鳳来寺山の紅葉と

ビーグル号の航海日誌 2012年11月30日 07:55

121124鳳来寺紅葉@エコカフェ.jpg奥三河の鳳来寺山の山頂近くに鳳来寺という真言宗五智教団本山があります。創建702年(大宝2年)、山号は煙巌山、本尊は薬師如来だそうです。[2012年11月24日撮影:鳳来寺山@中村敏之]

鳳来寺山(標高684m)は決して高い山ではありませんが山中の紅葉が見事なことで有名だそうです。この山には樹高約60mの日本で一番のっぽの杉の巨木があります。
鳳来寺山は約1500万年前頃の激しい火山活動によって短期間に形成された山塊であるという。旧火山帯(瀬戸内火山帯)の南端に位置します。日本列島の元の島々が日本海が開き大陸から分離した頃のお話です。121124鳳来寺大杉@エコカフェ.jpg121124鳳来寺@エコカフェ.jpg
江ノ島で観察した葉山層などは当時海底に降り積もった火山灰と砂岩が凝塊したものでしたね。エコツアーで訪ねた屋久島も四万十層に1500万年前、貫入した花崗岩が基盤になっていました。南紀白浜でも1500万年前の足跡を確認しています。ちょうど日本列島の重要な形成期にあるようです。

エコカフェの自然観察会などの活動では植物観察のほかに地質の勉強も取り入れています。なんとなれば、どんな植物が自生しているかは気象条件、水利条件、日照条件のほかに土壌条件が大きく影響するからです。蛇紋岩、カンラン岩、石灰岩などでは典型的に現れますね。


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ハッチョウトンボ調査隊発表会!

⇒こどもたちと 2012年11月29日 09:10

121028ハッチョウトンボ調査隊発表会@エコカフェ .JPG今年度も夏休み期間中を中心に子どもたちにハッチョウトンボ調査隊に参加してもらいました。
岡山県玉野市にあるおもちゃ王国と協働して施設内のビオトープを湿生植物学習センター、愛称をハッチョウトンボの里、としています。
ハッチョウトンボの里には貴重な生き物たちが生息しているので、湿生植物やトンボなど貴重な昆虫の保護とともに子どもたちの学びの場として利用してきています。
ハッチョウトンボ調査隊は岡山理科大学中村先生や大学生のお兄さん、お姉さんに協力をしていただいています。子どもたちはお兄さん、お姉さんに教えてもらいながらマンツーマンに近いやり方でフィールドで創造的学びを実践します。
121028準備@エコカフェ.JPG121028発表@エコカフェ.JPG去る10月28日におもちゃ王国内の学びの学校内で今年度の発表会を行いました。今年度から賞を差し上げることにしました。優秀な発表は、エコカフェが2月に実施する予定のシンポジウムで発表をしてもらうことを考えています。

子どもたちのプレゼンに目からうろこということになるでしょう!!


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伊勢神宮外宮はひっそり

ビーグル号の航海日誌 2012年11月28日 10:51

121028伊勢神宮外宮正宮@エコカフェ.JPG伊勢神宮外宮の創建は雄略天皇26年(478年)、御祭神は豊受大御神です。食物・穀物を司る神、今日では衣食住、産業の守護神として信仰されています。内宮の御祭神は太陽を神格化した女神である天照大御神、皇室の祖神であらせられます。ちなみに素戔嗚尊は天照大御神の弟にあたります。参拝の順序は外宮が先だそうです。参拝した時は雨が降っていた性もあるのでしょうか、内宮に比べて人が少なくひっそりしていました。霊験あらたかな気持ちになりました。[2012年10月28日撮影:伊勢視察@山崎]

121028土宮@エコカフェ.JPG121028多賀宮@エコカフェ.JPG外宮正宮には4つの別宮があります。多賀宮、土宮、月夜宮、風宮です。月夜宮は境外別宮、ほかは境内別宮だそうです。多賀宮の祭神は豊受大御神荒魂です。荒魂とは豊受大御神の荒ぶる魂を神格化しています。土宮の祭神は大土乃御祖神で外宮所在地の土地神です。
121028風宮@エコカフェ.JPG月夜宮は外宮境内外にあって、祭神は月夜見尊・月夜見尊荒魂です。天照御大神の弟で開拓の守護神だそうです。風宮の祭神はじ級長津彦命・級長戸辺命で風雨を司る神です。古くは末社扱いで風神社であったものが、1281年の元寇以降、国を救う祈願の対象として別宮に格上げされたそうです。

伊勢神宮は式内社で内宮と外宮の2つの正宮があって、別宮14社、摂社43社、末社24社、所管社42社、計125社を管理しているとそうです。全部廻るだけでも大変な上、参拝となると大変な日数がかかりますよ。お伊勢さんとは大変ありがたい場所なんですね。


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小笠原小学校5年生の興味は海のように広がる!

⇒こどもたちと 2012年11月27日 08:24

121015世界のウミガメ学習@エコカフェ(小笠原海洋センター).jpg2012年度10月のアオウミガメレポートです。漸く追いつきました。小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の現5年生の総合学習も8年目に入っています。今年度の小笠原小学校5年生生徒さんは総勢22名です。小笠原にもわずかですが季節の変化はあります。水槽の中で子ガメたちは餌をしっかり食べてさらにぐんぐん大きく成長しています。[10月レポート詳細はこちら⇒]

10月15日:種類別ウミガメレクチャー
10月20日:定期けいそく&水槽清掃
10月27日:アカウミガメ(なっちゃん)の水槽掃除

121020水槽清掃は共同で@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG121027なっちゃん@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG子ガメたちは餌を順調に食べ、昼寝をし、運動をして、平均で280グラム、最大で505グラムにもなりました。小さい子ガメと大きいのとの差に驚いていました。小笠原小学校のお友達はそんなに差はありません。
また、小笠原ではアオウミガメが産卵に上陸しますが、世界には小笠原海洋センターでも飼育しているタイマイ、アカウミガメのほかにオサガメ、ヒメウミガメなどが海を棲み分けしているんです。
子どもたちは比較学習しながら興味をどんどん広げているようです。なぜだろう?どうしてだろう?と、・・。
そんな子どもたちにおとなの方もいろいろと考えさせられますね

水槽掃除は共同作業、みんなで仲良く手際よく進めます。


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佐瑠女神社で天宇受賣命に祈願!

ビーグル号の航海日誌 2012年11月26日 22:31

121028佐瑠女神社@エコカフェ.JPG猿田彦神社を紹介したので、その境内の一角に小さな佐瑠女神社についても触れましょう。御祭神は天宇受賣命です。天細女命とも書く。おおらかな女性の神様で、芸能・鎮魂・縁結びの神様として信仰を集めてきました。[2012年10月28日撮影:伊勢視察@山崎]

日本神話に「天岩戸こもり」があります。天照大御神の弟に素戔嗚尊がいた。乱暴もので、ある時、機織りの女を殺してしまった。これに怒った天照大御神が岩戸に身を隠してしまうというくだりです121028猿田彦神社灯篭@エコカフェ.JPGすると、高天原も葦原中国(現日本)も太陽が隠れ、暗闇が支配し、災難に見舞われてしまったという。そこで、心配された八百万神々たちが、八咫鏡と勾玉飾り、白の幣と青の幣を榊の枝にかけ、祝詞を奏上し、神楽や舞踊を披露し、笑いと神秘の演出で天照大御神の関心を引き、岩戸から引っ張り出したという注連縄で岩戸入口を封鎖すると、再び神界も現界も平和な世に戻ったとされます。この時、天舞を披露したのが天宇受賣命です。後に猿田彦大神と結ばれ、「佐瑠女(さるめ)」と名乗ったという。猿田彦神社境内に佐瑠女神社が合祀されているのは納得です。しかも、各地の道祖神は猿田彦大神と同一視され、天宇受賣命が合祀されているという。江戸時代には道祖神信仰は地蔵信仰とも結びつきますます庶民の間に普及していったようです。

エコカフェの活動を応援してくれたUZUME(ウズメ)というレビュー集団。脚本は鵜飼彩子さん。なかなか斬新でストーリー性に優れた歌と踊りとトークによるレビューを披露してくれました。エコカフェのキックオフ会でもオリジナル・レビューで楽しませてくれました。懐かしいです。


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日本神話へ、猿田彦神社

121028猿田彦神社2@エコカフェ.JPG121028猿田彦神社@エコカフェ.JPG伊勢市の伊勢神宮内宮の近くに猿田彦神社が鎮座しています。主祭神は猿田彦大神とその子孫の大田命です。日本神話の世界から由緒を紹介しましょう。[2012年10月28日撮影:伊勢視察@山崎]

121028八角柱@エコカフェ(猿田彦神社).JPG国津神の猿田彦大神は天津神の天照大御神の孫に当たる邇邇芸尊(ニニギノミコト)が高天原から豊葦原中国(現日本)の筑紫日向の高千穂に天降る際に先導したという。先導後に故郷である伊勢の五十鈴川の川上へ、降臨に随伴した天宇受売神と一緒に戻り、一説に結婚したのち、伊勢阿邪訶(現松坂市)の海で漁労中に溺死。その子孫の大田命は垂仁天皇の第四皇女倭姫命に天照大御神を祀る地として献上。大田命の子々孫々は宇治土公と称し伊勢神宮の玉串大内人を奉職し、一方で屋敷神として祖神猿田彦大神を祀っていたという。猿田彦大神の姿については鼻長七咫、背長七尺、目八咫鏡とあり、天狗の原型と推察。「天地を照らす神」とあり、天照大神以前に伊勢の地で信仰されていた太陽神との説もあります。猿田彦大神は天孫降臨の案内役であったことから、江戸時代には村落の境界や辻を守る道祖神と同一視され、また、庚申塚、庚申講とも結びつき、庶民に広まっていったようです

明治時代になって屋敷神を改め神社としたのが猿田彦神社だそうです。交通安全、旅の安全、方位除けの神社としての信仰を集めます。本殿は「ひだひこ造り」特殊な入母屋造りで、方位を表す八角柱が鎮座しています。また、境内の片隅に芸能の神様、天宇受売命を祀る小さな佐瑠女神社(さるめじんじゃ)が愛らしく佇んでいます。


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要注意、コセンダングサ(小栴檀草)とは

ビーグル号の航海日誌 2012年11月25日 13:06

121124コセンダングサ@エコカフェ.JPGへえ、こんなところにまだ花が咲いているんだ。舌状花がないからコセンダングサである。もうすっかり頭上の木々は落葉し始めたというのに。晩秋になっても空地や公園の草地で咲いている草花はセイタカアワダチソウヒメジョオンセイヨウタンポポくらいではないか。[2012年11月24日撮影:渋谷区@山崎]

コセンダングサ(小栴檀草、学名:Bidens pilosa L. )はキク科センダングサ属の一年草。121124コセンダングサ葉@エコカフェ.JPG分布は北アメリカの暖帯域から熱帯域に及び、牧草地や荒地、河川敷などに自生。世界の暖帯から熱帯域に広く帰化、日本には江戸時代に移入し本州中部以西で広く見られる。草丈は50pから110pほど、葉は茎下部で対生、上部では互生、奇数羽状複葉(3枚から5枚)、小葉は倒卵状楕円形で葉縁に鋸歯、先は尖ります。葉両面に毛が散生します。花期は6月から11月頃、茎頂に頭花を数個咲かせます。頭花は小さく総苞片が1列8枚ほど目立ち、黄色の筒状花のみからなります。果実は痩果で剛い冠毛がつきます。

外来生物苞で要注意外来生物に指定され、地球温暖化とともに侵入域を関東以北にも北上させるものと考えられます。コセンダングサは種ない変異が大きく、染色体数が36、48、78のものがあり、変種としてコシロバナセンダングサ、シロノセンダングサ(アワユキセンダングサ)、ハイアワユキセンダングサが知られているそうです。ふーんです。


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それいけ!アンパンマン

121124アンパンマンショップ@エコカフェ.JPG昨日は新宿でオフ会を行いました。スペインの話や農業体験などよろず談義を楽しみました。
帰り道、アンパンマンショップを見つけました。店内にはちらほらと親子連れの姿が見受けられました。
子どもたちに大人気の「アンパンマン」、漫画家やなせたかしさんは1919年(大正8年)生まれだと言います。現在でも現役で活躍されているそうです。
いまでこそ、テレビ、アニメと絶大な人気のアンパンマンも初期のものは普通のキャラクター、1973年にあんぱんを頭部にもったキャラクターが誕生したという。テーマも貧しい人々を助けるというものだったが、大人たちからは不評、そかしながらキャラクターを幼児向けに3頭身にし、敵のキャラクターを増やすなどして、徐々に子どもたちの間に浸透していったそうです。
121124オフ会@エコカフェ.JPG御苦労もあったのです。マンガであっても、正義、良心、悪を倒す、というテーマは私たちにとって普遍な価値観ですよね。どのように表現し、どのように伝えるかは作者の腕ということなのでしょう。

継続すること、真理を貫くこと、の大切さを改めて知らされた気がしました。老いてますます、東日本大震災を機に子どもたちを支え、子どもたちに支えられている人生のようです。よい午後のオフ会でした。


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久高島、オキナワマツムシ(沖縄松虫)

ビーグル号の航海日誌 2012年11月24日 19:51

120722オキナワマツムシ幼齢@エコカフェ.JPG17時59分、東京23区、神奈川東区で震度4の地震が発生。ごつんときました。さて、沖縄本島の東方海上に位置する隆起サンゴ礁の細長い久高島の自然について取り上げてきました。ここではヤグルガーのある崖地に自生するリュウキュウツワブキの葉の上で見かけたオキナワマツムシを紹介します。写真は幼齢のため無翅なのでしょう。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

オキナワマツムシ(沖縄松虫:Xenogryllus marmoratus unipartitus)はバッタ目コオロギ科の昆虫。基亜種マツムシの南西諸島産亜種。分布は南西諸島で、ススキなどの自生する日当たりのよい海岸線の草地などに生息。体長は20oから22oほど、体色は淡褐色、触角が長く、脚付節に吸盤があってクチクラ層の発達した無毛の葉などにも安定してよじ登ることができます。本州産マツムシに比べ体がやや大きく鳴声が長いようですが、果たして。食性は雑食性で草の葉や昆虫の死骸です。オキナワマツムシは他のバッタ目と同じように不完全変態、卵が孵ると幼虫、蛹(さなぎ)を経ずに成虫になります。メスは錐状の長い産卵管をもち、ススキなどのイネ科植物に卵を産みつけます。

琉球弧と呼ばれる南西諸島の島々は太平洋側に隆起島嶼群が、久高島はその典型ですね。隆起島嶼群の後背東シナ海側に琉球火山帯が弧を成しています。詳しくは別の機会で触れることにします。


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オキナワモンシロモドキ(沖縄紋白擬)は

120722オキナワモンシロモドキ幼虫@エコカフェ(久高島).JPG引き続き久高島での思い出。隆起石灰岩でできた小さな島の西側には断崖が続いていて川(ガー)と呼ばれる水がしみ出る井戸が何本かあります。ヤグルガーは禊をする場所でもあります。ガー付近の崖地に自生するモンンパノキの葉を食する毛虫を写真に収めていました。その名はオキナワモンシロモドキです。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

オキナワモンシロモドキ(沖縄紋白擬、学名:Pitasila okinawensis (Inoue))はヒトリガ科ヒトリガ亜科に属する蛾。120722クサトベラとモンパノキ群生@エコカフェ.JPG日本固有種。分布は南西諸島の渡瀬線の南側にある徳之島以南、大東諸島に及び、海岸近くでよく見られます。出現時期は3月から7月。成虫の翅にはしおり炉と褐色の明瞭な紋様が入ります。幼虫の食草は海浜植物であるモンパノキの葉です。

名前の由来は昼行性でモンシロチョウのように花に吸蜜に訪れることにあるという。蛾は夜行性のものばかりでなく、キンモンガホシホウジャクなどのように昼行性のものも多いことはよく知られていますね。


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静寂に隠れる尺蛾はオキナワクロテンヒメシャク!?

120722オキナワクロテンヒメシャク@エコカフェ(久高島).JPG久高島の静寂なヤグルガーのある断崖崖地に植生するモンパノキの葉裏で休んでいました。盛夏です。その白っぽい地に淡褐色のにじむ帯紋様をもった蛾の正体はなんだろう。具志堅用高さんの番組をきっかけに調べてみることにしました。同定するには写真だけでは困難ですが、オキナワクロテンヒメシャクとしておきます。[2012年7月22日撮影:久高島@山崎]

オキナワクロテンヒメシャク(沖縄黒点姫尺蛾、学名;Scopula nesciaria absconditaria (Walker))はシャクガ科ヒメシャク亜科に属する蛾。分布は奄美大島、沖永良部島、沖縄本島、宮古島、西表島、与那国島、国外では台湾、中国に及びます。成体の地色は茶けた白で黄褐色のジグザグの横線が数本入ります。また横脈点や前翅外縁に4つの黒色点列、入り、前後翅の外縁が丸みを帯びているのが特徴です。幼虫の食草はクマツヅラ科のショウロウクサギなどです。幼虫は刺激を与えると蛇のようにとぐろを巻きます。

よく似ているものに幼虫がハマゴウを食するチビウスバホシシャクガいます。チビウスバホシシャク(学名:Derambila fragilis (Butler))はシャクガ科ホソシャク亜科に属し、分布は八重山列島の石垣島、西表島、国外では台湾に及ぶそうです。ほかにも似ているものがいます。ヒメシャク亜科のウスククロテンヒメシャク(薄黒点姫尺蛾)、分布域は国内では北海道から屋久島まで、国外で朝鮮半島、中国、台湾。ヒメシャク亜科のウスウラナミヒメシャク、分布域は本州と九州。前者は沖縄本島に近い久高島に棲息していてもおかしくないようにも思いますが、幼虫の形態や食草を確認しないとどうにもなりません。トホホです。


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久高島、キダチノハマグルマ(木立浜車)

ビーグル号の航海日誌 2012年11月23日 09:58

120720キダチハマグルマ花@エコカフェ.JPG昨夜、NHK総合『ファミリーストーリー』で元プロボクサーの具志堅用高さんのおいたちが紹介された。石垣島出身。琉球王国から琉球藩、沖縄県、さらに第二次世界大戦と占領下、そして復帰と厳しい近代史が語られる。母ツネさんは久高島の生まれであると。久高島と言えば琉球の創世神アマミキヨが降り立ったとされる聖地です。この夏に訪問した時はひっそりと静まり返った島は時間がとまったようにも思えました。[2012年7月20日撮影:久高島ヤグルガー断崖上部@阿部]

120720キダチハマグルマ@エコカフェ.JPGキダチハマグルマ(木立浜車、学名:Wedelia biflora DC. )はキク科ハマグルマ属のつる性亜低木。分布は九州南部、南西諸島、小笠原諸島、国外では熱帯域から亜熱帯域に広く、海岸の石灰岩上や砂地などに自生。樹高は4mから7mほど、茎は基部が木質化し他のものを這い上り、葉は対生、葉身7pから14cmの卵形、葉縁に粗鋸歯、で先が尖ります。葉両面に短い剛毛がありざらつきます。花期は5月から10月頃、枝先近くの葉腋から散形花序をだし、3個の黄色い花を咲かせます。花は径約2p、中心の筒状花は多数、周囲の舌状花6枚っから10枚。果実は痩果です。

キダチハマグルマの仲間には日本に分布する海浜植物として知られているクマノギクやネコノシタ(ハマグルマ)などがあります。いずれも黄色い花で海岸では目立ちますよ。


関連記事(久高島カベールでヒータチが)⇒
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宮古島、灯台のある風景

1010101東平安名崎灯台@エコカフェ.JPGさっきNHK総合で宮古島を取上げていた。
朝ドラ純と愛、純の故郷は宮古島との設定らしい。
果たしてストーリーに宮古島が舞台である必然はあるのだろうか、とふと考えてしまった。

エコカフェのエコツーリズム・ユニットのメンバーが大好きな場所のひとつに宮古島東平安名崎がある。
二つのブルー、マリンブルーとスカイブルーが素晴らしい。
101010東平安名崎@エコカフェ.JPG二つのマリンブルー、淡いブルーと深いブルーの変化に魅せられる。
スカイブルーはホワイトの綿雲をふわふわ大忙しだ。
太陽の光を反射した濃い緑が赤茶色の足元をおおう。
遠く潮風と潮騒はニライカナイの物語りを運ぶ。
喧騒と隔絶した鮮やかな記憶の世界が広がる。


関連記事(ミステリーに包まれた大神島を)⇒     関連記事(どんな夢と希望を乗せて)⇒
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キバナノミソハギ(黄花の禊萩)

ビーグル号の航海日誌 2012年11月22日 22:15

120922キバナノミソハギ花@エコカフェ.JPG思い出。9月に小石川植物園を散策したときに撮影した黄色い花。なんとも黄色の花弁の形が幾何学的で面白い。調べるとキバナノミソハギというらしい。ミソハギの仲間は世界の熱帯から亜寒帯まで広く分布しおよそ26属580種、日本には5属12種が知られているという。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@山崎] 

キバナノミソハギ(黄花の禊萩、学名:Heimia myrtifolia Cham.)ミソハギ科キバナノミソハギ属の落葉小低木。分布はブラジル、ウルグアイなどの南米、川岸などに自生。120922キバナノミソハギ@エコカフェ(小石川植物園).JPG120922 キバナノミソハギ@エコカフェ(小石川植物園).JPG樹高は1mから1.5mほどで、枝がまっすぐに伸び弓なり、葉は対生、葉身6pほどの披針形で全縁、先がちょんと尖ります。花期は6月から9月頃、葉脇に径約15oの黄色い花を数個咲かせます。花弁6枚、雄蕊は長く目立ち、萼片は合着し筒状で先端が6裂し鋭利な附属片がつくのが特徴です。

日本に分布する紫色の花を咲かせるミソハギ(禊萩)に似ていて黄色い花をつけることが名前の由来です。ミソハギは草本ですがこちらは木本ですよ。


関連記事(海浜植物、ミズガンピ(水雁皮))⇒
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タグ:外来種
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江ノ島の海岸林の特徴は

⇒自然観察会 2012年11月21日 06:15

121117江ノ島南側断崖の海岸林@エコカフェ(江ノ島).JPG江ノ島の海岸林、相模湾の沖合を黒潮が北上しており温暖な気候下あるため照葉樹林の森が発達しています。江ノ島は小さな島ですが南側と北側の森の様子はかなり異なったものとなっています。それは地形と海からの荒々しい波浪、強い潮風の影響によるものです。[2012年11月17日撮影:南側龍野ヶ岡断崖、北側みどり橋付近、第14回自然観察会@阿部]

島の南側は断崖などが多く、龍野ヶ岡の断崖では厳しい環境下で逞しく生きる海浜植物の様子を観察することができます。具体的な解説は関連記事をご覧ください。
121117江ノ島北側の海岸林@エコカフェ(江ノ島).JPG関連記事(江ノ島の自然を満喫B)⇒

島の北側は急斜面地であっても土壌がしっかりしているため典型的な照葉樹林からなる海岸植生が発達していて、そんな森では階層的に海浜植物が見られます。内陸部でも同じことが言え、こちらのほうが高木層、亜高木層、低木層、草本層と観察はしやすいです。
関連記事(江ノ島の自然を満喫@)⇒


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急なお誘いオフ会で知恵比べを

船長からのお知らせ 2012年11月20日 23:14

121120オフ会@エコカフェ.jpg121120GANZ模型@エコカフェ.jpg急なエコカフェ会員有志によるオフ会が開かれました。
ネット社会の映像現場におけるグローバルな技術革新の最先端を学び、考えよう、との趣旨であった。
日本で一番古い映画会社である「日活」は今年で100周年を迎えるそうです。
昭和初期を演出するための小道具、変幻自在に演出をする大道具、撮影するためのスタジオなど見学させていただいた。
121120第5回日本アカデミー賞優秀賞「遠雷』@エコカフェ.jpg121120第7回日本アカデミー賞優秀賞「家族ゲーム」@エコカフェ.jpgもちろん、日本アカデミー賞優秀賞を受賞した『家族ゲーム』」や「『遠雷』などいっぱいトロフィーがあって・・・・。
そして究極は最先端技術「auro11.1」による3Dサウンドによる上映デモンストレーションである。
半端でない音による臨場感、コンサートやスポーツ観戦、森の気配など・・・・。
Auro5.1や7.1から11.1の音響効果は言葉は必要ない。国内ではこれから普及が期待される。
エコカフェとしても森や自然の織りなす音響を全身で体感できるのが嬉しい!
知恵はこんこんと湧いてくる。あとは緻密な行動力ですね。監事の石橋さん、ありがとう!!


関連記事(日活撮影所見学を終えて)⇒
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これなんだシリーズ(207)

121117これなんだ@エコカフェ(江ノ島).JPG第14回自然観察会in江ノ島で照葉樹林の海岸林を散策しました。
日当たりのよい場所で低木層を構成する樹種です。
千葉や神奈川、伊豆諸島などでもよく観察することができます。
果実が見えますが鳥散布、鳥が運んでくれます。
古来から私たちの生活の中にもなじみ深い植物です。

定番ですよ!



ヒント⇒
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代々木ポニー公園で

ビーグル号の航海日誌 2012年11月19日 08:21

121111代々木ポニー公園3@エコカフェ.JPG秋が深まりつつあります。明治神宮の森を抜けて代々木口を出たところに代々木ポニー公園があります。
なんと渋谷区立だそうです。
乗馬体験や引き馬体験をさせてもらえます。
もちろん時間帯に寄りますがニンジンの餌やりもできるそうです。
障害のあるお子様も触れ合うことができます。
ポニーは性質がおとなしくとりわけセラピーにむいていると言われています。
121111代々木ポニー公園1@エコカフェ.JPG121111代々木ポニー公園2@エコカフェ.JPGエコカフェが実施している宮古島エコツアーでも「荷川牧場」で宮古馬の乗馬体験などができます。
代々木ポニー公園の隣には東京乗馬倶楽部があります。
このシーズンのんびりと都心の散策をするのも面白いですね。


関連記事(こどもたちに宮古馬乗馬体験を)⇒
関連報告(宮古島視察レポート)⇒
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江ノ島、『天女と五頭龍』伝説に龍恋の鐘

121117龍恋の鐘@エコカフェ.JPG江ノ島の瀧野ヶ岡自然の森の一角に「龍恋の鐘」が駿河湾を望む高台に立っています。この鐘は「天女と五頭龍」伝説にちなんで建立されたという。自然観察会リーダー、寺中さんの説明は快活でした。

昔々、鎌倉の深沢山中の底なし沼に、五つの頭をもつ悪龍が住みつき、天変地異をもたらし村人を苦しめていたという。この龍を鎮めるために村の子供を生贄に捧げることから、この地を『子死越』と呼び恐れたという。ある時、『子死越』の前方海上に密雲が何日にも渡り垂れ込め、天地が激しく揺れ動き、天女が現われると雲が晴れ、今まで何も無かった海上に、現在の江ノ島が出現したという。天女の美しさに魅せられた五頭龍は、結婚を申し込むが、悪行が止むまではと断られ、その後、悔心の末に結婚することができたと言い伝えがあるそうです。この伝説の天女が、江ノ島に祀られている弁財天であって、五頭龍が龍口明神社として鎌倉市『腰越』に祀られているそうです。

伝説の『子死越』が今日の『腰越』の地名になって残されているというのも面白いですね。ここで鐘を鳴らした二人は永遠に分かれるこはないそうです。今日的な解釈ですが、鐘の両サイドには永遠の愛を祈願する人たちの名前が記されています。愛を誓う鍵が周囲の樹木の枝にまでつけられているのが面白いですね!


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江ノ島を覆う関東ローム層は

⇒自然観察会 2012年11月18日 23:00

121117関東ローム層@エコカフェ(江ノ島).JPG復習。江ノ島の基盤は、およそ2000万年前から1500万年前(第三紀中新世)に堆積した葉山層群のいわゆる塊状砂岩を中心に、北東部には500万年から300万年前の三浦層群逗子層と池子層の泥岩と凝灰岩の互層が広がっています。[2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@阿部]

葉山層群と三浦層群の南東から北西に走る境界面は断層に相当します。これが複数本走っていると考えられています。プレートテクトニクスによる強烈な地殻変動があった痕跡がそこにあるのです。およそ7万年前(最終氷期)には海面が下がり江ノ島は海上に現れ、海食台状のこれら基盤の上に関東ローム層が堆積したと考えられています。121117関東ローム層2@エコカフェ.JPG断層に沿って浸食された海食洞窟が崩落し海食断崖が大きく発達した「山ふたつ」と呼ばれる場所に近い歩道沿いに露頭を見ることができます。このローム層の露頭は上から箱根三色旗軽石層(50cm)、箱根東京軽石層(80cm)、箱根三浦軽石層(15cm)の順に構成、何れも箱根火山噴火による微少な軽石(火山灰とも)で風化により粘土質化しています。特に、箱根東京軽石層(箱根東京テフラとも)は、約6.6万年前(新生第四紀後期更新世)に箱根火山が大規模噴火(第2期カルデラ形成)により堆積した降下軽石によるものだそうです。やや白っぽい色をしているのが特徴です。ローム層は風雨による浸食により島の辺部ではすっかり剥落し中心部に厚く堆積していると考えられます。

このローム層は噴火軽石(火山灰とも)に含まれる鉄分が酸化され粘土化したもので、いわゆる赤土と呼ばれるものです。貧栄養なため農業には向いていないが、積極的にパイオニア植物が進出し、長い年月をかけて赤土の上に黒色土をつくりながら、植生遷移を進め豊かな照葉樹林の森を育んできたと考えられます。


関連記事(江ノ島の形成史)⇒
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江ノ島の形成史

121117山二つ@エコカフェ(江ノ島).JPG誰もが何気なく訪れる観光地、江ノ島。江ノ島神社があり、常緑広葉樹林である照葉樹林、特に典型的な海岸林が残っています。海岸線には海食崖や海食洞窟もあって、変化に富んだ散策を楽しむことができます。そんな江ノ島はどのように誕生したのでしょうか。[山二つ、稚児ヶ淵の海食棚、2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@阿部]

江ノ島の基盤は葉山層群と三浦層群と呼ばれる付加体からなります。葉山層群はおよそ2000万年前から1500万年前(第三紀中新世)の海底堆積物で泥岩、砂岩泥岩互層、凝灰岩質砂岩、グリーンタフなどの凝灰岩からなり、地殻変動により摂理等が不明瞭な硬質の岩塊になっています。121117海食棚2@エコカフェ.JPG121117海食棚@エコカフェ(江ノ島).JPG上位の三浦層群とは傾斜不整合し3本の断層が走っています。三浦層群は500万年から300万年前の付加帯で逗子層と池子層からなり、島の東北部に位置します。およそ13万年前(最終間氷期下末吉海進期)には海面下にあって、波浪による浸食によって全体が海食台を形成したと考えられます。7万年前頃(最終氷期)には海水面が下がり海上に現れ、箱根火山活動による降軽石、最終氷期終了による海水面上昇、およそ6000年前以降は縄文海進があったりしたが比較的安定した海水面が維持され、海岸には海食棚が広がり海食崖が発達、断層面に沿って海食洞窟が形成し、関東大震災による1m近くの隆起を経て、現在に至るようです。

海食台が南側に広がっているのは隆起による地殻変動の結果なのです。このような光景は福井立石岬、宮崎日南海岸、津軽千畳敷海岸など日本各地で見られます。


関連記事(千畳敷海岸が語るものは)⇒
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第14回自然観察会in江ノ島、無事終了

⇒自然観察会 2012年11月17日 16:30

121117江ノ島駅@エコカフェ.JPG121117江ノ島駅ホーム@エコカフェ.JPG今日はあいにくの天候となりました。
午前中早い時間帯はどんよりした雲と時折の強い風とパラつくていどの雨でした。
持ってくれればと思いながらも押し寄せる厚い雲に正午頃からは本降りとなってしましました。
そんな中、一同は照葉樹林を中心とした典型的な海岸林の植生観察をすることができました。
タブノキトベラシャリンバイヤブツバキ、ヤマモモ、マサキスダジイモチノキ、エノシマキブシ・・・・。
荒れた海が岩礁に機だけ散る様子はずんときますね。


写真:帰りの江ノ島駅とホーム


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フィールド研10周年記念プレシンポジウム「流域研究と森里海連環学」のご案内

⇒シンポジウムetc 2012年11月16日 10:57

12news-tokeidaiTirashi.jpg12news-tokeidaiPoster.jpg京都大学フィールド科学教育研究センターは、森里海連環学を基礎にして、豊かな自然環境の復活とその持続可能な利用の実現を目指しています。来る12月2日(日)13時から17時、京都大学フィールド科学教育研究センター10周年記念プレシンポジウム「流域研究と森里海連環学」が京都大学百周年時計台記念館2階国際交流ホールで開催されます。エコカフェも協賛しています
プログラムは次の通りです。

 13:00 開会挨拶 柴田 昌三(京都大学フィールド科学教育研究センター センター長)

第1部(講演)[流域研究の今]
 13:10 矢作川:間野 隆裕(豊田市矢作川研究所 総括研究員)
 13:40 天塩川:上田 宏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 教授)
 14:10 太田川:山本 民次(広島大学生物圏科学研究科 教授)
 14:40 仁淀川:長谷川 尚史(京都大学フィールド科学教育研究センター 准教授)
 15:00 由良川:吉岡 崇仁(京都大学フィールド科学教育研究センター 教授)
 15:20 質疑応答

 15:30 休憩およびパネル展示

第2部(パネルディスカッション)[流域研究から見た森里海連環学]
 16:00 司会:吉岡 崇仁
     パネラー:小林 光(一般社団法人水生生物保全協会代表理事・元環境省自然環境局長)、
          田中 耕司(京都大学学術研究支援室 室長)、
          間野 隆裕、上田 宏、山本 民次

 17:00 閉会挨拶 山下 洋(京都大学フィールド科学教育研究センター 副センター長)

お問い合わせ:京都大学フィールド科学教育研究センター企画情報室
        TEL:075-753-6420 FAX:075-753-6451
       京大フィールド研公式ブログの詳細案内はこちら⇒
以上
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アオウミガメの保護飼育学習は続くよ!

120903一学期の復習@エコカフェ(小笠原海洋センター).jpg2012年度9月のアオウミガメレポートです。小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の現5年生の総合学習も8年目に入っています。今年度の小笠原小学校5年生生徒さんは総勢22名です。夏休みも終わり9月、二学期の始まりです。水槽の中で子ガメたちは餌をしっかり食べてぐんぐん大きくなります。[9月レポート詳細はこちら⇒]

9月3日:一学期の復習
9月5日:ふ化率調査卵の掘り出し甲羅磨き
120915子ガメ計測@エコカフェ(小笠原海洋センター).jpg120929絵を描く@エコカフェ(小笠原海洋センター).jpg9月15日:定期計測ふ化箱の設置
9月22日:水槽掃除
9月29日:子ガメの絵を描こう

復讐は大切なこと。人間の特徴に忘れるという癖があるからだ。繰り返すことが大切なんです。小笠原海洋センターのふ化場でふ化した産卵巣のふ化率調査。自然には厳しい現実があります。
子ガメたちは夏休みの間も餌を食べ続け、すっかり成長していました。計測結果では、体重平均121g、直背甲長平均8.8p。絵を描くことは集中した観察力を養うことができます。みんな一生懸命でした。


関連記事(子ガメ誕生、生きることの不思議体験を)⇒
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子ガメ誕生、生きることの不思議体験を

120717子ガメ誕生@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG2012年度7月のアオウミガメレポートです。小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の現5年生の総合学習も8年目に入っています。今年度の小笠原小学校5年生生徒さんは総勢22名です。7月からはアオウミガメが卵からのふ化し、稚ガメを水槽に入れるなど本格的なお世話が始まります。[7月レポート詳細はこちら⇒]

7月17日:ふ化箱の卵のふ化
7月19日:稚ガメの入槽
120719子ガメの入槽@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG7月11日・12日・17日・18日:夜のパトロール体験

ふ化箱の中では 52匹の稚ガメが折り重なるように寝ていて、1匹 1匹子どもたちに渡していくと、みんな大興奮で稚ガメを観察していました。ちなみにこの「稚ガメの取り出し」は毎年の総合学習の中でも最も盛り上がる時間の 1つです。
稚ガメは海に入ると約3日間休みなく泳ぎ続け、エサ場に向かいます。飼育ガメの場合も水に入るとフレンジが始まり、水槽の中で数日間休み無く泳ぎ続けます。
今年からの新しい試みとして、子どもたちにも 19時 - 20時まで、大村海岸での夜パトロールを体験してもらいました。カメを発見するのももちろんですが、ライトを照らしながら歩いている観光客に対し注意を促すことも大事な仕事の 1つです。

生命誕生の不思議や本能による生命力の不思議、夜のパトロールを通じて人間の存在の不思議、いろいろ子どもたちは学んでいきます!!


関連記事(小港海岸でキャンプしコペペ海岸、大村海岸では)⇒
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ツガ(栂)はモミと仲良し

ビーグル号の航海日誌 2012年11月15日 19:00

070929ツガ@森林セラピー 082.jpg西沢渓谷(標高1390m)付近の森林にはツガの純林が見られます。この標高になると山地帯に相当します。一般にはツガはしばしばモミと混生し、落葉広葉樹林と常緑広葉樹林の間の中間針葉樹林帯を構成する樹種のひとつだそうです。[2007年9月29日撮影:西沢渓谷@阿部]

ツガ(栂、学名:Tsuga sieboldii Carriere)はマツ目マツ科ツガ属の常緑針葉樹で高木。分布は本州福島県以南、四国、九州、屋久島、国外では朝鮮半島鬱稜島に及び、暖温帯から冷温帯までの山地の尾根筋や岩場など土壌の薄い場所などに自生。樹高は約30m、樹幹は直立し樹皮は赤褐色から灰褐色で亀甲状に剥離、葉はらせん状に互生(横に伸びる枝では左右に互生)し、葉身10mmから20mmほどの扁平な線形で全縁、葉先は鈍頭で凹となります。葉表は濃緑色で光沢があり、葉裏には白色の気孔帯が2列並びます。070929ツガ純林@森林セラピー 046.jpg葉基部に1mmほどの葉枕がつくのが特徴です。花期は4月から5月頃、雌雄異花、雄花は黄色く長楕円形で枝端に1個ずつつき、雌花は紫色の長卵形で前年枝の端に1個ずつつきます。果実は長径約2、3cmの楕円状卵形の球果で秋に淡褐色に熟し、翼のある種子を風散布します。

材は建材、船舶材、楽器などに利用されます。ツガの仲間にはコメツガがあるが、標高の高いところに自生し、ツガより葉が軸に対して余り開かずサイズが小さくことで区別ができるというが、比較しないとわかりませんね。区別は本年枝に毛が生えるのがコメツガとするのがわかりやすいと思います。


関連記事(モミ(樅)は受難の中に)⇒
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タグ:広域種
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高山植物の魅力(78)、タカネナデシコ(高嶺撫子)

尾瀬(至仏山) 031.jpg尾瀬ヶ原の西側に位置する至仏山(標高:2228m)は蛇紋岩からなる山塊であって貴重な高山植物が見られることでも知られています。まだ、お花畑が見られる季節に登山していないのでその恩恵にはあずかっていませんが機会あったらチャレンジしたいと思います。ここではかって晩秋に登山したときに出逢ったタカネナデシコを紹介します。[2006年10月1日撮影:至仏山@阿部]

タカネナデシコ(高嶺撫子、学名:Dianthus superbus L. var. speciosus Rchb.)はナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属の多年草。カワラナデシコの高山型の変種。分布は北海道、本州中部地方以北、国外ではユーラシア大陸北部に広く、亜高山帯から高山帯の日当たりの良い岩礫地や草原に自生。草丈は15cmから40cmほど、茎は直立し葉は対生、葉身2cmから3cmほどの線状披針形か線形、粉白色を帯び、葉縁に微鋸歯がつきます。花期は7月から9月頃で茎先に径約4、5cmの淡紅紫色の花を数個咲かせます。花弁5枚で先端が糸状に細裂し基部に髭状毛が密生、雄蕊10本、萼筒基部に2対の先が芒状の苞がつくそうです

タカネナデシコの仲間は、日本にはシロバナタカネナデシコ、尾状の苞が2対で下1対が大きい高原に自生するエゾカワラナデシコ、苞が1対のエゾタカネナデシコ、平地に自生するカワラナデシコ、ヒメハマナデシコ、ハマナデシコ、シナノナデシコが知られています。


関連記事(高山植物の魅力(77)、オオバユキザサ(大葉雪笹))⇒
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エコカフェ忘年交流会のご案内

船長からのお知らせ 2012年11月14日 00:14

上高地@エコカフェ.JPG一年は長いようで短い!今年もエコカフェ恒例の忘年交流会を開催いたします。と、ご案内を送る季節になりました。すでにメルマガでご案内を申し上げました。
お忙しい皆様ですので、早めに日程の確保をお願いいたします。
今回も、仮装?やくじ引きなども予定しておりますので、お誘い合わせの上ご参加お待ちしております!
 
日 時:平成24年12月19日(水) 午後7時〜
場 所:プラザ・プラスワン(千代田区神田駿河台2-1-34/03-3295-4133)
会 費:エコカフェ会員3500円、一般4000円

   ※ご参加の方は、事前に事務局までご連絡ください。

今年のテーマは「自分らしくみんなと生きる」にしようと思います。エコカフェらしいでしょう!!


関連記事(感謝の忘年交流会)⇒
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てしごとやで原点を

船長からのお知らせ 2012年11月13日 23:33

121113てしごとや@エコカフェ.jpg121113希望の星@エコカフェ1.jpg何事にも始まりがあり、終りがあるという。
終りは始まりでありもあり、継続か断絶かいろいろあるようだ。
全ては時間軸の中に飲込まれてゆく。
森林の再生は500年から1000年の歳月が費やされ、地盤や気象条件に依存するようだ。
所詮、この世に生きる私たちの肉体(物質)を超えた世界感である。
なぜに、私たちは精神性(精神的価値観)を持続させようとするのか。
なぜに、種を残すことにこだわるのか。
国家の社会経済活動を維持するためには種の存続を超えて種(人口)を増やそうとするが何の意味があるというのか。
121113大きな夢@エコカフェ.jpg所詮、地球という星のキャパシティは限られていることに気づくべきなのに。
なぜに、赤城の森という人工の森を残そうとするのか。
なぜに、エコカフェは子どもたちの気づきと学びのフィールドとしてこだわるのか。そこには作者の意思がある。
経済的価値観を超えることができなければその存続意味は見出し得ないとするのはいかがなものか。
今宵、今週末に出現する「しし座流星群」を語ろうにも刹那の喜びや関心は本質的な不変の価値観を考えさせる機会を与えることになろうか。
刹那に不変の価値観を見いだせなければ浮世の浮かれた価値観に埋没するだけなのだろうか。
なぜに、流星群は現れては消えるのか。
なぜに、私たちはこの地球に生きるのか。
今宵がいくらあっても足らないと思う私たちが愚かであるというのか。
今宵の友は永遠の友でありたいと思うのは自然の感情であるというのか。


関連記事(南天の星空の憧れ)⇒
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尾瀬に草紅葉を求めて

061001草紅葉@エコカフェ(至仏山) 023.jpg週末になると高速道路は大混雑。どうやら紅葉狩りにハイカーが殺到しているらしい。紅葉狩りも喧騒から隔絶し静かに眺めたいものである。さて、草紅葉なるものを紹介しよう。[2006年10月1日撮影:至仏山中腹、至仏山から見た尾瀬ヶ原@阿部]
なんてことはない低木や草など背の低い植物が「紅葉」することを総称する言葉である。低木なら分かるが草なるものは紅葉などするのだろうか。
俗にいう紅葉には「紅葉」、「黄葉」、「褐葉」に分けられるという。どうも草紅葉の多くは枯れ草が陽光、特に夕陽に映え、黄金色に輝く様をさすと理解するのがよい。061001尾瀬ヶ原@エコカフェ(至仏山) .jpgもっとも湿生植物の中には紅葉する者もあるという。
草紅葉と言えば「尾瀬ヶ原」が有名である。尾瀬ヶ原の西側に位置する至仏山(標高:2228m)の山腹も草紅葉に染まり美しいという。


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小港海岸でキャンプしコペペ海岸、大村海岸では

120625ふか箱@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG2012年度6月のアオウミガメレポートです。小笠原小学校5年生生徒さんは総勢22名です。小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の現5年生の総合学習も8年目に入っています。6月はアオウミガメの産卵シーズン入りしているので海岸をフィールドに学習をします。[6月レポート詳細はこちら⇒]

6月7日:卵の白色化観察開始と産卵調査、夜パトロールの説明
6月14日:小港キャンプ (産卵調査体験)
120614足跡調べ@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG120614コぺぺ海岸で移植作業を@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG6月25日:卵の移殖&ふ化箱設置

大村海岸で夜のパトロールをし上陸してきた母ガメに標識をつけたり、観光客への対応も行います。母ガメはデリケートで驚くと海に戻ってしまいます。小港海岸で1泊2日のキャンプを行って隣のコぺぺ海岸で産卵巣の調査をしました。母ガメはどこから上陸し、どちらを向いて産卵をし、どこから海に戻ったか調べます。子どもたちは足跡などの砂の上に残った痕跡を頼りに考えます。楽しいですよ!!

子どもたちは産卵巣から卵をふ化箱装置に移植しました。これから子ガメが誕生するまで観察するためです。気温、ふ化箱内の温度も測るんです。温度が大切なんです。興味しんしんです。


関連記事(アオウミガメレポート2012が始まります)⇒
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アオウミガメレポート2012が始まります

120517小笠原小学校5年生総合学習@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG2012年度のアオウミガメレポートが始まっています。今年度の小笠原小学校5年生生徒さんは総勢22名です。小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の現5年生の総合学習も8年目に入りました。継続することの大切さを実践しています。[5月レポート詳細はこちら⇒]

5月17日:見学と初めてのレクチャー
5月23日:産卵と白色化についてのレクチャー
120523小笠原小学校5年生総合学習2@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG
子どもたちにとって、ウミガメは生まれた時から身近な生き物のはず、産卵だって見たことあるのに、そのユニークな生態や意外と知らないことも多く、小笠原海洋センターの展示館での最初の学習に大いに感激していたそうです。
なぜ、アオウミガメは陸に上がって産卵をするのか?
なぜ、お母さんカメは卵をほおって海に戻ってしまうのか?
なぜ、卵はだんだん白色化するのか?中はどうなっているのだろう。

私たち大人にとっても意外と知らないことは多いですよね。今年度の小笠原小学校5年生たちの積極的で楽しい総合学習が続いています。子どもたちの成長が楽しみですね。この記事も早く追いつかなくては....。


関連記事(子ガメの大海原への旅立ちにエールを)⇒
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ダイモンジソウ(大文字草)の花は妖精のよう

070929ダイモンジソウ@エコカフェ.jpg深夜にもなるとぐんと冷え込むようになりました。冷たい雨の影響もあるのでしょう。
5年ほど前に山梨県西沢渓谷を訪ねたことがあります。森林浴のリラックス効果が実証されている森林セラピー基地に認定されており、エコカフェの企業研修活動の実証対象として体験参加するためでした。その時、渓谷沿いで清流の飛翔に濡れながら咲く白く妖精のような清楚な花に出逢いました。ダイモンジソウです。[2007年9月29日撮影:西沢渓谷@阿部]

ダイモンジソウ(大文字草、学名:Saxifraga fortunei Hook.f. var. alpina (Matsum. et Nakai) Nakai)はユキノシタ目ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、サハリンなどに及び、海岸から高山までの湿気のある涼しい岩上などに自生。よく群生。草丈は10pから40pほど、根茎は短く分枝せず、根出葉は長い柄があり深緑か紫色を帯び、葉身3pから15pほどの腎円形で長い毛が密生、葉縁は5から17ほど浅裂します。花期は7月から10月頃、花茎を5pから40pも伸ばした先に集散花序をつけ、白色(ときに淡紅色)花をたくさん咲かせます。花は5弁で上側3弁が短く下側2弁が長く「大」の字になります。雌蕊2本、雄蕊10本で葯は橙赤色。果実は長径5p前後の卵形の刮ハで、熟すと下部が避けたくさんの小さな種子が散布されます。

ダイモンジソウは葉の大きさや形状など変異が大きく、変種として高山性で小型のミヤマダイモンジソウ、花が淡紅色のベニバナダイモンジソウ、花茎に長い毛が生えるイズノシマダイモンジソウ、超小型のヤクシマダイモンジソウが知られています。ごく近縁にエチゼンダイモンジソウ、ジンジソウ、ハルユキノシタがあるそうです。奥が深いですよ。


関連記事(こんな所にユキノシタ(雪の下)が)⇒
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タグ:広域種
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樹幹に着生するサジラン(匙蘭)の見事な群落

ビーグル号の航海日誌 2012年11月12日 20:40

121028サジラン@エコカフェ.JPG伊勢神宮内宮境内の大きなクスノキの樹幹におびただしい数のノキシノブに似たシダが着生していました。日本に自生するノキシノブの仲間には数種が知られているので調べてみることにしました。なんと写真をよく観察すると胞子嚢群のつき方がノキシノブの仲間とは全く異なり、サジランであるとわかりました。サジランといってもランの仲間ではないのです。[2012年10月28日撮影:伊勢神宮@山崎]

サジラン(匙蘭、学名:Loxogramme dulouxii Christ)はウラボシ科サジラン属の常緑多年生の着生シダ植物。121028クスノキ巨木群@エコカフェ.JPG分布は本州福島県以南、四国、九州、国外では朝鮮半島済州島、中国西南部、台湾、タイ、ヒマラヤに及び、温帯上部の林内の岩上や樹幹に着生。根茎はよく匍匐し鱗片が密生、葉は単葉でやや厚い皮質、葉身15cmから40cmほどのへら形で全縁、無毛、葉先は尖ります。葉柄はごく短く下部が黒褐色で中肋が盛り上がるのが特徴です。胞子嚢群(ソーラス)は包膜を欠き、中肋と鋭角で側脈に沿って線形につきます。

サジラン属の仲間は、旧世界の熱帯アジアを中心に35種が分布し、日本にはサジランの他に似ているが葉柄下部が緑色で中肋が盛り上がらないイワヤナギシダ、胞子嚢群が葉の上半分に限られ湿性を好むヒメサジランが知られています。おもしろいことに熱帯アメリカのメキシコに1種のみ隔離分布しているそうです。


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水の都が水浸しになっているとは

120824ベネチア風景3@エコカフェ.JPGイタリアの北東部に位置する水の都、ベネチアの街が洪水で水浸しになっているとの報道。街の6割が最大1.5mも水没したという。この高潮を「アクア・アルタ」と呼ぶそうです。[2012年8月24日撮影:ベネチア@山崎]
この現象は昔からたびたび発生しているという。この地域は11月3月にかけてアフリカの季節風「シロッコ」が吹きアドリア海の会水面を上昇させる傾向があるそうだ。この風によって暖かい湿った空気がもたらされることで大量の雨が降ると海に流れ込みさらに水位の上昇をもたらす。満潮時には最悪の事態が繰り返されることになります。
120824ベネチア風景@エコカフェ.JPG120824ベネチア風景2@エコカフェ.JPGこの問題はベネチアにとっては永遠の課題でもある。さらに、近年では温暖化の影響もあってか洪水の頻度が多くなっているという。高位防潮堤の建設が急がれていると聞きますが自然との戦いは人類の歴史そのものでもあるのでしょう。高度防潮堤の建設が急がれています。


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子ガメの大海原への旅立ちにエールを

120303復習授業@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG2011年度3月のアオウミガメレポートです。今回はHPへの掲載がとんでもなく遅れてしまいました。5年生はみな6年生に進級しています。小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の現5年生の皆さんの総合学習も続いています。[3月レポート詳細はこちら⇒]

3月3日:1年間の復習と標識付け説明
3月8日:標識付けと定期計測
3月17日:放流会&海岸清掃
120317放流授業@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG120317さあお別れだ@エコカフェ(小笠原海洋センター).JPG
昨年5月から始まった総合学習。子どもたちはアオウミガメの稚ガメの成長に触れ、多くのことを学び感じる事ができたようです。そして子どもたち自身、感受性の強い果敢な時期に知識だけではなく、子ガメたちの成長の記録を一緒に共同で行うことで自らの心を切磋琢磨したようですお母さんがカメの産卵、卵の移植、子ガメへの餌やり、身体測定、そして子ガメの死、解剖、原因の把握、骨格標本作製、水槽清掃、大海原への旅立ち。子どもたちの子ガメを大海原に送り出す表情からは、大きく、逞しく、心を成長させた姿がしっかり読み取れました

一年間ありがとうございました!!


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伊勢神宮内宮へお参りを

ビーグル号の航海日誌 2012年11月11日 18:32

121028伊勢神宮内宮鳥居@エコカフェ.JPG先月末、豊橋の葦毛湿原を視察とともに伊勢神宮を参拝しました。伊勢神宮は正宮外宮からなります。まずは正宮へ向かいました。平成25年には第62回式年遷宮がとり行われます。参拝した時には、現在の正殿を正面に左手に新たな正殿等の準備がずい分進んでいた。式年遷宮は20年に一度、正殿、御垣内(みかきうち)の建物全て、御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)を新調し、御神体である天照大御神を遷すそうです。神宮にとって永遠性を実現す大いなる営みを意味するそうです。[2012年10月28日撮影:伊勢視察@山崎]

121028伊勢神宮内宮正宮@エコカフェ.JPG121028五十鈴川@エコカフェ.JPG天照大御神太陽を神格化した神であって日本民族の大御祖(おおみおや)の神とされています。皇室の御祖神でもあって、歴代天皇のお傍の皇大神宮(内宮)に祀られていたものを、第11代垂仁天皇26年、現在の五十鈴川の川上の地に永遠に宮処を得たと伝えられています。古来より人びとは水を最も大切なもの、神聖なものとしてきました。五十鈴川は清流は天照大御神の御心に叶った最も美しい聖地として選ばれたのです。この日は前日から雨模様、しかも時折豪雨であったにもかかわらず、五十鈴川の流れは水量を増ししかも雨が降っているのに一点の濁りのない清らかであったのに驚きました。森も土地も豊かなのです。

清流の濁りは人びとの心の濁りにも通じるのでしょうか。室生寺に残る言い伝えに「室生寺を高貴なお方がお参りされる時、龍神が喜びの雨をもたらすが、門前の室生川が濁ることはない。しかして、高貴なお方の参拝を知りよう。」と。境内には大きな樹木が多く、とりわけ参道を林立するクスノキ、スギの巨木に圧倒されました。


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ニホンカナヘビ(日本金蛇)の日向ぼっこ

ビーグル号の航海日誌 2012年11月10日 20:25

121027ニホンカナヘビ@エコカフェ.JPG豊橋の葦毛湿原の面積約3.2haは湧水湿原の規模としては日本最大級。湿地の草原の秋は枯草が夕日を浴びてきっと黄金色に輝き美しいことだろう。先月末に訪問した時はまだわずかに小さな花が私たちの目を楽しませてくれた。木道脇の草むらでオオカマキリが狩りをしていたり、木道上の日溜りではニホンカナヘビが日向ぼっこをしていました。この季節、湿原は静止して様な長閑な時が流れます。[2012年10月27日撮影:葦毛湿原@阿部]

121027木道@エコカフェ.JPGニホンカナヘビ(日本金蛇、日本蛇舅母、学名:Takydromus tachydromoides (Schlegel))は有鱗目カナヘビ科カナヘビ属のトカゲ。日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州、屋久島、種子島、トカラ列島の中之島、諏訪之瀬島に及び、海岸近くから山地までの草地や林縁、石垣などの明るい場所に生息。体長は16cmから25pほど、尾が全長の2/3ほどもあり、体表面の鱗に光沢がないため乾いたザラザラした感じがするのが特徴です。危険に遭遇すると尾を自切して逃げます。尾は後に再生します。産卵期は3月から8月頃、数回に渡り1回に2個から6個ほど産卵し、卵は25日から50日ほどで孵化するそうです。食性は肉食性で昆虫やクモ、ミミズなどを食します。冬眠して冬を越します。

ニホンカナヘビは生物地理学上の分布界線のひとつである「渡瀬線」の北側にのみ生息します。「渡瀬線」はトカラ構造海峡とも呼ばれ、諏訪之瀬島のひとつ南の悪石島と子宝島に間に引かれた動物の分布境界線です。これを南限とし北側にはニホンザル、ムササビ、ニホンカモシカ、ニホンマムシなどが、北限とし南側にはハブ、ルリカケス、アマミノクロウサギ、トゲネズミ、ケナガネズミなどが生息しているんですよ。

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ミヤコイノバラ(都薔薇)の赤い実

121027ミヤコイバラ果実@エコカフェ.JPG豊橋の葦毛湿原は弓張山山麓にわずかに広がる湧水湿原です。近年、湿原の植生遷移が進行し、コシダウラジロイヌツゲ、ミヤコイノバラなどのブッシュが湿原のあちこちでよく見られるように思えます。湿原は土壌が堆積することで貧栄養な状態で亡くなります。するとそれまで進出できなかった植物たちが積極的に進出してくるのですね。[2012年10月27日撮影:葦毛湿原@阿部]

ミヤコイノバラ(都薔薇、都茨、学名:Rosa paniculigera Makino)はバラ科バラ属の落葉低木。日本固有種。121027ミヤコイバラ@エコカフェ.JPG分布は本州新潟・長野以西、四国、九州に及び、丘陵地に自生。樹高は50pから100cmほど、枝には大きな鉤形の棘と地位七棘があり、腺毛が多という。葉は奇数羽状複葉、小葉は2対から4対、葉身2pから3pほどの倒卵状楕円形、葉縁に鋸歯、無毛です。杔葉の腺毛は短いのが特徴です。花期は6月から7月頃、枝先に円錐花序をだし、白い花を多数咲かせます。花は径約3p、花弁5枚。果実は径約7oの球形の偽果で赤く熟します。

ミヤコイノバラの仲間にはイノバラ、テリハノイノバラがありますが、どのよう点で見分けることができるのでしょうね。棘のつき方のほか花や葉がついていないと見分けるのは難しいようです。


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ハラビロカマキリ(腹広螳螂)は森のハンター

121027ハラビロカマキリ@エコカフェ.JPG豊橋の葦毛湿原のある弓張山山麓を森に入っていった。そこはコナラやスギの二次林が展開しています。少し薄く林下の岩場で何やら蠢く生き物、ハラビロカマキリらしいです。このカマキリは樹上性だそうです。[2012年10月27日撮影:葦毛湿原@阿部]

ハラビロカマキリ(腹広螳螂、学名:Hierodula patellifera Serville)はカマキリ目カマキリ科の樹上性のカマキリ。分布は本州、四国、九州、南西諸島、東南アジアに広く、林内や林縁などに生息。121027杉二次林@エコカフェ(弓張山).JPG発生時期は8月から11月頃。体長は45oから70mmほどでメスのほうがやや大きい。体色は緑色、腹部が少し太めである。これが名前の由来にもなっています。もちろん褐色がたの個体も少なからずいます。前脚基部に数個のい色のイボ状突起があるのが特徴です。食性は肉食性で樹液に集まる昆虫や花に吸蜜に訪れる昆虫を待ち伏せてハントします。卵で越冬し、卵塊の表面は滑らかで緑茶色、樹木の枝に産みつけられるそうです。

カマキリの仲間は不完全変態をする典型的な昆虫でしたね。卵、幼虫、成虫の過程で、蛹を経ずに幼虫から直接成虫に変態するのです。バッタの仲間やゴキブリの仲間、セミの仲間も不完全変態です。これに対してチョウの仲間、ハチやハエ、アブの仲間などは完全変態で幼虫から蛹を経て成虫になります。昆虫の変態には過変態や無変態というのもあり興味深いですね。


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ショウリョウバッタ(精霊飛蝗)は奇怪

ビーグル号の航海日誌 2012年11月09日 18:51

101012ショウリョウバッタ@エコカフェ(宮古島).JPGエコカフェでは「宮古島エコツアー2012」を来春早々の実施に向け企画検討中です。一昨年の秋に実施したツアーでは海浜植物観察やヤシガニのナイト観察、祭事への体験参加など盛りだくさんでした。ご期待を!ここでは来間島の草むらで見たオンブバッタの末端を巨大化したようなショウリョウバッタを紹介します。別名にキチキチバッタともいいます。[2010年10月12日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

ショウリョウバッタ(精霊飛蝗、学名:Acrida cinerea Thunberg)はバッタ目(直翅目)バッタ科ショウリョウバッタ属の大型のバッタ。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国、モンゴル、台湾など広く、日当たりのよい草原に生息。体長はオスで40o前後、メスで80o前後と差が大きく、オスはキチキチッと鳴きながら飛翔するのが特徴です。頭部は長三角錐上に突き出て先端に紡錘形の触覚2本をもち、体型はほっそりし後脚は長く、全長は最大で18pにもなる。奇怪な形であまり気持ち良い感じはしませんね。体色は環境に擬態し緑色が多いそうだが、茶色型のものも出現します。発生時期は梅雨明けから晩秋、卵で越冬します。食性は草食性、主にイネ科植物の葉を食します。やはり害虫に分類されてしまうようです。

名前の由来はお盆の精霊流しの頃に見られることにあります。都市部の公園にも適応し、前世紀後半頃には北海道南部にも分布域を拡大しているそうです。生命力が強いのでしょうね。


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草むらの住人、イヌタデ(犬蓼)

ビーグル号の航海日誌 2012年11月08日 12:55

121104イヌタデ托葉鞘の長いひげ@エコカフェ.JPG杉並区浜田山の日本郵政グランドの草むらにはカヤツリグサやツユクサオオイヌノフグリセイヨウタンポポ、イヌタデなどいろんな雑草が観察できます。こんな草むらにはエンマコオロギ、トノサマバッタダンゴムシなど多様な昆虫たちのついの棲みかでもあるようです。

イヌタデ(犬蓼、学名:Persicaria longiseta (Bruijn) Kitag.)はタデ科イヌタデ属の一年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、ヒマラヤ、樺太などに広く、やや湿った原野や道端などに自生。121104イヌタデ@エコカフェ.JPG草丈は10pから50pほど、茎は地を這い斜上し赤味を帯び、葉は互生し、葉身3pから8pほどの広披針形、全縁で先が尖ります。葉表の縁近くや葉裏の脈上に毛が生え、葉基部の杔葉鞘は8oほどの筒形で縁に長い毛が生えます花期は6月から10月頃、枝先に穂状花序をだし、たくさんの紅色の小花を咲かせます。花披長約2oで5深裂します。果実は黒色の3稜形の痩果、これを花披片が残り包みます。

この仲間には葉の形、花序の様子、杔葉鞘の毛の有無などに変異があって、ハナタデ、サクラタデ、ヤナギタデ、ボントクタデ、ハルタデ、オオイヌタデ、サナエタデ、オオベニタデなど多くの種類が知られています。野外で見分けるのは難しいでしょう。

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季節遅れのへちまさん

121107ヘチマ花@エコカフェ.jpg121107ヘチマ@エコカフェ.jpg早朝散歩は気持ちよいもの。民家の庭先に盛夏に盛んであったへちまの2世でしょうか。こぼれた種から芽が出た一株が花を咲かせしっかりと立派な実を横たえていました。すごい生命力です。あっぱれです。名前の由来が「糸瓜」が転訛し「とうり」となり、「と」が『いろは』の「へ」と「ち」の間にあたることから「へち間(ま)」となったそうです。面白いですね。

ヘチマ(糸瓜、天糸瓜、学名:Luffa cylindrica (L.) Roem)はウリ目ウリ科ヘチマ属のつる性一年草。分布は元来インド。日本には江戸時代に中国を経由して渡来、今日では日本中で栽培。茎には稜があり、巻きひげが他のものに絡みついて伸びます。葉は互生し、掌状に5から7裂、裂片の先は尖ります。花期は7月から9月頃、雌雄異花、自家和合性、葉腋に雄花序は長さ約20pの花柄の先にたくさんの花を咲かせます。雌花序は葉腋に単生します。花は径約8p、黄色の花弁5枚。果実は長さ30pから60cmの円錐状うり形、果肉は繊維質の網状組織です。

ヘチマの若い果実は食用に、熟した果実はへちま水を採取したりたわしなどに用いられます。へちま水の成分にはヘチマサポニン、硝酸カリウム、ペクチン、タンパク質、糖分などが含まれ、民間薬としてあせも、日焼け後の肌の手当てに使われます。また、沖縄では「ナーベーラ」と呼び、味噌味の蒸し煮「ナーベラーブシー」にして食します。美味しいですよね。


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キビナゴ(吉備女子、黍魚子)は南方系

ビーグル号の航海日誌 2012年11月07日 22:21

121106キビナゴ@エコカフェ.JPGキビナゴは今日では東京のデパート(デパ地下)やスーパーでも取り扱われているが、西日本を中心に食されていた繊細で体側に縞模様のある小さな魚です。昨夜の「有薫」の親爺さんの話では、鹿児島南部地方の方言で「帯」を「キビ」と呼ぶことから名前がつけられたようです。地方により「キッポ」、「カナギ」、「シュレン」、「ザコ」などの方言があって面白いですね。

キビナゴ(吉備女子、黍魚子、学名:Spratelloides gracilis (Temminck et Schlegel))はニシン目ニシン課キビナゴ属の南方系の小魚。分布はインド洋、西太平洋の熱帯・亜熱帯海域に広く、日本では西日本の暖流海域の水のきれいな沿岸域に生息。体長は約10p、体型は細長い円筒形で頭が小さく口先は尖ります。体側に銀色の太い縦帯、得中側に濃青色の細い縦帯が入ります。食性は動物性で動物プランクトンを捕食します。

キビナゴはDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く含むことから、鮮度を保つ輸送技術が確立され、健康志向の高まりから東京を中心に東日本でも広く食されるようになったようです。塩焼きにしたり刺身を生姜醤油で食べると美味しいですね。郷土料理としては酢味噌で生食する薩摩料理、甑島列島での「もろみ炊き」、五島列島での「炒り焼き」などが有名だそうです。


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モクズガニ(藻屑蟹)は郷土料理に

IMGP0606.JPGモクズガニは日本各地で食されている川にすむ大型の蟹です。「有薫」の親爺さんに聞いた話では、モクズガニは中華料理の高級食材として知られているシャンハイガニ(上海蟹)と同じ属に分類されるそうです。九州佐賀をはじめ地方では方言で「ツガニ(津蟹)」、「ヤマタロウ(山太郎)」などと呼ばれ、古くから食用にしてきたといいます。郷土料理の珍味とされ、塩茹した真っ赤な蟹の少なめのしっかりした身をホジホジして食べます。バサバサしておらず飽きない独特の風味があります。また、蟹を叩き潰して醤油仕立て「がん汁」も美味しくいただけます。

モクズガニ(藻屑蟹、学名:Eriocheir japonica (De Haan))は十脚目(エビ目)イワガニ科モクズガニ属の淡水性の大型のカニ。分布は日本全土(小笠原を除く。)、サハリン、ロシア沿海州、朝鮮半島東岸、台湾、香港などに及び、サワガニより下流の川や水田、河口域などに棲息。甲長は7、8p、体重180g、体色は濃緑褐色で腹部は白色、甲羅は6角形で側縁部に棘が3対、鉄脚に濃い黒褐色の毛が密生するのが特徴です。

同じ属のアカテガニは陸生ですがモクズガニは産卵で海に移動するときにやむを得ない場合を除き陸に上がることはないようです。


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ヒトツバタゴは何故にナンジャモンジャノキ

120504ヒトツバタゴ@エコカフェ.JPG世にも奇妙なものがある。ナンジャモンジャとは見慣れぬ立派な植物に人びとが名付けた愛称のようなもの、多くはヒトツバタゴを指すが、他にもニレ、イヌザクラ、ボダイジュなどを呼ぶ場合があるとう。古く占いや神事の際の「なんじゃもんじゃ」呼称が起源だそうです。白い花が新緑を雪が覆うように咲く姿は少々異様に思えます。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ、学名:Chionanthus retusus Lindl. et Paxton)はゴマノハグサ目モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木。120504ヒトツバタゴ満開@エコカフェ.JPG絶滅危惧U類。 分布は長崎県対馬北端、長野県・岐阜県・愛知県木曽川流域にのみ隔離し、国外では朝鮮半島、中国、台湾に及び、日本では対馬の群生のほかは湿地のごく限られた場所などに自生。名前の由来はこの木に似ているタゴ(モクセイ科トネリコ属)は複葉であるのに対して単葉であることにあります。樹高は15mから20mほど、樹皮は灰褐色で縦裂、葉は対生し有長柄、葉身4cmから10cmほどの長楕円形です。花期は4月下旬から5月中旬頃、雄株・両生花異株、新枝先に円錐形の集散花序をだし、たくさんの白色の花を咲かせます。花は芳香が強く、径約2cmで花冠は長く4深裂、雄蕊2本、雌蕊1本。雄花では雌蕊が退化。果実は長径約1.5cmの広楕円形の核果で秋に黒色に熟します。

明治神宮外苑の絵画館の近くにも大きなナンジャモンジャノキがあるが、これはヒトツバタゴだそうだ。日本各地で植栽されているので観察は容易ですね。一方、この夏、佐渡島エコツアーの際に見た大願寺の境内にあった「ナンジャモンジャノキ」と呼ばれる大木は住職によるとボダイジュ(菩提樹)とのことでした。


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コカマキリ(小蟷螂)は草原のちびっ子ギャング

⇒こどもたちと 2012年11月06日 23:32

120929コカマキリ@エコカフェ.JPG秋の草原では虫たちは冬に備えて大忙しのようです。カマキリの仲間は全世界で葯2000種、熱帯・亜熱帯地域で多く、日本ではオオカマキリ、チョウセンカマキリ、ウスバカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリ、ヒナノカマキリ、ヒメカマキリ、サツマカマキリなどが知られています。ここではコカマキリを紹介します。[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@阿部]

コカマキリ(小蟷螂、学名:Statilia maculate(Thunberg))はカマキリ目カマキリ科の中型のカマキリ。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では中国や東アジアに広く、草原や林縁などに生息。成虫の発生時期は8月から10月頃です。体長は45mmから60mmほどでメスのほうがやや大きく、体色は黒褐色から灰褐色、前脚(鎌脚)の内側が黒色、白色、紫色の斑紋があり、光沢もあります。この光沢の部分を相手に見せつけて威嚇するそうです。後翅は黒褐色で波状に白く細い帯が入ります。大きな複眼が2つ、その間のひたいの部分に3つの小さな単眼があります。視力は抜群で暗闇でもものを見分けるそうです。卵嚢は細長く、卵のままで越冬します。

コカマキリも身体は小さいながらも草原の名ハンターで、じっとしていて獲物が射程距離に入ると一気にすばやく両鎌で捕えます。草原では弱肉強食の物語がいつも展開しているのですね。


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これなんだシリーズ(206)

⇒これなんだシリーズ 2012年11月05日 08:14

浜田山の草地で撮影しました。IMGP0584.JPGIMGP0583.JPG

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