高山植物の魅力(75)、タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)

ビーグル号の航海日誌 2012年09月12日 23:58

120804タカネグンナイフウロ@エコカフェ(仙丈ケ岳).JPG南アルプスの仙丈ヶ岳(標高3033m)の下山途中にタカネグンナイフウロに出会いました。少しばかり離れた草地や砂礫地にはハクサンフウロ(白山風露)も花をつけていました。[2012年8月4日撮影:仙丈ヶ岳@中村敏之]

タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露、学名:Geranium eriostemon Fisch. ex DC. var. reinii (Franch. et Sav.) Maxim. f. onoei (Franch. et Sav.) )はフウロソウ目フウロソウ科フウロソウ属の多年草。グンナイフウロの品種。分布は本州中部地方で亜高山帯から高山帯の明るい草地などに自生。草丈は30pから50pで、茎や葉柄には粗い開出毛と腺毛があって、特に茎上部では腺毛のみになります。葉は掌状に5から7深裂し、裂片はさらに3中裂。葉縁と葉裏脈上に開出毛が生えます。
花期は7月から8月頃で、花柄を伸ばし径約25oから30mmの青紫色の5弁花を数個咲かせます。花弁が反り気味になるのが特徴。萼や花柄にも腺毛が生えます。雄性先熟で5本の雄蕊葯が落ちると花柱が露出します。果実は刮ハです。

雄性先熟は一般的に虫媒花で多く見られるが、これは自家受粉を避け他家受粉の機会を大きくすることで遺伝的多様性を維持する工夫をしているのです。自家受粉は有害遺伝子のホモ化、生存力の低下をもたらすのです。多様性には生物多様性、種多様性、遺伝的多様性があります


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