ヘクソカズラ(屁糞葛)とはなんとも

⇒森林づくり+α 2012年10月05日 13:32

120831ヘクソカズラ花@エコカフェ(三宅島).JPG夏休みも終わりの頃、三宅島へエコカフェが溶岩原の植生回復を促すために実施している植林地の下草刈りに行きました。太陽はギラついてはいなかったのですが、大粒の汗を幾筋も幾筋も流したのを思い出します。初めて参加したメンバーのための昭和58年噴火により溶岩原の下に消滅した阿古地区の小・中学校跡地を訪ねることにしています。溶岩原の隅で花をつけていたヘクソカズラを紹介します。別名のヤイトバナやサオトメバナは美しい響きがあるが、ヘクソカズラとは何とも不名誉で気の毒ですよね。[2012年8月31日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

120831ヘクソカズラ@エコカフェ(三宅島).JPGヘクソカズラ(屁糞葛、学名:Paederia scandens (LOUR.) MERR.)はアカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草。分布は日本全土、東アジアに広く、林縁や藪などの比較的日当たりのよい場所に自生。茎は左巻きのつる性で他のものに絡みつき、葉は対生し、葉身4pから10pほどの広卵形で基部が心形、全縁で先が尖ります。葉表には粗い毛が散生、葉裏には脈上に長めの毛が生えます。
花期は7月から9月頃で葉腋から総状花序をだし、長さ約10oの筒状の花を咲かせます。花冠はの外側は灰白色で微細な毛が密生し、内側は紅紫色でやはり毛が密生します。雌蕊花柱は2裂し長く、雄蕊は筒内部に付着し留まります。果実は径約5oの球形の刮ハで熟すと茶褐色になります。

葉や茎、果実に独特の臭気があり、名前もそこからつけられたそうですが、花はとても綺麗ですよね。果実は乾燥すると臭気が消え、しもやけやあかぎれに効くとされ民間生薬にされるそうです。


関連記事(三宅島の森林再生の意義)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ザトウムシ(座頭虫)の不思議

120929ザトウムシ@エコカフェ (2).JPG赤城自然園に行くと容易にこの奇妙な生き物に出あうことができます。ザトウムシです。地球上に出現して4億年を生き抜くすごい奴で、世界で葯4000種が知られています。「千と千尋の神隠し」に登場する釜爺(かまじい)のモデルにもなっているのでみなさんも馴染みでしょう。その動きは見ていて飽きませんよ。[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@山崎]

ザトウムシ(座頭虫)は、蜘蛛でもなく昆虫でもなくサソリやダニに近い生き物、調べると節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目に属する動物の総称とあります。昆虫は頭部、胸部、腹部から、クモは頭胸部と腹部からなりますが、ザトウムシは頭胸部と腹部が一体(頭胸部)となります。
120929ザトウムシ@エコカフェ (3).JPG頭胸部は楕円形で大きいものでは長径約1pから2pにもなり、背面はキチン質で硬く、何といっても細長い脚4対が特徴で第2歩脚は触角の機能を有しているという。もっとも短い脚の種もいるので注意が必要です。目は頭胸部の真ん中にある突起の左右に一つずつあるそうですが分かりにくいです。
細長い脚の一部を杖のように地面を確認しながら歩行する様子が、「座頭市」に似ていることから名前がついたそうです。多くのものは森の中に棲息し、食性は主に肉食性で小さな昆虫や死骸などを食します。キノコなどを食する種もいるそうです。

調べるとどこにでもいるとありますが、赤城自然園のほかでは、屋久島の森、高尾山の森、三頭山の森などで見かけたことがあります。他ではあまり見かけた記憶がありませんので、あまり人前に出てこないのでしょうね。


関連記事(かくれんぼ上手、どこまでも)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ