ヤマヒコノリ(山彦海苔)

ビーグル号の航海日誌 2012年08月01日 07:55

110709ヤマヒコノリ@エコカフェ(鳳凰三山 ).jpg南アルプス赤石山脈支脈甲斐駒ヶ岳の南に伸びる鳳凰三山の薬師岳の稜線の岩場で樹枝にヤマヒコノリが着生していました。奇妙な植物で子嚢菌と緑藻(シアノバクテリア)が永久的に共生しているのです。大気汚染に非常に弱いためヨーロッパなどでは大気汚染の指標生物とされているといいます。[2010年7月9日撮影:薬師岳@澤尚幸]

ヤマヒコノリ(山彦海苔、学名:Evernia esorediosa (Mull.Arg.) Du Rietz.)はサルオガセ科ヤマヒコノリ属の樹枝状地衣類。分布は北海道と本州、針葉樹林帯の樹皮に着床。地衣体は帯緑黄色、茎は約3mmと太く、やや扁平で背腹性はなく、深い皺曲があり、不規則に樹枝状に分枝する。付属体で針葉樹の樹皮に着生。粉芽を欠き、裂芽上に小突起があり、吸盤状の器官が子実体であるという

日本に自生するヤマヒコノリの仲間には、背腹性のあるツノマタゴケと背腹性はなく粉芽のあるコフキヤマヒコノリが知られています。見分けるのは難しいようです。


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日本の最北端の地でハマナス(浜梨)を

110816日本最北端の地@エコカフェ.JPG北海道宗谷岬を訪ねた後で海岸近くでハマナスの群落を見つけました。ちょうど赤い花が咲いていました。加藤登紀子の歌う『知床旅情』(作詞・作曲:森繁久彌)の歌詞を思い出す中高年の方も多いのではないでしょうか。[2011年8月16日:宗谷岬@澤尚幸]

ハマナス(浜茄子、浜梨、学名:Rosa rugosa Thunb.)はバラ科バラ属の落葉低木。分布は東アジア、日本では北海道から本州の日本海側では島根県以東、太平洋側では茨城県以北に及び、海岸の砂地などに自生。110812ハマナス@エコカフェ(宗谷岬).JPG樹高は1mから1.5mほどで枝葉太く針状の棘が密生、葉は奇数羽状複葉で小葉は楕円形で7枚から9枚。葉表は光沢があり葉脈で凹み、葉裏には密毛が生えます。花期は5月から8月頃で前年枝先に1個から3個の花を咲かせます。花は径6、7pの紅紫色で強い芳香がします。果実は径約2.5pの扁平な球形の偽果で10月頃には赤色に熟します。

名前の由来は果実が梨の果実に似ていて浜で育つことによるといいます。果実は弱い甘みと酸味があって、ビタミンCを豊富に含むことから疲労回復の効能があるとされ、果実酒などに使われるそうです。


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タグ:広域種
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