静かなノアザミ(野薊)

⇒エコツアー 2012年08月11日 14:04

120803ノアザミ@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島津神島の津神神社境内で1輪のアザミの花を見つけました。花の下部にある総苞を恐る恐る触ってみると見事にねばねばしていました。ノアザミです。[2012年8月3日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

ノアザミ(野薊、学名:Cirsium japonicum Fisch. ex DC.)はキク科アザミ属の多年草。分布は本州、四国、九州に及び、草原や河川敷などに自生。草丈は50pから100pほどで、根生葉は花期にも残り羽状に中裂、茎葉は基部で茎を抱き、鋭いとげが多い。
120803ノアザミ葉@エコカフェ(佐渡島).JPG花期は5月から8月頃で、枝先に径約4pから5pの頭花を上向きに咲かせます。花は紅紫色で全て筒状花、総苞片は直立し粘液をだすため粘るのが特徴です。ちなみにノハラアザミは粘りません。

佐渡島にはナンブアザミの島嶼型の変種で、佐渡島固有変種のサドアザミが知られています。総苞片は粘ることはなく、葉は羽状中裂し、長さ1、2oの棘をたくさんもつのが特徴のようです。


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オニユリ(鬼百合)は古く渡来

120803オニユリ@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島の津神島の津神神社境内のツワブキの群落近くでオニユリが大輪を咲かせていました。オニユリは古い時代に朝鮮半島を経由して渡来し、地下の鱗茎が食べることができるため食用として栽培されてきたという。かつて人家があった場所などで野生化しているそうです。[2012年8月3日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

オニユリ(鬼百合、学名:Lilium lancifolium Thunb.)はユリ科ユリ属の多年草。分布は中国、朝鮮半島、北海道から九州に及び、海岸近くから低山の斜面などに自生。原産地は中国とも考えられ、日本では人里近くでよく見られます。草丈は1mから2mほどで、地下に大型の鱗茎をつくり、茎には暗紫色の斑点があり、茎上部には白色の綿毛が生えます。葉は互生し無柄、葉身5pから18pほどの線状披針形で基部に珠芽(むかご)をつくるのが特徴です。ちなみにコオニユリにはむかごはできません。
花期は7月から9月頃で茎の先端の葉腋から複数の長い花柄をだしオレンジ色の花を下向きに咲かせます。花は径約10pで、外側3枚が萼片、内側3枚が花弁、いずれも長さ10pほどで先が反り返ります。雄蕊6本はやや反り返り先に濃い赤紫色の花粉をつけ、雌蕊1本は柱頭が太いという。

ちなみに、おせち料理の食材のユリネとはコオニユリの鱗茎のことをさします。近縁種には東北アジア、北海道から九州の山地の草原に自生するコオニユリ、北海道本州近畿地方以北、四国剣山の草原に自生するクルマユリ、本州紀伊半島・新潟県以北の海岸の砂地などに自生するスカシユリ、本州東北地方南部以南、四国、九州の山地に自生するヒメユリが知られています。


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暮らしの中の信仰、津神神社と灯台に善宝寺

120803津神神社2@エコカフェ(佐渡島).JPG120803太鼓橋@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島は寺社仏閣がたくさんあります。津神島に鎮座おわす津神神社もそのひとつです。古の人びとの暮らしの中の信仰が偲ばれます。[2012年8月3日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]
創始は仁平2年(1152年)8月18日、落乃水の海中より出現した神様を大川部落の守護神として井戸ノ上遺跡付近に鎮座したのが縁起。120803ツワブキ@エコカフェ(佐渡島).JPG120803石油五分心舷燈@エコカフェ(佐渡島).JPG元禄以降に現在の津神島に移転したという。御祭神は、底筒男命、中筒男命、表筒男命です。
千石船の航行安全、商売繁昌の神様として信仰されてきたといいます。

神社の奥には極めて珍しい灯台があります。2階が灯台「石油五分心舷燈」で、1階には海上安全・大漁満足を祈願し善宝寺が祀られているのです。120803北前船の錨@エコカフェ(佐渡島).JPG
この灯台は、明治18年(1885年)3月、大川港に夜間に出入りする和船の不便を解消すべく、廻船問屋、井藤藤左エ門、名主林治郎左エ門らが寄付を仰いで建設したのが始まりだそうです。
当時燃料の石油は高価で、和船からの寄付とイカ釣舟からのトンボ税を代金にあてていたといいます。

現在は小さな差島全体が「津神島公園」として佐渡100選に選ばれています。公園内ではツワブキ、ノアザミ、クロマツ、マルバシャリンバイ、ヤブツバキヒサカキトベラアカメガシワなども観察できます。


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