高山植物の魅力(50)、ヤマハハコ(山母子)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月11日 23:18

110812ヤマハハコ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)に広がるお花畑では盛夏にたくさんの高山植物の花が見られます。ヤマハハコもそのひとつです。名前の由来はハハコグサに似ていて山に生えることにあるそうです。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ヤマハハコ(山母子、学名:Anaphalis margaritacea (L.) Benth. & Hook. f. var. angustior (Miq.) Nakai)はキク科ヤマハハコ属の多年草。雌雄異株。分布は本州長野県以北、北海道、千島列島、樺太、中国、ヒマラヤから北アメリカに及び、低山帯から高山帯の日当たりのよい草原などに自生。草丈は30pから60pほどで茎に灰白色の綿毛が密生。葉は互生し基部で茎を抱き、葉身は6pから9cmほどの狭披針形で先鋭、全縁。葉表はつやがあり、葉脈3本が目立ち、葉裏にも綿毛が密生します。
花期は8月から9月頃で、茎頂に散房花序をだし、たくさんの淡白黄色の頭花を咲かせます。周囲の白色の部分は乾質の総苞片で、雄株には中央に両性花と雄花、雌株には雌花だけがつきます。ハハコグサが両性花と雌花ともに結実するのに対して、ヤマハハコは雌花だけが結実します

近縁種のホソバヤマハハコは本州福井県・愛知県以西、四国、九州の山地頂上付近に自生し、カワラハハコは北海道から九州までの河川敷の砂礫地に自生するそうです。


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高山植物の魅力(49)、エゾシオガマ(蝦夷塩釜)

110812エゾシオガマ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳の草原で出会った高山植物にエゾシオガマがあります。花がユニークな形をしていますね。[2011年6月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

エゾシオガマ(蝦夷塩釜、学名:Pedicularis yezoensis Maxim.)はゴマノハグサ科シオガマギク族の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道に及び、亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地に自生。草丈は20cmから50cmほどで茎は直立し、葉は有柄で茎下部で対生、上部では互生し、葉身は2cmから6cmほどの三角状披針形で先端が尖り、羽裂せず葉縁に重鋸歯がつきます。
花期は8月から9月頃で、葉腋から黄白色の唇形の横向きにねじれた花が咲きます。上唇は2裂し嘴状に細長く尖り、下唇は卵形で3浅裂します。

シオガマの仲間は日本にエゾシオガマのほかにミヤマシオガマ、タカネシオガマ、ヨツバシオガマ、セリバシオガマなど15種類が知られています。


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