ミズナラ(水楢)は森の食糧に

ビーグル号の航海日誌 2012年10月25日 09:55

120927ミズナラ大木@エコカフェ.JPG120927ミズナラ大木枝張り@エコカフェ.JPG朝夕はぐんと冷え込んできました。奥秩父山塊最北部の主峰、瑞牆山(標高2230m)の山稜は秋真っ盛り。瑞牆山荘からのしばらく登山道を登ると緩やかな尾根筋にでますが、そこでは立派なミズナラの大木や洞を抱えたもの、老いて朽ちかけたものなどが観察されます。森の営みをミズナラを通して感ずることができます。ミズナラはシロブナ、イヌブナなどとともに落葉広葉樹林の主要な構成樹種のひとつとされます。[2012年9月27日撮影:瑞牆山@山崎]

120927ミズナラ枯木@エコカフェ.JPGミズナラ(水楢、学名:Quercus crispula Blume)はブナ科コナラ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では南樺太に及び、山地帯から亜高山帯の日当たりのよい場所に自生。樹高は20mから35mほど、樹皮は灰褐色で不規則に縦裂し薄皮状に剥離、巨木では縦裂でなく葉鱗片状になります。葉は互生し枝先に集生、葉柄はほとんどなく、葉身は7pから15pほどの倒卵状長楕円形、基部は狭く葉縁に粗い鋸歯、葉先は尖ります。幼葉は葉脈の凹凸が著しく、葉表の主脈に白色の長毛が生えます。
120927ミズナラ洞@エコカフェ.JPG花期は5月頃、新葉の展開と同時に、雄花序は6pから8pの尾状に数個垂れ下り、雌花序は頂芽腋から穂状に小さく立ち上がります。果実は堅果でコナラより大きく長径2pから3cm、殻斗は瓦状で灰褐色、微毛が密生します。秋には熟し、落下すると幼根を出して越冬し、翌春に芽を出します。

名前の由来は材に水分が多く燃えにくい「ナラノキ」でということです。別名にオオナラとあるようにしばしば大きく巨樹に成長します。ドングリにはタンニンが多く渋いですが、森の動物たちの貴重な食料になっています。ドングリが熟す前に葉とともに小枝が落下していることがありますが、ハイイロチョッキりというオトシブミ科の甲虫の仕業です。なぜそんなことをするのでしょうね。


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

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