絶海の大洋島で小さな命に出逢った

ビーグル号の航海日誌 2012年10月14日 11:18

100918押し寄せる波@エコカフェ(母島).JPG小笠原諸島母島は東京から南方1000km太平洋上にあるボニンブルーに囲まれた絶海の島嶼です。世界自然遺産に登録されてからは訪れる観光客も増えたらしいが、それ以前はハイシーズンであっても都会の喧騒とは隔絶した世界が広がっていたというのに。
一昨年秋に母島、父島を訪問したが父島は混雑し、母島も少なからず観光客が増えているようだった。学生風の若者に加えてご年配の集団も押し寄せている感じだった。

100918オカヤドカリ幼体@エコカフェ(母島).JPG120918見つめる私@エコカフェ(母島).JPG今年度、エコカフェとしての恒例の小笠原エコツアーは実施を見送ったが、有志でこの17日から父島を訪ねることにしました。[2011年9月18日撮影:祝世界自然遺産登録・エコカフェ小笠原諸島ツアー@芳賀めぐみ]

一昨年の母島で御幸之浜へ地質観察のために立ち寄った時のことです。
この日は遠くフィリピン沖で発達する台風の影響で波が高く海岸線は少しばかり危険な感もありました。
足元の珊瑚礁起源の石灰岩礁の上に小さな、ごく小さな動く生き物を発見しました。
5oほどのオカヤドカリの赤ちゃん(幼体)です。
しばらくその存在に私の目は釘付けになりました。
こいつ、ちゃんと大きくなれよ、と心に。
大海原の中で私もちいさい。
大きな理想と山ほどのやるべきことがある....。


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タグ:小笠原 母島
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ムニンタツナミソウ(無人立波草)

121013ムニンタツナミソウ@エコカフェ(神代植物公園).JPG神代植物公園の温室の「小笠原の絶滅に瀕している植物」コーナーでムニンタツナミソウが保護栽培されていました。残念ながら花の季節ではないので青々とした葉っぱだけです。[2012年10月13日撮影:深大寺植物公園@山崎]

ムニンタツナミソウ(無人立波草、学名:Scutellaria longituba Koidzumi)はシソ科タツナミソウ属の多年草。絶滅危惧U類(VU)。分布は小笠原諸島の父島、兄島に限り、山地の林内や林縁などに自生。よく小群落をつくります。草丈は15pから25pほど、茎はシソ科らしく4稜、葉は十字対生し、卵形で葉縁には粗く浅鋸歯がつきます。樹陰地の葉は大形で柔らかく、陽向地の葉は小さくやや厚めです。
花期は3月から4月頃で茎先に総状花序ををだし、白色の唇形の花をたくさん咲かせます。花は双生で花筒が約5pと長く立ち上がり先が湾曲します。雄蕊4本、雌蕊1本、花筒に蜜が貯まりポリネーターを誘います。果実は分果で5月から6月頃に熟します。花の咲く様子を白波に見立てて名前が付けられたそうです。

父島や兄島での生育地ではノヤギによる食害により激減した経緯があるが、最近では対策も進み比較的見られるようになってきたといいます。


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