ラショウモンカズラ(羅生門葛)は花盛り

ビーグル号の航海日誌 2013年05月06日 18:55

130505ラショウモンカズラ花@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーで見事に群落をつくっていました。ラショウモンカズラです。ちょうど花の時期でしたのでパチリとさせていただきました。ところが色合いがいま一つでした。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ラショウモンカズラ(羅生門葛、学名:Meehania urticifolia (Miq.) Makino)はシソ科ラショウモンカズラ属の多年草。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の湿気のあるやや日当たりのよい林内などに自生。130505ラショウモンカズラ@エコカフェ.JPG草丈は15pから30pほど、茎は直立し、葉は対生し茎上部のものは無柄で下部のものは有柄、葉身2pから5pほどの卵状心形で葉縁に粗鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、花茎を伸ばし何段にもわたり、格段の苞葉腋から長さ4、5pもある唇形の青紫色の花を数個咲かせます。内部には白い毛が生え、下唇が大きく、濃紫色の誘導斑紋が入ります。果実は4つの部屋からなる分果です。花が終わると地上を這う走出枝(ランナー)を出して増殖します。 

名前の由来は花の形を平安時代に京都の羅生門で武将渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に見立てたことにあるそうです。何ともとおどろおどろしい話ですが、花は林下で萌える緑によく目立つのではないでしょうか。


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タグ:広域種
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チドリノキ(千鳥木)は孤高の人

130505チドリノキ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーで見られるチドリノキ。新葉はすっかり展開していますがプロペラ状の若い果実がついていません。どうやら雄株であるため雄花はすでに脱落してしまったのでしょう。チドリノキはちょと孤独な変わりものです。他のカエデの仲間の葉が蛙手に裂状かメグスリノキのように3出複葉なのに対してサワシバに似た一葉であるのです。プロペラ状の果実ができて初めてカエデの仲間だと分かるのです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

130505チドリノキ葉@エコカフェ.JPGチドリノキ(千鳥木、学名:Acer carpinifolium Siebold et Zucc.)はムクロジ目カエデ科カエデ属の落葉小高木。日本固有種。分布は本州岩手県以南、四国、九州に及び、温帯域の山地の沢筋などに自生。樹高は8mから10mほど、暗褐色から灰色で細縦裂。葉は対生し、葉身8pから12pほどの卵状楕円形か卵状長楕円形で葉縁に鋭い重鋸歯、葉先は鋭く尖ります。葉は平行脈が目立ち、葉表は緑色、葉裏は淡緑色。若葉表には伏軟毛が生えるが、脈状の除きじきに脱落。花期は4月下旬から5月上旬、雌雄異株、葉の展開とと同時に、雄株は枝先から長さ10pもの総状花序を下垂させ、10個前後の淡黄色の雄花を咲かせます。雄花は径約1p、萼片4枚、花弁4枚(又は無)、雄蕊は8本ほど。雌株は枝先に散形状に雌花序をだし幾つかの雌花を咲かせます。雌花は径約1pで雄蕊が退化、雌蕊花柱の先が2裂。果実は翼果、秋に熟すと風散布します。

名前の由来は翼果が風に舞う様子を千鳥が飛ぶ様子にたとえたことにあります。別名にヤマシバカエデとあり、こちらは山で焚き火をするためのカエデということらしい。そういえば「サワシバ」も沢に生える薪ということでしたね。クエスチョン、雌雄異株ではなく、雄花両性花異株との考えもあるようですが....。


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