高山植物の魅力(54)、イワブクロ(岩袋)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月12日 22:24

110812イワブクロ@エコカフェ.JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂からの尾根筋の岩場の砂礫地でイワブクロが咲いていました。樽前山で多く見られることから別名にタルマイソウとも呼びます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

イワブクロ(岩袋、学名:Penstemon frutescens Lamb.)はゴマノハグサ科イワブクロ属の多年草。分布は本州東北地方、北海道、千島列島、樺太、シベリア、カムチャッカに及び、亜高山帯や高山帯の火山系の岩場や砂礫地に自生。草丈は10pから20pほど、根茎は枝のように地中を這って株を形成。葉は交互に対生し厚みがあり、葉身は4pから7pほどの卵状長楕円形で先が尖り、葉の縁に鋸歯があり毛が生えます。
花期は7月から8月頃で茎先に淡赤紫色の花が横向きに咲きます。花冠は長さ4pから7pほどの鐘型で縁に長い毛が生えます。花がボディの割に大きいのが高山植物の特徴でもあります。

イワブクロはパイオニア植物としていち早く火山系の砂礫地に進出し、群落を形成するそうです。秋には草紅葉として美しく紅葉します。


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高山植物の魅力(53)、ミヤマアズマギク(深山東菊)

110812ミヤマアズマギク@幌尻岳.JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳のお花畑見られる高山植物のひとつにミヤマアズマギクがあります。ひときわ存在感のある美しい花です。[2011年6月11日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ミヤマアズマギク(深山東菊、学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus A. Gray)はキク科ムカシヨモギ属の多年草。アズマギクの高山型亜種。分布は本州中部地方以北、北海道、東アジアに及び、高山帯の乾いた礫地や草地に自生。草丈は10pから20pほどで全体に軟毛が生え、根際につく葉はへら形で大きく、茎葉は小さい。110812ミヤマアズマギク(2)@幌尻岳.JPG
花期は7月から8月頃で、花茎の先端に径3cmほどの頭花をひとつ咲かせます。頭花の中心は黄色の筒状花、周囲は薄紫色の舌状花です。

アズマギクの変種に絶滅危惧T類で花が白っぽいアポイアズマギク(学名:Erigeron thunbergii var. angustifolius)、至仏山から谷川岳周辺に分布するジョウシュウアズマギク(学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus var. heterotrichus)が知られています。


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高山植物の魅力(52)、タカネオミナエシ(高嶺女郎花)

110812タカネオミナエシ(チシマキンレイカ)@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳の岩場で出会った貴重な高山植物のひとつにタカネオミナエシがあります。別名に地名と花の姿からチシマキンレイカ(千島金鈴花)と呼ばれています。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

タカネオミナエシ(高嶺女郎花、学名:Patrinia sibirica (L.) Juss.)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草。絶滅危惧TB類(EN)。分布は北海道、千島列島、中国、モンゴルの高山帯の砂礫地や岩場などに自生。礼文島などでは海岸近くで見られます。草丈は7cmから15cmほどで、根出葉は有柄で翼がありやや肉厚、葉身はへら形で羽状に深裂し、さらに不揃いの鋸歯や切れ込みが入ります。茎には白い微毛が生え、茎葉はないか、小さく1,2対つきます。
花期は7月から8月頃で花茎を伸ばし、茎頂に集散花序をだし、たくさんの黄色い花を咲かせます。花序には羽裂した苞が対生し、花冠は径約4mmで5裂に平開し、内側に毛が生えます。雄蕊4本、雌蕊1本。果実は痩果で翼がつく。

近縁に本州新潟県以北、北海道、南千島に分布する葉が楕円形で不規則に切れ込むマルバキンレイカがあります。


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高山植物の魅力(51)、フジハタザオ(富士旗竿)

100710フジハタザオ花@エコカフェ(富士山).JPG富士山の固有種にフジハタザオがあります。5合目上部の森林限界に近い登山道脇のスコリアの荒地にたくさん生えています。この植物はスコリアのざらが下方移動すると一緒に流されながらも逞しく生育し続けることができるといいます。すごいやつなのです。[2010年7月10日撮影:第7回自然観察会@山田聡]

フジハタザオ(富士旗竿、学名:Arabis serrata Franch. & Sav.)はアブラナ科ハタザオ属の多年草。富士山固有種。分布は富士山で森林限界付近の砂礫地に自生。100710フジハタザオ@エコカフェ(富士山).JPG草丈は10pから35pほど、茎は下部でよく分枝し株状になり、星状毛が生え、根出葉は葉身2pから8pほどの広披針形で鈍頭で基部は細く、葉縁に粗鋸歯がつく。茎葉は無柄で茎を抱きます。
花期は6月から7月頃で茎先に総状花序をだし、白い花を咲かせます。 花は径1pから2pほどで花弁と萼片は4枚、雄蕊4本、雌蕊1本です。 果実は長さ4pから6pほどの長線形の長角果で弓状に開きます。

近縁種にイワハタザオがありますが、高山型にはさらにいくつかの変種があるといいます。

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タグ:日本固有種
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東京下町でポン菓子を

下町の七夕@エコカフェ.jpgポン菓子@エコカフェ.JPG先週末、東京下町の七夕祭に行きました。
スカイツリーを道筋に、上野〜合羽橋〜浅草の3キロも続く路地です。
と、ポン菓子屋さんを見つけました。
懐かしいですね!
1袋100円!
あらあら何ともお安い。
以前と何も変わってないような。
ポン菓子機@エコカフェ.JPG
下町は昭和の情緒が。見上げると平成の象徴が。


コタより

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