カラムシ(苧蒸)は自然の恵み

ビーグル号の航海日誌 2013年05月29日 23:43

130505カラムシ@エコカフェ.JPG[「しろがねの森」路傍の植物コーナーの林下で地味ではあるが何となく目立つのがカラムシです。元来、繊維を取るために大陸から持ち込まれた史前帰化植物でないかとの推察もあるように、茎(から)を蒸して繊維を取るために栽培し、人為的に各地に広まったと考えられます。この繊維で織られた越後縮、小千谷縮は有名。名前の由来も推して知るべしですね。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

カラムシ(苧蒸、枲、学名:Boehmeria nivea (L.) Gaudich. var. nipononivea (Koidz.) W.T.Wang )はイラクサ科カラムシ属の多年草。ナンバンカラムシの変種。分布は本州以南の日本全土、東アジアから南アジアまで広く、林縁や道端、石垣、土手や河原などのやや湿った場所を好んで自生。草丈は1mから1.5mほど、地下茎を伸ばし増殖し、茎をほぼ直立させます。葉は互生し、葉身8cmほどの広卵形で葉縁に鋸歯、葉先は尾状に尖ります。葉裏は綿毛が密生し白色を帯びます。花期は8月から10月頃、雌雄異花、茎中ほど上部の葉腋から雌花序、株の葉腋から雄花序を房状にだします。花は黄緑色で目立たないようです。

カラムシ属は茎に鋭い刺を持つがカラムシの刺は触っても痛くないという。人の手で育てられているうちに防御機能を失ったのではないでしょうか。アカタテハ、フクラスズメ、ラリーカミキリなどの食草になっています。


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チョウジソウ(丁字草)は意外な

130505チョウジソウ@エコカフェ.JPG目黒の「しろがねの森」にあるひょうたん池の湖畔の湿地で咲き誇るチョウジソウ。名前の由来はこの花がフトモモ科の常緑高木のチョウジ(丁香)の花に似ていることにあるそうです。もっともチョウジの名前と言えば、蕾が釘の形に似ていて、乾燥させたものをスパイス(香料)に使うことにあるようです。なんと2段階です。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

チョウジソウ(丁字草、学名:Amsonia elliptica (Thunb.) Roem. et Schult.)はリンドウ目キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草。準絶滅危惧(NT)。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、湖沼周辺、河川敷などのやや湿った草地に自生。草丈は40cmから80cmほど、葉は互生し水平に展開、葉身8cmから12cmほどの披針形で全縁、葉先は尖ります。花期は5月頃、茎頂から集散花序をだし薄青色の5弁花をたくさん咲かせます。花は径約15mm、萼は5深裂、花冠は平開し、中心部に微細な毛が密生します。果実は長径5cmの円柱状の袋果です。

チョウジソウはキョウチクトウの仲間であり、防御機能として全草にβ‐ヨヒンビンなどのアルカロイド系の毒成分を含むという。まさか口にするとは思いませんが注意が必要ですね。


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これなんだシリーズ(217)

130411これなんだ@エコカフェ奄美大島エコツアー_336_s.jpg奄美大島の金作原原生林で撮影しました。

小笠原諸島のマルハチではありませんね。

こうみるとマルハチにそっくりですが。

シダ植物でも大きくなる木性シダです。
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