リュウビンタイ(竜髭帯)は大型

⇒エコツアー 2013年04月27日 21:24

130411リュウビンタイ@エコカフェ奄美大島エコツアー_144_s.jpg奄美大島の金作原原生林は豊かな照葉樹林の森ですが、ヒカゲヘゴやヘゴの木生シダのほかに林縁や林内にはシシガシラ、コシダなど多様なシダ植物を観察することができます。ここではリュウビンタイを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

リュウビンタイ(竜髭帯、学名:Angiopteris lygodiifolia Ros.)はリュウビンタイ目リュウビンタイ科リュウビンタイ属の大型の常緑性シダ植物。分布は伊豆諸島、本州静岡県以南(伊豆半島、東海地方、紀伊半島南部)、四国南部、九州南部、南西諸島、台湾に及び、沿岸地の多湿の森林の林床などに自生。130411リュウビンタイ葉裏@エコカフェ奄美大島エコツアー_145_s.jpg130411若いリュウビンタイ@エコカフェ奄美大島エコツアー_153s.jpg草丈は最大3mほど、根茎は塊状で杔葉が重なり径約30pにもなります。葉は根茎から叢生し、葉柄は葉身と同じ長さ、葉身1mから2mほどの2回羽状複葉です。羽片は5対から10対ほどで長さ30pから70cm、幅10〜20cm、小羽片は15対から25対、長さ5pから13cmほどの披針形で片縁に浅鋸歯、葉先は尖り、葉脈は平行します。ソーラス(胞子嚢群)は片縁よりやや離れ1列に並びます。

リュウビンタイの仲間は塊状の根茎から羽状複葉を出すのが特徴で日本にはリュウビンタイ属とリュウビンタイモドキ属の2属5種が自生しているそうです。小笠原諸島父島、母島でも固有種を見ることができますよ。


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バンジロウ(蕃石榴)はグァバとも

121013バンジロウ@エコカフェ.JPG神代植物公園の温室で見たバンジロウを紹介します。バンジロウはグァバという名前で親しまれている果物でもあります。熱帯フルーツとして食されたり、グァバジュースは冷やして飲むと美味しいですね。ビタミン類が豊富だそうです。沖縄には17世紀頃に移入されたそうです。[2012年10月13日撮影:神代植物公園@阿部]

バンジロウ(蕃石榴、学名:Psidium guajava L.)はフトモモ目フトモモ科バンジロウ属の常緑低木。分布はカリブ海沿岸、中央アメリカ、南アメリカ北部、東南アジアに及び、熱帯地域に広く自生。今日では世界中の熱帯・亜熱帯地域で広く栽培。樹高は2mから3mほど、樹皮は茶褐色で平滑、薄く剥離、葉は互生しやや厚い、葉身5pから15pほどの卵形から楕円形です。花期は4月から5月頃、葉腋に白い5弁花を咲かせます。花には長い雄蕊がたくさんつきます。果実は径約3pから10pの球形から西洋ナシ型の液果で黄色く熟し、甘い芳香を発します。美味しいですよね。葉にはプリフェノールが多く若葉を乾燥させてお茶にするそうです。

近縁種にブラジル原産のキバンジロウ(テリハバンジロウ、ストロベリーガアバ)があり繁殖力が強いため、小笠原諸島では外来種としてアカギ、ギンネム、モクマオウなどとともに島固有の植生に悪影響を与えています。


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サガリバナ(下がり花)は天使の花を

121013サガリバナ花@エコカフェ.JPG深大植物公園の温室でも熱帯・亜熱帯の植物を見ることができます。ここではサガリバナを紹介します。別名にサワフジ(沢藤)、モウカバナ(舞香花)ともいいます。西表島奄美大島などのマングローブ林をカヌーで進むと川面に淡紅色の長い雄蕊を広げた無数の花が浮かんでいる景色は筆舌につくせぬほどの素晴らしいといいます。[2013年3月17日撮影:神代植物公園@阿部]

サガリバナ(下がり花、学名:Barringtonia racemosa (L.) Spreng.)はサガリバナ目サガリバナ科サガリバナ属の常緑高木。121013サガリバナ@エコカフェ.JPG分布は南西諸島奄美大島以南、東アジアの熱帯・亜熱帯地域に広く、マングローブ林の後背地や川沿いの湿地などに自生。樹高は15mほど、葉は20cmから25cmほどの長楕円形です。花期は6月から8月頃、葉腋から長いものでは50cmもの総状花序を下垂させ、基部から順次いくつもの花を咲かせます。花は花弁4枚、長い雄蕊は多数でフトモモの仲間の花に似ていて、夜開き翌朝には落下してしまいます。果実は径約5cmの角張った卵形で食用になります。

毎年やってくる大型連休、皆さんはどちらへお出かけですか。近場の植物園、動物園、水族館、身近な自然散策、お手軽なイベントをいくつかつなげるのも面白いと思います!


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タグ:広域種
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