ヒメシャラ(姫娑羅)の巨木林に

ビーグル号の航海日誌 2013年01月29日 22:56

081106ヒメシャラ巨木@エコカフェ(屋久島).JPG081106ヒメシャラ群生@エコカフェ(屋久島).JPG屋久島の森は屋久杉だけではなく栂や姫沙羅なども巨大に育っている。雨が多く腐敗菌が少ない綺麗なことも影響しているのだろうか。姫沙羅は陽樹、パイオニア的存在なので林内にニッチが生まれ陽が差すと積極的に進出してきます。屋久島が南限で標高200mから1500m付近までと広く出現、ときにとまって姫沙羅の林を形成、ひときわ目立ちます。[2008年11月9日撮影:屋久島エコツアー@山崎]

ヒメシャラ(姫沙羅、学名:Stewartia monadelpha Seib. et Zucc.)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。日本固有種。分布は本州関東南部以西、四国、九州、屋久島に及び、温帯の日向の適湿な場所に自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は平滑で光沢のある淡赤褐色、老木で薄片状に剥落。葉は互生し有柄、葉身5cmから8cmの卵形から楕円形、葉縁に浅鋸歯、葉先は尖ります。葉の両面に毛が散生します。花期は7月から8月頃、葉腋に径約2cmの白い花を1つずつ咲かせます。花は花弁、萼片は各5枚、多数の雄蕊は基部で合着、苞2枚が萼片を包みます。一日花です。果実は五角卵形の刮ハで白絹毛が密生。晩夏に熟すと5裂、中から翼のある扁平な種子が風に乗って散布されます。

「沙羅」というと、ついつい平家物語の冒頭にある「・・・ 諸行無情の響きあり 沙羅双樹の花の色 ・・・」の「沙羅双樹」と重なってしまうが、「沙羅」とはインド原産のフタバガキ科の「沙羅の木」のことです。釈迦入滅は「沙羅双樹」つまり2本の「沙羅の木(さらのき)」の下であったと。日本では自生のツバキ科の夏椿のことを「沙羅樹(サラノキ)」、「沙羅(シャラ)」と呼んでいます。紛らわしいですね。 


関連報告(屋久島エコツアー報告書)⇒
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タグ:日本固有種
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