案内

⇒自然観察会 2013年06月22日 15:18

コバイケソウ@エコカフェ.JPG今年の梅雨は変則的、台風4号の影響が残っている空模様です。エコカフェの第9回通常総会も来週28日です。準備に追われています。さて、7月に入り今年度初、自然観察会を白馬で開催します。サブタイトル「高山植物を見に行こう!」です。
エコカフェには登山やトレッキングが好きだというメンバーが多くいます。もちろん、地質から植物まで幅広くフィールド学習をするのも目的のひとつです。

〇日 程:2013年7月5日(金)〜7日(日)
〇場 所:小遠見山・姫川源流自然探勝園
〇宿 泊:ペンション「ピンクポピンズ」(北安曇郡白馬村神城)
〇参加費:往復交通費・宿泊費(各自負担)、プログラム参加費(無料)
〇対 象:会員
〇協 力:株式会社ベネフィット・ワン、ピンクポピンズ

〇行 程
 7月5日(金):夜出発(新幹線:時間調整中)
 7月6日(土):小日向のコルへ向けてトレッキング
        途中、高山植物(コイワカガミやコマクサなど)を観察
        下山後、温泉につかり休憩、意見交換
        宿:ピンクポピンズ
 7月7日(日):五竜高山植物園や姫川源流自然探勝園を散策
        東京着(17時前には到着予定)

〇解 説:親海湿原(およみしつげん)は標高750mにもかかわらず、亜高山帯から高山帯にかけて生息する低層・高層の湿原植物が大変豊富。名物の蕎麦にもチャレンジです。申し込みは事務局までお願いします。


関連記事(高山植物の魅力シリーズ)⇒
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小笠原小学校5年生の総合学習、始まり始まり

130419小学校での学習風景@エコカフェ.JPG2013年度4月のアオウミガメレポートです。今年も新5年生の総合学習がはじまりました。小笠原父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も9年目です。今年の5年生も去年と同じく22人の元気いっぱいの子ども達です。小笠原ではすでにアオウミガメの産卵が始まっており、子供たちも野生のカメや卵に触れるのを楽しみにしています。[4月詳細レポートはこちら⇒

4月19日:自己紹介とレクチャー
130423見学会@エコカフェ.JPG4月23日:海洋センター館内案内

まだまだウミガメについては知らないことの多い5年生の始めですが、あと 1年後には全員そろってウミガメ博士になってもらう予定です。これから 1年間共に学習し、活動していくのがとても楽しみです。


関連記事(元気に大海原に旅だったアオウミガメの子ガメたち)⇒


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クマガイソウの里まつり

⇒寄港地だより 2013年06月21日 16:41

5月18日、「クマガイソウ」が群生する自生地として、全国でわずか3ヶ所しか確認されていない、
福島市松川町水原地区のクマガイソウの里祭りに行ってきました。
この生息地は、水原地区の方々がボランティアで保全しているところです。
約3週間、祭りが開催され、その期間だけその地域でとれた「そば粉」を使い、「藤八そば」
という店をオープンして、「手打ちそば」提供していますが、この店も地区の方々で運営している
とのことです。
(福島より:森本)図1.jpg図2.jpg図3.jpg図4.jpg
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セアカツノカメムシ(背赤角亀虫)は鋏持ち

110723セアカツノカメムシ@エコカフェ.JPG京都大学フィールド科学教育研究センターの芦生研究林を散策中、由良川源流の枡上谷付近の林縁でカメムシに出会いました。漸くのことで調べたら、セアカツノカメムシだと分かりました。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

セアカツノカメムシ(背赤角亀虫、学名:Acanthosoma denticaudum Jakovlev)はカメムシ目ツノカメムシ科の昆虫。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島、国外では東シベリア、朝鮮半島、中国に及び、平地から山地にかけて棲息。出現時期は4月から10月頃。体長は14mmから18mmほど、くすんだ青緑色で前胸背の前側が黄褐色、小楯板がくすんだ赤色。オスは尻部の生殖節に赤色の鋏状の突起を持ち、交尾時にメスを挟んで抑えるという。何とも面白いです。ミズキ、ヒノキスギ、ヤシャブシ、サンショウに寄生、葉の汁を吸う。

名前の由来は前胸の両側が角状に突起し、背が赤色であることにあるという。越冬する時には青緑色が落ちて全体が茶褐色になるという。要するに保護色化、防御機能が備わっているのです。


関連記事(アカスジカメムシ(赤条亀虫)の交尾)⇒
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キドクガ(黄毒蛾)は触るべからず

ビーグル号の航海日誌 2013年06月20日 22:43

110723キドクガ@エコカフェ.JPG京都大学フィールド科学教育研究センターの芦生研究林を散策中、由良川源流域の枡上谷付近の林縁で毛虫に出会いました。どうやら調べてみると5大毒蛾のひとつ、キドクガの幼虫のようです。触らなくてよかったです。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

キドクガ(黄毒蛾、学名:Kidokuga piperita Oberthur)はチョウ目ドクガ科ドクガ属の山地性の毒蛾。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島、国外ではサハリン、シベリア南東部、朝鮮半島、中国に及び、山地の林内などに棲息。最大開帳はオスで33mm、メスで38mmほど、前翅は黄色地に暗褐色の独特の斑紋が入るそうです。発生時期は6月から8月頃、年2回。幼虫の出現は6月から7月と9月から翌年4月の2回、体長は約30mm、体色は警戒色、黒地に気門下線は橙黄色、前胸父子の気門前瘤は赤橙色で黒色と白色の長毛を射出するのが特徴。毛には毒があります。幼虫はヤシャブシ、マンサクリョウブハクウンボクタニウツギ、カジカエデなどの葉を食す。繭は紡錘形で淡暗黄褐色、蛹期間は2週間程度という。成虫の腹部にも毒針毛があり、「触るべからず」です。越冬は幼虫のまま集団でするそうです。

キドクガの幼虫に似ているものにモンシロドクガとゴマフリドクガの幼虫がいます。機会がありましたら違いを解説しますね。


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コハナグモ(小花蜘蛛)は草原のハンター

110723コハナグモ@エコカフェ芦生公開講座 086.jpg京都大学フィールド科学教育研究センターの芦生研究林を散策中、長治谷小屋付近(標高640m)の開けた草原で出会いました。草原のハンター、コハナグモです。色が鮮やかな個体です。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

コハナグモ(小花蜘蛛、学名:Misumenops japonicus)はカニグモ科ギョウジャグモ属の蜘蛛。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島に及び、平地から山地まで広く棲息。体長はオスで3mmから4mm、メスで4mmから6mmほどと小さい。腹部は丸く黄白色で3対の褐色斑紋があり、頭胸部と脚が黄緑色、脚は4対だが第1脚と第2脚が長いのが特徴。眼は8眼2列、側眼が発達。食性は肉食、葉や花の上で脚を広げハエ、アブなどの小昆虫を待ち伏せして捕えます。

日本には900種以上ものクモが知られ、その半数ほどは待ち伏せ型で獲物をパンティんぐするという。カニグモの仲間に限っては、日本に25属62種、世界では約160属2000種が知られているそうです。さすがです。


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タグ:芦生研究林
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キイオオトラフハナムグリ(紀伊大虎班花潜)

ビーグル号の航海日誌 2013年06月19日 23:00

110723キイオオトラフコガネ@エコカフェ.JPG京都大学フィールド科学教育研究センターの芦生研究林はさすがに自然がよく保たれている。大木や倒木が多く、森の更新の様子が見てとれます。散策中に最も美しいとされるオオトラフコガネの仲間のキイオオトラフコガネのオスに出会いました。[2011年7月22日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

キイオオトラフハナムグリParatrichius itoi Tagawa in Y.Miyake)はコガネムシ科オオトラフハナムグリ属の山地性の甲虫。オオトラフコガネ(オオトラフハナムグリとも)の亜種、日本固有亜種。分布は本州近畿地方や中国地方に限り、山地の自然度の高い森に棲息。体長は12mmから15mmほど(メスのほうが一回り大きい)、オスの体色は黒褐色から茶褐色地に明瞭な黄色い縞模様が入り(ただし変異が大きく黒色化個体も存在)、触覚が発達。メスの体色は全体黒色で黄白色の小斑紋。後肢の棘が湾曲しているのが特徴(オオトラフコガネは湾曲していない)。発生時期は5月から8月頃、完全変態。成虫はノリウツギ、イワガラミなどの花粉や蜜、幼虫は土壌化した朽木を食します。

オオトラフの仲間には琉球列島に分布するオキナワトラフハナムグリや奄美大島・徳之島に分布するオオシマトラフハナムグリ、九州中・南部に分布するミナミキュウシュウオオトラフハナムグリ、九州北部・四国・中国地方などに分布するヒロシマオオトラフハナムグリの地域亜種、北海道・本州東北地方から東海地方に分布するオオトラフコガネの基本亜種が知られています。なんとも面白いですね。


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オツネントンボ(越年蜻蛉)は

ビーグル号の航海日誌 2013年06月18日 07:50

110722オツネントンボ@芦生公開講座 120.jpg京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林(原生林とも)は京都の奥深い山のなかにある。原生林といっても古くは生地師や炭焼きが盛んで小さな集落もあったと聞く。今は痕跡をとどめるのみで深く静かな森に還っている。そんな森の林縁でオツネントンボを撮影していました。[2011年7月22日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

オツネントンボ(越年蜻蛉、学名:Sympecma paedisca (Brauer))はトンボ目アオイトトンボ科オツネントンボ属の糸蜻蛉。分布は北海道、本州、四国、九州北部、国外ではユーラシア大陸に広く、平地から山地の抽水植物が多く生育する明るい池や沼などに棲息。体長は37mmから41mmほど、体色は淡褐色、前翅と後翅の先端付近にある青銅色の斑紋は翅を閉じて静止した時に重ならないのが特徴。成熟すると複眼が青色になります。発生時期は3月から12月、未熟な成虫で越年。年に1回産卵。ヤゴは27mmほどの細長い体で、腹端に大きなえらがあります。

名前の由来は成虫で越冬することにあります。都府県によっては地域の絶滅危惧に指定しています。写真の個体は帯金属の淡褐色のもの(オス)とやや白色化したもの(アルピーノ:メス)であるようです。


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オオニジュウヤホシテントウ(大二十八星天道虫)とは

ビーグル号の航海日誌 2013年06月17日 22:39

080615オオニジュウヤボシテントウ@エコカフェ芋掘りと梅酒 020.jpg茨城県石岡市で「芋掘りと梅酒造り体験」に参加したときの写真です。ジャガイモの葉っぱに何やら気持ち悪い虫がついていました。何だろうとそのままにしていましたが、オオニジュウヤホシテントウの幼虫だと教えていただきました。[2008年6月15日撮影:石岡市@阿部]

オオニジュウヤホシテントウ(大二十八星天道虫、学名:Epilachna vigintioctomaculata Motschulsky)はテントウムシ科マダラテントウ亜科の北方系の天道虫。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では沿海州に及び、関東地方以西では比較的高地の畑地などに棲息。成虫の体長は8mmほど、鞘翅の左右に合計28個の黒点、前胸背板の斑紋が縦長の剣状(似ているニジュウヤホシテントウは星が小さく、斑紋が横長で異なります)。幼虫は黄色で体節ごとに黒い刺をもつ。新成虫の発生時期は6月下旬から7月中旬頃、成虫で越冬し、5月頃に産卵、孵化し完全変態して成虫。盛夏の頃は比較的涼しいところに移動し、9月頃に再び戻ってくるという。アキアカネみたいですね。

この仲間にはニジュウヤホシテントウのほかにルイヨウマダラテントウがいて、成虫で越冬、いずれも草食でジャガイモナス、トマト、ピーマンなどナス科植物の葉を食べることから害虫扱いされます。


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タグ:広域種
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これからはいつも一緒に

あなたを乗せて@エコカフェ.JPG去る5月7日、エコカフェの発起人で理事の岡正人さんが急逝、黄泉の国に旅立たれた。
エコカフェでは立ち上げの時から人一倍協力を惜しまなかった。子どもたちに自然の素晴らしさや厳しさ、生きることって何か理解するための新しい取り組みをしようと。いろんな分野のひとが、いろんな生い立ちのひとが、いろんな年齢層の人たちが、知恵を寄せ合う場をつくろうと。「エコロジー・カフェ」をそんな場を提供するプラットフォームにしようと。愛称は「おかポン」。理事会ではビジネスと紡ぎあう奇抜な提案をしてくる。他人の話を良く聞き、すぐにできなくともあきらめない。エコカフェでは少なからず目立つことを嫌い、努めて縁の下的な役割に徹していたような気もする。
本業がどんなに多忙であっても国内にいる限り、都合をつけ会合にはわずかな時間でも駆けつけてくれた。遅れて来て先に帰らなくとも、そんなに無理をしなくてもと思うこともあったが、本人の行動規範が許さないようだった。それでも忘年交流会など長く参加できる時は楽しそうにしていた。誰とでも分け隔てなく話をし、嫌なことを言われてもニコニコとしている。エコカフェの存在を十分理解し、十分楽しんでいる、そんな不思議な人でもあった。
年老いたら皆で一緒に入れる終の住み処をつくろう、人生を全うするにふさわしい人の温かみのある終の住み処を、と。そんな一歩を踏み出したばかりなのに。エコカフェもまだまだこれから、空や海、陽だまりや風に出会ったとき、そんなあなたを感じ、一緒に呼吸をしていくのだろうと思う。

理事・運営評価委員・事務局一同

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海浜植物、オオバグミ(大葉茱萸)は大きな葉を

オオバグミ@エコカフェ.JPG相模湾に浮かぶ小島、初島は昭和の雰囲気が残るのんびりとした観光地であるようだ。熱海から連絡船で30分足らず。港には漁網が天日干しされ、海産物を扱う土産店や料理店からは食欲をそそる匂いと「いらっしゃい」と威勢の良い声が飛び交う。そんな島には照葉樹林が繁茂しています。ここでは林縁に自生していたオオバグミを紹介します。別名にマルバグミともいう。[2012年5月13日撮影:初島@阿部]

オオバグミ(大葉茱萸、学名:Elaeagnus macrophylla Thunb.)はグミ科グミ属の常緑低木。オオバグミ葉@エコカフェ.JPG分布は本州関東地方以南、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島南部に及び、海岸近くの林縁などに自生。樹高は2mから4mほど、樹皮は暗褐色、枝はつる状に伸び、枝や葉腋に棘がないのが特徴。葉は互生し革質で厚く、葉身5cmから10cmほどの広卵形で葉縁は全縁で波打ち、葉先は鈍頭で短く尖ります。葉表はやや光沢があり銀白色の鱗状毛が散生、葉裏は密生。褐色の鱗状毛が混生。花期は10月から11月頃、葉腋から淡黄白色の花を1個から3個ほど下垂させます。花は萼筒が先端で4裂開、外側と花柄に鱗状毛が生えます。果実は長径約2cmの長楕円形の偽果で表面に鱗状毛が密生、翌年3月から4月頃に赤く熟します。

近縁にナワシログミがあるが、棘があるので違いが確認できます。オオバグミとナワシログミの雑種にオオナワシログミがあり、両者の中間的な形態であるという。


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マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)は海岸型

130608マルバアキグミ@エコカフェ.JPG伊豆半島城ケ崎ピクニカルコース沿いの海浜植物群落の林縁でマルバアキグミ1株を見つけました。葉に鱗状毛が密生し銀白色をしているのですぐに分かります。[2013年6月8日撮影:城ケ崎海岸@山崎]

マルバアキグミ(丸葉秋茱萸、学名:Elaeagnus umbellata var. rotundifolia Makino)はヤマモガシ目グミ科グミ属の落葉低木。分布は本州茨城県以西の太平洋岸、四国、九州の沿岸に及び、海岸近くの林縁など日当たりのよい場所に自生。アキグミの変種で海岸タイプ、日本固有変種樹高は2mから3mほど、樹皮は灰褐色で皮目が目立ち、葉は互生し、葉身3cmから7cmほどの楕円形から広楕円形、全縁で葉先が丸く短く尖ります。花期は4月から5月頃、葉腋から下向きに数個の花を咲かせます。花は萼片が淡白黄色の筒状で先端が4裂し平開。アキグミよりも葉厚、幅広で葉も果実も大きいのが特徴です。果実は径約8mmの球形偽果、10月から11月頃に赤く熟し、食すことができます。果実はタンニンが多く渋みがあるが、リコペンも多く含むそうです。

マルバアキグミなどグミの仲間は先駆的な植物とされ、根粒菌が共生しているため空気中の窒素を固定することができるので。このブログでも多くのパイオニア植物(先駆植物)が登場していますね。


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青山の大松稲荷神社は何を

ビーグル号の航海日誌 2013年06月16日 21:32

130615大松稲荷神社@エコカフェ.jpg130615大松稲荷神社@エコカフェ.jpg青山表参道交差点を骨董通りを進むと南側に伸びる路地があり、その角に鳥居を東方に向けた小さな稲荷神社があります。その名は「大松稲荷神社」です。

由緒はあまりはっきりしていないようなのですが、1839年(天保10年)、この地にあった「霊松」と称せられる松の巨樹が暴風雨で折れたため、小祠がむすばれたとするらしいが。「霊松」とあるからにはもっと古くから信仰の対象だったのであろう。今でも社殿の床下には巨松の根株があるそうです。祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、五穀豊穣、商売繁昌を司る神様ですね。

骨董通り沿いにはアパレルを扱う高級店が多いが、江戸時代このあたり一帯は組屋敷であって、大松稲荷神社では神楽を献じ太鼓や笛の音賑々しく四隣に響き渡ったと伝えられています。今は昔、不思議な霊気が漂っていますよ。


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安達太良山のもう一つの表情

050617沼ノ平火口@エコカフェ.JPG安達太良山は福島県仲通り北部に位置する火山、北から南に鬼面山、箕輪山(最高峰:1728m)、鉄山、安達太良山、和尚山と連なっています。安達太良山(標高:1700m)山頂部には西側に大きく沼ノ平爆裂火口が開いています。[2005年6月17日撮影:安達太良山@山崎]

この一帯の火山活動は約55万年から45万年前頃から鬼面山付近で小規模なマグマ活動が始まり、35万年前頃には本格的な火山活動に移行し、20万年前頃にかけての大規模なマグマ活動により安達太良山から和尚山までの火山列主要部が形成。12万年前頃から2400年前頃までは1、2万年周期で小規模なマグマ噴出が繰り返され、以降、沼ノ平爆裂火口においてマグマ水蒸気爆発や水蒸気爆発が繰り返され、現在に至っています。火山ガス噴気活動のため火口内は立ち入り禁止になっています。

鉄山(くろがねやま)中腹にある「くろがね温泉」は単純酸性泉、麓の「岳温泉」の源泉になっています。安達太良山のほかに、福島県内に葉吾妻山と磐梯山が活火山として知られています。そのためたくさんの温泉があるのも嬉しいですね。


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あどけない話に何かがある!

ビーグル号の航海日誌 2013年06月15日 21:15

130609安達太良山@エコカフェ - コピー.jpg目の前に拡がる空は人によって異なって見えるのだろう。
それはその人の育った幼いころの風景や人びととの交流が異なるからであろう。
人はその違いを努力によって克服することができるんだと信じたい。[2013年6月9日撮影:薬師岳@芳賀めぐみ]

智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。

(詩集『智恵子抄』高村光太郎作から)


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安達太良山の「空」に空想

130609安達太良山@エコカフェ.jpg先週末に安達太良山に行ってみた時の風景です。安達太良山は日本百名山のひとつでもあり、最高峰の箕輪山(標高:1728m)、安達太良山、鉄山、篭山、鬼面山、薬師岳、和尚山などからなる一連の火山群を指します。薬師岳(標高:1322m)から安達太良山(標高:1700m)方面を撮影したものです。[2013年6月9日撮影:薬師岳@芳賀めぐみ]

どこまでも青い空にどこまでも続く新緑の萌え。
心の奥の方から不思議と湧きあがる至福感。
薬師岳のトレッキングは母を連れ立っての気まぐれの温泉旅行でもあったという。
こんなにも素晴らしい光景が拡がっているとは想像だにしなかった。
足を踏み入れてから気づく驚き。
空はどこまでも続いているのがなんだか面白いし。
自然のご褒美は足を踏み入れぬとやはり心には届かぬものなのかと独り言。
母を連れ立ってふと手に入れた宝物、そっと心にしまって、ほほ笑む。
智恵子が見た「空」はこんな空だったのだろうと。
私と母が見た「空」。
母は何を感じてくれたのだろうか。


by トノサマガエル

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ウスモンオトシブミ(薄紋落し文)の不思議

ビーグル号の航海日誌 2013年06月14日 20:00

130608ウスモンオトシブミ@エコカフェ.JPG伊豆半島の海浜植物群が見事な城ケ崎ピクニカルコースを散策中にカラムシの葉上を小さな昆虫が動いていました。調べてみるとウスモンオトシブミのようです。キブシやクズが近く自生しているようです。オトシブミの名前の由来は、この虫が葉を巻いて作る「揺籃」が江戸時代に他人にばれぬよう手紙を道端に落し渡したという「落し文」に似ていることにあるという。[2013年6月8日撮影:城ケ崎海岸@山崎]

ウスモンオトシブミ(薄紋落し文、学名:Apoderus (Leptapoderus) balteatus Roelofs)はカブトムシ亜目オトシブミ科オトシブミ亜科の小型の甲虫。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島に及び、平地から山地まで普通に自生。体長は5mmから7mmほど、頭部の眼より後部分と前胸部分が長いのが特徴、体色は淡黄褐色をベースに、前胸側縁や上翅の周縁と後半部は黒褐色、脚は黄色です。成虫の発生時期は5月から8月頃、寄生植物はキブシ、ゴンズイ、ミツバウツギ、エゴノキ、クズなどです。寄生植物の葉を巻いてメスが作る揺籃は挟裁型と曲裁型の2タイプあるようです。

オトシブミの仲間は、日本に23種が生息し、ウスモンオトシブミのような特徴のものと口吻の長いタイプの2種が知られます。葉を巻いて揺籃を作り、似たような生活様式のチョッキリはチョッキリ亜科としてオトシブミとは異なるそうです。 


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アオカミキリモドキ(青髪切擬)は要注意!

ビーグル号の航海日誌 2013年06月13日 00:00

130608アオカミキリモドキ@エコカフェ.JPG伊豆半島城ヶ崎ピクニカルコース沿いの典型的な海浜植物群落の林縁で見たアオカミキリモドキ。ちょうどヒメユズリハの葉の上をうろついていました。何をしていたのでしょうね。[2013年6月8日撮影:城ヶ崎海岸@山崎]

アオカミキリモドキ(青髪切擬:Xanthochroa waterhousei Harold)はカブトムシ亜目カミキリモドキ科に属する小型の甲虫。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島、国外では朝鮮半島、樺太に及び、平地や山地など広く自生。成虫の体長は10oから16mmほど、頭部、胸部、触角、脚は橙黄色、複眼は黒藍色、上翅は青緑色で金緑光沢を帯びます。出現時期は5月から8月頃、朽木からなどから発生し、花に集まり、花粉を食します。夜行性らしく灯火にもよく飛来。産卵期は7月から8月頃、朽木に産卵し、卵は1、2週間で孵化し、朽木中で成長し、翌年夏に蛹から羽化します。完全変態です。

アオカミキリモドキは体液に有毒成分「カンタリジン」を含むことから、体液に触れると水泡性皮膚炎を生じ、痛みを伴うので注意が必要です。カミキリモドキの仲間は日本に40種ほどが知られ、うち21種がアオカミキリモドキのように体液に有毒成分を含むといいます。強烈な防御機能ですよね。


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第9回通常総会招集のご案内(会員対象)

船長からのお知らせ 2013年06月12日 07:14

070504メムノンの巨像@エコカフェ.JPG台風3号がゆっくりと接近、梅雨空が戻り、大雨の恐れも。雨は生き物たちに恵みを与えてくれます。
さて、すでに正会員の皆様には書面を送付しておりますが、当法人第9回通常総会を下記のとおり開催致します。正会員の皆様の参加をお待ち申し上げております。
なお、入会希望者を同行される場合は事務局に事前に連絡をお願いします。

1 日 時   平成25年6月28日(金曜日)午後7時より

2 場 所   〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4−6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F
        デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス E14教室
         地図は詳細はこちら⇒
       
恒例の総会後ミニ講話は、「エコカフェの目指す世界 〜現代社会のピットフォールから〜」と題し、山崎俊巳氏(運営評価委員)にお話をいただきます。

また、当日は会費(正会員個人1万円、正会員団体5万円、賛助会員3千円)の納付もお受けしております。すでに納入手続きのお済みになりました会員の皆さまは不要です。

◎ご出席の方はその旨連絡を電話(03-5280-2377)、e-mail(info@ecology-cafe.net)、又はファックス(03-5280-2378)にて事務局までお願い申し上げます。(代理出席の方は議長への一任を受けての出席をお願いいたします。)なお、当日ご出席願えない場合は、お手数ながらe-mail(info@ecology-cafe.net)又はファックス(03-5280-2378)にて、委任状の送付をお願い申し上げます。


◎入会手続きはこちら⇒     〇会員について⇒    〇定款はこちら⇒    〇会員規約⇒

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これなんだシリーズ(218)

⇒これなんだシリーズ 2013年06月11日 21:32

SN3M0024_0001.jpg上野公園の桜並木の林下にたん植栽されたのと思います。
厳しい環境下で頑張ってますね。

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ヒメユズリハ(姫譲葉)の小群落は

ビーグル号の航海日誌 2013年06月10日 00:07

130608ヒメユズリハ@エコカフェ.JPG130608ヒメユズリハ@エコカフェ (2).JPG伊豆半島城ヶ崎海岸の城ヶ崎ピクニカルコース周辺で見られる海浜植物にヒメユズリハがあります。門脇岬の背後にある小さな群落は天然記念物に指定。内陸の山地で見られるユズリハと同じように新しい葉が出ると古い葉が落葉します。名前の由来は「葉を譲る」とユズリハの葉より小さく「姫」としたことにあるそうです。[2013年6月8日撮影:城ヶ崎海岸@山崎]

130608ヒメユズリハ樹幹@エコカフェ.JPGヒメユズリハ(姫譲葉、学名:Daphniphyllum teijsmannii Zoll. ex Kurz)はユキノシタ目ユズリハ科ユズリハ属の常緑小高木。分布は本州福島県以南、四国、九州、南西諸島、国外では中国に及び、暖地の海岸近くの丘陵地などに自生。樹高は5mから10mほど(風衝帯で低木)、樹皮は灰褐色で皮目が目立ちます。葉は互生し革質で厚く、枝先に3.5pほどの帯赤色の柄を伴いよく集生、葉身4pから15pほどの狭楕円形か倒披針形、全縁(幼木ではよく粗鋸歯)で葉先は鈍頭か鋭頭。葉表は深緑色で光沢があり、葉裏は淡黄緑色で細かな網状脈が目立ちます。花期は5月から6月頃、雌雄異株、前年枝の葉腋から長さ約5pの総状花序をだし、雌株の雌花序には多数の雌花(雄蕊が退化し長さ約3oの子房、雌蕊花柱は3、4裂)、雄株の雄花序には多数の雄花(雌蕊が退化し長さ約1oの雄蕊葯は紫褐色)が咲きます。どちらも花弁はないそうです。果実は長径約1pの核果、秋に黒紫色に熟します。

日本にはユズリハの仲間は3種あって、棲み分けしており、内陸部の山地に分布するユズリハは葉が小さく、葉裏が粉白色で網状脈が目立たないことで区別できるそうです。また、本州日本海側と北海道に自生するエゾユズリハは寒冷地型(多雪地型)で背丈の低い矮生となります。


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モッコウバラ(木香薔薇)は華やか

ビーグル号の航海日誌 2013年06月09日 17:56

120505モッコウバラ花@エコカフェ.JPG古民家の壁面に寄りかかるように絡まりこんもりと伸びるモッコウバラ。見事にたくさんの淡黄色の花を咲かせます。この時期は花はもう終りです。[2012年5月5日撮影:渋谷区@山崎]

モッコウバラ(木香薔薇、学名:Rosa banksiae R.Br.)はバラ科バラ属の常緑つる性低木。原産は中国、日本には園芸用の庭木として移入。樹高はつるが伸び6mから7mほど、棘は無く、葉は奇数羽状複葉で小葉は3枚から5枚。120505モッコウバラ@エコカフェ.JPG小葉は濃緑色で光沢があり、葉身2pから4pほどの長楕円形から広披針形で葉縁に細鋸歯、葉先は鈍頭です。花期は5月頃、枝先に散房花序をだし、径約3pの淡紅色の花を10個前後も咲かせます。多くのバラと同様に芳香がします。また、八重咲きのものや白色のものなどの園芸品種が多く、結実しないが、挿し木で容易に増やせます。

モッコウバラの黄色い花は、秋篠宮殿下の長女、眞子内親王のお印に使われているそうです。3年前に日光の明治の館で打合せをした時に、隣接するギャラリーで版画個展が催され、外壁一面にモッコウバラが黄色い花を満開に咲かせていたのを思い出します。


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タグ:外来種
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伊豆城ヶ崎海岸の生立ちは

ビーグル号の航海日誌 2013年06月08日 23:37

130608海浜植物群落@エコカフェ.JPG伊豆半島最東端に近い城ケ崎海岸は富士箱根伊豆国立公園の一部をなしている風光明美な海岸です。リアス式海岸と呼ばれることもあるが、本来は三陸海岸のような沈水海岸のことを指すので間違いです。典型的な海浜植物群落がみられるのも嬉しいですね。[2013年6月8日撮影:城ヶ崎海岸@山崎]

今から4000年頃前に伊豆東部火山群大室山(標高:580m)が形成される火山活動に伴い、粘度のある溶岩が東部海岸腺を流れ、2kmに渡り埋め尽くしたという。130608城ヶ崎海岸吊り橋@エコカフェ.JPG130608クリンカー(上部)と板状摂理(中間部)、柱状節理(下部)@エコカフェ.JPG溶岩による海岸線は波浪による海蝕を受け、吊橋のある付近など場所によっては高さ20mから30mもの断崖が誕生しています。溶岩質は厚く堆積した安山岩であって、溶岩の下部から上部に向かって、冷却時間に差があることから、一番下に柱状節理、その上に板状摂理、さらにその上に水平方向に無摂理、一番上に角礫状のクリンカー(自破砕)といった構成になっています

そもそもフィリピン海プレート上にある伊豆半島は太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込むことで火山活動を誘発し誕生した火山島(現在は本州に衝突し接続しているが)であって、現在でも沈み込みによる引っ張りの応力が東西にかかっているため、岩盤が縦裂しやすく地下からのマグマの貫入が起こりやすいと考えられています。この地域での現在でも多く発生する地震の原因であもあるわけです。


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ナガバヤブマオ(長葉藪苧麻)

130411ナガバヤブマオ@エコカフェ奄美大島エコツアー_127_s.jpg奄美大島の金作原原生林は亜熱帯性照葉樹林の森、ヒカゲヘゴなどの背の高い木生シダが展開しています。そんな林縁には背の低いシダ植物や多様な低木、草本を見ることができます。よく見かけるナガバヤブマオ、別名にホソバヤブマオもそんなひとつです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ナガバヤブマオ(長葉藪苧麻、学名:Boehmeria sieboldiana Blume)はイラクサ科カラムシ属の多年草。分布は本州宮城・山形以南、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、朝鮮半島南部などに及び、山地の木陰などに自生。草丈は100pから200cmほど、叢生し、茎は四稜が目立ちます。葉は対生し薄く光沢があり、葉身15pから20pほどの卵状披針形で葉縁に鋭鋸歯、葉先は尾状に尖ります。葉柄はやや帯赤色、葉両面と同様に疎らに毛が生えます。花期は8月から10月頃、葉腋からヤブマオより細い長さ20pほどの穂状花序をだし、花序は成熟すると下垂します。

ナガバヤブマオは他のこの仲間と同様に雌花序だけで無性生殖する個体群と有性生殖の個体群があって、後者のものは南西諸島から台湾にかけて自生するものがそうであるとの研究があるようです。


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安達太良山で深呼吸を

130608安達太良山から郡山市街を@エコカフェ(森本).jpg安達太良山に登って来ました。
山頂と山頂から郡山市方面の写真と安達太良山の火口です!
天気が余り良くなかったのが、少し残念でした!

(福島より、森本)

130608安達太良山@エコカフェ(森本).jpg130608安達太良山山頂@エコカフェ(森本).jpg
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トイレの神様はなにか

120718_2059~01_0001.jpg120718_2059~01_0001.jpgまたまたトイレの壁に掲げられていた贈り物です。トイレはかくあるべき。ちょっとした人生訓やら気づきやら、なるほど。
場所は千葉にあるエコカフェの第2絶滅危惧種保護センターの近くにあるお店です。


物や金は使う人の器量に応じてその真価を発揮する

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時を友として生きたい

ビーグル号の航海日誌 2013年06月07日 09:46

130421_1417~01.jpg時々立ち寄るへぎば屋さんのトイレの壁に掲げられています。

根野の草に花が咲くように
枝で実が熟すように
鳥が卵を温め
星が夜空を巡るように
追うことも
追われることもなく
時を友として生きたい

やっばりトイレは考える場であり考えさせる場でもあるのでしょう。

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ゴンズイ(権萃)とは如何なものか

ビーグル号の航海日誌 2013年06月06日 01:38

130505ゴンズイ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの亜高木層を構成する樹種のひとつにゴンズイがあります。魚にも「ゴンズイ」という役に立たないのがいてそれに習って名前をつけたらしいというが、若葉は食することができるという、さてさて。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ゴンズイ(権萃:学名:Euscaphis japonica (Thunb.) Kanitz)はミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、朝鮮半島、中国に広く、山野に自生。130505ゴンズイ樹皮@エコカフェ.JPG樹高は3mから5mほど、樹皮は若木で灰褐色、老木は黒褐色、枝をよく横に伸ばします。葉は対生し、奇数羽状複葉で2対から4対、小葉は葉身5cmから9pほどの倒卵形、葉縁に芒状の鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から5月頃、本年枝先に長さ25pから20pの円錐花序を出します。先の葉腋から上方に花序をだし、淡黄緑白色の花を咲かせます。果実は長さ約1pの半月形の袋果、赤く熟すと裂開、中には黒色の種子が1個から3個入っているそうです。

別名に「狐の茶袋」や「黒臭木」があります。茶の湯の世界では赤い実が美しいので花卉に使うこともあるようですが、多くは臭気が強いため薪に利用するくらいのもののようです。


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ヤマハッカ(山薄荷)の小さな花に

ビーグル号の航海日誌 2013年06月05日 07:19

130505ヤマハッカ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの草木層を構成する樹種のひとつにヤマハッカが植栽されています。花が可愛いので覚えやすいですね。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ヤマハッカ(山薄荷、学名:Rabdosia inflexa (Thunb.) Hara)はシソ科ヤマハッカ属の多年草(ときに低木)。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、暖温帯から冷温対の里山の林縁や草原などに自生。草丈は40pから80cmほど、木質化した塊状の地下茎をもち、茎は断面が四角形でよく分枝します。葉は対生し有柄で翼をもち、葉身3cmから6cmほどの卵形で葉縁に鋸歯、葉先は尖ります。葉表には毛が散在、葉裏の脈上にも毛が生えます。花期は8月から10月頃、枝先に花序を伸ばし青紫色の花をたくさん咲かせます。花は筒状で長さ8mm前後、花冠が上下に二唇、上唇は立ち上がり4裂、濃青紫色の斑紋が入り、下唇は前に突出します。雄蕊4本のうち2本が長い。果実は卵形の分果です。

ヤマハッカの仲間は東南アジア、東アジアを中心に世界で約150種、日本には7種が知られています。種の間の雑種も多いそうですですが、どこからどこまでが自然交雑種であって、独立種なのか不思議ですよね。草花教室では、種を残すための構造、生殖器官のつくりの違いによるのが基本だと学んだことがあります。


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アワブキ(泡吹)の不思議さ

ビーグル号の航海日誌 2013年06月04日 22:51

130505アワブキ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの亜高木層を構成する樹種のひとつにアワブキがあります。名前の由来はこの木の枝を燃やすと切り口からさかんに泡がでることにあるという。水分が多いようです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

アワブキ(泡吹、学名:Meliosma Myriantha Sieb. et. Zucc.)はアワブキ科アワブキ属の南方系の小高木。分布は本州、四国、九州、朝鮮半島に及び、丘陵から山地に広く自生。130505アワブキ樹皮@エコカフェ.JPG樹高は10mほど、樹皮は帯紫暗灰色で小さな皮目が目立ち、若枝は褐色です。葉は互生し薄く、葉身10cmから25cmほどの倒卵状楕円形か長楕円形で葉縁に浅鋸歯、葉先は尖ります。葉表は濃緑色で平行脈が目立ち、葉裏は淡緑色で脈上に褐色毛が生えます。花期は6月頃、本年枝先の葉腋から最大長25cmもの大きな円錐花序をのばし、淡黄白色の5弁花をたくさん咲かせます。小花は雄蕊5本のうち内側の2本が完全です。果実は径約5mmの球形の核果で秋に赤く熟します。種子は鳥散布します。

アワブキ属はアジアやアフリカの熱帯を中心に約50種、日本にはアワブキのほかにアオキカズラなどが知られています。材は水分が多く狂いを生じ易いのであまり役に立たないようです。


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田んぼの生き物N、コシマゲンゴロウ(小縞源五郎)

090524コシマゲンゴロウ@エコカフェ.JPG梅雨空のもと田植えの季節です。無農薬で頑張る田んぼには生き物たちがたくさん暮らしています。観察するには絶好ですよね。ここではコシマゲンゴロウを紹介します。[2009年5月24日撮影:田植え&ふれあいサッカーin日立@阿部]

コシマゲンゴロウ(小縞源五郎、学名:Hydaticus grammicus (Germer))はオサムシ亜目ゲンゴロウ科の中型のゲンゴロウ。分布は北海道、本州、四国、九州(いずれも島嶼部を除く。)、国外は朝鮮半島、中国、中央アジア、ヨーロッパに広く、山地や平地、都市部などの池沼や水田、湿地、学校のプール、公園の池などに生息。090524小雨の中の田植え@エコカフェ.JPG体長は10o前後、上翅は黄褐色で黒色の縦縞があり、上翅の周縁は黄褐色で縁取られます。一年中見られるが冬季は少ないか、成虫で越冬。飛翔力に優れ夜行性。食性は成虫、幼虫とも肉食性で魚類、両生類の幼虫、水生昆虫などを捕食します。

放棄水田、溜池の水質悪化など生息環境は劇的に悪化しているため、ゲンゴロウの仲間は数を減らしているそうです。コシマゲンゴロウやヒメゲンゴロウは都市部でも生息していることから比較的よく見られるほうであるという。


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タグ:広域種
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マダガスカルホシガメの産卵in奄美大島

船長からのお知らせ 2013年06月03日 07:49

130507産卵@エコカフェ.jpg130507産卵準備@エコカフェ.jpg奄美大島のエコカフェ絶滅危惧種保護センターではマダガスカルホシガメを保護飼育しています。埼玉県内から引っ越しして1年が経過し、陸ガメたちも環境にすっかり慣れたようです。もっとも故郷の環境に近づいたわけですから陸ガメたちにとっては結構なことなのです。


5月に入り、産卵もありました。天気の良い日と悪い日のカメたちの活動の違いをレポートしてくださっています。詳細レポートはこちら⇒

というわけで陸ガメたちが環境に慣れたので、陸ガメたちの生活の様子や奄美大島の自然のことを交えてお知らせするリクガメレポート「マダガスカルホシガメ通信」を開始します。担当はセンター長の勝島さんです。カメたちの気持ちを理解している安心感のある方です。


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シマナガバヤブマオ(島長葉藪苧麻)も雌花ばかり

ビーグル号の航海日誌 2013年06月02日 22:15

120902シマナガバヤブマオ花序@エコカフェ.JPGヤブマオの仲間には変異が多いことは前に説明したとおりです。ここでは三宅島の森の小さな谷筋で出会ったシマナガバヤブマオを紹介しよう。[2012年9月2日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

シマナガバヤブマオ(島長葉藪苧麻、学名:Boehmeria egregia Satake)はイラクサ科カラムシ属の多年草。ナガバヤブマオの海岸型で伊豆諸島固有亜種。分布は伊豆諸島と千葉県に限り、やや湿り気のある林縁や道端などに自生。草丈は1mほど、葉は対生し厚く、長楕円形で葉縁に細鋸歯、葉先は尾状に尖ります。120902シマナガバヤブマオ@エコカフェ.JPG葉脈がラセイタソウほどではないが凹んでいるのが特徴です。花期は8月から9月頃、雌雄異花、葉腋から雌花序を穂状に伸ばしたくさんの雌花を咲かせます。

雄花序はほとんど見られないというから、ゲノムは3倍体で無性生殖で増殖するのでしょう。雄花に生じ有性生殖する中でこの仲間は変異を生じるのでしょう。三宅島ではこの植物の茎から皮を剥いで糸を紡ぎ「ものし織」という布をつくったそうです。

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シロモジ(白文字)は生活の中に

130505シロモジ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」にひょうたん池の近くでシロモジの木を見かけました。名前の由来は同じ属のクロモジに対して樹皮が白っぽいのことによるそうだ。クロモジは爪楊枝や民間薬などとして利用されるが、シロモジも材が強靭であることから杖に使われたり、かつては果実から油を採取し行燈などに用いたそうです。昔の人は森の木々の特性を理解し生活に役立てていたのですね。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

130505シロモジ樹幹@エコカフェ.JPGシロモジ(白文字、学名:Parabenzoin trilobum (Sieb. & Zucc.) Nakai)はクスノキ科クロモジ属の落葉低木。分布は本州中部地方以西、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の谷筋などに自生。樹高は4mから7mほど、根元から株立ちし、樹皮は褐色で小さな皮目が多く、枝は総じて細い。葉は互生し、枝の基部近くでは小さく楕円形、枝先のものは葉身7pから12cmほどの三角状広倒卵形で3裂から5裂。葉表は淡緑色で無毛、葉裏は灰白色で脈沿いに直角に毛が生えます。葉は秋には黄葉します。花期は4月頃、雌雄異株、葉の展開と同時に、前年枝の葉腋から散形花序をだし黄緑色の花を咲かせます。果実は径約1pの球形の液果、秋に黄色く熟します。


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ハリギリ(針桐)の花は八つ手似

130505ハリギリ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」の谷戸(谷津とも)周囲にはこんもりとした常緑照葉樹と落葉広葉樹の混合林が展開しています。ハリギリ(別名にセンノキ)はミツデカエデ、ムクロジ、ハゼノキなどとともに後者です。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ハリギリ(針桐、学名:Kalopanax pictus (Thunb.) Nakai)はセリ目ウコギ科ハリギリ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では樺太、朝鮮半島、中国に及び、丘陵から山地の落葉広葉樹林に自生。130505ハリギリ樹皮@エコカフェ.JPG樹高は25mほど、樹幹は直立、樹皮は黒褐色で深く縦裂、若木では棘が残り、枝は帯灰色で棘と皮目がつきます。葉は枝先に互生し、葉柄10pから30pの先に葉身10pから25pほどの5裂から9裂に掌状、葉縁に不整の細鋸歯がつきます。葉表は無毛、葉裏の脈状に毛が生えます。花期は7月から8月頃、新枝の先に球状の産経花序をだし、淡黄緑色の小花を多数咲かせます。果実は径約5oの球形の液果、赤褐色から秋に黒色に熟します。

ハリギリはウコギ科であり、タラノキヤマウドの若葉と同じように山菜として食することができるそうです。食べたことがありませんが、灰汁が強いそうで美味しいかは分かりません。


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ハゼノキ(櫨の木)は蝋燭を

130505ハゼノキ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの高木層を構成するもう一つの樹種にハゼノキがあります。それまでの在来のヤマウルシ、ヤマハゼに取って代わって、江戸時代頃にハゼノキは果実から木蝋を採取するために琉球王国から本土に持ち込まれたものだそうです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ハゼノキ(櫨の木、学名:Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze)はムクロジ目ウルシ科ウルシ属の落葉小高木。130505ハゼノキ樹皮@エコカフェ.JPG分布は東アジア、東南アジアに広く、温暖な土地に自生。日本では関東地方で野生化。樹高は10mほど、樹皮は灰褐色で平滑、小さな皮目がつきます。葉は互生し無毛、奇数羽状複葉、小葉は4対から7対ほど、葉身5pから12pほどの被針形、全縁で葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、雌雄異株、葉腋から円錐花序をだし、黄緑色の小花をたくさん咲かせます。小花は5弁、雄花は雄蕊5本、雌花は雌蕊花柱が3裂します。果実は径約1.5pの扁球形の核果、中に種子1個、秋に緑色から褐色に熟します。

ハゼノキは日本在来のヤマハゼの近縁種ですが、ハゼノキの葉は無毛なのにヤマハゼは脈状に毛が多く生えることで見分けることができるそうです。


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ムクロジ(無患子)は石鹸に

130505ムクロジ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーの高木層を構成する樹種のひとつにムクロジがあります。この木は果実を石鹸として利用したことから古くから屋敷林や寺社境内林として植えられることも多かったといいます。この木の自然分布やこの地が四国高松藩主松平讃岐守の江戸下屋敷跡であったことを考えると恐らくは植栽されたものでしょう。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

130505ムクロジ樹皮@エコカフェ.JPGムクロジ(無患子、学名:Sapindus mukurossi Gaertn.)はムクロジ科ムクロジ属の落葉高木。分布は本州中部地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、済州島、中国、インドなどに及び、丘陵や低地に自生。樹高は15mから25mほど、樹皮は灰褐色で平滑(老木では不規則に剥離)、葉は互生し偶数羽状複葉です。小葉は革質で4対から8対ほど、葉身7pから17cmほどの広被針形、全縁で葉先が尖ります。花期は6月から7月頃、枝先に円錐花序をだし、淡緑色の小花をたくさん咲かせます。果実は径約2pの球形の核果、中に黒い種子があって11月頃に黄色く熟します。

果皮にはムクロジサポニンを含むことから泡立ち、平安時代から公家社会で石鹸として利用されてきたそうです。学名の「Sapindus」はインドの石鹸を意味する。また、黒い種子は数珠や羽根突きの玉に利用されたそうです。有用樹なのです。   


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ミツデカエデ(三手楓)は深緑に萌え

ビーグル号の航海日誌 2013年06月01日 15:39

130505ミツカエデ@エコカフェ .JPG「しろがねの森」のかっての谷戸の終点にあたる「ひょうたん池」の畔にミツデカエデの木があります。紅葉を愛でるために植えたものでしょう。葉が3出複葉でメグスリノキと同じです。果実を見れば一目瞭然カエデの仲間と分かるのですが花も果実もないと見分けにくいですね。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ミツデカエデ(三手楓、学名:Acer cissifolium (Siebold et Zucc.) K.Koch)はムクロジ目カエデ科カエテ属の落葉高木。日本固有種。130505ミツカエデ樹皮@エコカフェ.JPG分布は北海道南部、本州、四国、九州に及び、暖温帯上部から冷温帯下部の山地の湿気のある肥沃な場所などに自生。樹高は20mほど、樹皮は灰褐色で平滑、小枝は細く紫褐色です。葉は対生し、3出複葉、小葉は長楕円形から卵状楕円形、葉縁の粗鋸歯(変異が多い)、葉先は尾状に尖ります。花期は4月から5月頃、雌雄異株、前年枝の上部に総状花序をだし、黄色い小花をたくさん咲かせます。小花は萼片・花弁とも4枚、雄蕊4本。雌花では雄蕊がない。果実は翼果で夏から秋に熟し、風散布します。

ミツデカエデの果実は果序にたわわと実るとそうです。花期であるにもかかわらず、出会った個体には蕾や花を確認することができませんでした。こんどぜひ機会をつくり観察したいものです。


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アカガシ(赤樫)の老木に

130505アカガシ樹幹@エコカフェ.JPG「しろがねの森」は台地に細長い谷戸が入り込んで湿地(池)があるような土地であったという。なるほど説明を受ければ納得できるであろう。直ぐ脇を首都高速道路が通り、コンクリートジャングルに囲まれてしまっていては想像するも難しいでしょう。そんな森にアカガシの老木が寂しそうである。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

アカガシ(赤樫、学名:Quercus acuta Thunb.)はブナ科コナラ属の常緑高木。分布は本州宮城県・新潟県以南、四国、九州、国外では台湾、朝鮮半島南部、中国に及び、カシ類では最も標高の高い山地の暖帯上部からブナ帯までに自生。130505アカガシ@エコカフェ.JPGスギ・ヒノキ植林の適地と重なり数を減らし、一方で屋敷林や寺社境内林とされてきたという。樹高は20mから25mほど、樹皮は小木では灰緑色で平滑、老木で帯黄暗赤色で鱗片状に剥離します。葉は互生し有長柄、枝先によくつき、葉身7pから13cmほどの長楕円形、全縁(まれに上部が波状)で先が尾状に尖ります。葉表は濃緑色でクチクラ層が発達し光沢、若葉では両面に褐色軟毛が生えるがやがて脱落します。花期は5月から6月頃、雌雄異花、新枝の基部の葉腋から雄花序を下垂したくさんの黄褐色の雄花、新枝の先の葉腋に雌花序を直立させ2個から6個の雌花を咲かせます。果実は長径2.5cmほどの楕円形の堅果(どんぐり)で殻斗に横線約10本が入り、横線翌年秋に熟します。 

材は強靭で農具や楽器、船舶、車両などに利用されてきたという。カシ類の仲間で樹皮が剥がれやすいものにアカガシのほかにイチイガシやツクバネガシがあります。


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