サワフタギ(沢蓋木)は

ビーグル号の航海日誌 2012年06月30日 15:10

110723サワフタギ@エコカフェ.JPG京都大学の芦生研究林が広がる丹波高地は、3億年から1億5千万年前(古代ペルム紀から中生代ジュラ紀)の古い地層による隆起準平原が長年の侵食で何本もの深い谷を刻んでいます。そこは日本海に注ぐ由良川の源流と瀬戸内海に注ぐ淀川の水系にある貴船川の源流のある分水嶺の地でもあります。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@阿部]


サワフタギ(沢蓋木、学名:Symplocos sawafutagi Nagam.)はハイノキ科ハイノキ属の落葉低木。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に及び山地の沢筋や湿地などに自生。 樹高は2mから4mほどで樹皮は灰褐色で縦に裂け、よく分枝し広がる。葉は互生し、葉身は4cmから7cmほどで倒卵形から楕円形、葉縁に細かな鋸歯がり、先が短く尖ります。葉表に疎毛、葉裏には葉脈上に毛が生えます。
花期は5、6月頃、若枝の先に円錐花序をだし、白色の花をたくさん咲かせます。花は径約8mmの白色、花冠は5深裂、雌蕊1本、雄蕊は多数で花冠より長い。果実は長径約7mmの扁球形の核果で秋に瑠璃色に熟します。

別名にルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)とあるように、材質が牛の鼻輪を作るほどの硬さがあり、この木で頭部を叩くと死んでしまうほどだそうです。もう一つの別名にニシゴリ(錦織)とあるが、木灰を紫根染の染料として利用したことによります。面白いですね。

関連記事(芦生の森の植生分布)⇒
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第8回通常総会&第8回運営評価委員会(報告)

船長からのお知らせ 2012年06月29日 15:51

第8回通常総会@エコカフェ.JPG遅くなりましたが一昨日、無事に第8回通常総会が開催されました。通常総会の開催に先立ち、第37回定例理事会が開催され、@平成23年度事業報告及び決算について、A平成24年度事業計画及び予算について、B理事の改選について、が議題とされ、了承されました。また報告事項として、@ローソンポイント及びセゾンポイント、A絶滅危惧所保護センターの移設について、が扱われました。
また、第7回運営評価委員会(持ち回り)が開催され、平成23年度運営評価報告が取りまとめられました。

通常総会では、定例総会了承された議題が議案として諮られ、賛成多数で可決されました。また、会計監査報告及び運営評価報告もなされました。
今川課長補佐@エコカフェ.JPG特別講話については、「わたしたちのくらしと動物たち〜動物愛護の視点から〜」と題して、今川正紀氏(消費者長食品表示課課長補佐)から、環境省出向時代における「動物愛護管理法の制度見直し」に対する基本的な姿勢として、守るべきものを明確にし、徹底した現場主義のもと業界、愛護団体、学識経験者など利害関係者との調整した経験談をお話しいただいた。その際、「生物多様性国家戦略2010」と「動物の愛護と適正な管理」の関係性について分かりやすっく解説いただいた。

総会終了後、20時15分から「プラザ・プラスワン」で懇親交流会が開催され、多様な職種の方がた30名ほどが参加され、いろいろな話題に花が咲いていました。


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お濠でバス釣り in 赤坂見附

気まま太公望 〜釣れ釣れなるままに〜 2012年06月28日 18:18

写真.jpg赤坂見附駅から徒歩3分。

大都会のど真ん中赤坂・紀尾井町にそびえ立つホテルやオフィス。
そしてその間をすりぬけるように走る高速道路。
そんな東京の中央にお濠があります。
皆様もよくご存知だと思います。

お濠はもともと江戸時代に江戸城警護のために作られた外堀の一つらしく、
作った人の名前が由来で弁慶濠と称しています。

今回はそのお濠「弁慶濠」にてバス釣りを開催しました。

ボートを借り、お濠を動き回り、障害物に隠れているバスを狙いました。

・・・・・が開始から1時間。

そこまで大きくないお濠なので釣れそうなのですが、
周りのアングラー含め一匹も釣れず。

雨も降っているし、そろそろタイムアップかな〜、と思っていたそのとき!
メンバーの1人に大きなあたりがありました!

心躍りながら巻き上げてみると、

ただの水草でした。

残念な気持ちで一杯でそのまま引き上げました。

淡水なのに、しょっぱい釣りとなりました。

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コタニワタリ(小谷渡)

ビーグル号の航海日誌 2012年06月27日 10:16

120708コタニワタリ葉基部@エコカフェ(日光沢温泉).JPG120708コタニワタリ@エコカフェ(日光沢温泉).JPG栃木県奥鬼怒温泉郷日光沢温泉の近くで岩壁に着生するコタニワタリを見つけました。[2012年7月8日撮影:奥鬼怒沼湿原調査@山崎]

コタニワタリ(小谷渡、学名:Asplenium scolopendrium)はチャセンシダ科チャセンシダ属の常緑性シダ植物。分布は北半球の温帯に広く日本では北海道から九州に及び、山地のやや湿った林下や谷筋などに自生。葉は10pから30pほどで光沢があり、基部が心形で耳状になります。葉裏には中肋の両側に15o前後の線状の胞子嚢群(ソーラス)がつきます。

名前の由来はオオタニワタリ(大谷渡)の小型版ということにあるそうです。ソーラスを見ると納得ですが
岩場に着生する様子からではちょっと想像できませんでした。


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第7回学びツアーに参加して

⇒寺子屋/学びツアー 2012年06月26日 22:07

サンプル採取方法の講義@エコカフェ.JPG22日〜24日の日程で、学びツアーに参加して参りました。
怪我人もなく無事に終了いたしました。

参加頂いた海洋高校の3名は、非常に積極的で先生にも質問し、
京都大学の学生とも交流を持っていました。

彼らは普段から実習をしており、私たちを含め誰よりも
魚の種類にも詳しく、機敏に動いていました。

講義風景@エコカフェ.JPGありがとう@エコカフェ.JPGまた、たまたま研究のため東京海洋大学の学生3名も長期滞在しており、彼らとの交流も非常に有意義だったようです。

食事も益田先生指導の下、全員で手作りし、合宿のようで楽しかったです。もちろん味も◎。

今回の学びツアーはターゲットを学生に設定し告知をしましたが、若い世代の方に貴重な時間を提供できた。ということに関しては有意義なツアーになったかと思います。

by田中

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ワラビ(蕨)に要注意

ビーグル号の航海日誌 2012年06月25日 20:00

120624ワラビ@エコカフェ(小石川植物園).JPGこの前の日曜日に小石川植物園に行きました。正門を入り少し進むと右手にワラビが群生しています。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

ワラビ(蕨、学名:Pteridium aquilinum (L.) Kuhn)はコバノイシカグマ科ワラビ属の夏緑性シダ植物。1属1種。布は北半球に広く日本全国に及び、草原、谷地などの日当たりのよい場所に群生。草丈は約1mで、地下茎が地中を這い所どころから葉を出します。新芽は葉茎を伸ばし先に握り拳の様につく。葉は2、3回羽状複葉で、小葉は黄緑色でつやがない。葉裏には柔らかな毛が生え、胞子嚢群(ソーラス)は葉縁に連続してつきます。

新芽は山菜として、地下茎からはデンプンを採取し蕨餅にして食べます。ただし、新芽にはチアミナーゼというビタミンB1分解酵素やわずかだがプタキロサイドという発がん物質を含むことからしっかりと灰汁抜きをする必要があります。かつて家畜が草食しワラビ中毒を起こした事例が報告されたいます。


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第8回通常総会招集のご案内(会員対象)

船長からのお知らせ 2012年06月24日 23:26

ウサギ@エコカフェ.jpg梅雨空のもと気の早い台風到来のため豪雨に見舞われたり、恵みの雨も私たちには辛い雨になっているようです。
さて、すでに正会員の皆様には書面を送付しておりますが、当法人第8回通常総会を下記のとおり開催致します。正会員の皆様の参加をお待ち申し上げております。なお、入会希望者を同行される場合は事務局に事前に連絡をしてください。

1 日 時   平成24年6月27日(水曜日)午後7時より

2 場 所   〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001Bldg.
         地図は詳細はこちら⇒
       
総会後の今回のミニ講話は、「私たちの暮らしと動物たち 〜動物愛護の視点から〜」と題し、今川 正紀氏(消費者庁食品表示課課長補佐)にお話をいただきます。コメンテーターは運営評価委員の山崎俊巳氏です。子供の頃に読んだイソップ物語、日本昔話、マンガ、アニメなどでも多くの動物たちが登場しますよね。

ミニ講和終了後は、懇親交流会(参加費3千円程度)を向かい路地を入ったところにある「プラザ・プラスワン」で行いますので、こちらもご参加ください。

また、当日は会費(正会員個人1万円、正会員団体5万円、賛助会員3千円)の納付もお受けしております。すでに納入手続きのお済みになりました会員の皆さまは不要です。

◎ご出席の方はその旨連絡を電話(03-5280-2377)、e-mail(info@ecology-cafe.net)、又はファックス(03-5280-2378)にて事務局までお願い申し上げます。(代理出席の方は議長への一任を受けての出席をお願いいたします。)なお、当日ご出席願えない場合は、お手数ながらe-mail(info@ecology-cafe.net)又はファックス(03-5280-2378)にて、委任状の送付をお願い申し上げます。


◎入会手続きはこちら⇒     〇会員について⇒    〇定款はこちら⇒    〇会員規約⇒

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活動の1コマ
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佐渡島エコツアー「トキ絶滅からの挑戦に学ぶもの」ご案内

⇒エコツアー 2012年06月23日 18:59

今年は佐渡島において放鳥した国の天然記念物トキの雛が誕生し巣立ちしたことに日本中が湧きました。佐渡島は対馬暖流がぶつかり低山にもかかわらず雲霧が発生するため、南方系と北方系の植物が共存する多様な植生環境にあり、屋久杉、立山杉などのように天然杉のなかには巨木も見られます。また、長い歴史の中で生み出された伝統芸能や江戸時代の貨幣経済を支えた金山採掘跡などにも触れてみたいと思います。
トキのマスコット@エコカフェ.JPG

日 程:2012年8月3日(金)〜5日(日)

定 員:8名 

行 程
3日 東京駅発6:00 → 新潟駅着8:14(上越新幹線とき301号)
   新潟港発9:25 → 両津港着11:55(佐渡汽船フェリー)
   到着後、昼食、佐渡歴史伝説館・佐渡金山・尖閣湾を見学、など    
大佐渡石名天然杉@エコカフェ.JPG

4日 宿発9:00
   トキの森公園(トキ保護センター)を視察
   昼食後に、石名天然林遊歩道を散策(スギ巨樹を観察)、など

5日 宿発9:00
   自由散策
   両津港発12:40 → 新潟港着15:10(佐渡汽船フェリー)
   新潟駅発16:44 → 東京駅着19:00(上越新幹線MAXとき338号)
   到着後、解散

【宿泊】佐渡グランドホテル(1泊目)
    旅館 伊藤屋 (2泊目)
【エコカフェ会員価格】45,000円(2名1室/食事朝夕食付き)
【一般価格】50,000円
 
▼新幹線駅と港間の移動・・・タクシー
▼島内移動・・・3日間 レンタカー

【申込締切日・申込先】2012年7月13日(金)午後3時厳守、エコカフェ事務局

※参加ご希望の方は、事務局までご相談ください。


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アサヒエビネ(旭蝦根)の運命は

070712アサヒエビネ1@小笠原エコツアー 090.jpg小笠原固有種のランにアサヒエビネがあります。南西諸島や東南アジアに自生するツルランが近縁と考えられています。アフリカマイマイノヤギの食害、盗掘などで個体数が激減したため、平成16年、種の保存法(日本の絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)に基づき「国内希少動植物種」に指定され、生息地の保護区指定や保護増殖事業が行われています。最近では父島の山中で保護株が植えられているのをよく見かけます。[2007年7月12日撮影:父島衝立山山中@阿部]

アサヒエビネ(旭蝦根、旭海老根、学名:Calanthe hattorii Schltr.)はラン科エビネ属の常緑多年草。小笠原固有種で絶滅危惧TA類。分布は小笠原諸島の父島と兄島で、林内の明るく土壌が深い適湿な傾斜地などに自生。草丈は50pから100cmほどで葉は大形でやや光沢があって4本の平行脈があります。葉は茎にのみ微毛が生えます。花期は6月から9月頃、花茎を伸ばし、淡黄色のラン特有の蝶型の花を多数咲かせるそうです。花を見たら紹介します。

名前の由来は、旭山に産し、地下茎が海老の背や尾の模様に似ていることによるという。この仲間は東南アジアを中心に約150種、日本でも15種が知られ、キリシマエビネ、タガネラン、キソエビネ、ニオイエビネなどの地域固有種があるそうです。いずれも絶滅の危機にあり、保護増殖が求められています。


関連報告書(森も海も不思議いっぱい!小笠原エコツアー 〜海洋島の生態系の神秘を知る〜)⇒

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大飯原発再稼働から見えるもの

IMGP4157.JPG昨日は夏至。この国はどこへ。
まだ明るい夕方、首相官邸前で、関西電力大飯原発の再稼働撤回を求めるデモがあった。報道によると、このデモにはツイッターなどの呼びかけで約1万1000人が参加したという。
福島原発事故を契機に反原発の世論が巻き起こり、原発依存度を可能な限り低減との政府政策目標が掲げられてきた。
16日、総理と関係閣僚による会合で、大飯原発3、4号機の再稼働を正式決定した。関電エリア節電目標10%、短期的には電力供給が足りなさそうだが。

大飯原発再稼働の決定プロセスが国民にとって分かりづらいのに加えて、大飯原発再稼働に際しエネルギー安全保障や地球温暖化への対応などといった原発推進論拠とも捉えられかねない総理発言、新規制組織法案の与野党協議の結果「運転開始から40年で原則廃炉」とする規制案に「必要と認められる場合は速やかに見直す」との条項修正がなされたことからも、大飯原発以外の原発の再稼働やその無期限化の懸念が生じ、政策目標がかすんでしまったようだ。

エネルギー安全保障や食料安全保障を考える上で最も重要なことは、経済がグローバル化していることを踏まえるも、守るべきは何か、自らできることは何か、そして他に依存しなければやっていけないことは何かを、しっかり議論しこの国のあり方について国民的な議論をすることであろう。国民本位の決定プロセスが求められているのです。


@写真:米国ののアルタモント・パスの風力発電風車群(約8000基)
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これなんだシリーズ(197)

⇒これなんだシリーズ 2012年06月22日 07:14

小笠原諸島の島々ではよく見かけます。
広域種のオオハマボウと固有種のテリハハマボウがあります。
どちらでしょうか?
2006小笠原データ 049.jpg




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自由と向き合った後に

ビーグル号の航海日誌 2012年06月21日 00:27


カツオドリは子孫繁栄のために己を生きる。人もまた同じにして異なり、皆を生きる。

090722カツオドリ@エコカフェ.JPG

@小笠原母島列島沖
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台風一過、夏はもうそこに

ビーグル号の航海日誌 2012年06月20日 07:49

台風一過、夏のような強い日差しが戻りました。
川平湾@エコカフェ(石垣島).JPG




















日本百景の一つ川平湾、ミシュラン三ッ星に認定された石垣島でもトップレベルの景勝地ですよ。

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ヤエヤマヒルギ(八重山蛭木)は最も海側に

⇒エコツアー 2012年06月19日 23:47

120616ヤエヤマヒルギ@エコカフェ.JPG島尻マングローブ林で最もよく見られるヤエヤマヒルギは日本のマングローブ林を構成する樹種の中では、最も海側に自生することから群落の最前線を守り、しばしば台風の影響を直接受けることになります。沖縄本島を北限とするが、石垣島や西表島などでは大きな群落をつくっています。[2010年10月11日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

ヤエヤマヒルギ(八重山蛭木、八重山流木、学名:Rhizophora mucronata Lam.)はヒルギ科ヤエヤマヒルギ属の常緑高木。120616ヤエヤマヒルギ果実@エコカフェ.JPG分布は東アフリカからオセアニアまでと広く、日本では南西諸島(沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島)であって、対塩性が比較的強く、海側のよく海水に晒される干潟に自生。樹高は8mから10mほどで、幹の根元近くからタコ足状に多数の呼吸根を伸ばす。葉は対生し厚く皮質、葉身は10cmから18cmほどの長楕円形から広楕円形で先に針状の突起がつき、葉裏には無数の黒点が目立ちます。
花期は5月から7月頃で、葉腋から二又に分枝する集散花序をだし、白色の花を咲かせます。花は花弁4枚、萼片4枚。果実は卵形で、その中で種子(胎生種子)は発芽・発根し、先端(胆根体)が約30cmも伸び、落下・海流散布し、漂着したらそこで根を下ろします。

マングローブ林では引潮時には泥底が現れ、多くのシオマネキの仲間や巻貝・二枚貝などの底生生物やトビハゼの仲間などが観察することができます。今年度の宮古島ツアーではマングローブ林の生物多様性をテーマにしようかと思います。

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メヒルギ(雌蛭木)は最も北に

120616メヒルギ@エコカフェ.JPG島尻マングローブ林でも見られるメヒルギは、先島諸島から沖縄本島にかけて、単一の群落やオヒルギやヤエヤマヒルギと混生した群落をつくり、八重山諸島ではまとまった群落をつくっています。また、日本のマングローブ林を構成する樹種の中で最も北限に自生し、特に沖縄諸島以北ではしばしば優先種になります。[2010年10月11日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

メヒルギ(雌蛭木、雌流木、学名:Kandelia obovata Sheue, H.Y.Liu et W.H.Yong)はヒルギ目ヒルギ科メヒルギ属の常緑高木。1属2種、南シナ海を境に北型と南型に分類。分布は東アジアからオセアニアまでと広く、日本では九州薩摩半島から南西諸島にかけて、熱帯・亜熱帯の河口干潟に自生。樹高は約15m(日本では3mから8m)で幹は直立し樹皮は濃赤褐色、幹から伸びる呼吸根には板根を伴う。葉は対生し革質で光沢があり、葉身は約8cmから15cmほどの長楕円形で鈍頭。
花期は7月頃で、葉腋から集散花序をだし、10個ほどの白色の花を咲かせます。花は細長い萼片5枚、長さ約1cmの2裂した糸状の花弁5枚からなります。果実は長径約15cmの卵形で、その中で種子(胎生種子)は発芽・発根し、やがて果実外に先端に芽のついた根を約30cmも伸ばし、脱落して海流散布します。

メヒルギは対塩性では比較的弱いが、胎生種子の定着率では高いことから、パイオニア植物といえます。胎生種子の多くは落下後に親株の近くで定着・成長するが、なかには海流散布で積極的に種の分布拡大に挑戦するものもあるようです。


関連記事(ヒルギダマシ(蛭木騙し)は苦戦)⇒
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第13回自然観察会の終わりに

120616クマ出没注意@エコカフェ.JPG120616煙る山並み@エコカフェ.JPG台風4号の影響で雨風が心配されます。
先週末の自然観察会も雨の中、丹沢大山で行われました。
マムシグサやシダ植物、倒木更新の観察しかできませんでしたが、ピンポイントながら印象的な学びができたと思います。120616帰りのケーブルカー@エコカフェ.JPG120616きっぷ@エコカフェ.JPG
由緒ある阿夫利神社の鎮座する霊山でもあってパワースポットにもなっています。
そこは熊や猪、鹿、狸など獣たちの生活の場でもあります。

雨に煙る山々は稜線が朦朧(もうろう)として幻想的でした。120616記念の一枚@エコカフェ.JPG
自然観察会では知識だけではなく自然の摂理を体感することも大切にしています。 
帰りもケーブルカーに乗り下山しました。


関連記事(もうろうの美意識)⇒     
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ここからはじまる小さな物語

⇒自然観察会 2012年06月18日 08:25

120616モミ幼樹@エコカフェ.JPG第13回自然観察会。丹沢大山、あいにくの雨も森にはめぐみの雨です。[2012年6月16日撮影:倒木更新@山崎]
観察会リーダーの寺中さんが作成したシオリには「シカの食害の観察」や「大山で見られる植物」のポイントなどがまとめられています。

丹沢山塊は標高1700m以下であるため、シラビソ、コメツガなどの亜高山帯に分布する常緑針葉樹は見られません。
120616倒木更新@エコカフェ.JPGしたがって、標高約800mを堺に上部が落葉広葉樹林、下部が常緑広葉樹林、もちろん中間帯には両者の混合林も展開します。混合林の中には尾根筋にモミが下から追われるように細々と分布しています。

そんな森の中では老木が倒れ、その朽ちゆく幹に新たな命を宿しています。モミの幼樹もありました。まるでゆりかごのようですね。そんな小さな命の行末を静かに見守っていきたいですね。


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イロハモミジにうっとりと

⇒自然観察会 2012年06月17日 23:13

120616イロハモミジ@エコカフェ.JPG大山阿夫利神社下社の境内立派なイロハモミジがありました。新緑が黄緑色に萌えていました。写真を拡大すると美しさがより理解できますよ。恐らくは植えられたものでしょう。[2012年6月16日撮影:第13回自然観察会@山崎]

イロハモミジ(いろは紅葉、学名:Acer palmatum Thunberg)はムクロジ目カエデ科カエデ属の落葉高木。分布は本州、四国、九州、台湾、中国、朝鮮半島の平地から低山などの沢近くなどに自生。120616イロハモミジの下で@エコカフェ.JPG
樹高は10mから15mほどで、樹皮は灰褐色で浅く縦裂、葉は対生し、葉身は3.5pから6pほどの掌状に5から7裂、各裂片に不揃いの重鋸歯があります。葉両面にはじめ毛が生えるが後に脱落。 
花期は4月から5月頃で、枝先に花序をだし10個から20個の小花を垂れて咲かせます。小花は雄花と両性花があり、径約5oで暗紫色の萼片5枚、黄緑色の花弁5枚、雄蕊8本。雄花は雌蕊が退化しています。果実は長さ1.5pの分果からなる翼果で、初秋に熟すと風で散布されます。

樹幹に着生する蘚苔類がめぐみの雨に濡れ息を吹き返しているようで、エネルギーが満ち満ちているように感ぜられますね。

関連記事(イロハモミジは萌え)⇒    関連記事(イロハモミジの小花)⇒

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大山阿夫利神社の由緒は

120616阿夫利神社下社@エコカフェ.JPG120616階段@エコカフェ.JPG第13回自然観察会は雨の中。阿夫利神社について少し復習です。

大山阿夫利神社は第10代祟神天皇の頃(BC97年頃)の創建と伝承。
仏教伝来以降、神仏習合により延喜式内社、山頂の本社に烏石楠船神(石尊大権現)、奥社に大天狗、前社に小天狗が祀られていた。天平勝宝7年(755年)、奈良東大寺別当良弁により神宮寺として雨降山大山寺が建立され、本尊として不動明王が祀られた。120616上から@エコカフェ.JPG120616下から@エコカフェ.JPG
中世以降は修験道が盛んになり、江戸時代には関東一円に「大山講」が組織され参詣で賑わった。
明治の廃仏毀釈により「石尊大権現・大山寺」の称は廃された。
現在の祭神は大山本社に大山祇大神(オオヤマツミ)、奥社に大雷神(オオイカツチ)、前社に高龗神(タカオカミ)の三神。

同社に伝わる倭舞、巫女舞は奈良春日大社より伝承されたとされており、同社HPにも「神に捧げられる神楽舞・神事能・狂言などが、昔のままに伝承」とあります。

大山祇大神は水の神でもあり「大山豆腐」が有名だが、最近では大山阿夫利神社はパワースポットとしても人気があるという。


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ゲジゲジシダ(蚰蜒羊歯)とは是如何

120616ゲジゲジシダ@エコカフェ.JPG昨日の第13回自然観察会は雨のため、大山山頂を後日に委ねることとし、途中で早めの撤収となりました。それでも少なからず植生の観察をすることはできました。ノキシノブジャゴケなどの着生植物、マムシグサオオバイノモトソウなどのを林下や林縁に展開するシダ植物などです。ここではゲジゲジシダを紹介しましょう。[2012年6月16日撮影:第13回自然観察会@山崎]

ゲジゲジシダ(蚰蜒羊歯、学名:Thelypteris decursivepinnata (van Hall) )はヒメシダ科ヒメシダ属の夏緑性シダ植物。分布は北海道西南部、本州、四国、九州、南西諸島から東・東南・南アジアと広く、低山の山野の林縁や路傍などに自生。120616ゲジゲジシダ葉裏@エコカフェ.JPG草丈は30pから70cmほどで根茎は射上し葉を叢生。葉は革質で両面に毛が生える。葉柄は5pから20pほどで基部の麟片は褐色で線状か線状三角形。葉身は30pから50pほどの1回羽状複葉で先端と基部が狭まり、小羽片は線状披針形で基部が中軸に流れ三角状の翼をつくるのが特徴です。中軸に線状の鱗片が散生し、小羽片の裏面の中肋と片縁の中間に円形の包膜のない小さな胞子嚢群(ソーラス)がつくという。

私たちにとって残念な雨も森や森に暮らす生き物たちにとっては恵みの雨ですね。山の緑が白く煙る様子は幻想的でした。渓流沿いからはカジカガエルのフィー、フィー、ヒィ、ヒィと鳴き声も聞こえてきて、思わず嬉しくなりました。


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マムシグサ、命の不思議について

120616マムシグサの説明@エコカフェ.JPG第13回自然観察会は神奈川県丹沢山塊東端にある大山(丹沢大山国定公園内)をフィールドにしました。
森にとっては恵みの雨も私たちにとっては歩きにくい足元の危険な雨となります。森の緑が雨粒に打たれフィトンチッドが辺りに充満し、心地良さが体内に浸透してきます。

標高400mの麓にある大山ケーブル駅で乗車し、標高678mの阿夫利神社駅まで一気に登り下車。山の標高の高い所は雲の中で雨脚が強く感じます。まずは、参道脇にはマムシグサがちらほら確認でき、「マムシグサの命の不思議」について解説がありました。120616マムシグサ@エコカフェ.JPG

マムシグサは雌雄異株とされるが栄養状態により性転換をすること
つまり、貧栄養下では雄化、富栄養下では雌化すること
青い果実は秋になると赤く熟すが鳥や小動物に食べられることもなく晩秋の枯れた森でも目立つこと
なぜならば、球茎、果実などには毒成分サポニンのほかシュウ酸カルシウム針状結晶が含まれることから口に含むと細胞に刺さり激痛が続くこと
マムシグサの仲間にはアシュウテンナンショウウラシマソウヒトツバテンナンショウなど多くあること
....。

マムシグサの子孫を残すための戦略として、命の不思議さを理解することができました。森の木々の林下は本来ならば青々としているのですが、シカの影響で下草がほとんど生えていない状態で痛々しい感じがしました。


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勇気ある撤退を

⇒自然観察会 2012年06月16日 11:45

120616_1137~02.jpg120616_1111~01.jpg阿夫利神社は雨の中に煙っていました。
ここは大きな杉が林立しています。
林下にはマムシグサがたくさん見られました。
どこからか天狗が現れそうな。
雨脚は強く勇気ある撤退となりました。
詳細は後ほど!

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雨降り、ケーブルカーは救いの神

120616_1016~01.jpg第13回自然観察会はフィールドを大山にしました。
ここには雨降りの神様がおわします。
どうりで恵みの雨!
これから雲の中を進みます。

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ヒルギダマシ(蛭木騙し)は苦戦

ヒルギダマシ@エコカフェ(宮古島).JPG宮古島の島尻マングローブ林のヒルギダマシは世界的に分布の北限とされます。対塩性が強いため、ヤエヤマヒルギと同じように海側の最前線に自生し、海没さえ恐れないといいます。島尻では個体数を減らし苦戦を強いられているようです。[2012年10月11日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

ヒルギダマシ(蛭木騙し、学名:Avicennia marina (Forssk.) Vierh.)はシソ目クマツヅラ科ヒルギダマシ属の常緑本木。絶滅危惧TB類。雌雄異株。分布は東アフリカから東南アジア、オセアニア、ニュージーランドなどに広く、日本では先島諸島に及び、熱帯・亜熱帯の海岸に自生。先島諸島の干潟ではオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギとともに混生しています。

樹高は約10m(日本では約1m)で、放射状に広く根を張り、高さ数cmの筍根と呼ばれる呼吸根を土壌表面上に垂直に突き出します。根には葉緑素を持ち、葉は対生し革質、葉身は約5mの卵状、へら状、被針状と変化に富み、葉表・葉裏とも塩類腺が発達しており、体内の塩類を排出します。

花期は8月頃で、葉腋か枝先から集散花序をだし、径約5mmの黄色か橙色の4弁花を数個咲かせます。花弁に突起状の密腺がある。果実は長径約2cmの楕円形、表面で毛が生え、灰白色に熟します。海水に浮き、海流散布します。


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オヒルギ(雄蛭木)はのっぽで最も陸側に

⇒エコツアー 2012年06月15日 23:44

オヒルギ@エコカフェ(宮古島).JPG宮古島の島尻マングローブ林ではオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシが構成種となるが、オヒルギはその中でも最も内陸側に自生し、最も樹高が高くなる傾向にあります。ちょうどたくさんの赤い花が咲いていました。[2010年10月11日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

オヒルギ(雄蛭木、雄漂木、学名:Bruguiera gymnorhiza (L.) Lam.)はヒルギ目ヒルギ科オヒルギ属のマングローブ樹種。別名にアカバナヒルギ。分布は東アフリカから中国南部、東南アジア、オーストラリア、ポリネシアに広く、日本では南西諸島の奄美大島以南に及び、熱帯・亜熱帯の河口干潟の内陸部深い汽水域を好んで自生。樹高は約25m(国内では約10m)、幹は直立し皮目が生じ、葉は対生し厚く、葉身は約10cmの長楕円形で先が尖ります。幹の下部から屈曲膝根と呼ばれる呼吸根が伸び湾曲して干潟にささります。大型な個体では根本が板根状となるという。
花期は4月から8月頃で、葉腋に径約3cmの花を咲かせます。花は赤色の萼筒の中に、淡黄緑色の花弁があるため目立たない。萼筒も花弁も先端部が櫛型に8裂から12裂し、雌蕊約20本。密が濃いため小型の鳥が吸密に訪れます。果実は胎生種子を抱え萼筒の内側で熟し、やがて根が金棒状に20cmほどに伸びると落下し、海流散布します。

マングローブ林は湿地になっているので、なかなか林内を散策することができないのが残念ですね。


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浅草、どぜう

柳川なべ@エコカフェ.JPGどぜう@エコカフェ.JPG浅草で「どぜう」を食べて来ました。
生粋の浅草生まれ、浅草育ち、お年寄りは何でも知っている。
いいですね〜粋で雅です。

「丸」と呼ばれるそのままのどぜうは、卵を抱えて歯ごたえがあり、ネギとゴボウも入れて、豆腐も。
いいですね〜
どぜうの天ぷらは、バリッと滋養強壮な味わいがしました。
梅雨を元気に乗り越えることができそうです。


コタより
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これなんだシリーズ(196)

これなんだ@エコカフェ.JPGこの季節、よく見かけますね。
黄色が鮮やかな5弁花です。
たくさんの雄蕊が長くて可愛らしいです。
雌蕊が真ん中で存在感があります。
葉っぱも葉脈が薄ら美しいです。




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ホタルブクロ(蛍袋)は美しい

ビーグル号の航海日誌 2012年06月14日 11:12

ホタルブクロ@エコカフェ.JPGこの季節になるとしっとりと雨滴にぬれたホタルブクロの花を思い出します。初夏を感じさせる花でもあります。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@山崎]

ホタルブクロ(蛍袋、学名:Campanula punctata Lam.)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。分布は北海道西南部から九州、朝鮮半島、中国に及び、山野や丘陵の草原や路傍などに自生。草丈は40pから80pほどですーっと立ち上がり、茎基部から匍匐枝を出し増殖するという。根出葉は有柄のハート形で花期には消える。茎葉は互生し、葉身は5pから7pの三角状卵形から披針形で鋸歯がつく。全草に粗い毛が生えます。
花期は6月から7月頃で茎先淡紅紫色の釣鐘型の花を数個咲かせます。花冠は長さ約5pで先が浅裂し、萼片と萼片の間に反り返った付属体がつきます。

ホタルブクロには2変種が知られます。東北地方南部から近畿地方東部に分布する変種のヤマホタルブクロには付属体がないという。伊豆諸島や関東地方沿岸に分布するシマホタルブクロは花が小さいそうです。へーですね。


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ミツデウラボシ(三出裏星)

110226ミツデウラボシ@エコカフェ.JPG高尾山は散策路が整備されていて歩きやすい。そのため老若男女、多くのハイカーが訪れ、時季によっては渋滞するほどであるという。散策路周辺には照葉樹林、落葉樹と野混合林やスギの二次林など森の変化を楽しむこともでします。林下には多様なスミレ(菫)だけではなく、いろんなシダ植物も観察することができます。写真は少しボケていますがミツデウラボシです。[2011年2月26日撮影:第8回自然観察会@阿部]

ミツデウラボシ(三出裏星、学名:Crypsinus hastatus (Thunb.) Copel.)はウラボシ科ミツデウラボシ属の常緑性シダ植物。 分布は北海道南西部から南西諸島にかけ、さらに台湾、フィリピン、朝鮮半島南部に及び、低山の岩上、崖地などに着生。葉は紙質で光沢はなく、小さいものでは単葉、大きくなると3裂し、左右より中心が長く葉身は約20p。細長い葉柄も20p以上にもなり、暗褐色で基部に披針形の鱗片がつく。葉裏は白っぽく、主脈、側脈とも目立ち、円形の胞子嚢群(ソーラス)が中肋と片縁の中間やや主脈寄りに左右一列並んでつきます。[胞子嚢床はオキナワウラボシと違って窪むことなく葉表にも突出しません。2014.1.8追記

エコカフェ会員のあいだでも人気があり、「行きましょう!」とよく提案やお誘いがあり、時季を選んでご案内させていただいております。

関連記事(ミヤマノキシノブ(深山軒忍))⇒
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オキナワハイネズ(沖縄這杜松)

オキナワハイネズ2@エコカフェ.JPG小石川植物園の正面門を入り、少し進むとオキナワハイネズが植栽されている。大きな株であって四方に枝が広がっているのでよく目立つ。このブログでは前に紹介したオオシマハイネズとオキナワハイネズは異なる変種として扱う。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

オキナワハイネズ(沖縄這杜松、学名:Juniperus taxifolia Hook. et Arn. var. lutchuensis (Koidz.) Satake)はヒノキ科ビャクシン属の針葉樹で常緑低木。オキナワハイネズ@エコカフェ.JPGシマムロの変種。雌雄異株。分布は南西諸島(種子島から慶良間諸島まで)で、海岸沿いの岩場や岩場などに自生。樹高は約1m、樹幹はよく匍匐し、4mほどの範囲に広がり、葉は針葉で3本輪生し、葉身は8mmから14mmほどで葉裏に二条の白線が入ります。
花期は2月中旬から4月頃で、葉腋に黄緑色の小さな雄花が咲きます。風媒花で雌花は緑色です。果実は径約1cmの球形の球果、翌年に紫褐色に熟します。

小笠原固有種のシマムロは、オキナワハイネズと変種関係にあるが、海岸近くから山地の稜線などにも自生し、樹高も立ち上がり数メートルになる特徴がありましたね。


関連記事(小笠原固有種のシマムロ)⇒
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タグ:日本固有種
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高山植物の魅力(46)、イワハタザオ(岩旗竿)

ビーグル号の航海日誌 2012年06月13日 07:47

110709イワハタザオ花2@エコカフェ(鳳凰三山).jpg南アルプスの東側に位置する地蔵岳、観音岳、薬師岳)は古くから山岳信仰の地であって、花崗岩を基盤とする真砂のように美しい山塊ある。これからの季節、花崗岩の割目で咲く高山植物たちが私たちの目を楽しませてくれます。昨年、出会ったひとつ、イワハタザオを紹介しよう。[2011年7月10日撮影:鳳凰三山@澤尚幸]

イワハタザオ(岩旗竿、学名:Arabis serrata Franch. et Sav. var. japonica)はアブラナ科ヤマハタザオ属の多年草。110709イワハタザオ@エコカフェ(鳳凰三山).jpgフジハタザオの変種。分布は本州(東北・関東。中部地方)で亜高山から高山帯の岩場や砂礫地に自生。草丈は5pから30pほど、基部から地下茎が分枝、茎は細く直立しよく株になります。根生葉は有柄でロゼット状、茎葉は基部で茎を抱き、両面に星状毛が生え、浅い鋸歯が疎らにつくという。花期は7月から8月頃で、茎頂に総状花序をだし、白色の4弁の小さな花をいくつか咲かせます。果実は長さ約5pの角果で中にたくさんの種子が入ります。

ハタザオの仲間はハクサンハタザオ、ヤマハタザオ、フジハタザオ、イワハタザオ、イブキハタザオ、エゾハタザオなどが知られているが、葉の形や毛の有無などで見分けますが野外での区別は実際は難しいようです。


関連記事(高山植物の魅力(45)、チシマフウロ(千島風露))⇒
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セキモンウライソウ(石門烏來麻)の起源は

セキモンウライソウ@エコカフェ.JPG小笠原父島の南島と母島の石門一帯は東京都自然環境保全促進地域第1号に指定されています。立ち入るためには、指定ルート、ガイド同行、一日当たり利用人数制限に従う必要があります。さて、石門一帯にはそこでしか見られない極めて貴重な植物が自生しています。セキモンウライソウを紹介します。[2012年5月4日撮影:小石川植物園山崎]

セキモンウライソウ(石門烏來麻、学名:Procris boninensis Tuyama)はイラクサ科ウライソウ属の常緑多年草。小笠原固有種で絶滅危惧TA類。東南アジア系。分布は母島石門山で石灰岩地帯のみに自生。草丈は50pから60p、茎は多汁・多肉質で無毛で稜があって基部で木質化。葉は枝先に多くつき、葉身は5pから15pほどの線状楕円形で葉縁に粗い鋸歯、葉先は尖ります。葉表は鮮緑色、葉裏は灰黄緑色、まれに毛が生えるという。花期は5月から6月頃で枝先の葉の下部の茎に丸く黄緑色の径約5oの小さな花がたくさん咲くそうです。

セキモンウライソウの近縁種はアジア熱帯域やアフリカに分布するウライソウ(烏來麻)と考えられているようです。「來麻」は台湾の地名、ウライソウの名前の由来でもありそうですね。


関連記事(石門とセキモンノキ)⇒
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ヒメマサキ(姫正木)は日本本土系

ビーグル号の航海日誌 2012年06月12日 22:04

ヒメマサキ@エコカフェ.JPG小笠原は世界自然遺産登録してからとても混雑してしまっているので、なかなか足を向ける気にならないのが正直なところだ。そこで、小石川植物園で小笠原の希少植物の系統保存と増殖の取り組みをしているので、その中からヒメマサキを紹介しよう。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ヒメマサキ(姫正木、姫柾、学名:Euonymus boninensis Koidz.)はニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。小笠原固有種で絶滅危惧U類(VU)。日本本土系。分布は聟島、父島、母島、姉島、妹島に及び、海岸に近い適潤地や山腹にかけての明るい林縁、潮風の抜ける稜線に自生。樹高は2mから4mほど、樹皮は褐色で若枝は緑色、葉は対生し、葉柄が短く、やや薄く無毛で光沢があり、主脈が目立つ。葉身は2.5pから5pほどの倒卵形から楕円形で鈍頭、葉縁に粗い鋸歯があります。
花期は6月頃、葉腋から集散花序をだし、黄緑色の小花をたくさん咲かせます。小花は花弁4枚、雄蕊4本は花盤に合着し花柱は目立ちます。果実は球形の刮ハ、翌年1月頃に赤く熟すと4開裂し4個の朱色の仮被種に覆われた種子を出します。

ヒメマサキは北海道南部から南西諸島や朝鮮半島、中国に分布するマサキ(柾)が近縁種と考えられているという。マサキより小ぶりで、海岸近くだけではなく山頂付近にも生育地を拡大している点が同じ小笠原固有種のテリハハマボウタコノキと類似し、興味深いです。


関連報告(小石川植物園における小笠原関係の調査結果)⇒
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命の泉、来間ガー

来間川(泉)@エコカフェ.JPG来間ガー@エコカフェ.JPG宮古島の来間島に「来間ガー」がひっそりと古(いにしえ)の佇まいを残している。ガーとは泉(川)のことである。[2010年10月12日撮影:宮古島エコツアー@阿部]

ここは来間集落北側の断崖絶絶壁を百段よりなる坂を下ると幾十尺の絶壁下からこんこんと湧き出る島唯一の泉。この泉こそ来間島民の生活に密着する命の綱なのである。
来間川@エコカフェ.JPG断崖下の来間川@エコカフェ.JPG昭和50年に宮古島から海底送水されるまで、何百年もの間、島民の命を守り、つないできたのである。
文字通り、島民にとって「命の泉」であったのだ。

断崖はオーバーハング気味になって無数の木根が垂れ下っていた。そこには水の精霊が宿っているかの雰囲気があった。

命の洗濯より「命の泉」を考えよう!


関連記事(ヤーマスプナカin来間島)⇒
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イタヤカエデ(板屋楓)はいろいろ

110723イタヤカエデ@エコカフェ.JPG芦生の森は訪れる人を深く癒してくれる森です。森には大木が多く、新緑が呼吸をしマイナスイオンに満ちています。イタヤカエデもそのひとつで頭上いっぱいに葉を広げています。カエデの仲間は陰樹であるがイタヤカエデは直径1mと唯一大木になります。[2011年月23日撮影:芦生公開講座@阿部]

イタヤカエデ(板屋楓、学名:Acer mono Maximowicz)はムクロジ目カエデ科カエデ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国と樺太に及び、山地に自生。樹高は15mから20mにほど、樹皮は暗灰色で縦縞、葉は対生し、葉身は約7pの掌状で5、7、9裂します。この裂数や裂の深さ、毛の有無などにより、12亜種が日本で知られています。オニイタヤ、イトマキイタヤ、エンコウカエデ....。
花期は4月から5月頃で、新枝先に複散状に両性花と雄花が混生する花序と雄花だけの花序がつき多数の黄色い小花を咲かせます。果実はプロペラ状の翼果で風に乗って散布されます。

イタヤカエデの材は堅く、建材、スキー板、ボウリング場の床材などに利用されています。また、樹液からは砂糖をつくることができます。やこの季節、森に入って森とともに深呼吸をするとほんとうに気持ちがよいですよね。


関連報告(森の教室報告書)⇒
関連記事(芦生の森の植生分布)⇒
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相模湾に浮かぶ初島、小さな思い出を

消費者庁のみなさんと@エコカフェ.JPG先月(5月12・13日)、相模湾に浮かぶ初島を訪ねました。エコカフェと消費者庁の皆さんとのコラボです。
昭和レトロの残影がリゾートアイランドで「自然の魅力」を語りながら、私たちのできること、やるべきことなどを楽しくひも解くことができました。

初島にはJAMSTEC(海洋開発研究機構)の資料館があって、相模湾とその周辺を描いた大型の海底地形図と鯨瞰図や、相模湾の海底の景色を解説したパネルなどを展示しています。潜水艇@エコカフェ.JPGしんかい2000@エコカフェ.JPG旅の知的アクセントになっていて興味深いですよ。丹沢山塊や伊豆半島は日本列島に衝突した太平洋上の島だった。富士山はその立派な証拠でもあります。海底の複雑な地形にびっくり、東南・海東海・南海巨大地震の予知研究もしっかり進んでほしいですね。

相模湾海底立体模型@エコカフェ.JPG時どきは異なる視座、視点から日常の生活、仕事を見つめなおしてみると新たな発想が生まれるのではないでしょうか。私たちも自然の一員に過ぎないのです。

エコカフェは発想転換の気づきプラットフォームでもあります。あなたもぜひ参加をしてみてください!


関連記事(初島の風景)⇒
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高山植物の魅力(45)、チシマフウロ(千島風露)

ビーグル号の航海日誌 2012年06月11日 22:33

110812チシマフウロ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳で出会った高山植物のひとつ、チシマフウロです。この仲間には前に紹介したハクサンフウロ、伊吹山と東北地方の一部に隔離分布するイブキフウロ、岡山・広島・島根などの湿原に自生するビッチュウフウロなど地域固有種が多く興味深いです。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

チシマフウロ(千島、学名風露:Geranium erianthum DC.)は フウロウソウ科フウロウソウ属の多年草。分布は北海道から本州東北地方、サハリン、カムチャッカ、アラスカなどに及び、亜高山帯から高山帯の日当たりのよい砂礫地や草地に自生。草丈は20pから50pほどで、茎は直立しやや分枝し、根生葉は長い葉柄があり掌状に5深裂し、裂片はさらに2、3中裂。茎葉は対生または互生し、5か7深裂、2、3中裂するが、葉柄は短い。茎や葉柄には伏毛(下向きの毛)が生えるのが特徴です
花期は6月から8月頃で、茎先に形約3pの淡紅紫色の花をいくつか咲かせます。花は全体として丸っこく、花弁5枚、花弁の内側に紅紫色の縦筋模様が入り、基部に軟毛が生えます。

チシマフウロの仲間はハクサンフウロもそうですが、咲いたばかりの花の雌蕊の柱頭は開かず雄蕊のみが目立ちます。しばらくして雄蕊の葯が脱落すると、雌蕊の柱頭が開いて受粉が可能となり、異なる花の雄蕊からの花粉を受粉してもらうことになります。これを雄性先熟といい、自家受粉を避ける見事な戦略のひとつです


関連記事(高山植物の魅力(44)、アオノツガザクラ(青の栂桜))⇒
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タグ:広域種
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高山植物の魅力(44)、アオノツガザクラ(青の栂桜)

110812アオノツガザクラ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳で出会った高山植物のひとつ、アオノツガザクラです。イワヒゲが混生。高山植物の魅力(15)で紹介したツガザクラに似ていますが、ツガザクラは本州福島県以南から鳥取までと四国に隔離分布すること、萼片は浅く基部に腺毛が生えないことで区別ができるといいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

アオノツガザクラ(青の栂桜、学名:Phyllodoce aleutica (Spreng.) Heller)はツツジ科ツガザクラ属の矮性の常緑小低木。分布は本州中部地方以北から北海道、千島、樺太、カムチャッカ、アラスカに及び、高山帯の雪渓や雪田の周辺などの岩場や草地に自生。ハイマツとは棲み分けをし群落を形成することが多いという。樹高は10pから30pほど、茎は地面を匍匐し、よく分枝しながら斜上。葉は蜜に互生し、葉身8oから14oほどの広線形、葉縁に微小な鋸歯がつきます。
花期は7月から8月頃で枝先に散形花序をだし、4個から10個ほどの淡黄緑色の花を下向きに咲かせます。花柄は長さ15oから20oほどで緑色の萼片とともに腺毛が密生し、花冠は長さ約7oの壺形で先端がごく浅く5裂します。果実は長さ約4oの刮ハで上向き、熟すとさく裂し種子を散布します。

日本に分布するアオノツガザクラの仲間はツガザクラのほかに、北海道から東北地方以北に分布するエゾノツガザクラが知られています。こちらは萼片が深く腺毛があることでアオノツガザクラと共通ですが花が紅紫色だそうです。


関連記事(高山植物の魅力(43)、エゾウサギギク(蝦夷兎菊))⇒
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蟻の世界からの気づきとは

働きアリ@エコカフェ.JPG今朝のNHK Eテレ「キッズフック」で働き蟻のことを取り上げていた。興味深い内容だったので紹介しよう。

まず、蟻たちはこの時季、次の食べ物の何を一番好むでしょうといったものです。
@角砂糖、Aチョコレート、Bケーキ、Cにぼし、D魚肉ソーセージ、Eバナナ
答えは下の方にあります。

次に、蟻の世界では、よく働くもの、普通に働くもの、おさぼりをしているものに分けられるといいます。
その比率は、2:6:2だそうです。
何となく安心しますね。働き者の象徴である蟻ですが、機械的ではないらしい。
人間界でも集団の中で同じような傾向があると聞いたことがありますが、皆さんの周りはどうですか。

一人の人間の営みを取上げた場合も、集中している時、普通にしている時、のんびりしている時、がありますよね。これには個人差がとてもあるように思いますが、皆さんは、どうでしょうか。[2012年5月20日撮影:八王子@山崎]


関連記事(木の実や小枝で創作活動を)⇒
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答え、はこちら⇒
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ベニシダ(紅羊歯)は暖地性

ベニシダ@エコカフェ.JPG八王子の丘陵地の日当たりのよい場所でベニシダがソーラスをつけていたのを見つけました。[2012年5月20日撮影:八王子@山崎]

ベニシダ(紅羊歯、学名:Dryopteris erythrosora (D.C.Eaton) Kuntze)はオシダ科オシダ属の暖地性の大型常緑シダ。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、南西諸島、台湾、フィリピン、東アジア南部に及び、草原や明るい林内などに自生。葉身は30pから70pほど、新葉は全体的に紅色を帯び、小羽片の裏面につく胞子嚢群(ソーラス)も鮮やかな紅紫色をしています。ベニシダ胞子蓑群@エコカフェ.JPG

一般に、私たちが目にするシダは胞子体といって、これが無性生殖により胞子をつくり、胞子が発芽して前葉体となり、前葉体が精子と卵細胞をつくり、有性生殖により受精卵をつくり、受精卵が成長して私たちが目にするシダ(胞子体)となります。しかし、ベニシダは無融合生殖(アポミクシス)といって、葉体の一部から有性生殖の過程をへないで胞子体が形成されるという。ベニシダの染色体は3nだそうです。セイヨウタンポポの染色体も3nであって単為生殖で増えるんでしたね。他にはドクダミオニヤブソテツもそうで、これらもアポミクシスの範疇に入るのでしょうね。


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タラノキ(楤木)の新芽は美味しい

ビーグル号の航海日誌 2012年06月10日 23:24

120520タラノキ@エコカフェ.JPG八王子の造成後の傾斜地にタラノキが小さな群落をつくっていました。タラノキは伐採跡地や道路造成地、林道沿いなどでよく見られる。新芽は「タラノメ」といって山菜として天ぷらや白和えなどにするととても美味しいですよね。[2012年5月20日撮影:八王子@山崎]

タラノキ(楤木、学名:Aralia elata (Miq.) Seemann)はウコギ科タラノキ属の落葉低木。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部、サハリンに及び、平地から低山の日当たりのよい荒れ地などに自生。樹高は2mから4mほどで、幹は直立しあまり枝分かれせず、幹にも枝にも多数の棘をともなう。葉は互生し草質、長さ50pから100pほどの奇数2回羽状複葉で枝先に集中。葉柄は基部で茎を抱き、小葉は葉身5pから12pほどの卵形か楕円形で葉縁に鋸歯、先が尖ります。もちろん小葉や葉軸の基部にもそれぞれ棘があります。
花期は8月から9月頃で枝先に長さ50pもの大きな複総状花序をだし、白色の小花をたくさん咲かせます。花序の先端の小花は両性花で、萼片、花弁、雄蕊、雌蕊花柱のいずれも5個です。花序の下の方の小花は雄花だそうです。果実は径約3mmの球形の漿果で11月頃に黒紫色に熟します。果実は野鳥たちの餌になり、種子を鳥散布してもらいます。

エコカフェが植林活動をしている三宅島では棘が退化しているタラノキの変種であるシチトウタラノキ(七島楤木)が自生しています。棘が退化したのはトキワサルトリイバラなどと同じように島嶼効果といって大型草食動物、つまり天敵不在によりもたらされたものと考えられます。


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ヤマナシ(山梨)はどこから来たの

ヤマナシ葉@エコカフェ.JPG宮沢賢治作の童話に「やまなし」があります。蟹のお父さからと二匹の子蟹が自然を学ぶ小さなお話です。賢治が題材にしたヤマナシは「岩手全域によく見られる」書かれているので「イワテヤマナシ(岩手山梨)」ではないかと思います。ヤマナシは本州中部以南の人里周辺にしか見られないことから、中国原産で日本には遺跡調査により弥生時代頃に移入されたのではと考えられています。栽培種の原種とされます。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ヤマナシ(山梨、学名:Pyrus pyrifolia Burman)はバラ科ナシ属の落葉高木。中国原産、日本では本州中部地方以南、四国、九州の人里周辺に自生。樹高は10mから15mほど、灰紫黒色で楕円形の皮目があり、葉は互生し、葉身は6pから18pほどの卵円形から卵状長楕円形で葉振りに針状鋸歯がつき葉先は尖ります。葉表は濃緑色、葉裏は淡緑色、新葉には褐色の毛が生えるがやがて脱落します。
花期は4月から5月頃で、枝先から散房花序をだし、径約3pの白色の小花を5個から10個ほど咲かせます。小花は萼片、花弁とも各5枚、雄蕊約20本で葯は紫色、雌蕊花柱5本。果実は径約3pの球形のナシ状果で9月から10月頃に黄褐色に熟します。ただし、一般的には硬、く渋くてまずいという。

賢治作「やまなし」では川面に落下したヤマナシの熟した果実はいいにおいがするという。そして「もう2日ばかり待つとね、こいつは下に沈んで来る。それからひとりでにおいしいお酒ができるから、…」とある。完熟すれば美味しくなるのかもしれません。

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シラカシ(白樫)は照葉樹林の北限で

シラカシ樹皮@エコカフェ.JPGシラカシ新芽@エコカフェ.JPG小石川植物園で5月連休中に観察したシラカシを紹介します。シラカシは照葉樹林の構成樹種のひとつですが、比較的寒さに強いためか、その北限付近でよく出現するそうです。関東周辺に多く見られるのはそのためなのでしょう。[2012年5月4日撮影:新芽と樹肌、雄花、雌花、小石川植物園@山崎]シラカシ雄花序2@エコカフェ.JPG

シラカシ(白樫、学名:Quercus myrsinaefolia Blume)はブナ科コナラ属の常緑高木。分布は本州福島県以南、四国、九州、朝鮮半島南部から中国に及び、山地や沿海などに自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は灰黒色で平滑、葉は互生し、葉身は5pから12pほどの狭長楕円形で葉縁上部に粗い鋸歯がつき葉先が尖ります。葉表は深緑色で光沢があり、葉裏は灰緑色でやや白っぽく、両面とも無毛。新芽は赤褐色を帯び、やがて深緑色に変色します。
シラカシ雌花序@エコカフェ.JPG花期は5月から6月頃、雌雄異花、雄花は前年枝腋から6pから9cmほどの尾状花序を下垂したくさんの黄褐色の小花を咲かせ、雌花は新枝の葉腋から穂状花序を直立し同色の小花を数個咲かせます。果実は長径約1.7pの卵形の堅果(どんぐり)殻斗には8本ほどの環が入るのが特徴です。

シラカシの名前の由来は葉裏がやや白っぽいことではなく材が白っぽいことにあります。ところで葉裏が白っぽいのはウラジロガシやアラカシと同じように蝋質の粉が分泌されおおっているためです。ならば蝋質の粉はどんな役割をするのでしょうね

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ハナショウブ(花菖蒲)のいろんな花を

ハナショウブ花@エコカフェ .JPGハナショウブ花2@エコカフェ.JPG堀切菖蒲園見たハナショウブ(花菖蒲)は園芸品種。写真を見ると分かるが雌蕊も雄蕊もないものがほとんど。花がやたら大きく、絞りが入り華やかなものが多い。


ハナショウブ花3@エコカフェ.JPGハナショウブ花4@エコカフェ.JPG
アヤメ科アヤメ属で水辺などの湿った場所を好む
端午の節句の飾りや菖蒲湯に使われるのはサトイモ科ショウブ属の「菖蒲」ですよ


ハナショウブ花5@エコカフェ.JPGハナショウブ花6@エコカフェ.JPG






@第51回草花教室
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花菖蒲に魅せられて

⇒草花教室 2012年06月09日 23:58

ハナショウブ3@エコカフェ.JPGハナショウブ2@エコカフェ.JPG第51回草花教室は梅雨空の下で花菖蒲の観察をしました。場所は堀切菖蒲園です。
小山博滋先生が療養中のため欠席、早く快復されることをお祈りしての教室でした。
代役として阿部さんが簡潔に説明をしてくれました。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの違いも学びました。
ハナショウブは園芸種で約5000種類あるといわれているようです。
ハナショウブ@エコカフェ.JPGハナショウブには江戸系、伊勢系、肥後系の3系統、さらに外国系の分類があるといいます。
戦国時代から江戸時代初めまでに東北地方で栽培品種化したものが江戸に移入され、3系統のつながっていったと考えられているようです。
園内には江戸系が品種が圧倒的に多かったが、昔の人たちのハナショウブの品種改良にかける情熱があったからこそ、今日私たちがその美しさに魅了されるわけですね。

雨降りの中、心の目で堪能することができました!


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キョウチクトウ(夾竹桃)も

120609キョウチクトウ@エコカフェ.JPG旧家庭先のキョウチクトウは今がちょうど花の見ごろになっています。キョウチクトウは庭木や街路樹、公園樹として広く利用され、園芸品種も多いようです。葉が竹の葉に、花が桃の花に似ていることが名前の由来です。[2012年6月9日撮影:渋谷区@山崎]

キョウチクトウ(夾竹桃、学名:Nerium oleander L. var. indicum (Mill.) O.Deg. et Greenwell)はキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑小高木。原産地はインド、日本には江戸時代中期頃に中国経由で移入。樹高は3mから5mほど、根元から株立ち、葉は3枚が輪生し、葉身は6pから20pほどの線状披針形で全縁、光沢があります。
花期は6月から9月頃まで、枝先に集散花序をだし、赤色の径約4pの基部が筒状で5弁に平開した花を咲かせます。園芸品種では白色、黄色、ピンクや八重咲きのものがあります。開花しても果実は長さ10pから15pほどの袋果でテイカカズラの果実に似ているという。

全木に毒性の強い強心配糖体オレアンドリン(oleandrin)などを含むことから、誤って経口すると嘔吐、下痢、脈拍異常、運動失調、心臓麻痺などが引き起こされるため、危険とされています。生木を燃やした煙にも毒があり、葉を腐葉土にしても毒が残るという。剪定してもか片付けが厄介ですね。


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パイオニア植物、アカメガシワ(赤芽柏)

アカメガシワ葉@エコカフェ.JPG相模湾に浮かぶ初島は昭和の風情を残すリゾートアイランド。タブノキシャリンバイヤブツバキトベラなどの照葉樹林が目立ちますが、海岸高台の雑木林縁で落葉樹のアカメガシワの若木が大きな葉を広げていました。アカメガシワは本来は熱帯系の樹木であったものが進化の過程で落葉性を身につけ温帯域に進出してきたと考えられています。[2012年5月13日撮影:初島@阿部]

アカメガシワ(赤芽柏、学名:Mallotus japonicus (Thunb.) Muell. Arg. )はトウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木。雌雄異株。分布は本州、四国、九州、南西諸島から東アジアに広く、海岸や河原、伐採地などの日当たりのよい場所に自生。樹高は5mから10mほど、葉は互生し赤褐色の長い柄を持ち葉身は5pから20pの倒楕円形で全縁かときに浅く3裂。葉表には星状毛が生え、葉脈上には密生、葉裏には葉脈上に白い腺点が多く、基部には一対の蜜腺がり蟻などが吸蜜に訪れます。新芽の赤色は紫外線からの保護するためですが、蜜腺の働きは何でしょうね。
花期は7月頃、枝先に花序をだし、花弁のない多数の小花を咲かせます。雄花は淡黄色で多数の雄蕊がつき、雌花は紅色の雌蕊花柱3裂し反り返ります雄花が咲き始めると遅れて雄花が咲き始めます。受粉を確実に成功させようとする戦略のようです。果実は刮ハで柔らかな棘があり、秋に熟すと3裂し中から紫黒色の種子を出します。

種子の表面を油脂がおおうため休眠性が高く、ニッチに寄り直接陽が当ったり、山火事などで高温状態をへると発芽します。種を残すための戦略のひとつですね。晩秋には黄葉を楽しむこともできますよ。


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西表島のマングローブ林は

ビーグル号の航海日誌 2012年06月08日 17:45

100812マングローブ林と背後照葉樹林@浦内川.JPG西表島の河口付近の内浦川沿いにはマングローブ林、その背後には緑濃い照葉樹林の森がよく発達しています。[2010年8月12日撮影:西表島内浦川@山崎]

マングローブは熱帯地方や亜熱帯地方の海岸、入江、河口に広がる泥湿地に自生します。
満潮時には海水に浸ることもあるなど特殊な生育環境に適応した形質を獲得しています。
・葉の表面は水分の蒸散を防ぎ、細胞の浸透圧が高いこと
・多数の支柱根は自身を支えるだけではなく呼吸根や膝根をだすこと
・塩分を体の外へ出す仕組みを持っていること
西表島では日本で見られるマングローブ7種(オヒルギメヒルギヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキ、ヒルギダマシ、マヤブシキ、ニッパヤシ)のすべてが見られます。

100812マングローブ林@浦内川船着場.JPGマングローブ林は陸から流れ込む泥や栄養分を含んだ水を受け止めるフィルターの役割を担うとともに珊瑚礁に泥が流出しないように防いでいるのです。
そこでは大量のプランクトンが発生し、呼吸根や支柱根の間は多くの稚魚の生活の場となり、干潟にはカニや貝類などの底生生物、ハゼなどの活動の場になっています。
葉が生い茂る樹上では多様な蛾や蝶、蜻蛉、蝉などの昆虫、トカゲの仲間や小鳥たちのほか、ヤエヤマオオコウモリなどの哺乳類も生活の場としています。

マングローブ林は「命の宝庫」であり、その生態系から多くの気づきと学びにチャレンジできたらと思う。


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