ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)は花冠7深裂

ビーグル号の航海日誌 2012年07月03日 23:59

ツクシシャクナゲ花@エコカフェ.JPG先の5月連休に小石川植物園を散策した際にツクシシャクナゲが花を終えようとしているのに出会いました。本来ならばこんなところで見られることはありえません。植物園ならではのこと、実際はどうなのでしょうか。エコカフェでは2年前に大台ケ原(東大台)を視察した時に雨の中で日出ヶ岳山頂、大蛇ーなどで観察をしています。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花、学名:Rhododendron japonoheptamerum Kitam. var. japonoheptamerum )はツツジ科ツツジ属の常緑小高木。日本固有種。分布は本州紀伊半島以西、四国、九州に及び、山地(1600m以下に自生。樹高は3mから4mほど、葉枝には褐色の長綿毛が密生し、葉は互生し革質で光沢があり、葉身10pから20pの倒披針形で全縁。新葉では両面に褐色の長綿毛が生えるが、葉表はやがて脱落します。
ツクシシャクナゲ@エコカフェ.JPG花期は4月から6月頃で枝先に総状花序をつけ多数の漏斗状の花を咲かせます。花の花冠は径約5pで7深裂、雄蕊14本は長く、淡紅色で内側には淡緑色の斑点が入るようです。

ツクシシャクナには変種として、本州中部地方以西と四国の山地に分布するホンシャクナゲ、南アルプス南部の山地に分布するキョウマルシャクナゲ、隠岐島に分布するオキシャクナゲが知られています。そのほか、日本固有種として、屋久島の亜高山帯に分布するヤクシマショクナゲ、東北地方から中部地方南部にかけての亜高山帯に分布するアズマシャクナゲなどが知られています。広域種としてはハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲなどが見られます。シャクナゲはヒマラヤ一帯で進化(種分化)を遂げてきていて、日本でも多くの固有種がある奥の深い植物です。


関連報告書(大台ケ原視察レポート)⇒
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タグ:日本固有種
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