海浜植物、ラセイタソウ(羅背板草)の逞しさ

ビーグル号の航海日誌 2013年04月08日 00:05

130901ラセイタソウ@エコカフェ.JPG次回の三宅島プロジェクトは5月です。三宅島の阿古地区も訪ねます。昭和58年の噴火により阿古地区では小学校や民家などが溶岩に飲み込まれ、広大な溶岩原が広がっています。30年の歳月を経て溶岩原にはわずかですが、ハチジョウイタドリ、ラセイタソウなどの初期段階の植物の進出が認められます。ここではラセイタソウを紹介します。[2012年9月1日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@山崎]

130901ラセイタソウ@エコカフェ.JPGラセイタソウ(羅背板草、学名:Boehmeria biloba Wedd.)はイラクサ科カラムシ属の多年草。日本固有種。分布は北海道南部から本州紀伊半島までの太平洋側に限り、海岸近くの崖地や岩場などに自生。草丈は30pから70cmほど、茎は太く、葉は対生し分厚い、葉身6pから15pほどの広卵状楕円形で葉縁に丸い鋸歯がつきます。葉表には短毛が散生し葉脈の部分で著しく裏側に突出、葉裏には全体に短い白毛が密生します。花期は7月から9月頃、下部の葉腋に雄花序を、上部の葉腋に雌花序をつけ、径約3oの淡黄褐色の花が密生します。果実は痩果でこん棒状に密につきます。

名前の由来は葉が羅背板(ラセイタ:ポルトガル語)という羅紗(ラシャ)に似た毛織物に似ていることにあるという。別名にビロードソウともいうそうです。乾燥しがちな海岸にあって夜露をうまくキャッチしやすい構造のようです。逞しく住み分けをしているんですね。


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