高山植物の魅力(64)、ミヤマオトコヨモギ(深山男蓬)

⇒自然観察会 2012年08月07日 07:01

100710ミヤマオトコヨモギ@エコカフェ(富士山).JPG富士山五合目付近の森林限界付近から森林限界上部でよく見ることができる高山植物のひとつにミヤマオトコヨモギがあります。富士山で見られるのは本種のみです。[2010年7月10日撮影:第7回自然観察会@山田聡]

ミヤマオトコヨモギ(深山男蓬、学名:Artemisia pedunculosa Miq.)はキク科ヨモギ属の多年草。日本固有種分布は本州中部地方の亜高山帯から高山帯の岩礫地や砂礫地に自生。100710ミヤマオトコヨモギ花@エコカフェ(富士山).JPG草丈は20cmから30cmほど、地下茎は長く伸び、茎は帯紫色で叢生し、葉は倒披針形で先が浅く3から5裂します。花をつけない茎は短く、茎の先端に葉身3cmから7cmほどのさじ形の葉をロゼット状に密生させます。
花期は7月から9月頃で、茎の中部から上の葉腋から総状円錐花序を出し、有花柄の1、2個の頭花を下向きに咲かせます。頭花は径8mmから10oほどの半球形で筒状花からなります。果実は長径約2mmの長楕円形の痩果です。

近縁種の平地に分布する草丈が高く花の小さめなオトコヨモギ、本州の高山帯に分布するタカネヨモギは葉が人参のように細裂します。ヨモギ、オオヨモギも同じ仲間ですよ。


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タグ:日本固有種
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