ショウベンノキ(小便の木)とは何とも不名誉な

⇒エコツアー 2013年04月25日 16:31

130411ショウベンノキ@奄美大島エコツアー_176_s.jpgここは奄美大島の「金作原原生林」の豊かな照葉樹林の森。ショウゲンノキとは誰が名付けたのかは知らないが何とも不名誉な名前ではないか。エコカフェ草花教室でも学んだが、春にこの木の枝を切ると臭い樹液が大量に滴るという。そのため付けられた名前というが。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ショウベンノキ(小便の木、学名:Turpinia ternata Nakai)はミツバウツギ科ツルピニア属の陰樹性の強い常緑亜高木。130411ショウベンノキ樹皮@奄美大島エコツアー_177_s.jpg分布は四国太平洋側、九州南部、南西諸島、台湾などに及び、低地から山地の林内や林縁などに自生。樹高は4、5mから15m、樹皮は黒褐色で白斑が目立ち、葉は濃緑色で光沢があります。葉は対生し3出複葉、小葉は有柄で葉身7cmから15cmほどの長楕円形でごく浅い鋸歯がつき葉先がやや尖ります。花期は5月から6月頃、枝式に円錐花序をだし黄白色の5弁の小花を咲かせます。果実は径約1pの球形の液果、秋に橙色に熟します。

葉は3出複葉でアカギの場合と似ているが、アカギの葉は互生でしたね。ショウベンノキやアカギの葉はトベラなどとともに、ヨナグニサン(与那国蚕)という八重山諸島にのみ生息する日本最大の蛾の幼虫が食べるそうです。


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シマグワ(島桑)の大木を前に

130411シマグワ@エコカフェ奄美大島エコツアー_155_s.jpg奄美大島には「金作原原生林」と呼ばれる豊かな照葉樹林の森がある。先日、訪島したた際、その森で大きなシマグワに出逢った。シマグワはヤマグワ(山桑)と同種とする説があり、古くから材は堅く狂いがないため家具材に、樹皮は和紙の原料に利用してきたという。養蚕に利用されてきたマグワやマグワとシマグワの交雑種です。マグワはトウグワ(唐桑)とも呼ばれ、奈良時代以前に中国原産のものが朝鮮を経由して移入したものだそうです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

シマグワ(山桑、学名:Morus australis Poir.)はクワ科クワ属の落葉小高木。分布は北海道、本州、四国、九州、南樺太、朝鮮半島、中国南部、インドシナ半島、ヒマラヤに広く、山中などに自生。樹高は3mから15mほど、樹皮は灰褐色で縦筋が不規則に入り、葉は互生し有柄、葉身8cmから20cmの広卵形で無裂から5裂まで多様で葉縁に鋸歯があり先は短く尖ります。葉表はややざらつき、基部から3主脈が目立ち、無毛です。花期は4月から6月頃、雌雄異株、まれに同株で枝により雌雄分離、本年枝下部の葉腋から穂状花序を下垂し淡黄緑色の細花を密に咲かせます。雌花序は長さ2cm、雌花序はやや短い。雄花は雄蕊4本、雌花は1本の花柱の先端が2中裂。果実は多肉質になった宿存萼で包まれた痩果が密に集まった集合果、初夏に赤色や黒紫色に熟す。

エコカフェで植林活動を継続している三宅島の森にも多くのヤマグワ(=シマグワ)が自生していて、9月頃に訪島するとたくさんの頬張ることができます。熟した果実は多汁で甘く美味しいですよ。まさに森の生きた宝石です。


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