パイオニア植物、リョウブ(令法)はハタツモリ

⇒エコツアー 2012年08月21日 08:41

120804リョウブ蕾@エコカフェ(大佐渡石名).JPG佐渡島2日目。大佐渡石名天然杉遊歩道までの林道脇で見ることができました。リョウブの白い花です。別名に花の咲く様子からハタツモリ(旗積り)。リョウブの葉はキンモンガの幼虫のえさですが、飢饉のときには救荒植物として利用されたそうです。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

リョウブ(法令、学名:Clethra barvinervis Sieb. et Zucc.)はツツジ目リョウブ科リョウブ属の落葉小高木。 分布は北海道南部、本州、四国、九州、済州島に及び、山中の落葉樹林帯の尾根筋など明るいやや乾燥した場所や二次林などに自生。120804リョウブ全景@エコカフェ(佐渡島).JPG樹高は3mから7mほどで樹皮はよく剥離し淡城緑色と薄茶色の紋様をつくります。葉は互生し枝先にやや集生、葉身は10pほどの倒卵形で葉縁に細鋸歯がつき先が尖ります。葉表つやは無く無毛、葉裏は灰白色で微毛が生え、葉軸が褐色で目立ちます。花期は7月から9月頃で枝先に総状花序をだし白い小さな花をたくさん咲かせます。花は萼片、花弁とも5枚、雄蕊10本、雌蕊柱頭は先端で2裂。蜜が多く、樹皮も甘くシカが好みます。実は刮ハで熟すと褐色になります。

リョウブの根は浅いため風に弱く、倒木の危機に会うと根元にある休眠状態の不定芽をさかんに発芽させて再生を図ります。したがって表土の薄い尾根筋や斜面地でも進出することができるのです。また、リョウブは旧金属鉱山などの貧栄養の土地では群生したりすることも多く、そんな場所ではウツギ、クズ、イタドリ、ヘビノネゴザ、ササ、ヨモギ、ホンモンジゴケなど、重金属を体内で無毒化(メタロチオネイン)したり、根に根粒菌を共生させるパイオニア的な植物が見られるといいます。確かにそんな場所でした。


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シモツケ(下野)の愛らしさに

120804シモツケ花@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島1日目。トキの森公園で保護飼育中のトキを観察した後に公園内を少しだけ散策しました。公園内のスギ林の林縁ではヤマユリが見事な白い花を咲かせていたし、植栽ゾーンではハクサンシャクナゲは花は終わっていて、シモツケが愛らしいピンク色の花をぼんぼりのようにつけていました。[2012年8月3日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

シモツケ(下野、学名:Spiraea japonica L. fil.)はバラ科シモツケ属の落葉低木。120804シモツケ@エコカフェ(佐渡島).JPG分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に及び、山野の日当たりのよい場所を好んで自生。樹高は約1mで株立ちしよく分枝、葉は互生、葉身は3pから8pほどの狭卵形から楕円形で葉縁に重鋸歯があり葉先が尖ります。葉表は無毛か短毛がつくき、葉裏は白色の軟毛が生えます。花期は5月から8月頃で、本年枝の先端に複散房花序をだし、径5mm前後の淡紅色か紅色、白色の花をたくさん咲かせます。

この仲間にはホザキシモツケ、コシジシモツケソウ、オニシモツケ、イブキシモツケ、マルバシモツケのほかコデマリ、ユキヤナギなどが知られています。


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