南三陸町とチリを繋ぐモアイ像とは

ビーグル号の航海日誌 2013年04月30日 22:58

120311モアイ像@エコカフェ(志津川).JPGこの5月下旬、南三陸町の人びとにチリ政府から新造のモアイ像が寄贈されるそうだ。その像はチリ沖西4000kmの絶海の孤島、イースターに産する凝灰岩から造られたという。何故に南三陸町とチリが。本来モアイ像はイースター島の巨石像群であって7世紀から1千年の年月の間に造られたものだ。像にはマヌ(霊力)が宿ると言われているそうだ。

時は53年前の昭和35年(1960年)、チリ地震津波により南三陸町では53名が犠牲になった。30周年追悼を祈念して、南三陸町(当時:志津川町)は「復興と友好」のシンボルとしてモアイ像をチリから輸入。そのモアイ像も残念なことに先の大津波で頭部損壊。昨年、南三陸町を訪れたチリのピニェラ大統領はそのことを知って、東日本大震災からの復興に必死に立ち上がり、心一つに合わせて懸命に努力している町の人びとの姿に感銘し、寄贈を申し出たのだそうだ。

私たちにとってモアイ像は遠く太平洋を挟んだ両国の「復興と友好」への願いを超え、「私たち人類と自然との共生」を訴えるシンボルでもあって欲しいと思う。かつて、緑豊かな椰子の生い茂る森があったイースター島、伐採による自然破壊が原因で人びとまでもが1千年の後に滅んでしまった。そんな歴史を繰り返さないためにも。幸い、南三陸沿岸は山が海に迫り、古くから山は「魚付き森」といって、漁師たちは豊かな漁場を維持するために、植林をし下草を刈り、森を守ってきた。森は雨水にミネラルを加え、豊穣な海を育てる働きがあることを生きる知恵として代々受け継いでいる。何とも素晴らしいことではありませんか。何とも。


by トノサマガエル

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過去の延長線上にある現在、未来

100821唐桑湾@エコカフェ森里海学びツアー 055.jpgあらからどれくらいの月日が経過したというのだろう。
東日本大震災に直面した私たちは、何を考え、どのような行動をしたのだろうか。

私たちにとって、過去の記憶が時間とともに曖昧に薄れるのは生命を維持するための重要な機構のような気もするが。不快なこと、嫌なことは脳に備わった忘却機構により一方的な蓄積から回避され深い無意識の世界に断片となって崩れていく。
もしも、忘却機構がなかったならば、常にリアルな記憶としていつでも再現され、脳の電気的回路は輻輳状態に陥り、ホルモン分泌も異常をきたして精神的なパニック状態になってしまうだろう。
幸い遠い記憶は、一度学習プロセスを経て生きる知恵となった後に、朦朧として脳の片隅に残存している断片、かけらに過ぎない。ある瞬間よぎる恐怖心だったり、不快感であったり。喜びや楽しみだって忘却機構の例外ではないようだ。
すべてが過去の朦朧と化し、新しい記憶に重畳的に塗り替えられていく。複数の記憶は互いに融合しあい、新しい刺激とともに未来に向けて新たな物語を紡いでいくに違いない。

あの時の津波に揉まれ海底の汚泥をかぶった茶碗や瓶を洗った地下から汲み上げられた澄んだ地下水の冷たさを。おお、真っ直ぐに櫂をこごう。大海をどこまでも、どこまでも。


by トノサマガエル

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ヒリュウシダ(緋竜羊歯)

130411ヒリュウシダ@エコカフェ奄美大島エコツアー_170_s.jpg奄美大島の「金作原原生林」の深い森には照葉樹林内にヒカゲヘゴやヘゴの木生シダ植物がニョキニョキとジュラシックパークのような雰囲気をつくっています。もちろん、林下や林床にも多様なシダ植物が繁茂していたりもします。ここではヒリュウシダを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ヒリュウシダ(緋竜羊歯、学名:Blechnum orientale L.)はウラボシ目シシガシラ科ヒリュウシダ属の南方系の大型の常緑性シダ植物。分布は南西諸島屋久島以南、小笠原諸島、国外では台湾、中国南部、東南アジアからオセアニアの熱帯・亜熱帯地域に広く、低地から山地の明るい林床、林縁、道路脇などに自生。130411ヒリュウシダ@エコカフェ奄美大島エコツアー_169_s.jpg草丈は2m超、根茎は塊状で短く斜上、葉は根茎から叢生し葉柄基部は褐色の鱗片に覆われます。葉柄は50pほどで突起が散生、葉身1m以上の一回羽状複葉、羽片は最大長約30pほどの披針形で30対から50対ほどつきます。新葉は赤っぽく、新芽は食用になるそうです。ソーラス(胞子嚢群)は羽片裏の羽軸に沿って伸び、 胞膜は成熟する前に裂けてしまいます。

北海道から屋久島までに分布するシシガシラと同じ仲間ですが、超大型であること、胞子葉がないこと、など似てもにつきませんね。ただし、新葉が赤っぽいのは似ていると思います。


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ホンシュウジカ(本州鹿)は地域亜種

130415ホンシュウジカ@エコカフェ(中村).jpgこの大型連休中に登山や山スキーを楽しんでいる方がたも多いようだ。残雪が深い高山では緩み雪崩を起こしやすい季節であり注意が必要である。お手軽なところでは身近な低山では木々が新芽を展開し、若葉があちこちで萌えていて結構楽しいかもしれません。ここでは塔の岳から丹沢山に至る尾根筋をトレッキングしたときに出逢ったホンシュウジカを紹介します。[2013年4月15日撮影:丹沢山@中村敏之]

ホンシュウジカ(本州鹿、学名:Cervus nippon centralis (Kishida))はウシ亜目シカ科シカ属のニホンジカ亜種。軽度懸念(LC)。分布は本州、山地の森林や草原などに生息。体長は130pから160cm、体重は50kgから85kgほど、体色は夏は赤茶色に白斑、冬は黒褐色、雄にのみ角が生え、毎年生え替わります。 食性は草食性で全国的に森林や下草などの食害が問題になっています。ちなみに奈良公園に生息するホンシュウジカは「奈良の鹿」とよばれ、国の天然記念物に指定され厳重に守られています。奈良では鹿は神に仕える特別なものなのですよ。

前にも書きましたが、日本に生息するニホンジカはエゾジカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、ツシマジカ、マゲシカ、ヤクシカ、ケラマジカの地域的に7亜種が知られています。また、にニホンジカはロシア沿海州、中国、朝鮮半島、台湾に広く分布し、全部で16の地域亜種が知られ、ベルクマンの法則で北方地域の個体ほど体が大きいといいます。クマも同じでしたね。


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上野こども遊園地は大賑わい!

ビーグル号の航海日誌 2013年04月29日 22:57

130428上野公園子ども遊園地乗り物@エコカフェ.jpg上野動物園出口近くに「上野こども遊園地」があります。とても小さな遊園地で、入場料は無料です。園内には、所狭しとたくさんのアトラクションがあります。各アトラクションも1回100円とお手頃な値段で良心的です。この週末は上野動物園とセットで楽しむ親子連れが多いようだ。中には親子三代のグループやお年寄りとお孫さんなどの組み合わせもあったりする。見ていて微笑ましい。

さて、小さな園内には、空飛ぶぞうさん、飛行船、ロータリーチェア、夢のお馬車、ハーモニー、ジープライドのほかに、いわるゆる昭和の時代にデパートの屋上にあったパトカー、宇宙船など100円で遊べる乗り物やゲームも置いてあるようだ。130428植野公園トーテムポール@エコカフェ.jpg130428植野公園子ども遊園地@エコカフェ.jpgお父さん、お母さんにとって、幼稚園年中、年長組のお子さんたちの楽しむ姿は自らの子ども時代を彷彿とさせるきっかけになっているのではないだろうか。古くて新しいアトラクションが想い出に折り重なりあう。おじいちゃん、おばあちゃんにとってはレトロな雰囲気がより昔をほっこりさせているのではないだろうか。

この5月連休の気忙しい1日の一瞬に、ごく普通の幸せな風景に接することができました。なんだかわくわくしますね。


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土湯温泉、森林セラピーを訪ねて

130429土湯森林セラピー看板@エコカフェ(森本).jpg福島市に土湯温泉がありますが、その山の上に、男沼、女沼仁田沼と思い出の滝という森林セラピーができる全長約7キロメートルがあります。その後は、日帰り温泉でくつろぐことができる場所です!(*^^*)

(福島より:森本)

130429仁田沼@エコカフェ(森本).jpg130429女沼@エコカフェ(森本).jpg130429男沼@エコカフェ(森本).jpg

130429思い出の滝@エコカフェ(森本).jpg
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ホッキョクグマは人気者

130428ホッキョクグマ@エコカフェ.jpg130428ホッキョクグマ@エコカフェ2.jpg上野動物園の朝は早いと聞く。なぜならば動物たち早起きだからである。その代わり野生動物の就寝も早い。日が暮れる前に寝床を整えて寝てしまうらしい。ローランドゴリラはストレスを感じやすいのか昨日の午後は閉止されていて姿を見ることはできなかった。一方、午後4時、ホッキョクグマは元気に歩き回り、水泳もしていた。[2013年4月28日撮影:上野動物園@山崎]

ホッキョクグマ(北極熊、学名:Ursus maritimus Phipps)はネコ目クマ科クマ属の大型の哺乳類。絶滅危惧U類(VU)、ワシントン条約附属書Uに指定。分布は北極圏、ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部に限り、流氷水域や海岸などに生息。体長はオスで最大250cm、メスで200cm、体重はオスで最大60kg、メスで350kg、生息地によりバラつきがあるという。体毛に空洞があり光りを透過し散乱するために白色に見え、熱は皮膚に届く仕組みになっているそうだ。また、頭部が小さく首が長くなで肩であるために、泳ぎに適するなど、北極圏での生活に適応しているといいます。泳いで長距離を移動し、嗅覚が鋭いことも特筆されるという。食性は肉食性が強く、アザラシ類、イッカクやシロイルカなどの哺乳類、魚類、鳥類などを食します。繁殖期は3月から6月頃、翌年1月頃に1頭から4頭の子どもを出産。子どもは28ヶ月ほどは母親と行動を共にするそうです。

ホッキョクグマは地球がリス氷期中の15万2千年前頃にヒグマと共通の祖先と分岐し、リス氷期後の間氷期直前の13万4千年前頃には現在の形態になっていたと系統学的に考えられています。ヒグマとホッキョクグマは系統的に近いため、地球温暖化のため生息に適した環境が減少しているだけではなく、ヒグマとの生息域が重複することで自然交配も起こったりしているそうです。目に見えないところでいろんなことが起こっているのですね!


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首無し尊徳は昔を今に

ビーグル号の航海日誌 2013年04月28日 14:28

100505二宮尊徳像@エコカフェ.JPG小笠原諸島父島の旭山山麓の旧海軍通信隊跡地の草地に「首無し尊徳」と呼ばれている二宮尊徳像が静かに佇んでします。父島を訪ねたらぜひ寄っていただきたいですね。かつて大村尋常小学校にあったものを戦時中に海軍通信隊がこの地に移設し、戦後、占領下にあった時代に米軍により首が切り落とされたと伝えられています。[2010年5月5日撮影:小笠原エコツアー「ケータ島沖(聟島列島)と小笠原固有植物の森をめぐる旅」@梅田]

今日、小学校の校庭に二宮金次郎こと、二宮尊徳の薪を背負って読書をする像はあまり見られないような気がします。1904年以降、国定教科書に修身の象徴として二宮尊徳が取り上げられた。kのように学校教育において国家的指導として「金次郎」が利用されたのは、二宮尊徳が実践した自助的な農政を立身モデルとすることで、自主的に国家に献身・奉公する国民の育成を目的とした統合政策の展開があったからと考えられています。校庭などに二宮尊徳像が建てられるようになったのは、1920年代以降、国家の政策論理に商機を重ねて同調した石工、石材業者らによって全国に広まっっていったらしいです。二宮金次郎は天明7年7月23日(1787年9月4日)生まれ、江戸時代後期の農政家・思想家で、「報徳思想」を唱えて「報徳仕法」と呼ばれる農村復興政策を指導したといいます。

日本がTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の協議参加したことで、今後の日本の農業のあり方が論争となっています。国づくりの中で日本人の精神性をしっかり踏まえてよい結論を導き出してほしいものですね。


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フカノキ(鱶の木)は照葉樹林を

130411フカノキ@エコカフェ奄美大島エコツアー_213_s.jpg130411フカノキ@エコカフェ奄美大島エコツアー_214_s.jpg奄美大島の金作原原生林で観察できた樹種のひとつです。フカノキを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

フカノキ(鱶の木、学名:Schefflera octophylla Harms)はせり目ウコギ科フカノキ属の常緑小高木。分布は九州南部、南西諸島、国外では台湾、中国南部、インドシナ、フィリピン、パダン諸島に及び、海岸近くの低地から山地の林内や林縁などに自生。樹高は6mから10m(時に15m)ほど、樹幹は低い所からよく分枝、樹皮は灰白色から灰褐色で平滑です。若枝には星状毛が生えるがやがて脱落。葉は互生し、掌状複葉で長い柄をもつ小葉が6枚から9枚がつきます。小葉は5pから10pの葉柄に葉身7pから20pの狭長楕円形か倒卵状楕円形で全縁で葉先は尖ります。中央の葉が他のものより大きいようです。花期は11月から翌年1月頃、枝先に総状に分枝した円錐花序をだし淡緑白色の小花をたくさん咲かせます。花は径約5oで萼筒は鐘形、花弁5枚、雌蕊1本、雄蕊5本。果実は径約5oの球形の液果状の石果、5月頃に黒褐色に熟します。

フカノキは沖縄本島北部のやんばるの森を代表する樹でもあって、沖縄方言では「アサグラー」というそうです。フカノキは成長が早いためか、材は柔らかく有用材とは言い難いようです。


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リュウビンタイ(竜髭帯)は大型

⇒エコツアー 2013年04月27日 21:24

130411リュウビンタイ@エコカフェ奄美大島エコツアー_144_s.jpg奄美大島の金作原原生林は豊かな照葉樹林の森ですが、ヒカゲヘゴやヘゴの木生シダのほかに林縁や林内にはシシガシラ、コシダなど多様なシダ植物を観察することができます。ここではリュウビンタイを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

リュウビンタイ(竜髭帯、学名:Angiopteris lygodiifolia Ros.)はリュウビンタイ目リュウビンタイ科リュウビンタイ属の大型の常緑性シダ植物。分布は伊豆諸島、本州静岡県以南(伊豆半島、東海地方、紀伊半島南部)、四国南部、九州南部、南西諸島、台湾に及び、沿岸地の多湿の森林の林床などに自生。130411リュウビンタイ葉裏@エコカフェ奄美大島エコツアー_145_s.jpg130411若いリュウビンタイ@エコカフェ奄美大島エコツアー_153s.jpg草丈は最大3mほど、根茎は塊状で杔葉が重なり径約30pにもなります。葉は根茎から叢生し、葉柄は葉身と同じ長さ、葉身1mから2mほどの2回羽状複葉です。羽片は5対から10対ほどで長さ30pから70cm、幅10〜20cm、小羽片は15対から25対、長さ5pから13cmほどの披針形で片縁に浅鋸歯、葉先は尖り、葉脈は平行します。ソーラス(胞子嚢群)は片縁よりやや離れ1列に並びます。

リュウビンタイの仲間は塊状の根茎から羽状複葉を出すのが特徴で日本にはリュウビンタイ属とリュウビンタイモドキ属の2属5種が自生しているそうです。小笠原諸島父島、母島でも固有種を見ることができますよ。


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バンジロウ(蕃石榴)はグァバとも

121013バンジロウ@エコカフェ.JPG神代植物公園の温室で見たバンジロウを紹介します。バンジロウはグァバという名前で親しまれている果物でもあります。熱帯フルーツとして食されたり、グァバジュースは冷やして飲むと美味しいですね。ビタミン類が豊富だそうです。沖縄には17世紀頃に移入されたそうです。[2012年10月13日撮影:神代植物公園@阿部]

バンジロウ(蕃石榴、学名:Psidium guajava L.)はフトモモ目フトモモ科バンジロウ属の常緑低木。分布はカリブ海沿岸、中央アメリカ、南アメリカ北部、東南アジアに及び、熱帯地域に広く自生。今日では世界中の熱帯・亜熱帯地域で広く栽培。樹高は2mから3mほど、樹皮は茶褐色で平滑、薄く剥離、葉は互生しやや厚い、葉身5pから15pほどの卵形から楕円形です。花期は4月から5月頃、葉腋に白い5弁花を咲かせます。花には長い雄蕊がたくさんつきます。果実は径約3pから10pの球形から西洋ナシ型の液果で黄色く熟し、甘い芳香を発します。美味しいですよね。葉にはプリフェノールが多く若葉を乾燥させてお茶にするそうです。

近縁種にブラジル原産のキバンジロウ(テリハバンジロウ、ストロベリーガアバ)があり繁殖力が強いため、小笠原諸島では外来種としてアカギ、ギンネム、モクマオウなどとともに島固有の植生に悪影響を与えています。


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サガリバナ(下がり花)は天使の花を

121013サガリバナ花@エコカフェ.JPG深大植物公園の温室でも熱帯・亜熱帯の植物を見ることができます。ここではサガリバナを紹介します。別名にサワフジ(沢藤)、モウカバナ(舞香花)ともいいます。西表島奄美大島などのマングローブ林をカヌーで進むと川面に淡紅色の長い雄蕊を広げた無数の花が浮かんでいる景色は筆舌につくせぬほどの素晴らしいといいます。[2013年3月17日撮影:神代植物公園@阿部]

サガリバナ(下がり花、学名:Barringtonia racemosa (L.) Spreng.)はサガリバナ目サガリバナ科サガリバナ属の常緑高木。121013サガリバナ@エコカフェ.JPG分布は南西諸島奄美大島以南、東アジアの熱帯・亜熱帯地域に広く、マングローブ林の後背地や川沿いの湿地などに自生。樹高は15mほど、葉は20cmから25cmほどの長楕円形です。花期は6月から8月頃、葉腋から長いものでは50cmもの総状花序を下垂させ、基部から順次いくつもの花を咲かせます。花は花弁4枚、長い雄蕊は多数でフトモモの仲間の花に似ていて、夜開き翌朝には落下してしまいます。果実は径約5cmの角張った卵形で食用になります。

毎年やってくる大型連休、皆さんはどちらへお出かけですか。近場の植物園、動物園、水族館、身近な自然散策、お手軽なイベントをいくつかつなげるのも面白いと思います!


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タグ:広域種
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海浜植物、ミヤコジマソウ(宮古島草)

ビーグル号の航海日誌 2013年04月26日 22:54

130317ミヤコジマソウ@エコカフェ.JPG新宿御苑の大温室には熱帯・亜熱帯地域のいろんな植物が植栽展示されています。外国のものだけではなく、小笠原諸島や南西諸島の貴重な植物も見ることができます。[2013年3月17日撮影:新宿御苑@阿部]

ミヤコジマソウ(宮古島草、学名:Hemigraphis okamotoi Masam.)はキツネノマゴ科イセハナビ属の常緑の多年草。分布は宮古島、大神島のみ、海外では台湾、太平洋諸島、ニューギニア島に広く、海岸の砂地や石灰岩上に自生。絶滅危惧TA類(CR)。草丈は15cmほど、茎は毛が密生し長く匍匐します。葉は対生し、葉身1cmから3cmほどの卵状広楕円形、葉縁に波状の鋸歯がつき葉先は鈍頭。葉表は光沢があり、葉裏ともに結晶が目立ち白細毛が疎生します。花期は5月から9月頃、茎頂に穂状花序を伸ばし、紫色を帯びた白色の花を数個咲かせます。花は一日花、漏斗状で花冠が5裂します。

匍匐する茎の節から根を下ろし、次から次へと増えていく逞しさがあります。宮古島では東平安名崎で見ることができますが、他の場所では生育環境が開発や台風による砂浜の消失などにより数を減らしているようです。


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ショウベンノキ(小便の木)とは何とも不名誉な

⇒エコツアー 2013年04月25日 16:31

130411ショウベンノキ@奄美大島エコツアー_176_s.jpgここは奄美大島の「金作原原生林」の豊かな照葉樹林の森。ショウゲンノキとは誰が名付けたのかは知らないが何とも不名誉な名前ではないか。エコカフェ草花教室でも学んだが、春にこの木の枝を切ると臭い樹液が大量に滴るという。そのため付けられた名前というが。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ショウベンノキ(小便の木、学名:Turpinia ternata Nakai)はミツバウツギ科ツルピニア属の陰樹性の強い常緑亜高木。130411ショウベンノキ樹皮@奄美大島エコツアー_177_s.jpg分布は四国太平洋側、九州南部、南西諸島、台湾などに及び、低地から山地の林内や林縁などに自生。樹高は4、5mから15m、樹皮は黒褐色で白斑が目立ち、葉は濃緑色で光沢があります。葉は対生し3出複葉、小葉は有柄で葉身7cmから15cmほどの長楕円形でごく浅い鋸歯がつき葉先がやや尖ります。花期は5月から6月頃、枝式に円錐花序をだし黄白色の5弁の小花を咲かせます。果実は径約1pの球形の液果、秋に橙色に熟します。

葉は3出複葉でアカギの場合と似ているが、アカギの葉は互生でしたね。ショウベンノキやアカギの葉はトベラなどとともに、ヨナグニサン(与那国蚕)という八重山諸島にのみ生息する日本最大の蛾の幼虫が食べるそうです。


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シマグワ(島桑)の大木を前に

130411シマグワ@エコカフェ奄美大島エコツアー_155_s.jpg奄美大島には「金作原原生林」と呼ばれる豊かな照葉樹林の森がある。先日、訪島したた際、その森で大きなシマグワに出逢った。シマグワはヤマグワ(山桑)と同種とする説があり、古くから材は堅く狂いがないため家具材に、樹皮は和紙の原料に利用してきたという。養蚕に利用されてきたマグワやマグワとシマグワの交雑種です。マグワはトウグワ(唐桑)とも呼ばれ、奈良時代以前に中国原産のものが朝鮮を経由して移入したものだそうです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

シマグワ(山桑、学名:Morus australis Poir.)はクワ科クワ属の落葉小高木。分布は北海道、本州、四国、九州、南樺太、朝鮮半島、中国南部、インドシナ半島、ヒマラヤに広く、山中などに自生。樹高は3mから15mほど、樹皮は灰褐色で縦筋が不規則に入り、葉は互生し有柄、葉身8cmから20cmの広卵形で無裂から5裂まで多様で葉縁に鋸歯があり先は短く尖ります。葉表はややざらつき、基部から3主脈が目立ち、無毛です。花期は4月から6月頃、雌雄異株、まれに同株で枝により雌雄分離、本年枝下部の葉腋から穂状花序を下垂し淡黄緑色の細花を密に咲かせます。雌花序は長さ2cm、雌花序はやや短い。雄花は雄蕊4本、雌花は1本の花柱の先端が2中裂。果実は多肉質になった宿存萼で包まれた痩果が密に集まった集合果、初夏に赤色や黒紫色に熟す。

エコカフェで植林活動を継続している三宅島の森にも多くのヤマグワ(=シマグワ)が自生していて、9月頃に訪島するとたくさんの頬張ることができます。熟した果実は多汁で甘く美味しいですよ。まさに森の生きた宝石です。


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父島の森でノウタケ(脳茸)を!

ビーグル号の航海日誌 2013年04月24日 07:49

120101ノウタケ@エコカフェ.JPG小笠原諸島父島の初寝遊歩道で植生観察をしている時に、林下にホコリタケの仲間を発見しました。調べてみるとノウタケのようです。小笠原にはオオノウタケというのも分布しますが、ここではノウタケとしておきます。外見では区別は難しいようです。[2012年1月1日撮影:お正月の旅 小笠原2011年度@吉岡明良]

ノウタケ(脳茸、学名:Calvatia craniiformis(Schw.)Fr.))はホコリタケ科ノウタケ属のキノコの一種、糸状菌。分布は日本各地、ヨーロッパ、北アメリカに広く、雑木林、雑草地、道端などの腐葉土や落葉上に自生。子実体は高さ3pから7pほど、傘径は3pから6pほどの倒卵形、白色から褐色に変化、脱水して古綿状になり、表面が剥がれ落ち内部から胞子と弾糸が現れ、外的な刺激で粉状の胞子が飛散します。

このキノコは若い頃は食することができるそうです。名前の由来は形が脳みそに似ているから。小笠原父島の林内ではこれまでに何回か確認したことがありますが、目立たないの気付かないことが多いのかもしれませんね。


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オガサワラアメンボ(小笠原水黽)は天然記念物!

ビーグル号の航海日誌 2013年04月23日 23:15

120101オガサワラアメンボ@エコカフェ.JPG小笠原諸島の父島の森は固有の植物だけではなく、森に棲息する昆虫なども多くが固有種であるといわれています。ただし、森に入っても佐渡島や奄美大島などの森と違って昆虫の気配がほとんどしないことに驚くかもしれません。原因は外来種で貪欲なグリーンアノールの繁殖拡大にあります。現在、あれこれ駆除対策中です。ここでは初寝遊歩道脇の小さな流れのない澱みで見つけた国指定天然記念物のオガサワラアメンボを紹介しましょう。[2012年1月1日撮影:お正月の旅 小笠原2011年度@吉岡明良]

12010父島初寝遊歩道脇の流れの澱み@エコカフェ.JPGオガサワラアメンボ(小笠原水黽、学名:Neogerris boninensis)はカメムシ目(半翅目)アメンボ科ツヤアメンボ属の水上生活する昆虫の一種。分布は小笠原諸島、小さな沢の流れのない澱みや水溜りなどに生息。体長は15oほど、翅や口吻などの構造はカメムシと同じだが、脚の先端は水をはじき水面を素早く動きます。食性は肉食性で水面に落ちてくる小さな昆虫などに口吻を刺し消化液を注入して食すようです。


オガサワラアメンボなどのアメンボの仲間は水質など環境が悪化すると飛翔力のある長翅タイプのものが出現し飛んで移動するといいます。日本に生息するアメンボの仲間は、北海道からトカラ列島にかけて分布するアメンボ、本州、四国、九州に分布するオオアメンボ、奄美大島に分布するアマミアメンボ、小型で北海道から九州に分布するヒメアメンボなどが知られています。


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元気に大海原に旅だったアオウミガメの子ガメたち

130316放流会@エコカフェ.JPG2012年度3月のアオウミガメレポートです。小笠原父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も8年目に入っています。今年度は総勢22名が島の宝であるアオウミガメの保護飼育や産卵調査などに取り組んでいます。今回は一年間の総まとめ、この約8ヶ月間、大切に保護飼育してきた子ガメたちを放流しました。[3月詳細レポートはこちら⇒

3月2日:標識付け
130302なんだなんだ@エコカフェ.jpg130309計測中@エコカフェ.JPG3月12日:標識付け(続き)&計測
3月16日:放流会

入江になった宮の浜で放流会を実施しました。子ガメたちもいろいろで真っ直ぐ海に帰るもの、波打ち際を並走するもの、陸に向かって歩くもの、一度海に入ったのに戻って来てしまうもの、なかなか思うように歩んでくれません。これからしっかり一人立ちしていくんだよ!!子供たちの思いもいろいろのようでした。


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アオウミガメの報告会!!

⇒こどもたちと 2013年04月22日 08:44

小笠原小学校5年生体のつくりグループ@エコカフェ.JPG2012年度2月のアオウミガメレポートです。小笠原父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も8年目に入っています。今年度は総勢22名が島の宝であるアオウミガメの保護飼育や産卵調査などに取り組んでいます。今回は一年間の学習の成果を発表しました。[2月詳細レポートはこちら⇒

2月2日:水槽清掃
2月9日:定期測定
小笠原小学校5年生卵グループ@エコカフェ.JPG小笠原小学校5年生お世話グループ@エコカフェ.JPG2月16日:亀漁師の話
2月24日:ウミガメ報告会

子ガメたちの体重は平均約6.4kg、最大で11.1kgにもなっています。バラつきが大きいのは食の違いによるものですが、それにしても差があるようです。小笠原小学校5年生艦橋グループ@エコカフェ.JPG発表会では、「卵グループ」、「体のつくりグループ」、「お世話グループ」、「環境グループ」の 4つに分かれて劇や実演を交えながらのとても楽しい発表となりました。「食べる派」、「保護する派」に別れての討論会も白熱しました。保護者の皆さんありがとうごじあました。



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オキナワウラジロガシ(沖縄裏白樫)の巨樹を

⇒エコツアー 2013年04月21日 21:41

130411オキナワウラジロガシ@エコカフェ奄美大島エコツアー_291_s.jpg奄美大島の金作原原生林の森、鬱蒼とした場所では昼間でもうす暗く、渓流沿いでは外気に比べひんやりと心地良い冷気が漂っています。そんな原生林の主役はイジュスダジイタブノキ、アマミアラカシなどの照葉樹たち、なかでもオキナワウラジロガシは分布の北限にあたり、深い森の肥沃な土壌を好みます。場所によっては森の王者の風格を見せています。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

オキナワウラジロガシ(沖縄裏白樫、学名:Quercus miyagii Koidz.)はブナ科コナラ属の常緑高木。琉球固有種。分布は南西諸島の奄美大島、徳之島、沖縄本島、久米島、石垣島、西表島に限り、山地の湿潤で肥沃な石灰岩質ではない土壌に自生。130411オキナワウラジロガシ看板@エコカフェ奄美大島エコツアー_290_s.jpg130411オキナワウラジロガシ板根@奄美大島エコツアー_289_s.jpg樹高は約20m、時に30m、板根が高さ2mにも成長し、樹皮は灰褐色で平滑です。葉は互生しやや光沢、葉身8pから15pほどの披針形で葉縁は波打ち上部にやや鋸歯、葉先は尖ります。葉表は濃緑色、葉裏は名前の通り白っぽくなります。花期は1月から3月頃、雄花序は新枝の基部から下垂、雌花序は新枝の上部につきます。果実は最大径約4pの球形の堅果(どんぐり)、翌年秋に熟します。

オキナワウラジロガシは沖縄本島のやんばるの森を構成する一般的な樹種ですが、その分布の北限にあたる奄美大島では巨木まで成長しているものは少ないようです。古くから板根を船のかじ、材を建築に利用してきたといいます。水源地涵養林、防風林などの役割としても人びとの暮らしに役立ってきたそうです。


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イジュ(伊集)は威風堂々と

130411イジュ@エコカフェ奄美大島エコツアー_198_s.jpg奄美大島の照葉樹林の高木層を特徴づける樹種のひとつにイジュがあります。森の中でヒカゲヘゴとは別の意味でどっしり堂々としていて存在感があります。エコカフェでよく訪ねる小笠原諸島のムニンヒメツバキはイジュの近縁と考えられていましたね。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

イジュ(伊集、学名:Schima liukiuensis Nakai)はツバキ科ヒメツバキ属の常緑高木。130411イジュ@エコカフェ奄美大島エコツアー_199_s.jpg琉球固有種。分布は南西諸島(奄美大島から八重山諸島)、石灰岩質でない土壌の場所に自生。樹高は15mから20m(時に30m)ほど、樹皮は厚く褐色で短く縦裂、葉は互生し無毛で光沢、葉身8pから13cmほどの長楕円状披針形で葉縁に鈍鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、枝先に集散花序をだし、白色の径4pほどの5弁花をいくつか咲かせます。果実は径12oから20oほどの球形の朔果、10月頃に熟すと5裂開し翼のある種子が風散布されます。

奄美大島の森にはハブが棲息しているため人間があまり足を踏み入れることもなく原生の自然が守られているようです。奥が深いですよ。


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春霞の向こうの武甲山に

ビーグル号の航海日誌 2013年04月20日 23:59

110514武甲山@エコカフェ.JPG午後からは冷たい雨。こんな時は森の緑たちもも足踏みをしているんです。5月連休を前にいろいろと資料整理や今後の準備に忙しい。写真の整理は足跡をたどるという意味でも楽しい作業のひとつです。埼玉県の飯能市と越生町の境界にある関八州見晴台から北方向、山並みの奥に秩父盆地の南端に位置する武甲山を眺望することができます。[2011年5月14日撮影:第10回自然観察会@阿部]

武甲山(標高:1304m)は日本200名山のひとつで山体北側が石灰岩質だそうです。110514秩父山塊@エコカフェ.JPGこのことは太平洋プレートにのっていた珊瑚礁などがユーラシアプレートに沈み込むときに陸側に付加したために生じたものと考えられています。それが証拠には、武甲山の石灰岩からは中生代三畳紀を示す微化石「コノドント」や中生代に多い「二枚貝」の化石が見つかっているそうです。要するに日本列島誕生の断片が残されているのです。一方、石灰岩は古くから漆喰に使われてきたが、明治時代になるとセメント材料として大量に利用されるようになったといいます。そのため武甲山の山容は著しく掘削により改変されてしまっています。写真からも斜面が大きく削り取られてしまっている様子が見て取れます。

武甲山の石灰岩地には特異な植物が多く自生し、「武甲山石灰岩地特殊植物群落」と呼ばれています。高木層・亜高木層には、ミズナラ、フサザクラ、ウリハダカエデ、イヌブナ、サワシバ、ブコウカスミザクラ、コナラ、チチブヤナギなど。低木層には、サンショウ、チョウセンナニワズ、ニシキウツギ、イワシモツケ、ヒメウツギ、イワツクバネウツギ、ブコウマメザクラ、ハイサワダツ、チチブヒョウタンボクなど。岩壁や林床の草本層には、チチブイワザクラ、ミヤマスカシユリ、ブコウシャジン、イワギボウシ、ウラベニダイモンジソウ、シオガマギク、クリヤマハハコ、ウラハグサ、タガネソウ、クモノスシダなどが見られるそうです。


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アベマキ(d)の樹皮はコルク質

ビーグル号の航海日誌 2013年04月19日 16:22

130404アベマキ花@エコカフェ.JPG日比谷公園で見られる樹種のひとつにアベマキがあります。クヌギによく似ていますが、コルク質が厚いのが特徴です。地域によって呼び名が異なり、コクルクヌギともいわれるようです。ワイン、ウイスキーなどに使われるコルク栓はヨーロッパ・北アフリカ産のコククガシの樹皮です。こちらはアベマキよりももっと分厚いそうです。[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]

アベマキ(d、学名:Quercus variabilis Blume)はブナ科コナラ属の落葉高木。130404アベマキ樹幹@エコカフェ.JPG130404アベマキ@エコカフェ.JPG分布は本州山形県以南、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、中国、朝鮮半島に及び、低山や丘陵などに自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は灰黒色、コルク質が発達し深い縦裂ができます。葉は互生し、葉身12pから17pほどの卵状狭楕円形、葉縁鋸歯の先に苞がつき、葉先は尖ります。葉表は光沢があり、葉裏が白っぽく星状毛が密生するのが特徴です。ちなみにクヌギは黄緑色で脈上のみに散生します。花期は4月から5月頃、葉の展開と同時に、新枝の基部から穂状の雄花序を垂れ下げ、黄褐色の径約2.5mmの小花を密に咲かせます。新枝の上部の葉腋に柱頭が3裂した雄花1個が咲きます。果実は径約2pのほぼ球形の堅果(どんぐり)で多数の線形の鱗片のついた褐色の殻斗に包まれ、翌年の秋に熟します。


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タグ:広域種
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遥か洋上のピラミッドとは

ビーグル号の航海日誌 2013年04月18日 08:05

110101南硫黄島@エコカフェ.JPG東京から南へ1300km、グアム島との中間地点の太平洋上に浮かぶ洋上ピラミッド。
それこそが絶海の孤島、南硫黄島である。
中央に標高916mの山がそびえる。
山体全体が海没しどこから見ても三角形。
この森にはそこでしか見られない固有の生き物たちが多く棲息しているという。
謎めいた神秘の島でもあるようだ。

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葉っぱには悪戯書きが

130411字書き虫@エコカフェ奄美大島エコツアー_321.jpg奄美大島の森は照葉樹林といって一年中、青々としています。
上空から見るとブロッコリーが無数に折り重なるようにこんもりして見えます。
そんな森の中に入ると小さな葉っぱの上に悪戯書きがいっぱい。
字書き虫たちのお食事跡です。
一点の穴は飛翔跡です。
小さな発見でした。
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三宅島近海で地震発生!

ビーグル号の航海日誌 2013年04月17日 22:41

120902日鼻新山@エコカフェ.JPG本日午後5時57分、伊豆諸島三宅島近海深さ約20kmを震源とするでM(マグニチュード)6.2に地震が発生。午前中から地震が頻発し、この地震で三宅村では震度5強の揺れが観測されたという。新島、御蔵島、神津島でも震度4の揺れとなった。三宅島はエコカフェの植林活動のフィールドにもなっています。近年では、昭和58年と平成12年に三宅島の雄山が噴火、およそ20年周期で噴火を伴う火山活動が起こってきたと言われています。心配ですね。 [2012年9月2日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@中村敏之]

120902日鼻新山山頂@エコカフェ.JPG120902日鼻新山直下@エコカフェ.JPG昨年9月に訪島した時、昭和58年(1983年)の噴火でできた日鼻新山に登りました。すでに浸食が激しく三角形をした丘になり、直下は紺碧の海が開いています。波と風と大地を感じたのを思い出します。


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エノキ(榎)の葉は

ビーグル号の航海日誌 2013年04月16日 23:42

130404エノキ@エコカフェ.JPG130404エノキ果実@エコカフェ.JPG日比谷公園には多くの樹種が植栽されています。そのなかのひとつにエノキがあります。公園や社寺境内などのほか、古くは一里塚の目印としても植えられてきたという。[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]

130404エノキ樹幹@エコカフェ.JPGエノキ(榎、学名:Celtis sinensis var. japonicaCeltis)はニレ科エノキ属の落葉高木。分布は本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に及び、丘陵地から低山の川筋などに自生。樹高は20m以上、樹皮は灰黒褐色で小さな皮目が目立ちざらつきます。葉は互生、葉身4pから10pほどの広楕円形、葉縁上部に鋸歯がつき、葉先は尖ります。開花は4月から5月頃、雌雄異花、葉の展開と同時に、新枝の上部の葉腋に雌花を、下部の葉腋に雄花を雌花よりやや早く咲かせます。果実は径5oほどの球形の核果で10月頃に赤褐色に熟し、やや甘味があり小鳥が好むといいます。

葉にオオムラサキの幼虫に食べることで有名ですが、よく虫こぶができます。これはタマバエの幼虫であるエノキハトガリタマフシ(榎葉尖り玉フシ)やエノキハイボフシというフシダの一種が原因のようです。いろんな樹種で葉に固有の虫こぶができるのが面白いですね。


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湯湾岳を望む

⇒エコツアー 2013年04月15日 22:02

040.JPG
奄美大島最高峰の湯湾岳。
今回は、湯湾岳展望台からみるだけになった。
歩いてもそれほど時間がかからないことがわかったので、次回訪問の際には
ぜひ登ってみたい。

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灰色の中に映る色彩

⇒エコツアー 2013年04月14日 13:31

DSC_0440.jpgDSC_0438.jpg新緑の清々しさと鳥のさえずりが、なんとも心地よい。
奄美大島の最終日は、曇り空ですが目に映る森と海は色鮮やか!

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マングローブのトンネル

⇒エコツアー 2013年04月13日 23:49

015.JPG
奄美大島3日目。
お天気も良いので、予定通りカヌーでのマングローブ散策。
奄美大島は、オヒルギとメヒルギの2種類が汽水域に生えているそうだ。
オヒルギは、海水を吸収し塩分を外に出すために葉に塩分を蓄え、それを落とすことで樹木が枯れずにいられるとのガイドさんの説明。

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ヒカゲヘゴの下で

⇒エコツアー 2013年04月12日 23:16

043.JPG
奄美大島2日目は、奄美野生生物保護センターを見学しながらセンターの取り組みなどを伺った。アマミノクロウサギ、アマミヤマシギなどの保護増殖活動やマングースの根絶などを重点的に行っているようだ。
その後、金作原原生林に向かい高さ10mを超えるヒカゲヘゴや新緑のホルトノキなどが生い茂るしたをのんびりと散策。オーストンオオアカゲラと思われる鳥もみられた。

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絶滅危惧種保護センターで

⇒エコツアー 2013年04月11日 16:25

SN3M0005_0001.jpgSN3M0006_0001.jpg奄美大島にある絶滅危惧種保護センターに来ました。
保護飼育しているマダガスカルホシガメは草を食んでいました。
環境のよいところでのびのび大勢で暮らしているんですよ。
太陽の光をいっぱい浴びて元気に育っています。

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マテバシイ(馬刀葉椎)は照葉樹林

ビーグル号の航海日誌 2013年04月10日 08:15

130404マテバシイ@エコカフェ.JPG日比谷公園でよく見かけるドングリを実らせる樹木のひとつにマテバシイがあります。マテバシイはタブノキスダジイホルトノキなどとともに照葉樹林を構成する樹種のひとつです。どれも植栽されたものでしょう。葉に特徴があるのですぐにわかります。[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]

マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎、学名:Pasania edulis Makino)はブナ科マテバシイ属の常緑高木。130404マテバシイ樹幹@エコカフェ.JPG日本固有種。分布は本州紀伊半島、四国、九州、南西諸島に及び、温暖な沿岸地などに自生。樹高は約15m、樹幹は直立(伐採により株立ち)し樹皮は灰黒色で平滑、縦に白い筋目が入ります。葉は互生し深緑色で革質で厚くクチクラ層が発達、葉身9pから26pほどの倒披針状長楕円形、全縁です。若葉では両面に毛がつくがやがて脱落します。花期は5月から6月頃、雌雄異花、新枝の葉腋に穂状の雄花序が立ち上がり、雌花序は雄花序より上部の葉腋につきます。果実は長径約2pから3pほどの長楕円形の堅果(どんぐり)、殻斗は総苞片がツブツブ状に並びます。翌年の秋には熟し、灰汁が少なく、炒って食することができるという。

照葉樹林の発達するアジア・モンスーン気候に属する雨の多い地域一帯で育まれた共通の分化を「照葉樹林文化」と呼んでします。納豆や味噌、醤油といった大豆発酵、魚のナレズシといった発酵食品、クズ粉やワラビ粉を水さらしで採取、コンニャク、サトイモやヤマイモを栽培、もち米、粟、黍(きび)なども共通といいます。祝い事に赤飯、餅、甘酒を振る舞う習慣や、野生の繭から紡ぐ絹、ウルシノキなどから漆(うるし)を採集し漆器を作る技術も共通だそうです。興味深いですね。


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アオウミガメ水槽掃除でハプニング!

⇒こどもたちと 2013年04月09日 20:00

P1190523.JPG2012年度1月のアオウミガメレポートです。小笠原父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も8年目に入っています。今年度は総勢22名が島の宝であるアオウミガメの保護飼育や産卵調査などに取り組んでいます。今回は水槽掃除では海水が出てくるパイプが外れてしまい、数名が全身水浸しになってしまうというハプニングもありました。[1月詳細レポートはこちら⇒
P1260540.JPG
1月12日:水槽掃除と子ガメ観察
1月19日:定期計測と展示館学習
1月26日:水槽掃除

早く来た5年生のお友達が、子ガメの中に足を噛まれて血を流していたカメを見つけ、空いてる隔離ネットに入れてくれました。異常のあるカメを見つけ、何が必要か考えて自発的に対処してくれたことにとても感心しました。優しい心が育っています!


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海浜植物、ラセイタソウ(羅背板草)の逞しさ

ビーグル号の航海日誌 2013年04月08日 00:05

130901ラセイタソウ@エコカフェ.JPG次回の三宅島プロジェクトは5月です。三宅島の阿古地区も訪ねます。昭和58年の噴火により阿古地区では小学校や民家などが溶岩に飲み込まれ、広大な溶岩原が広がっています。30年の歳月を経て溶岩原にはわずかですが、ハチジョウイタドリ、ラセイタソウなどの初期段階の植物の進出が認められます。ここではラセイタソウを紹介します。[2012年9月1日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@山崎]

130901ラセイタソウ@エコカフェ.JPGラセイタソウ(羅背板草、学名:Boehmeria biloba Wedd.)はイラクサ科カラムシ属の多年草。日本固有種。分布は北海道南部から本州紀伊半島までの太平洋側に限り、海岸近くの崖地や岩場などに自生。草丈は30pから70cmほど、茎は太く、葉は対生し分厚い、葉身6pから15pほどの広卵状楕円形で葉縁に丸い鋸歯がつきます。葉表には短毛が散生し葉脈の部分で著しく裏側に突出、葉裏には全体に短い白毛が密生します。花期は7月から9月頃、下部の葉腋に雄花序を、上部の葉腋に雌花序をつけ、径約3oの淡黄褐色の花が密生します。果実は痩果でこん棒状に密につきます。

名前の由来は葉が羅背板(ラセイタ:ポルトガル語)という羅紗(ラシャ)に似た毛織物に似ていることにあるという。別名にビロードソウともいうそうです。乾燥しがちな海岸にあって夜露をうまくキャッチしやすい構造のようです。逞しく住み分けをしているんですね。


関連記事(ラセイタタマアジサイは伊豆諸島固有変種)⇒
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ヤブミョウガ(薮茗荷)は

ビーグル号の航海日誌 2013年04月07日 19:15

120902ヤブミョウガ@エコカフェ.JPG5月の三宅島[第6回エコカフェみんなの森づくり]が待ち遠しい。三宅島は噴火と森林再生が繰り返され、遷移の様子が見て取れる貴重なエコカフェの活動フィールドのひとつである。火山噴出物が厚く堆積した山頂近くでは降雨の影響で大きく浸食が進み、植生回復は進みませんが、安定した溶岩原などではどんどん進んでいます。ここでは山中で見たヤブミョウガを紹介します。[2012年9月2日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

ヤブミョウガ(藪茗荷、学名:Pollia japonica Thunb.)はツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草。120902ヤブミョウガ果実@エコカフェ.JPG分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国、台湾に及び、照葉樹林の林下などのやや湿気の多い場所に自生。草丈は30pから80cmほど、地下茎が伸び、茎は直立し鈎形の毛が密生します。葉は互生し茎先端部に集中、葉身20pから30pほどの長楕円形で全縁で先が尖り、基部は葉鞘となり茎を包みます。葉表はざらつき、葉裏は細毛が密生します。花期は8月頃、茎先端から円錐花序を伸ばし、両性花と雄花が混じって咲きます。花は白色で花弁6枚に見えるが花弁3枚、萼片3枚で、雄蕊6本には黄色い葯が目立ち、花柱の長い雌蕊1本からなります。雄花では雌蕊が退化しています。果実は径約6oの球形の刮ハで青藍色に熟します。若葉は塩茹でして食すという。

前回訪島した時、三宅島周辺海域でもミナミバンドウイルカの群れが見られるようになったと聞いた。御蔵島近海の群れの一部が移ってきたものであろう。海の珊瑚礁も住民の離島時期に回復し、今ではしっかり観察することができるそうです。三宅島でのエコカフェの活動は継続することが大切だと考えています。皆さまの参加をお待ちしております。


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これなんだシリーズ(215)

これなんだ@エコカフェ.JPG爆弾低気圧が過ぎ去って吹き返しの強い風が吹いています。
日比谷公園の林下で見つけました。
一見見ると蕨のようですが違います。
マルハチの新芽にも似ていますが違います。
多分だべることはないと思います。


ヒント⇒
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トウカエデ(唐楓)の新葉は

ビーグル号の航海日誌 2013年04月06日 09:16

130404トウカエデ@エコカフェ.JPG日比谷公園に植栽されている樹木のなかにトウカエデがあります。先日、訪ねるとやや大きめの透明感のある淡黄緑色の葉を展開していました。葉が3裂していることからサンカクカエデ(三角楓)とも呼ばれています。江戸時代享保年間に唐から移入され、大名庭園にイロハモミジなどとともに植栽され広まったようです。浜離宮恩賜庭園では巨木が見られます。[2013年4月4日撮影:日比谷公園@青山]

トウカエデ(唐楓、学名:Acer buergerianum Miq.)はムクロジ目カエデ科カエデ属の落葉高木。130404トウカエデ樹幹@エコカフェ.JPG分布は中国東南部に及び、山地の林内などに自生。樹高は10mから20mほど、樹幹は直立し樹皮は灰褐色で縦状に剥れます。葉は対生し、葉身は3pから8pほどの倒卵形で上部が浅く3裂、全縁(幼木では浅い鋸歯がつく)。花期は4月から5月頃、葉のほぼ展開とともに、本年枝の先に複総状花序をだし、淡黄色の雄花と両性花を混生させます。果実はU字形の翼果です。

成長が早く公害にも強いことから街路樹としても利用されているそうです。カエデの仲間ですから紅葉は鮮やかな赤で綺麗ですよ。


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タグ:外来種
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誰しも持っている遠い記憶は、

130404菜の花@エコカフェ.JPG日比谷公園のグランド脇に菜の花畑が広がっている。畑というよりか花壇が放置され群落をつくってしまったのかもしれません。黄色が陽光に映えて元気を誘います。

菜の花の香気は遠くからでもよく匂います。何とも言えない甘く自己主張をする香。モンシロチョウが好むフェニルエチルアルコール(PEA)という成分がによるものです。

130404菜の花果実@エコカフェ.JPG田舎育ちの誰しもが幼いころからこの芳香とともに土手や畑に残された葉の花の黄色に満たされたことでしょう。来る年も来る年も葉の花を摘んで花瓶に活けたり、蝶を追ったり、種を採取したり、時に鬼ごっこをしたり、....。

味覚や嗅覚に残された幼いころの記憶は大人になってもしっかりと刻まれたままのようです。皆さんも遠い記憶が心地良く蘇る瞬間にであうことはありませんか。


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小さな春爛漫を見つけよう!

ビーグル号の航海日誌 2013年04月05日 08:41

130404ハルジオン・セイヨウタンポポ・ハナニラ@エコカフェ.JPGこの週末はお天気が崩れそうですね。昨日に続き今日も暖かく春を愉しむことができそうです。
公園の一角や皇居御濠の土手など手入れが行き届かない場所では小さな花が暖かな春を楽しんでします。
競うように春の暖かな日差しに喜んで花を咲かせています。
そんな花たちには小さな訪問者が蜜を求めてやってきます。
たまには立ち止まって小さな世界に身を投じてみるのも面白いでしょう。
小さな生き物たちのドラマがあります。
130404ペンペン草@エコカフェ.JPG
助け合うもの、蟻と油虫。
植物の見方、天道虫
受粉を助けるもの、虻や蜂の仲間。
蜘蛛たちもやってくる。
螳螂もやってくる。
ハナムグリだって、カミキリムシだってやがてやってくる。

不思議な気持ちになりますね。子供たちの好奇心ってなんだろうね。わくわくする気持ちとは....。


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アカヤスデ(赤馬陸)はおはよう!

ビーグル号の航海日誌 2013年04月04日 23:13

130404アカヤスデ@エコカフェ.JPG早朝、建物の壁に蠢く物体。ムカデかと思いきや、ヤスデの仲間だ。調べるとすぐにアカヤスデと分かったが、国内に生息するアカヤスデにはタンバアカヤスデ、ヤマトアカヤスデなど4種が知られるが、一般にタンバアカヤスデ=アカヤスデとして紹介されることが多いようだ。普段は石や落ち葉の下、腐葉土中に生息しているが、大雨が降ると這い上がり姿を現すという。前に紹介したオオゲジサツマゴキブリなどと同様に不快害虫として嫌われているようです。[2013年4月4日撮影:渋谷区@山崎]

アカヤスデ(赤馬陸、学名:Nedyopus tambanus)は倍脚網オビヤスデ目ヤケヤスデ科の多足の節足動物。分布は近縁種も含め本州中部以西、四国、九州、朝鮮半島に及び、農村地の森林原野、近年では都市部の公園、民家庭先の落葉や石の下、腐食度中などに棲息。体長は2pから3pほど、黒褐色をし歩肢は黄色。頭と20個の胴節、歩肢は雄で30対、雌では31対あるという。食性は菌類や腐植質。産卵期は5月頃、孵化後7回脱皮し秋に生体となり、越冬して翌年4月頃に徘徊。特に、地面や土中に棲むため雨が降ると高い所に避難するため人の目の前に出現することになるのですね。

攻撃を受けると渦巻状になって身を守るほか、胴の側面または下面の臭腺から刺激臭のある体液を分泌します。体液にはヨード、キノンのほか青酸、ベンズアルデヒドも含まれており、皮膚に触れると炎症を起こしたりするそうです。なんども有毒害虫でもあるのです。


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タグ:広域種
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これなんだシリーズ(214)

130404これなんだ@エコカフェ.JPGうららかな春。
今日は昨日の嵐のような天気とは一転して陽光の射す暖かな一日でした。
公園や民家の庭先でよく見かけますね。
蜜を求めて虫たちが....。




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ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔)は可愛い

120311ヒメジョウゴゴケ@エコカフェ.JPG南三陸町志津川にあるエコカフェの拠点のひとつ、京都大学フィールド科学教育研究センターと共同主催していた「森里海学びツアーin気仙沼・志津川」の活動の拠点。2年前の東北地方太平洋沖地震による巨大津波の被害を受けた。瓦礫撤去で一見綺麗になっているが何もない光景が続いている。そんな一角、庭にあった大きな石組の石上に可愛らしい青錆色の地衣が逞しく戻ってきていました。昨年の一周年記念追悼式に訪問した時に撮影しました。震災の年の5月に訪問した時は何もなかった。最近、調べて分かったのですが、ヒメジョウゴゴケではないでしょうか。[2012年3月11日撮影:南三陸町志津川@須合]

ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔、学名:Cladonia humilis (With.) J.R.Laundon. )はチャシブゴケ目ハナゴケ科ハナゴケ属の痂状地衣。分布は本州、四国、九州、国外では北アメリカに及び、平地から低山地の地上や岩上、民家の庭石や植木鉢などに自生。草丈は0.5cmから1pほど、基本葉体は数oの鱗片状、子柄は1pほどのラッパ状盃形で粉芽に覆われ、盃縁から1-2回発芽し褐色の子器を生じるそうです。

ヒメジョウゴゴケに似ているが、子柄がより漏斗状になるものにジョウゴゴケ、メロジョウゴゴケ、粉芽がないのはヒメジョウゴゴケモドキだそうです。実際に見分けるのは難しいようです。


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カラヤスデゴケもごく普通に

⇒自然観察会 2013年04月03日 07:54

2013_03_23_カラヤスデゴケ@第15回自然観察会in箱根_115-1_s.jpg箱根駒ケ岳から神山に向かう登山道脇の苔たち。倒木(径約10p)にまとわりついていた紫色の倒瓦状に重なり合って伸びるヤスデゴケの仲間を紹介しましょう。苔の中では大きな属であって熱帯を中心に世界で約900種、日本では約30種が知られるそうです。調べてみるとカラヤスデゴケの紫褐色タイプではないかと思います。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@阿部]

カラヤスデゴケ(学名:Frullania muscicola Steph.)はウロコゴケ目ヤスデゴケ科ヤスデゴケ属の苔類。分布は日本全国、国外(恐らくアジア?)、低地の樹幹、倒木、岩上などに自生。草丈は2pから4pほど、茎は這い不規則に羽状に分枝。色は緑色のものと紫褐色のものがある。茎葉体といって葉は倒瓦状に重なり、2列の卵形の側葉(側片)と下側に1列のヘルメット形の腹葉がつきます。腹葉(腹片)には水分を貯える機能があるそうです。 雌雄異株。苞葉から花被は袋状で胞子嚢がつきます。胞子は胞子嚢の裂開と同時に中にある弾糸がバネのようにはじけることで一瞬にして遠くに放出されるといいます。

箱根山付近で観察することができるヤスデゴケの仲間は、カラヤスデゴケのほかにカギヤスデゴケ、シダレヤスデゴケ、ウサミヤスデゴケなどがあるようです。


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タグ:蘚苔類
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ハイゴケ(這苔)はごく普通に

⇒自然観察会 2013年04月02日 07:40

2013_03_23_ハイゴケ@エコカフェ第15回自然観察会in箱根_62_s.jpg箱根駒ケ岳から神山に向かう登山道脇でもよく見かけました。姿が美しく特徴的なのでハイゴケだと分かります。乾燥しているので色彩はやや褐色がかっています。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@阿部]

ハイゴケ(這苔、学名:Hypnum plumaeforme Wilson)はハイゴケ目ハイゴケ科ハイゴク属の大型の蘚類。分布は日本全国、東アジアに広く、明るい尾根筋や露岩地、樹幹下部、流水近くなどの湿潤な腐食土上など幅広い環境下で自生。2013_03_23_ハイゴケ@エコカフェ第15回自然観察会in箱根_63_s.jpg草丈は10pほど、茎は這って規則正しく羽状に分枝し、葉は2oから3oほどの広卵形で葉縁には細歯があり、中肋は2叉し短い。葉先は尖り鎌形に下側に曲がるため、上面から見ると組み紐のように見えるのが特徴です。雌雄異株。胞子体の剳ソは長さ2pから3cmほど、凾ヘ円筒状で湾曲し傾斜、剋浮ヘハイゴケ型で内外2列に並びます。

ハイゴケは樹幹の下で他の蘚苔類とせめぎ合うような感じで大きな群落をつくっていました。乾燥に強いのも生存競争に勝つための戦略のひとつです。なお、箱根山で見られるハイゴケ科の仲間にはオニクシノハイゴケ、ヤマトキヌタゴケ、ヒメハイゴケ、オオベニハイゴケ、イトハイゴケアカイチイゴケ、キャラハゴケが知られているようです。


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アカイチイゴケ(赤一位苔)は紅葉を

⇒自然観察会 2013年04月01日 23:23

2013_03_23_アカイチイゴケ@第15回自然観察会in箱根_87_s.jpg箱根中央火口丘を構成する駒ケ岳、神山、冠ヶ岳を巡る登山道は多くの人が歩いたため大きく大地をえぐって樹林帯をぬっている。その樹林帯は芦ノ湖から吹きあがる湿った空気により雲霧が湧きやすいのではないだろうか。えぐれた登山道脇の腐食土や倒木、樹幹、岩石上に多様な蘚苔類を観察することができます。ここではアカイチイゴケを紹介します。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@阿部]

アカイチイゴケ(赤一位苔、学名:Pseudotaxiphyllum pohliaecarpum (Sull. et Lesq.) Iwats.)はハイゴケ科アカイチイゴケ属の蘚類。分布は日本全土、熱帯から亜熱帯のアジアに広く、山地や低地の乾いた林下の岩上や地上などに自生。草丈は1pから2pほど、茎は這い、ときに分岐、葉は葉身1oから1.5mmの非相称の卵形で鋭頭で先に細歯がつく。葉はやや扁平につき、乾燥しても縮れず、中肋は2叉し短いという。雌雄異株。胞子体は剳ソは長さ1.5pから2.5cmほど、凾ヘ長楕円形で傾斜ないし下垂し、蓋は嘴状、剋2列でハイゴケ型です。茎の頂部や葉腋に細くねじれた糸状の無性芽をつけ、無性生殖でも増えます。

名前の由来はイチイの葉に似ていること、赤いことによる。アカイチイゴケはオオミズゴケと同じように秋から冬にかけて日当たりのよいものは紅葉するんだそうです。紅葉した後に枯れることはないのでしょうか、調べることは尽きませんね。

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