クルマアザミ(車薊)は放射状

ビーグル号の航海日誌 2012年10月07日 19:22

090523クルマアザミ@エコカフェ(自然教育園).JPG日本はアザミの宝庫。このブログでも折々に各種のアザミについて触れたいますが、エコカフェの草花教室でかつて訪ねた国立科学博物館附属自然教育園において記録したクルマアザミを紹介します。3年前は知識ばかりでしたが今ではフィールド観察経験も豊富になっています。クルマアザミはノハラアザミの変種とされているようです。[2009年5月23日撮影:第31回自然草花教室@阿部]

クルマアザミ(車薊、学名:Cirsium oligophyllum f. obvallatum )はキク科アザミ属の多年草。分布は本州北部から中部地方に限り、低地から山地までの日当たりのよい乾いた場所に自生。草丈は40pから60cmほどで、茎は直立しほとんど分枝せず、下部には短毛が生えます。茎葉は互生し羽状深裂し裂片に棘があり、根生葉は裂するもやや楕円形で輪生し開花時にも残ります。
花期は8月から11月頃(3月から5月頃?)で、茎頂に紅紫色の頭花を一輪咲かせます。頭花の基部に総苞片が放射状に長くつくのが特徴です。この葉状総苞片はノハラアザミの総苞片が葉のように変化したと考えられています。一体何のためにそう変異したのでしょうね。

植物における変異は一定の割合で発生するが環境に適応し、他者との競争にも勝ち残らなければなりません。分化、進化の過程ではそんな繰り返しえお重ね、光合成によるエネルギーを効率よく獲得し、効率よく戦略的に使ったものが棲み分けをしながら生存を確かなものにするのですが、....。


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タグ:日本固有種
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コナラ(小楢)は落葉広葉樹の代表

コナラ@エコカフェ.JPG赤城自然園には「コナラ林」のフィールドがあります。クヌギとともに代表的な落葉広葉樹、昭和初期までは里山の構成樹木、雑木林として薪炭や山菜取りなど私たちの暮らしになくてはならない存在だったのです。[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@山崎]

コナラ(小楢、学名:Quercus serrata Murray)はブナ科コナラ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に及び、冷温帯下部から暖温帯にかけて自生し、二次林を構成。120929コナラ@エコカフェ.JPG120929コナラ樹皮@エコカフェ.JPG 樹高は約20m、樹皮は灰黒色で縦に不規則に裂け目が入ります。葉は互生し有柄、葉身は7pから10pほどの倒卵状楕円形で葉縁に尖った鋸歯がつきます。似ているミズナラの葉には葉柄がほぼ無いという。
花期は4月から5月頃で、雌雄異花、若葉天下と同時に、本年枝の下部に雄花序はたくさん垂れ下り、小さな黄褐色の花が多数咲きます。本年枝の上部の葉腋に雌花序が出るが小さく目立つことのない花が1、2個さきます。果実は堅果で基部に小さな鱗片状の総苞片が瓦状についた漏斗をかぶります。

コナラは秋には綺麗に黄葉します。コナラの新芽や葉にはよく虫こぶができますし、葉が葉巻のようになって落ちる、いわゆるオトシブミもよく見られます。ドングリ拾いだけではなく季節ごとに注意深く観察すると面白いですよ。


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ムサシアブミ(武蔵鐙)は照葉樹林の森に

12029ムサシアブミ@エコカフェ.JPG先週末に赤城自然園を一年振りに子どもたちの自然体験のために訪れた時に気づいたことは、森の林下の植生の変化が確認されたことでです。スギ林の林床に植栽したオシダに加えて、他の樹種の林下や林縁にシシガシラジュウモンジシダイノデの仲間など多様なシダ植物やマムシグサの仲間のムサシアブミなどの進出が見られます。[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@山崎]

ムサシアブミ(武蔵鐙、学名:Arisaema ringens (Thunb.) Schott)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島、中国に広く、海岸に近い照葉樹林内のやや湿った場所などに自生。草丈は30pから60cmほどで葉は3出複葉が2枚、小葉は葉身10pから30pほどの楕円形で全縁、先が尖ります。
花期は4月から5月頃で葉柄の間から短い花茎をだし、葉より低い位置に仏円苞に包まれた肉穂花序をつけます。仏炎苞は暗紫色や緑色で白い縦筋が入り、舷部は袋状に巻き込み、口辺部は耳状に張り出し、花序に白色の棒状の付属体がつくのが特徴です。もちろん、他のこの仲間と同じように雌雄異株で栄養状態の良い大きな個体は雌株、悪いものは雄株です

名前の由来は仏炎苞が武蔵野国でつくった馬具の鐙(あぶみ)に似ていることにあるそうです。ムサシアブミの他に葉が3出複葉になるものに、四国と九州の落葉樹林に自生するミツバテンナンショウが知られています。ムサシアブミとは棲み分けをしているのですね。


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シュロ(棕櫚)は

ビーグル号の航海日誌 2012年10月06日 01:43

120922シュロ@エコカフェ.JPG3連休、行楽に行くもよし、近場でのんびりするのもよしですね。小石川植物園内には多様な植物が植栽されています。ヤシの仲間で寒さに強いがシュロも見られます。シュロは旧家の玄関先などに植えられていることがありますね。国立科学博物館附属自然教育園の林下では不思議と若木や幼木をよく見かけます。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@山崎]

シュロ(棕櫚、学名:Trachycarpus H.Wendl.)はヤシ目ヤシ科シュロ属の単子葉類の常緑高木。分布は九州南部、外国では中国湖北省からミャンマー北部に及び、排水良好な土壌に自生。耐寒性ゆえに東北地方まで庭木として植栽。耐潮性、耐火性、耐乾湿性に優れ兎角丈夫なようです。樹高は約10m、幹は円柱形で垂直に伸び、先端に扇状に葉柄を広げ熊手形の葉を四方八方につけます。葉柄基部は三角形状に広がり幹を抱き、この下端から長く暗褐色の繊維質のシュロ皮が幹をおおいます。
花期は5月から6月頃で、雌雄異株(まれに雌雄同株)、葉腋から花枝を伸ばし粒状の黄色い集合花を咲かせます。果実は秋から冬にかけて黒く熟します。

シュロにはワジュロ(和棕櫚)とトウシュロ(唐棕櫚)があり、前者は古くなった葉の先端が折れて垂れ下るのが特徴だそうです。どちらもシュロ皮からとれる繊維は腐りにくく伸縮性に優れるために縄や敷物、ほうきなどに使われます。雑貨屋さんにいくとよく見かけますね。


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ヘクソカズラ(屁糞葛)とはなんとも

⇒森林づくり+α 2012年10月05日 13:32

120831ヘクソカズラ花@エコカフェ(三宅島).JPG夏休みも終わりの頃、三宅島へエコカフェが溶岩原の植生回復を促すために実施している植林地の下草刈りに行きました。太陽はギラついてはいなかったのですが、大粒の汗を幾筋も幾筋も流したのを思い出します。初めて参加したメンバーのための昭和58年噴火により溶岩原の下に消滅した阿古地区の小・中学校跡地を訪ねることにしています。溶岩原の隅で花をつけていたヘクソカズラを紹介します。別名のヤイトバナやサオトメバナは美しい響きがあるが、ヘクソカズラとは何とも不名誉で気の毒ですよね。[2012年8月31日撮影:第5回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

120831ヘクソカズラ@エコカフェ(三宅島).JPGヘクソカズラ(屁糞葛、学名:Paederia scandens (LOUR.) MERR.)はアカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草。分布は日本全土、東アジアに広く、林縁や藪などの比較的日当たりのよい場所に自生。茎は左巻きのつる性で他のものに絡みつき、葉は対生し、葉身4pから10pほどの広卵形で基部が心形、全縁で先が尖ります。葉表には粗い毛が散生、葉裏には脈上に長めの毛が生えます。
花期は7月から9月頃で葉腋から総状花序をだし、長さ約10oの筒状の花を咲かせます。花冠はの外側は灰白色で微細な毛が密生し、内側は紅紫色でやはり毛が密生します。雌蕊花柱は2裂し長く、雄蕊は筒内部に付着し留まります。果実は径約5oの球形の刮ハで熟すと茶褐色になります。

葉や茎、果実に独特の臭気があり、名前もそこからつけられたそうですが、花はとても綺麗ですよね。果実は乾燥すると臭気が消え、しもやけやあかぎれに効くとされ民間生薬にされるそうです。


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ザトウムシ(座頭虫)の不思議

120929ザトウムシ@エコカフェ (2).JPG赤城自然園に行くと容易にこの奇妙な生き物に出あうことができます。ザトウムシです。地球上に出現して4億年を生き抜くすごい奴で、世界で葯4000種が知られています。「千と千尋の神隠し」に登場する釜爺(かまじい)のモデルにもなっているのでみなさんも馴染みでしょう。その動きは見ていて飽きませんよ。[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@山崎]

ザトウムシ(座頭虫)は、蜘蛛でもなく昆虫でもなくサソリやダニに近い生き物、調べると節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目に属する動物の総称とあります。昆虫は頭部、胸部、腹部から、クモは頭胸部と腹部からなりますが、ザトウムシは頭胸部と腹部が一体(頭胸部)となります。
120929ザトウムシ@エコカフェ (3).JPG頭胸部は楕円形で大きいものでは長径約1pから2pにもなり、背面はキチン質で硬く、何といっても細長い脚4対が特徴で第2歩脚は触角の機能を有しているという。もっとも短い脚の種もいるので注意が必要です。目は頭胸部の真ん中にある突起の左右に一つずつあるそうですが分かりにくいです。
細長い脚の一部を杖のように地面を確認しながら歩行する様子が、「座頭市」に似ていることから名前がついたそうです。多くのものは森の中に棲息し、食性は主に肉食性で小さな昆虫や死骸などを食します。キノコなどを食する種もいるそうです。

調べるとどこにでもいるとありますが、赤城自然園のほかでは、屋久島の森、高尾山の森、三頭山の森などで見かけたことがあります。他ではあまり見かけた記憶がありませんので、あまり人前に出てこないのでしょうね。


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ホコリタケ(埃茸)は小さな爆弾に

⇒こどもたちと 2012年10月04日 00:56

120929ホコリタケ@エコカフェ.JPG赤城自然園「四季の森」のフジバカマが群生する場所で旅をする蝶、アサギマダラの調査のためのマーキングをしました。その外れ芝生に何やら白い丸い物体がありました。よく見るとホコリタケでした。別名をキツネノチャブクロというそうです。[2012年9月29日撮影:子ども自然体験プログラム2012@阿部]

ホコリタケ(埃茸、学名:Lycoperdon perlatum Pers.)はハラタケ目ハラタケ科ホコリタケ属のキノコ。120929ホコリタケ2@エコカフェ.JPG分布は極地を除く全世界、林内や原野、田畑など広く自生。子実体は4cmから6cmほど傘は白色でほぼ球形、表面に黒褐色の細かな鱗片を密に生じます。時間の経過とともに白色から汚茶色に変色し鱗片も脱落。同時に傘内部の白い肉質は黄褐色の液汁を伴い、最後は胞子と弾糸(乾燥した綿状の菌糸)で構成する埃っぽい古綿状塊となる。こうなると雨滴など外部の刺激で傘部頂部に穴が開き胞子が外部に勢いよく放出されます。ちょっとした爆発が起こったようになります。出現時期は初夏から秋にかけてですが、落ち葉や落ち枝などを分解して栄養源として成長するため、ホコリタケは腐食菌の一種と考えられています

ホコリタケはベニテングダケと異なり食用になり、近縁種にキホコリタケやタヌキノチャブクロなどが知られています。傘部内部の白色の肉質部分のみを汁物や、バター焼きにするそうです。味のほどはわかりませんが食感はハンペンのようだといわれています。


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タグ:広域種
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トゲヂジャ(刺萵苣)は身近に

ビーグル号の航海日誌 2012年10月03日 08:26

トゲヂジャ@エコカフェ.JPG過ごしやすくすっかり秋めいてきました。日当たりのよい道端や民家と民家の間の境界地、空地などでよく見られる黄色い花があります。花の様子からはキク科だとは分かるのですが葉が大きく虫に喰われたように変な形をしています。調べてみるとトゲヂジャとかアレチヂジャというらしいです。[2012年10月1日撮影:渋谷区内公園@山崎]

トゲヂジャ(刺萵苣、学名:Lactuca scariola L.)はキク科アキノゲシ属の一年草。帰化植物トゲヂジャの葉@エコカフェ.JPG原産はヨーロッパですが、芝生などとともに混入移入し日本中に広がっています。草丈は100pから200pで茎は直立し株は赤味を帯び棘をもち、葉は互生し無柄、葉身1.5cmから15pほどで長楕円形で羽状に大きく深く裂け、基部は耳状で茎を抱きます。羽片の縁や葉裏主脈上などにも短い棘があります。
花期は8月から9月頃、茎上部に円錐状花序をつけ黄色い小さな頭状花を次々と咲かせます。花は径約1.2cm、両性の舌状花のみです。果実は痩果で冠毛がつき風に乗って散布されます。

この変種に葉に切れ込みのほとんどないマルバトゲチシャ(トゲハニガナとも)が知られています。こちらもヨーロッパ原産で今では日本中で見られます。繁殖力は旺盛なのですね。


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ママチャリレース報告記

120929ママチャリレース@エコカフェ.jpgおはようございます。
先週末日曜日に富士山をバックにした富士サーキットで行われた「ママチャリグランプリ2012シリーズ第2戦、チーム対抗6時間耐久レース」に参加してきました。
参加したチームは、「式根島温泉クラブ」というチームで、42位/100組でした。
ママチャリレースという名前からは想像できないくらいハードでした。今年は大きな事故はありませんでしたが、昨年は足首を骨折するなどの救急搬送が出るくらい激しいレースです。

【ママチャリレースの概要】
・6時間耐久レース
・1組10人まで登録可能で、レース中の交代は自由
・競技用ヘルメット、長袖長ズボン、グローブ着用は必須
・場所は富士サーキットウェイ

次回の開催は、1月ですが、今度はF1用のサーキット(6キロ)を貸し切って行われる、かなり本格的なレースとなります(今回はミニカー用の一周1分強のコースでした)。

レース中、他の者はコース脇でテントを張り、BBQをしてゆっくり過ごすため、直前にアウトドアを楽しむための買い出しや準備は必要です。

by T.K
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コモチシダ(子持ち羊歯)

ビーグル号の航海日誌 2012年10月02日 22:04

120922コモチシダ@エコカフェ(小石川植物園).JPG小石川植物園の片隅にシダ植物のコレクションがあります。地面より一段低くし湿気が溜まり易いように工夫がしてあります。ここではコモチシダを紹介します。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@山崎]

コモチシダ(子持ち羊歯、学名:Woodwardia orientalis Sw.)はウラボシ目シシガシラ科コモチシダ属の大型の常緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島、国外ではヒマラヤから中国、台湾、フィリピンに及び、湿った崖地や崩壊地などに自生。草丈は50cmから200cmほど根茎は短く塊状、葉柄基部の凛片は淡褐色で披針形、葉は黄緑色で厚い革質、葉身は1回羽状複葉で羽片は深裂(2回羽状深裂とも)し、各裂片は披針形で先が尖り細鋸歯がつきます。ソーラス(胞子嚢群)は長さ2oから5oほどの細長い形で、硬い苞膜に包まれ、裂片裏の主脈沿いやや開いてつくという。裂片表の葉脈は網状で脈状にソーラスの間や端に相当する部位に多数のムカゴ(無性芽)を形成し、やがて小さな葉が生じ、落下して散布されます。こうして子孫を確実に残す戦略をとっているのです。

無性芽で増殖するシダ植物には、裂片表に無性芽をつけるタイプで近縁種のハチジョウカグマのほか、中軸の先が伸びて先端に無性芽をつけるタイプのクモノスシダやツルデンダ、オリヅルシダなどが知られています。植物にとって無性芽で増殖する戦略は植生地に余裕がある限りにおいては確実に子孫を増やすことができるのです。


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キツリフネ(黄釣船)は触らないで、

120929キツリフネ@エコカフェ.JPG赤城自然園「四季の森」へ続く遊歩道脇にはツリフネソウとキツリフネの混生した群落があります。この季節には花はやや終わりかけで果実ができつつあります。この果実はホウセンカの果実と同じで熟すと昆虫が留まったり、風で葉や茎に触れたりすると、果実の外皮が弾け破れ中の種子が勢いよく周囲にばらまかれます。[2012年9月29日撮影:子供自然体験プログラム2012@阿部]

キツリフネ(黄釣船、学名:Impatiens noli-tangere L.)はフウロソウ目ツリフネソウ科ツリフネソウ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外ではユーラシア大陸、北米大陸に広く、低山から山地のやや湿った薄暗い場所などに自生。草丈は40cmから80cmほどで楕円形、葉縁には鋸歯がつきます。
花期は8月から10月頃で葉腋から細長い花序を伸ばし、筒状の黄色い花を横向きに咲かせます。花弁状の萼片と唇形の花弁、距が長い筒状になっているのが特徴です。ツリフネソウでは距は渦巻き状に巻きます。果実は痩果で熟すと弾けて中の種子が飛び散ります。

花言葉を調べると「じれったい」や「私に触らないで」とのようで、果実の弾ける様子から来ているのでしょう。学名の「noli-tangere 」も「触らないで」だし、何とも簡単でわかりやすいです。


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ベニテングダケ(紅天狗茸)の不思議

ベニテングダケ@エコカフェ.JPG瑞牆山(標高2230m)山頂を目指す黒雲母花崗岩の岩場を標高を稼いでいくと針葉樹林の生い茂る登山道脇の林下でベニテングダケを所どころで見かけました。このキノコは色彩が目立ち毒を持っているという。毒は防御機能、目立つことは誘引機能と考えられ、何故に矛盾する機能を同時に有しているのかまったくもって不思議です。[2012年9月27日撮影:瑞牆山@山崎]

ベニテングダケ(紅天狗茸、学名:Amanita muscaria (L. : Fr.) Hook.)はハラタケ目テングダケ科テングダケ属の有毒キノコ。菌根菌。分布は北海道、本州中部地方以北、紀伊山地、四国山地に隔離し、国外ではシベリア、ベーリング地域を起源にユーラシア大陸、北米大陸などに広く、国内ではカラマツトウヒシラカンバなどの針葉樹林下などに自生。柄は白く高さは5pから20pほど、傘は深紅色に白色のイボが散在し傘径は5pから20pに及びます。根元は太く肥大します。

ベニテングダケは絵本やアニメなどによく登場し親しみがありますが、毒成分(イボテン酸、ムスカリン、ムッシモールなど)を含むことから取り扱いには注意が必要です。しかしながら、イボテン酸はグルタミン酸以上の旨味成分であり、日本の一部地域では特別な処理で毒成分を弱めて食する習慣もあるという。尤もシベリア東北部からカムチャッカにかけての民族の間ではシャーマンによる宗教儀式などに利用されてきたとの報告もあります。


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これなんだシリーズ(204)

⇒これなんだシリーズ 2012年10月01日 08:51

120929エコカフェ@赤城自然園.JPG台風一過。台風17号は典型的な秋台風でした。
太平洋の海水温が高いため勢力を増し強い台風となって、日本列島の上空を走る偏西風に乗ってあっという間に列島を縦断し太平洋上に抜けてしまいました。
東京都心も激しい風雨に見舞われました。
群馬県にある赤城自然園の山野草は大丈夫だったでしょうか。
一昨日に「チョウのはらっぱ」で撮影したものです。


ヒント⇒
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