三宅島の島役所跡には立派なソテツがあります。那覇空港や鎌倉の寺院などでもよく見かけますが植林されたものです。宮古島に行った時には自生しているものを見ました。ちょうどいっぱいの果実が熟していました。[2011年11月27日撮影:三宅島@山崎、2010年10月11日撮影:来間島@阿部]
ソテツ(蘇鉄、学名:Cycas revoluta Thunb.)はソテツ目ソテツ科ソテツ属の常緑低木の
裸子植物。
雌雄異株。
分布は九州南部から南西諸島、台湾、中国に及び、沿海地や崖地、風衝地に自生。根の根粒に藍藻類を共生させ、窒素固定するため痩せ地での生育を可能としている。
樹高は2mから5mほどで幹は太く葉痕が覆い、まれに枝分かれする。葉はその先端に輪生し、葉身は0.5mから1.5m、羽状複葉で先端は尖り、多数の長さ8cmから20cmほどの線状の小葉がつく。

花期は6月から8月頃で、雄花は幹の先端に円柱状に太く長さ50cmから70cm、表面に鱗片状の雄蕊が多数つく。雌花は茎の先端に球形で羽状に長さ約4cm、裂けた心皮がつき、雌しべの上半分は羽状複葉の葉が縮んだ形に、下半分の軸の左右に胚珠が並ぶ。種子は長さ2cmから4cmでやや扁平の卵形、秋に朱色に熟す。種子と幹にはデンプンや
ホルムアルデヒドが含まれている。水にさらすことで食することができることから南西諸島では飢饉などのときに食べたそうです。
近年、温暖化の影響もあり熱帯系の
クロマダラソテツシジミが日本に帰化し、新芽を食害する問題が起こっているそうだ。
そもそもソテツの仲間は東南アジアの熱帯・亜熱帯を中心に世界では3亜科5属118種ほどが知られる
化石植物で、祖先は1億5千万年前のジュラ紀に全盛を極めたとされます。
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