GWの千葉サーフィン・太東海岸

気まま太公望 〜釣れ釣れなるままに〜 2013年05月08日 08:10

写真.JPG
GWも終わり、お仕事モードかと思いきや、
ビジネスパーソンはGW疲れが溜まっているのではないでしょうか?

今年も夏が近づくにつれ、
私自身、マリンライフも活発になってきておりますが、
このGWは友人と千葉にサーフィンに行ってきましたので、
そのご報告です。

(タイトル通り、雑感です。取りとめのない文章ですみません。)

私のホームスタジアムは湘南なので、
千葉は数えるぐらいしか行ったことがないのですが、
やはり千葉の波のパワーはGOODでして、
GW中は地元の方曰く、あまり良くなかったらしいのですが、

それでもいつもの湘南よりはよかったです。

湘南より人も混雑しておらず、素晴らしい波。

やはり上達するには良い環境で訓練しないとねってことで、

「やっぱりバーチーだね」


友人とこう言葉を交わし、定期的に千葉に来ることを誓い、
東京に向けての帰路に着きました。

ちなみに、海釣りもそろそろ始動したいと思います。
またブログで更新して行きますねw






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クチナシ(梔子)は照葉樹林の森で

⇒エコツアー 2013年05月07日 21:16

130411クチナシ@奄美大島エコツアー_238_s.jpg奄美大島の金作原原生林は典型的な亜熱帯性照葉樹林の森です。高木層、亜高木層、低木層、草本層と一年中、葉をつけた多様な植物たちが地勢的だけではなく階層的にも棲み分けをしています。ここでは低木層を構成するクチナシを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

クチナシ(梔子、学名:Gardenia jasminoides Ellis)はアカネ科クチナシ属の耐陰性の強い常緑低木。分布は本州千葉県以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、中国、インドシナ半島などに広く、照葉樹林内に自生。130411クチナシ樹幹@奄美大島エコツアー_239_s.jpg樹高は1mから3mほど、樹皮は灰褐色で平滑、葉は対生か3輪生で厚く、葉身3pから6pほどの倒卵状楕円形から楕円形で全縁、葉先は短く尖ります。クチクラ層が発達し光沢があり、無毛、葉表は濃緑色で葉脈がくぼんでみえ、葉裏は淡緑色です。花期は6月から7月頃、葉腋から短い花柄をだし、径約5pから7pほどの白色の花1個咲かせます。花は基部が筒状で花冠が6深裂します。果実は長径約2pの稜が6個ある楕円形の漿果(多肉質の液果)、中に多数の種子が入り、10月から11月頃に赤く熟します。

名前の由来は果実が裂開しないことを「口無し」としたことにあるそうですよ。この果実にはカロチノイド系色素のクロシンが含まれることから古く飛鳥時代から黄色染料として利用されてきました。今日、国内では「クチナ黄色素」(食品添加物)としてたくあんなど食材・食品の着色に利用されています。


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ノイバラ(野茨)は逞しい

130505ノイバラ花@エコカフェ.JPGひょうたん池の水辺にもっさりした茂みをつくっているのがノイバラの株。ちょうど暖かな日差し下で白い目立つ花を咲かせています。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ノイバラ(野茨、学名:Rosa multiflora Thunb.)はバラ科バラ属の半つる性の落葉低木。分布は北海道南西部、本州、四国、九州、朝鮮半島に及び、攪乱に強く野原や川原の水分条件がよくて日当たりもよい場所に自生。樹高は1mから2mほど、よく分枝し、棘が対生につきます。130505ノイバラ@エコカフェ.JPG棘には短い枝が変化したものと葉が変化したものがあるが、ノイバラの棘は基部から剥がれることから後者のケースと分かります。葉は対生し有柄、奇数羽状複葉で葉柄基部には蜜腺を伴う托葉が針状につきます。小葉は2対から4対、葉身1.5cmから5cmほどの楕円形で葉縁に細鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、枝先から総状花序をだし、径約2cmの白色の5弁花を咲かせます。果実は径5oから9oほどの球形の偽果で秋に赤色に熟します。

ノイバラの仲間でより身近で見られるテリハノイバラは葉にクチクラ層が発達し光沢があるそうです。どちらも品種バラの接ぎ木として利用だれたり、赤い果実のなる子枝を花卉として生け花で好んだりします。また、果実は利尿作用があり「営実」と称して民間薬として、そのエキスは皮膚の保護作用や抗酸化作用があるとして化粧品成分に利用されているという。


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亀たちの日向ぼっこ

130505カメの日向ぼっこ@エコカフェ.JPGしろがねの森にあるひょうたん池には在来種のクサガメとイシガメ、外来種のミシシッピミミアカガメが棲んでいるそうです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ちょうど訪ねたのが午前中でしたがすでに池に水没した倒木の上で日向ぼっこをしています。
対岸の岸辺なので遠くてようやく確認できました。
何匹いるのでしょうか。
130505ひょうたん池の緑@エコカフェ.JPG大きな亀の上にやや小さい亀が背中乗りしています。
仲がよいのか、ずうずうしいのか。
草亀なのか、石亀なのか。
親子の亀もはいるのか。
水面に周囲の木々の緑が映えている。
お天気さえ良ければ切る日も来る日も同じ風景が繰り広げられている。

今日から人間界では大型連休明けです。こちらも静かだった都心の交通機関や道路など雑踏という日常の風景が戻ってきます。


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ラショウモンカズラ(羅生門葛)は花盛り

ビーグル号の航海日誌 2013年05月06日 18:55

130505ラショウモンカズラ花@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーで見事に群落をつくっていました。ラショウモンカズラです。ちょうど花の時期でしたのでパチリとさせていただきました。ところが色合いがいま一つでした。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ラショウモンカズラ(羅生門葛、学名:Meehania urticifolia (Miq.) Makino)はシソ科ラショウモンカズラ属の多年草。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の湿気のあるやや日当たりのよい林内などに自生。130505ラショウモンカズラ@エコカフェ.JPG草丈は15pから30pほど、茎は直立し、葉は対生し茎上部のものは無柄で下部のものは有柄、葉身2pから5pほどの卵状心形で葉縁に粗鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、花茎を伸ばし何段にもわたり、格段の苞葉腋から長さ4、5pもある唇形の青紫色の花を数個咲かせます。内部には白い毛が生え、下唇が大きく、濃紫色の誘導斑紋が入ります。果実は4つの部屋からなる分果です。花が終わると地上を這う走出枝(ランナー)を出して増殖します。 

名前の由来は花の形を平安時代に京都の羅生門で武将渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に見立てたことにあるそうです。何ともとおどろおどろしい話ですが、花は林下で萌える緑によく目立つのではないでしょうか。


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タグ:広域種
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チドリノキ(千鳥木)は孤高の人

130505チドリノキ@エコカフェ.JPG「しろがねの森」路傍の植物コーナーで見られるチドリノキ。新葉はすっかり展開していますがプロペラ状の若い果実がついていません。どうやら雄株であるため雄花はすでに脱落してしまったのでしょう。チドリノキはちょと孤独な変わりものです。他のカエデの仲間の葉が蛙手に裂状かメグスリノキのように3出複葉なのに対してサワシバに似た一葉であるのです。プロペラ状の果実ができて初めてカエデの仲間だと分かるのです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

130505チドリノキ葉@エコカフェ.JPGチドリノキ(千鳥木、学名:Acer carpinifolium Siebold et Zucc.)はムクロジ目カエデ科カエデ属の落葉小高木。日本固有種。分布は本州岩手県以南、四国、九州に及び、温帯域の山地の沢筋などに自生。樹高は8mから10mほど、暗褐色から灰色で細縦裂。葉は対生し、葉身8pから12pほどの卵状楕円形か卵状長楕円形で葉縁に鋭い重鋸歯、葉先は鋭く尖ります。葉は平行脈が目立ち、葉表は緑色、葉裏は淡緑色。若葉表には伏軟毛が生えるが、脈状の除きじきに脱落。花期は4月下旬から5月上旬、雌雄異株、葉の展開とと同時に、雄株は枝先から長さ10pもの総状花序を下垂させ、10個前後の淡黄色の雄花を咲かせます。雄花は径約1p、萼片4枚、花弁4枚(又は無)、雄蕊は8本ほど。雌株は枝先に散形状に雌花序をだし幾つかの雌花を咲かせます。雌花は径約1pで雄蕊が退化、雌蕊花柱の先が2裂。果実は翼果、秋に熟すと風散布します。

名前の由来は翼果が風に舞う様子を千鳥が飛ぶ様子にたとえたことにあります。別名にヤマシバカエデとあり、こちらは山で焚き火をするためのカエデということらしい。そういえば「サワシバ」も沢に生える薪ということでしたね。クエスチョン、雌雄異株ではなく、雄花両性花異株との考えもあるようですが....。


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子供の日、カルガモの親子にほっこり

ビーグル号の航海日誌 2013年05月05日 22:12

130505カルガモ親子@エコカフェ.JPG今日は子供の日、カルガモ親子に出会った。
目黒の自然教育園は武蔵野の雑木林がよく保存されています。
かつて大名下屋敷だった園内にはひょうたん池や小川、湿地があります。
真っ先に視界に入ってきたのは池から続く湿原でひときわ目立つアヤメやカキツバタの花です。
スゲの新緑に紫色の高貴なアクセントをつけています。
手前の小さな流れにはメダカたちが静かに競争しています。
やがてここはヒキガエルのおたまじゃくしたちの黒い塊が占有することでしょう。
せき立てられるようにひょうたん池の片隅で水面にせりでた木陰の草の茂みに目をやります。
130505カルガモ親子@エコカフェ.JPGやはりそこには何か動くもがいるがいます。
目を凝らしているとカルガモの親子であると分かります。
子供たちは全部で何羽かなと、1羽、2羽、3羽、・・・。
親の動きに導かれ右へ左へと勢いよく動きまわり、波紋が重なり、陽光でうーんうまく数えられないです。
水面の倒木に日向ぼっこするイシガメやクサガメの静寂とは対照的な動き。
それでもしばらく数えることに集中、というより格闘、全部で10羽。
何とも大家族です。
少し家族にお節介心が湧きます。
お父さんもお母さんも子育て大変だろうな、なんて。
天敵のハシブトカラスはこの森をねぐらにしているし、カラスは都会の餌事情がよいから余程でなければ大丈夫だろうな。
かつてこの森の住人であったタヌキはまだいるのだろうか。夜行性だよな。
ノネコは大丈夫だろうか....。
都会の小さな自然の中で厳しくもすくすく育ってほしいと思います。


by トノサマガエル

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コゴメウツギ(小米空木)

130505コゴメウツギ花@エコカフェ.JPGしろがねの森、路傍の植物のコーナには所狭しといろいろな植物が植栽展示されています。コゴメウツギもそのひとつです。これは薔薇の仲間。「ウツギ(空木)」名前のつく樹木はいろいろありましたよね。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

コゴメウツギ(小米空木、学名:Stephanandra incisa (Thunb.) Zabel)はバラ科コゴメウツギ属の落葉低木。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の日当たりのよい所などに自生。130505コゴメウツギ@エコカフェ.JPG樹高は1mから2mほど、よく株立ち枝も分枝し、主幹がたわみます。樹皮は灰褐色で縦裂し若枝は赤味を帯びます。葉は互生し有柄、葉身2pから6pほどの三角状広卵形、葉縁は羽状に浅裂し欠刻状鋸歯がつき、葉先は尾状に尖ります。花期は5月から6月頃、本年枝の枝先か葉腋から円錐花序をだし、淡黄白色の5弁花をたくさん咲かせます。花は径約5o、雌蕊1本、雄蕊10本、淡黄白色の萼片5枚は花弁より短い。果実は径約3oの球状の袋果です。

「空木」ばかりは木の芯が中空になっているようですが、他の「空木」がつく樹木は多くの場合は芯には髄が詰まっています。何となく花が似ていたりするんですね。それで「空木」と名前につけられたのでしょう。まあ大雑把なわけです。


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タグ:広域種
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ナルコユリ(鳴子百合)の花は清楚

100505ナルコユリ@エコカフェ.JPGしろがねの森の路傍植物、続いてはナルコユリです。ナルコユリの仲間は世界に58種、うち日本にはアマドコロ、ミヤマナルコユなど10種ほどが知られています。この仲間はチゴユリの仲間と花被片が離弁なのに対して合着しているのが特徴です。一見両者の外見は似ていますが、よく花を観察する必要がありそうです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

ナルコユリ(鳴子百合、学名:Polygonatum falcatum A.Gray)はユリ科アマドコロ属の多年草。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国東北部に及び、山地の明るい林内や林縁、草原などに自生。草丈は50pから90cmほど、茎の断面は円形で上部でしなり、葉は互生し無毛、葉身8pから15pほどの披針形で全縁、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、葉腋から細い花柄を伸ばし青白色の花を1個から5個ほど咲かせます。花は花被片が筒状に合着し長さ約2o先が浅6裂します。雄蕊6本の花糸は無毛で葯は黄色です。果実は径7oから10oほどの球形の液果で黒紫色に熟します。

名前の由来は花や果実のつく様子が「鳴子」(長い縄に板と竹を結びつけ、それを沢山並べぶら下げて、風で揺れると音がなり、稲を荒らす鳥などを追い払う目的や、侵入者を知る目的などに使用した道具)に似ていることにあるそうです。なるほど、なるほどです。


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タグ:広域種
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シモバシラ(霜柱)の名前は

130505シモバシラ@エコカフェ.JPG今日は子どもの日、端午の節句です。天気も良いので「しろがねの森」に草花教室のための事前散策に行ってきました。自然教育園を入ると散策路の両側には路傍の草木が植栽展示してあります。ここではシモバシラを紹介します。冬期に枯れた茎に霜柱が良くできるのが名前の由来、冬の高尾山でもよく見られます。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎]

シモバシラ(霜柱、学名:Keiskea japonica Miq.)はシソ科シモバシラ属の宿根性の多年草。日本固有種。分布は本州関東地方以南、四国、九州に及び、低山の林内や渓流沿いなどに自生。草丈は40pから70cmほど、茎の断面はシソ科特有で四角形、葉は茎節ごとに対生し薄く、葉身8pから20pほどの楕円形で葉縁に粗鋸歯、葉先は尖ります。葉表の脈上に細毛が生えます。花期は9月から10月頃、水平にたわんだ茎上部の葉腋から総状花序を垂直に伸ばし、白色の小花をたくさん咲かせます。小花は釣鐘状で花冠の長さ約7o、雄蕊が突出します。果実は径約2oの球形の分果、褐色に熟します。

シモバシラは名前の通り、冬季でも地下茎(根)は生きていて枯れた地上部の茎(導管)から水分が蒸散し、冷気に触れて氷結することで背の高い霜柱ができるんですよ。面白いですね。


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タグ:日本固有種
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シマウリカエデ(島瓜楓)とは

130411シマウリカエデ@エコカフェ奄美大島エコツアー_251_s.jpg奄美大島の金作原原生林は亜熱帯性照葉樹林の森であるが、わずかながら落葉広葉樹が混生。カエデの仲間ではアマミカジカエデとシマウリカエデ、どちらも奄美固有種として貴重である。ここではアマミウリカエデを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

シマウリカエデ(島瓜楓、学名:Acer insulare Makino)はカエデ科カエデ属の落葉小高木、奄美固有種。分布は奄美大島と徳之島(わずか)に限り、低地から山地の林縁などに自生。130411シマウリカエデ樹肌@エコカフェ奄美大島エコツアー_252_s.jpg樹高は5mから10mほど、樹皮はマクワウリにように淡緑色に暗緑色の縦筋が入り、葉は対生し葉柄は長く、葉身6pから12pほどの卵状三角形で全縁または浅く3裂か5裂、葉先は尾状に尖ります。葉は見事に黄葉します。花期は3月頃、雌雄異株、本年枝先の葉腋から細長い総状花序をだし10個から15個の黄緑色の花を咲かせます。果実は翼果で風散布します。、

アマミウリカエデは屋久島固有種のヤクシマオナガカエデ(屋久島尾長楓)、本州福島県以南、四国に分布するホソエカエデ(細枝楓)、さらに、本州、四国、九州と屋久島に分布するウリハダカエデ(瓜膚楓)に似ているというが、隔離により環境適応の結果として種分化が進んでいる形態のひとつと考えてよいのではないでしょうか。


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古代植物、マツバラン(松葉蘭)

⇒エコツアー 2013年05月04日 19:46

130411マツバラン@エコカフェ奄美大島エコツアー_220_s.jpg奄美大島の金作原原生林で珍しいシダ植物を観察しました。古代植物のマツバラン、江戸時代には各大名がこぞって池泉回遊式庭園づくりとともに愛でた逸品です。松の葉に似ていていつも青々としていて縁起が良いということでしょう。エコカフェでも小笠原の森で稀に見たことがあるが、他の地域で樹幹に着生しているところを見るのは初めてでした。ちなみに宿主は渓流近くにあったヒカゲヘゴで樹幹を覆う気根をうまく利用していますね。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

130411マツバラン@エコカフェ奄美大島エコツアー_218.jpgマツバラン(松葉蘭、学名:Psilotum nudum (L.) Griseb)はマツバラン目マツバラン科マツバラン属の常緑性シダ植物。環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)。分布は本州中部地方以南、四国、九州、南西諸島、国外では熱帯地域に広く、樹上や岩上などに溜まった腐植などに着生。草丈(茎丈)は30pほど、胞子体の茎は二叉し、細い枝には稜があり所どころに突起ができます。胞子体の地下部分は髪の毛のような仮根がたくさん生え、仮根には菌根菌が共生します。ソーラス(胞子嚢群)は分枝した先端部の枝のありこちにつき、熟すと黄色くなり、破れ胞子が放出されます。胞子は腐食物中で発芽し、配偶体になり、菌根菌から栄養をもらって造卵器と造精器を生じます。各器官で造られた卵と精子が受精することで地上部を持つ胞子体が誕生し、成長して光合成をするようになります

マツバランの仲間は1属2種しか存在せず、葉も根もない原始的な形態を維持しているシダ植物なのです。このブログでも原始的な形態を維持しているシダ植物として他にイワヒバヒバゴケヒカゲノカズラを紹介しましたが、何とも不思議ですね。


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ハドノキも照葉樹林を

130411ハドノキ@奄美大島エコツアー_206_s.jpg130411ハドノキ樹皮@奄美大島エコツアー_207_s.jpg奄美大島の金作原原生林の亜熱帯性照葉樹林のハドノキは低木層を構成している樹種のひとつと思いきや、何と亜高木層まで進出しているようです。出逢ったハドノキもかなりの高さがありました。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ハドノキ(学名:Oreocnide pedunculata (Shirai) Masamune)はイラクサ科ハドノキ属の常緑低木。分布は本州伊豆半島・紀伊半島、四国、九州南部、南西諸島、台湾に及び、山地の樹林内の明るい沢筋などに自生。樹高は4mから5mほど、樹皮は赤褐色で多い皮目が目立ち、上部でよく枝分けれします。葉は互生し、葉身5pから10pほどの長楕円状披針形、葉縁に粗い鋸歯、葉先は尾状に尖ります。葉は無毛か短伏毛が生え、3脈が目立ち、葉柄と葉裏の葉脈は紅色を帯びます。花期は2月から4月頃、雌雄異株、前年枝の葉痕腋から、雌花は4o前後の柄を伴う団集花序に、雄花は無柄の団集花序に、たくさんの極小さな花を咲かせます。雌花の紅色の花被は筒状で柱頭の縁には白い微毛が生え、雄花は花被片3枚が開きます。果実は多肉質の花被が合着した径約1.5mmの卵形の痩果、11月から翌年3月頃に熟します。

奄美大島は台風の通り道にあたり、暴風雨による大きな土砂崩れもしばしば発生してきたらしい。そのため森の新陳代謝もしばしば起こり、多様な植生が維持されてきたのであろう。もちろん、シカなど四足の草食動物を欠いていることが、一番森の低木層や草本層の緑を豊かに保てていることになるのでしょう。佐渡島の森もそんな森ですよ。


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サンゴジュ(珊瑚樹)は照葉樹林を

130411サンゴジュ手前@エコカフェ奄美大島エコツアー_195_s.jpg奄美大島の金作原原生林、亜熱帯性照葉樹林の代表格であろう。ここにはイジュタブノキホルトノキなどの高木層の下にフカノキクロガネモチショウベンノキカクレミノなどとともに亜高木層や低木層を構成する樹種のひとつにサンゴジュがあります。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

サンゴジュ(珊瑚樹、学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki (K.Koch) Zabel)はマツムシソウ目スイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木。130411サンゴジュ樹幹@エコカフェ奄美大島エコツアー_196_s.jpg分布は本州関東地方南部以南、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島南部、台湾に及び、海岸近くの山地などに自生。樹高は5mから12mほど、樹皮は灰黒色から灰褐色で皮目が多く目立つ。葉は対生し分厚く光沢があり、葉身は7pから20pほどの長楕円形で全縁(時に葉縁上部に波状の鋸歯)で葉先は尖ります。若葉は褐色、後に濃緑色に変化。花期は6月から7月頃、本年枝先に円錐花序を伸ばし、たくさんの白色の花を咲かせます。花冠が5裂し反り返り、5本の雄蕊が目立ちます。果実は長径約8oの卵形の核果、秋に果柄とともに赤く熟します。

分厚い葉や柔らかな木質には水分が多く含まれること、芽吹き力が旺盛なこと、から耐火性に優れることから、防潮林のほか生垣、公園樹によく利用されています。名前の由来は真っ赤な果実が房のようにつく様をにあるというとおり、数珠なりしている様子は見事です。


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ナガレヒキガエル(流れ蟇蛙)

110723ナガレヒキガエル@エコカフェ.JPG京都大学芦生研究林は通称「芦生の森」と呼ばれており、エコカフェも時どきフィールドワークに活用させてもらっています。そこは懐の深い新緑が美しい豊かな森のです。この森には多くの生き物たちが暮らしています。ここではナガレヒキガエルを紹介します。アズマヒキガエルに似ていますが鼓膜が目立たないので区別がつきます。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

ナガレヒキガエル(流れ蟇蛙、学名:Bufo torrenticola Matsui)はヒキガエル科ヒキガエル属の大型の蛙。日本固有種。分布は本州中部地方西部・近畿地方に限り、山地の渓流周辺の森林内や草原などに生息。体長は7pから17cm(メスが一回り大きい)で皮膚に疣状の突起があり、体色は緑褐色や黒褐色、四肢がアズマヒキガエルより長く、鼓膜は小さく不明瞭、趾間に小さな水掻きがあるそうです。食性は動物食でミミズ、昆虫類、節足動物などを食します。繁殖期は4月から5月頃、渓流や滝壺などの水底に産卵、ひも状の卵塊は2500個もの卵が入っているという。この繁殖期、メスの体表には赤や橙の斑紋が入り、オスは突起が消えるという。

日本には関西の基亜種ニホンヒキガエルと関東に亜種アズマヒキガエル、宮古島に固有亜種のミヤコヒキガエル、本州中部に渓流産のナガレヒキガエルが生息していることになります。いずれも後頭部の耳線から白乳色の毒成分ブフォトキシンを出して外敵から身を守ります。素手で触るのは気をつけましょう。


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ヒメジャノメ(姫蛇目)は森の忍者

130411ヒメジャノメ@エコカフェ奄美大島エコツアー_318_s.jpg奄美大島の金作原原生林は亜熱帯性照葉樹林の典型的な深い森です。そんな森の植生観察をしている時に登山道脇に散った落葉の上にじーっとしている小さな生き物を発見。調べてみるとヒメジャノメのようです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ヒメジャノメ(姫蛇目、学名:Mycalesis gotama Moore)はタテハチョウ科コジャノメ属の蛇目蝶の仲間。分布は日本では北海道渡島半島以南、東アジア、東南アジアに広く、山地や盆地などの明るい疎林内や周辺などに生息。前翅長は18mmから31mmほど、翅裏を縦に走る白色帯がほぼ直線的に入り、後翅裏面の大きな目玉斑紋の上に並ぶ小さな目玉斑紋の数が3つです。似ているコジャノメは白色帯が湾曲し、小さな目玉斑紋は4つとなります。発生時期は5月から10月頃、成虫は吸密せず腐果や獣糞に集まり、幼虫の食草はアズマネザサ、ススキなどのイネ科植物になります。

最近の研究によると、ヒメジャノメはひと括りにせず、日本本土・対馬・屋久島・種子島産を亜種(学名:M. g. subsp. fulginia Fruhstorfer)、奄美大島・沖縄産を亜種(M.g.subsp. amamiana Fujioka)とする報告もなされているようです。分類学は専門家に任せるにしても、地理的に生息地が分断し集団の交流が途絶えることで、各集団は独自に分化、進化のプロセスを辿るというのは興味深い自然の摂理なんですよね。


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アマミシリケンイモリ(奄美尻剣井守)は

⇒エコツアー 2013年05月03日 22:49

130411アマミシリケンイモリ@エコカフェ奄美大島エコツアー_364.jpg奄美大島の深い森、金作原原生林のしたたかな小さな住人。それはフグ(河豚)毒と同じテトロドトキシンを体内に忍ばせアマミシリケンイモリだ。アマミイシカワガエルと同様、沖縄本島や渡嘉敷島に生息する個体とは別種とされ、シリケンイモリから改められるたのです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

アマミシリケンイモリ(奄美尻剣井守、奄美尻剣蠑螈、学名:Cynops ensicauda ensicauda)はサンショウウオ目イモリ科イモリ属の両生類。130411アマミシリケンイモリ腹@エコカフェ奄美大島エコツアー_371_s.jpg奄美固有亜種(シリケンイモリ基亜種)。分布は奄美大島に限り(徳之島では絶滅か)、平地から山地までの沼地や水田、湿った林床、林道の水溜まりなどに生息、半水生だが陸生が強いという。体長は11cmから15cm(雌は雄より一回り大きい)、尾が険のように長く、体色は背面が暗褐色、腹面は指先までほぼ橙色です。オキナワシリケンイモリのように体表に斑紋はなく無地、あっても体側にオレンジ線が入る程度です食性は動物食でミミズ、昆虫類、カエルなどを食します。産卵期は1月下旬から7月頃、浅い水中の水草に産卵。孵化した幼生は鰓呼吸し、変態して肺呼吸するようになり、水中を離れ森内などで暮らし、3年から5年で成熟し、産卵のために水域に戻るんですよ。

沖縄本島から奄美大島までがユーラシア大陸と陸続きの頃に移入してきた動物たちの多くは、地殻変動や気候変動により地勢的に島嶼として分断されて以降、環境に適応できなかったり、競争に敗れたり、運良く独自の分化・進化プロセスの中にあったりしている訳です。奄美大島の深い森はそんな貴重な生き物たちの唯一のワンダーランドなのですね。


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オットンガエルとは是不思議

130412オットンガエル案内板@エコカフェ.JPG奄美大島には9種類のカエルが生息しているという。このうち、先に消化したアマミイシカワガエルと今回のオットンガエルのみが奄美大島に限り、ハロウエルアマガエル、リュウキュウアカガエル、ヌマガエル、アマミハナサキガエル、アマミアオガエル、リュウキュウカジカガエルは他の地域にもセイズ抗すそうです。奄美博物館の飼育水槽にいるはずのオットンはもぬけの空でした。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

オットンガエル(学名:Rana subaspera Barbour)はアカガエル科オットンガエル属の大型の蛙。絶滅危惧TB類(VU)。分布は奄美大島、加計呂麻島に限り、丘陵地や山地に林内や草地などに生息。体長は9.3cmから14cm(雌は雄より一回り大きい)、体色は背面が黄褐色、腹面は淡黄色、何れも暗色の不規則な斑紋が入ります。皮膚表面に大小不定の多数の疣(イボ)がつきます。四肢は頑丈、後肢に暗褐色の縞模様、前肢には指5本、普通の指4本のほかに第1指の内側に肉質の拇指1本あって襲われたりすると棘状の骨を突き出し攻撃してくるという食性は動物食で昆虫類、節足動物。甲殻類、陸生貝類などを食します。繁殖期は4月から8月頃、渓流や水溜まりの近くに堆積した水の沁みる土砂にオスが径30cm、深さ5cmほどの穴を掘り、その中にメスが800個から1300個も産卵します。幼生は秋か翌年初夏に変態し幼体になるそうです。

開発による自生地の環境破壊や侵略的外来種マングースによる捕食圧により生息数は減少しているそうです。固有種・固有亜種の多くがマングースの捕食圧の犠牲になっていることから、駆除のためマングース・バスターズが結成され、職業として成り立っていると聞き正直驚きました。


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人と自然のきずな〜森里海連環学へのいざない〜

⇒シンポジウムetc 2013年05月02日 11:17

京都大学・日本財団共催シンポジウム

タイトル:人と自然のきずな〜森里海連環学へのいざない〜
IMG_7621.JPG
日本列島に降った雨は森をはぐくみ、里を潤し、豊かな海の生産を支えます。このような水を通した森、川、海のつながり、そして人とのつながりは、決して一方通行ではなく相互に関係するものです。近年、森林や河川、沿岸、海洋などの生態系が劣化してきた原因として、これら生態系のつながりがなくなってきたことがあげられます。京都大学は、そのつながりを科学的に明らかにし、人と自然の関わり方を考え直すための新しい学問として「森里海連環学」を提唱しています。また、日本財団との共同事業として「森里海連環学教育ユニット」を設立しました。このユニットでは、2013年度から5年間、京都大学大学院生を対象とした「森里海連環学教育プログラム」を開講し、森里海連環学にもとづく持続可能な社会づくりを国際的な舞台で実行できる優秀な人材を育てることを目指します。この機会に、京都大学と日本財団が進めてきた森里海連環学の成果をふりかえり、フィールド(現場)に密着したさまざまな調査研究を通じて、今後どのように研究を発展させていくか、また、人材育成にどのように貢献できるかを参加者とともに考えます。

会場:日本財団ビル2F大会議室(〒107−8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号)

開催時期:2013年6月29日(土)

プログラム:
11:00〜13:00 パネル展示・立会い(1Fロビー)(パネル展示は17:30まで継続)
13:00〜13:05 開会のあいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本財団常務理事 海野光行
13:05〜13:20 森里海連環学とはなにか・・・・・・・・・・ 京都大学フィールド研教授 山下 洋
13:20〜14:10 基調講演 ふるさと見分け・ふるさと磨きの空間学
・・・・・・・・・・・・・ ・東京工業大学大学院社会理工学研究科 桑子敏雄
14:10〜14:20 (休憩)
14:20〜15:50 森里海連環学へのいざない
14:20〜14:50 森、里、海の向こうに・・・・・・・・・・京都大学フィールド研教授 吉岡崇仁
14:50〜15:20 魚を調べ、沿岸域を知る・・・・・・・東北大学大学院農学研究科教授 片山知史
15:20〜15:50 連環をひろげる公共政策・・ ・京都大学大学院人間・環境学研究科教授 浅野耕太
15:50〜16:00 (休憩)
16:00〜17:20
パネルディスカッション 森里海連環学にもとづく環境づくり人づくり
コーディネーター:京都大学森里海連環学教育ユニット 吉積巳貴
パネリスト:NPO法人森は海の恋人 畠山 信
舞鶴市市民,環境!みる・きく・考える会 青海典子
電力中央研究所 鈴木健太郎
京都大学森里海連環学教育ユニット 向井 宏
17:20〜17:30 閉会挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・向井 宏

申込 E-mail:renkan1@kais.kyoto-u.ac.jp 
Fax:075-753-2263(お名前と連絡先を明記下さい)
定員 先着200名(無料)


エコカフェは、パネル展示の予定。


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アマミイシカワガエル(奄美石川蛙)は渓流の宝石

130412イシカワガエル@エコカフェ.JPGここ数日はヒンヤリで過ごしやすいですが、陽の光が少ないのは残念です。奄美大島の深い森の深い渓流にわたしらは人間様とは無関係に棲んでいます。それゆえ森ではヒュー、ヒューとやや高い鳴声のみ。わたしらとはイシカワガエルです。かつては沖縄本島産と同種とされていたが、数年前、アマミイシカワガエルとして別種とされました。奄美博物館の飼育水槽は窮屈でたまらんな。友だちもいないし....。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

130412イシカワガエル案内板@エコカフェ.JPGアマミイシカワガエル(奄美石川蛙、学名:Odorrana splendida Kuramoto, Satou, Oumi, Kurabayashi et Sumida)はアカガエル科ニオイガエル属の大型の蛙。奄美固有種で絶滅危惧TB類(EN)。分布は奄美大島に限り、深い森の渓流やその周辺の林内などに生息。体長は88cmから120cmほどでメスのほうがやや大きめです。体色は日本の蛙の中では最も美しいといわれ、黄緑色で黒褐色や紫褐色の斑紋が、腹面は白色で網目状に黒褐色の斑紋が入ります。背面の皮膚は円錐形の大型隆起や顆粒状の小型隆起で覆われるのも特徴です。前脚指は5本、普通の指4本のほか棘状の骨質の指1本。指趾の先端は吸盤があり、趾間には水掻きが発達するため、木登りも泳ぎも達者です。成体は夜行性で繁殖以外は渓流近くの林内で暮らします。食性は肉食性で昆虫、ザトウムシ、多足類、甲殻類などを食します。繁殖期は4月から5月頃、渓流源流の岩の間隙などの伏流水のあるような場所で産卵するそうです。

ちなみに沖縄本島北部(やんばるの森)産のイシカワガエルは体色が緑色であり、奄美産のものより濃いそうです。地理的に隔離分布しているが、古くは陸続きであったことが偲ばれる生きた証拠でもあるのです。


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オーストンオオアカゲラ(オーストン大赤啄木鳥)

⇒エコツアー 2013年05月01日 22:32

130412オーストンオオアカゲラ@エコカフェ.JPG奄美大島金作原原生林の観察散策の帰り、林道脇の薄暗い茂みで木々を渡る様子を鳥の姿を発見。時折、周囲からドラミング音が森に響きます。国天然記念物指定のオーストンオオアカゲラです。奄美大島に生息するキツツキはもう一種アマミコゲラが知られています。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

オーストンオオアカゲラDendrocopos leucotos owstoni (Ogawa))はキツツキ目キツツキ科の中型の啄木鳥。オオアカゲラの奄美固有亜種。環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。分布は奄美大島に限り、亜熱帯性照葉樹林に生息。体長は約29cm、翼長は15.3cm前後、体色はクロージャーの法則に従い全体に暗色、背面は黒色で翼に小さな白斑を生じ、頬から胸部にかけて濃褐色、腹部は赤色で太い黒色縦斑が入ります。雄の頭部は赤色。体型に比べ嘴が小さいことから柔らかい木を好んでつついていると考えられています。食性は雑食性で朽ち木に中にいるカミキリムシ類など甲虫類の幼虫、節足動物、陸生貝類、果実、種子などを食します。繁殖期は4月から5月頃、大木の樹幹に穴を空け巣を作り、一腹産卵数は4、5個、1ヶ月ほどで巣立ちます。

オーストンオオアカゲラは大木、老木、枯木などが多い森を好むため、奄美大島に生息する希少種4種の中で最も生息域が狭いといいます。高度成長期の森林開発やハシブトガラスなどの食圧で個体数を減らし、現在は種の保存法に基づき国内希少野生動植物に指定され、保護管理事業が行われています。


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ルリカケス(瑠璃橿鳥)は飛ぶ宝石

130411ルリカケス@奄美大島エコツアー_515.jpg奄美大島の最高峰湯湾岳(標高694m)観察散策の帰り、林道脇の茂みで木々を渡る様子を鳥の姿を発見しました。何と素晴らしい紺碧の色彩でしょう。主は国天然記念物(1921年指定)で奄美の森の女王様ルリカケスです。なんと近縁種はヒマラヤに生息とか。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ルリカケス(瑠璃橿鳥、学名:Garrulus lidthi (Bonaparte))はスズメ目カラス科カケス属の陸鳥。奄美固有種分布は奄美大島、加計呂麻島に限り、亜熱帯性照葉樹林に生息。体長は38cm、体重は180g前後、翼長15cmから18cmほどで頭部から頸部にかけ紫を帯びた濃青色、背中と胸部から腹部は赤褐色、尾羽や翼は濃青色で尾羽には黒色の横縞模様が入り、尾羽先端と風切羽先は白色と見事な色彩です。食性は雑食性で昆虫、クモ、爬虫類、両生類や鳥の卵、果実、種子などを食します。種子の貯蔵行動を取ります繁殖期は2月から5月頃、小規模な群れを解きペアで行動し、樹幹のや隙間などに小枝や葉、コケを集めてお椀状の巣を作ります。一腹産卵数は3個から5個、抱卵期間は約20日、子育てに約25日を要するそうです。

奄美大島では人的開発に生息地の減少、野猫や侵略的外来種のマングース、ハシブトガラスの捕食圧で一時期は著しく数を減らし、絶滅危惧U類(VU)に指定されたが、その後、自然林回復やマングースの駆除により数を増やしつつあり解除されています。引き続き経過観測が必要ですね。


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鳩森八幡神社富士塚は

090419富士塚奥宮@エコカフェ.JPG富士山が世界文化遺産とのニュースがあったので少し書こう。
そもそも千駄ヶ谷鳩森八幡神社とは。社伝縁起によると、古くこの地には吉兆の瑞雲がたびたび現れ、ある日、村人が白雲の降下を不思議に思い分け入ると多数の白鳩が西方に飛び去った。神様が宿る小さな祠をつくり、「鳩森」と名付けた。貞観2年(860年)、慈覚大師(円仁)が巡礼中に正八幡宮と奉ったのが結局は始まりという。[2009年4月19日撮影:鳩森八幡神社@山崎]

この境内にはちょっと見慣れぬ富士塚がある。都指定有形民俗文化財とか。聞けば寛政元年(1789年)の増築、都内最古とか。円墳形に土盛りをし、高さは6mほどか。狭い登山道を50歩ほどで山頂だ。山頂付近にゃ富士山から運んだ溶岩が配さ、山腹にはクマザサがいやに茂る。090419鳩森神社能舞台@エコカフェ.JPG090419鳩森神社@エコカフェ.JPG5合目には里宮(浅間神社)、7合目の洞窟には身祿行者さんが安置。烏帽子岩、釈迦の割れ石、山頂に奥宮までが再現とくる。手前の池は富士五湖かと。こりゃ有り難いと庶民が集まるわけだ。

富士塚とは江戸時代に盛んになった富士信仰に基づき、霊峰富士山登山を身近で体験できるようにと造られたものらしい。信仰の対象そのもので、江戸の庶民の粋な計らいでは。たいしたもんだと頷くばかり。江戸を中心に関東各地に富士信仰は根付き、当の富士山はそのお陰で世界文化遺産登録が当確とか。


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富士山が世界文化遺産へ

100710富士山9合目@エコカフェ.JPG100710富士山下山途中@エコカフェ.JPG「富士山、世界文化遺産登録へ」とのニュースが流れた。当初、世界自然遺産への登録を目指したが断念。文化遺産に切り替えてのチャレンジだった。[2010年7月11日撮影:第7回自然観察会@山田]

エコカフェでも富士山は自然観察会フィールドのひとつ。最終氷期の後に噴火してできた山であるため、他の高山に植生するような多様な高山植物やハイマツを欠き、森林限界の手前にはダケカンバが矮生低木となって這いつくばっている。そんな富士山は日本では特異な生態を有しているが諸外国から見たら珍しいものではないのである。
一方、「霊峰富士」と呼ばれるように信仰対象の山でもあった。戦国時代から江戸時代初期に始まったと考えられている「富士講」という熱心な富士信仰、富士山詣でが江戸時代を通じて全国各地に広まった。そんな「富士講」にちなむ遺跡や北口本宮冨士浅間神などの建築物も残されている。これがユネスコによる「世界文化遺産」登録勧告の理由という。時期は6月頃。

3年前、エコカフェで第7回自然観察会に富士山に行った時も登頂を目指す雑踏の波に驚いた。ただひたすら一歩一歩上へ上へと登る大勢のアリの群れにびっくりした。もちろん、景色の素晴らしさに感嘆している姿をよく目にした。わたしたちと言えば加えて植生にも目をやる。森林限界を超えると火山礫の中に蘚苔類や地衣類が目立つようになる。そんな様子を観察するのも面白い。


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