ウリハダカエデ(瓜膚楓)は性転換を

ビーグル号の航海日誌 2012年10月24日 23:56

120927ウリハダカエデ樹皮@エコカフェ.JPG120927ウリハダカエデ@エコカフェ.JPG奥秩父山塊最北部の主峰で百名山のひとつである瑞牆山(標高2230m)の山稜は秋真っ盛りだそうです。登山道入口のある瑞牆山荘(標高1520m)から広がる森には、先に紹介した樹肌が個性的なヤエガワカンバに加えてもう一つウリハダカエデがみられます。ウリハダカエデは意外にも性転換するんですよ。[2012年9月22日撮影:瑞牆山荘付近@山崎]

ウリハダカエデ(瓜膚楓、学名:Acer rufinerve Sieb. et Zucc.)はカエデ科カエデ属の落葉高木。日本固有種。分布は本州、四国、九州、屋久島に及び、山地の丘陵地からブナ帯以下の明るい広葉樹林帯に自生。樹高は10mで、樹皮は緑色でマクワウリにように暗緑色の縦筋が入り、老木では淡灰褐色でコルク質が発達し浅縦裂、葉は対生、葉身10cmから15cmほどの扇状で上部が浅3裂(または5浅裂)し、葉縁に不整重鋸歯がつきます。秋の紅葉はとりわけ綺麗です。
花期は4月から5月頃、雌雄異株、本年枝先の葉腋から細長い総状花序をだし10個ほどの黄緑色の花を咲かせます。雄花は雌蕊が退化、雌花は雄蕊8本が退化しています。萼片も花弁の5枚ずつ有ります。果実は2cmから3cmほどの翼果で翼は斜めに開きます。種子は風散布します。

ウリハカエデは雌雄異株とされますが、性転換することが知られています。極度の乾燥や庇陰などの環境ストレスにより雄性から雌性に性転換を枝単位で起こすことが観察されているそうです。前に紹介したようにヒサカキでも性転換が起こります。マムシグサも性転換を起こしましたよね。かくも摩訶不思議な植物の世界があるのです。


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

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