シシャモは混乱を超えて高級魚に

ビーグル号の航海日誌 2012年12月18日 20:00

シシャモ@エコカフェ.JPG最近では高級になってしまったシシャモ。一般に売られているのは科レベルでは同じだが属レベルで異なるカラフトシシャモです。1970年代以降、乱獲の影響等でシシャモが激減したため資源量の豊富なカラフトシシャモがシシャモの代用として市場に流通し、いつしかカラフトシシャモがシシャモになってしまいました。市場での混乱です。このため2003年のJAS法改訂で「原材料名」表記が厳格化され、今日では両者は区別され流通されています。シシャモは高級魚、味もカラフトシシャモより淡白で美味しいです。

シシャモ(柳葉魚、Spirinchus lanceolatus (Hikita))はキュウリウオ目キュウリウオ科シシャモ属の回遊性の海水魚。日本固有種。分布は北海道道東の太平洋沿岸、水深120mより浅い場所に生息。体長は12pから18pほど、背中に脂ビレがあり、体色は背中は暗黄色で腹部は銀白色、鱗は大きめで目立ちます。産卵期は10月から12月頃、遡河回遊魚で河川へ遡上し、河床の砂礫に産卵。オスの臀ビレは二次性徴、抱擁器官として伸張するそうです。寿命は3年から4年と考えられています。

アイヌ語で「ススハム」「シュシュハモ」と呼び、アイヌ伝説にアイヌの神様がサケがとれなく困った時に祈りをささげると、柳の葉が落ちてきて魚、シシャモになったとあるそうです。なんともです。


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タグ:日本固有種
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