高山植物の魅力(48)、ヤマホタルブクロ(山蛍袋)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月09日 22:03

120708ヤマホタルブクロ花@エコカフェ.JPG鬼怒川温泉から女夫渕温泉までの山道ルート中間地点の休憩地でヤマホタルブクロの花が雨粒に濡れて鮮やかに映えていました。写真の花の内側にある斑点模様は蜜標といって受粉を手助けする昆虫を導き入れるためのものです。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]

ヤマホタルブクロ(山蛍袋、学名:Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi.)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。120708ヤマホタルブクロ@エコカフェ.JPGホタルブクロの変種で日本固有種。分布は本州(東北地方南部から近畿地方東部まで)の山地から亜高山帯の草地や林縁などに自生。草丈は30pから80pほどでほどで茎はすーっと立ち上がり、茎基部から匍匐枝を出し増殖するという。根出葉は有柄のハート形で花期には消え、茎葉は互生し、葉身は5pから7pの三角状卵形から披針形で鋸歯がつく。全草に粗い毛が生えます
花期は6月から7月頃で茎先に淡紅紫色の釣鐘型の花を連続して数個咲かせます。120708ヤマホタルブクロ葉@エコカフェ.JPG花冠は長さ約5pで先が5浅裂し、萼片と萼片の間が盛り上がり、ホタルブクロのような反り返った付属体がないのが特徴です。

ホタルブクロの近縁種には広域種のホタルブクロのほか、関東地方南部と伊豆諸島に分布する葉が厚く光沢があって花が白くて小さいシマホタルブクロが知られています。


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高山植物の魅力(47)、ヤマオダマキ(山苧環)

120708ヤマオダマキ花@エコカフェ.JPG120708ヤマオダマキ花2@エコカフェ.JPG鬼怒川温泉から女夫渕温泉までのバスは所要1時間半ほどかかるので途中でトイレ休憩をするんだそうです。なんとも山間を何度もくねりながら登っていくので乗っていても結構疲れます。小休憩は気分休めにちょうど良いのです。そんな休憩地でアズマシャクナゲやヤマホタルブクロの近くでヤマオダマキの可愛らしい花が咲いていました。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]120708ヤマオダマキ葉@エコカフェ.JPG

ヤマオダマキ(山苧環、学名:Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc.)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州の低山から亜高山帯の林縁などに自生。草丈は30pから50pほどで、茎は紫褐色で2、3回分枝し、根生葉は長い柄に2回3出複葉、茎葉は1回3出複葉、ともにで小葉は扇形で2、3裂します。
花期は6月から7月頃で花茎を伸ばし茎頂に花をうつむきに咲かせます。花は径約3p、円筒形の花弁5枚を傘状に萼片5枚が囲み、距が後方に内側にやや湾曲し突き出ます。萼片と距は紫褐色、花弁は淡黄色。果実は袋果です。  

花の色や形には変異が多いようで、本州中部などでは花が黄色いタイプのキバナノヤマオダマキが多く、東北地方では距の先端が内側に巻き込むタイプのオオヤマオダマキが多いといいます。

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タグ:日本固有種
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