パイオニア植物、ネムノキ(合歓木)が満開に

ビーグル号の航海日誌 2012年07月15日 22:36

120715ネムノキ@エコカフェ.jpg120715ネムノキ花@エコカフェ.jpg梅雨の合間の晴れ、ぐんぐん気温が上がって蒸し暑い一日でした。八王子の丘陵地でネムノキの花が満開なのに出会いました。綺麗ですね。葉は就眠運動といって夜になると閉じ、これが名前の由来です。[2012年7月15日撮影:八王子@山崎]

ネムノキ(合歓木、学名:Albizia julibrissin Durazz.)はマメ目ネムノキ科ネムノキ属の 落葉高木。分布は本州、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島、中国南部、台湾、東南アジアなどに広く、丘陵地などの二次林や伐採跡地、河原などのやせ地などに自生。樹高は約10mで 樹皮は灰褐色で皮目が目立ち、葉は互生し2回偶数羽状複葉、羽片は5対から15対、小葉は無柄で全縁であって18対から19対もつきます。花期は6月から7月頃で、枝先に複数の頭状花序をだし、各10個から20個の花を咲かせます。花弁は約8mm、雄蕊の花糸は多数で淡紅色、長さ3pから4pもあります。花は夕刻に開花し朝に閉じ、桃のような芳香を漂わせ、夜行性の花粉媒介者(ポリネーター)スズメガの仲間を誘うという。果実は10個から15個の種子の入った豆果で10月頃に熟します。

ネムノキの根はゴボウ根で太い根が地中深く伸びるが、所どころに白い瘤があり、根粒菌を共生させていることが分かります。根粒菌は空気中の窒素を固定し、植物体に供給しているのでしたね。このため、ネムノキは荒れ地でも先駆的に進出するパイオニア植物とされるのです。


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サイザルアサ(サイザル麻)はわずかに

080619サイザルアサ@エコカフェ.jpg父島にはアオノリュウゼツランに似ているが繁殖力の弱いサイザルアサがわずかに自生しています。明治41年に繊維をとる目的で父島に移入されたものが、戦後の米軍占領、本土返還を経た現在でもわずかに自生しています。[2008年6月19日撮影:地球温暖化最前線!小笠原エコツアー@阿部] 

サイザルアサ(サイザル麻、学名:Agave sisalana )はユリ目リュウゼツラン科リュウゼツラン属の多年草。交雑種。原産地はメキシコから中央アメリカだが、現在ではフロリダ、カリブ諸島、ブラジル、タンザニアなどアフリカ諸国、アジアなどでの比較的乾燥した地域で広く栽培。草丈は約2mで、短い茎に深緑色で肉厚の葉が束生、葉身は1.5mから2mほどの披針形で先端に硬い棘があります。若葉の縁には鋸歯が生ずるが後に消えます。
花期は5月頃、花茎を約7m伸ばして、大きな円錐花序をつけ、たくさんの白色の花を咲かせます。不稔性のため結実せず、側芽と冠芽により繁殖をします。開花した株は枯死するそうです。

葉の繊維質は強靭なため、繊維から縄をつくることができます。名前の由来もメキシコのユカタン半島にあるサイサル港からこの繊維を船積みしたこと、麻の繊維に似ることによるそうです。


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