法隆寺中門金剛力士立像に

ビーグル号の航海日誌 2012年12月14日 05:47

091219法隆寺中門@エコカフェ.JPG奈良斑鳩にある法隆寺の回廊は時空を貫く強さがあることは先に触れたが、ここでは中門にある金剛力士立像について紹介したい。金剛力士立像については室生寺山門のものは色鮮やかでした。[2009年12月19日撮影:法隆寺@阿部]

金剛力士は仏教の護法善神、つまり守護神である天部のひとつです。仏教における諸仏は、悟りを開いた者つまり仏陀である「如来部」、修行中の「菩薩部」、如来の化身で民衆を導く「明王部」、仏法の守護神や現世的利益を導く「天部」からなります。091219金剛力士立像阿形@エコカフェ.JPG091219金剛力士立像吽形@エコカフェ.JPG天部は、古代インドのバラモン教の神々が密教に取り入れられたもので、金剛力士をはじめ梵天、帝釈天、四天王弁財天、吉祥天、毘沙門天大黒天、鬼子母神、十二神将、八部衆など多く存在します。法隆寺をはじめ日本の寺院では、寺門など寺院の入口に内部への仏敵の侵入を防ぐ目的で守護神としての金剛力士立像(仁王像とも)を安置します。そのため、お姿は上半身裸で筋骨隆々、向かって右に憤怒を顕わにした「阿形」、左に怒りを内面に秘めた「吽形」となっています。法隆寺の金剛力士立像の高さはおよそ3.8mもあり、奈良時代711年に造られ、現存する日本最古のものです。木造補修が施されたいますがもとは塑像、重要文化財に指定されています。うー、唸ってしまいます。

古の人びとの価値観としてなかなかの造形美です。怒りを外に顕わにしたり、内に込めて秘めたり、この二様が怒りの全てを表現しているのですから


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